カフェにあるような椅子が欲しい。椅子の種類や選び方は?

2019.05.11

おしゃれなインテリアを取り入れるために、カフェを参考にすることがあります。中でも、カフェスタイルの椅子を取り入れると、部屋の雰囲気をカフェのようにできるでしょう。椅子の選び方や、おすすめのブランド・参考にしたいカフェを紹介します。

カフェで使われる椅子の種類

自宅の椅子をカフェ風にコーディネートする場合、どういった種類の椅子を選ぶのがよいのでしょうか?カフェで使われる椅子の種類について解説します。

椅子のサイズや高さ

カフェで使われている椅子のサイズはさまざまで、お店の雰囲気によっても違います。

一つの目安となるサイズは、『座面の高さが42cm』の椅子です。これは、日本人が最も座りやすい高さと言われています。この椅子の高さを参考に、カフェ風インテリアにするための椅子を選ぶとよいでしょう。

また、ゆったりリラックスできる椅子を選ぶなら、座面が低く広いものがぴったりです。余裕を持って座れるので、長時間無理なく座れます。

背もたれが大きいタイプだと、椅子に身を任せられて、さらにリラックスできるでしょう。

椅子のデザインや素材

おしゃれなカフェ椅子のデザインとしてまずあげられるのが、『ベントウッドチェア』です。ベントウッドとは曲げ木のことで、木のラインを美しく持った椅子のことです。ヨーロッパのカフェ文化と結びつき、広まってきました。

『ウィンザーチェア』はスティックが並んだ背もたれが特徴です。背もたれにポケットがついたデザインは『チャーチチェア』と言います。教会で聖書を入れるためのポケットとして機能していたのです。

『ペイントチェア』は、文字通り色のついた椅子で、選ぶ色によって全く違う雰囲気になります。くすみ色ならシャビーに仕上がりますし、マットな黒ならモダンに仕上がるのです。

椅子は素材にもさまざまな種類があります。高級感のある革や、手入れのしやすいビニールレザー・色柄のバリエーションが豊富なファブリックなどです。

カフェテイストの椅子選びのポイント

カフェテイストの椅子を選ぶときには、『座り心地』を大切にしましょう。座っていて落ち着く椅子であることが重要です。そのために必要なポイントを紹介します。

椅子が高いと座り心地に影響する

椅子の座り心地は座面の高さと関係します。例えば、座面75cmのカウンターチェアだと、少し腰かけるのにはよいですが、長時間座るのには向きません。

ゆっくり時間を過ごすための椅子は、座面が低めのものがぴったりです。

座面にゆとりがあるものや、すっぽり包み込むような形状になっていると、さらに座りやすく感じられるでしょう。

椅子とテーブルの高さの間隔を最適に

椅子の座り心地が良かったとしても、テーブルの高さと合わない場合には、座り心地が悪く感じてしまいます。そこで、ちょうどよい間隔で座れる組み合わせにしましょう。

そのためには、椅子の座面からテーブルの天板までの高さが適切になるように組み合わせます。食事をするスペースとして椅子とテーブルを設置するなら、座面から天板まで25~30cmほど間があいているのが目安です。

リラックスタイムにコーヒーを飲むための椅子とテーブルなら、20~25cmの差があると使いやすいでしょう。低めの椅子やソファとの組み合わせが、リラックスタイムにぴったりです。

用途によってベストな間隔は違います。何用の椅子とテーブルにしたいかを決めて、それに沿う間隔で利用しましょう。

椅子の寸法が設置スペースに合うか確認

設置するスペースに合っているサイズの椅子であることも大切です。設置場所のサイズを正確に測り、適切かどうか判断しましょう。

そのための参考になるのが、下記の数字です。動線を確保するための参考にしましょう。

  • 椅子に座ったり立ち上がったりするときに必要な引き幅:約80cm
  • 椅子に座っているときに必要な幅:約50cm
  • 椅子の後ろを人が通り抜けるために必要な幅:約60cm以上

もしも、一人が椅子に座っているときに、さらに後ろを通り抜けられる幅を確保したいなら、最低でも110cm以上の幅がある場所でなければいけません。

大きな椅子はゆったりした座り心地です。しかし、設置場所に対して大きすぎる椅子は、空間を狭く窮屈に感じさせ、座り心地のよさを存分に感じられない場合もあるのです。

家の雰囲気に合う素材やデザインを選ぶ

インテリアに合う椅子を選ぶことも大切です。部屋の他のものと馴染みやすい素材やデザインのものを選びましょう。

例えば木製の椅子と言っても、木の色や木目によって印象は変わります。白っぽい木材なら柔らかな印象になりますし、黒っぽい木材ならカッコいい印象になるでしょう。

高級感のあるインテリアにまとめたいなら、素材はレザーが最適です。経年変化も楽しみな素材ですが、手入れの手間を考えるなら、ビニールレザーという選択肢もあります。

ファブリックを使ったものは色柄の選択肢が多いので、部屋のテーマカラーに合わせて選べますし、デザインが洗練されたプラスチック製の椅子は、モダンな雰囲気の部屋作りにぴったりです。

カフェの雰囲気に合う定番の椅子ブランド

カフェスタイルで人気なのは、どのような椅子なのでしょうか?定番の椅子ブランドを紹介するので、自宅に最適な椅子選びの参考にしましょう。

北欧家具のベストセラー Yチェア

特徴的なY字の背もたれをしている『Yチェア』は、曲木の技術で作られた、流れるような曲線が美しい椅子です。座面がゆったりしているので、座り心地がよいのも嬉しいポイントと言えます。

北欧家具のデザイナーで椅子の巨匠と言われるハンス・J・ウェグナー氏がデザインしたYチェアは、日本でも根強い人気です。丁寧に手入れをすれば、一生使い続けられます。

カール・ハンセン&サンジャパン公式オンラインショップ

おしゃれデザインの名品 イームズシェルチェア

『イームズシェルチェア』はイームズ夫妻のデザイン史に残る名作と言われているチェアです。快適さと多様性を追求しており、仕事場からダイニングまで、さまざまな場に合うシンプルで美しいフォルムのチェアでしょう。

日本でもイームズシェルチェアに影響を受けた椅子をたくさん目にできます。駅のホームやスタジアムにある椅子が、それに当たります。通勤時などに、よく見てみましょう。

また、駅の椅子と聞くと、あまりおしゃれなイメージがないかもしれませんが、素材・脚部が違うだけで、印象はがらりと変わります。

さらに、プラスチック製なら、色のバリエーションも豊富です。モノトーンでまとめたり、家族ぞれぞれの好きな色を選んだり、インテリアのイメージカラーに合わせたりできます。

ハーマンミラー – オフィス&ホーム向けモダン家具

美しい曲線美 SEVEN CHAIR

緩やかな曲線が特徴的な『SEVEN CHAIR』は、デンマークの建築家アルネ・ヤコブセンの代表作として有名です。世界中で700万台以上売れたベストセラーでもあります。

美しい曲線を形作っているのは、重ねられた9枚の合板と表に貼られた板です。木材の種類によって色味が違いますし、一つずつ木目の模様が違います。同じように見えて一つも同じものがないのです。

SEVEN CHAIRのフォルムは、スタッキングしても美しいのが特徴と言えます。重ねて収納できるので、いくつあっても邪魔になりません。

フリッツ・ハンセン公式ウェブサイト – FRITZ HANSEN

椅子はDIY可能?

カフェのようなおしゃれな椅子はDIYでも作れるのでしょうか?リメイクする方法と、材料を揃えて作る方法があるので紹介します。

古い椅子をリユースして手軽にDIY

古い椅子をもとに作るDIYなら、比較的簡単な手順で椅子を手作りできます。インテリアをスタイリッシュにまとめてくれる存在感抜群のビンテージ椅子も、リメイクで作れるのです。

まず、鉄脚の椅子を用意して、座面と背もたれをはずしましょう。脚部分がサビている場合、やすりで落とし、鉄用の塗料で塗り直します。

座面と背もたれは、木材をカットして作りましょう。全体にやすりをかけて、なめらかな手触りになるようにします。塗料でペイントしたら、鉄脚にビスで固定して完成です。

ペイントの色や座面の形によって、さまざまな雰囲気に変えられます。土台となる鉄脚があるので、DIY初心者にも挑戦しやすい椅子の作り方です。

木材調達で一からオリジナル制作も可能

木材を揃えて椅子をDIYすることもできます。背もたれのないスツールなら、作りがシンプルなので作りやすいでしょう。

木材の厚みと幅を揃えてパーツを作っておくと、使いやすく便利です。必要なのは、座面・脚・脚の補強部分のみなので、シンプルに作れます。

パーツが揃ったら、あとはボンド・釘・ビスなどを使って組み立てていきましょう。木材をあらかじめ展開図のように並べておくと、失敗の可能性が低くなります。

仕上げに好みの色でペイントすれば完成です。

インテリアの参考に、都内のこだわりカフェ

椅子はカフェにとってとても重要なものです。中でも、特に思い入れを持って椅子を揃えているカフェを紹介します。憧れの椅子に出会えるのはもちろん、コーディネートの仕方も参考になるでしょう。

昭和レトロなカフェ ギオン

昭和レトロな雰囲気のカフェ『ギオン』は、椅子もレトロな雰囲気が漂います。花柄の布張り椅子は、自然をモチーフにしたアールヌーヴォーの照明とも相性ばっちりです。

ギオンを訪れたらぜひ『ブランコ席』に座りましょう。椅子がブランコになっている椅子は、他にはないここならではの楽しみです。変わっているというだけでなく、ゆっくりとした揺れが心地よくリラックスできます。

  • 店舗名:ギオン
  • 住所:東京都杉並区阿佐ヶ谷北1-3-3 川染ビル 1F
  • 電話番号:03-3338-4381
  • 営業時間:月~土8:30~翌2:00、日9:00~翌2:00
  • 定休日:無休

世界中の逸品が大集合 seat mania

『seat mania(シートマニア)』は、その名の通り、椅子好きの天国とも言えるカフェです。テーブルごとに違う椅子が組み合わされていて、そのどれもが、人気デザイナーや建築家の椅子なのです。

例えば、ル・コルビュジェのLC3という黒革ソファや、ジョージ・ネルソンのCoconutsなどがあります。シートマニアを訪れれば、人気デザイナーの憧れの椅子に座れるのです。

各席には、椅子の説明カードがあるので、それをもとにこれまで知らなかった椅子を知るきっかけにもなります。

  • 店舗名:seat mania
  • 住所:東京都渋谷区渋谷3-1-9
  • 電話番号:03-5467-8997
  • 営業時間:平日11:30〜、土祝12:00〜
  • 定休日:日曜日※貸し切りのみ受け付け
  • 公式HP

カフェ風の椅子でおしゃれを楽しもう

おしゃれなカフェスタイルの椅子を選べば、自宅のインテリアをハイセンスにまとめられます。インテリアの主役になる椅子を選んで、カフェのようなくつろぎ空間を作りましょう。

椅子選びの際には、設置場所に合ったサイズであることや、テーブルとサイズが合っていることも確認してください。

ぴったりの椅子を見つけ、おしゃれなインテリアを楽しみましょう。

その他のテーマ

ART

CULTURE

CRAFT

FOOD

TIME