時計磨きはクロスを使うと便利。お手入れで使える種類や使い方は?

2019.05.11

ケースについた皮脂汚れやブレスレットにこびりついた頑固な黒ずみは、身近な道具を使えば綺麗に落とせます。特に『クロス』は時計磨きには欠かせないアイテムなので、1枚は持っておくのがおすすめです。手入れ方法とおすすめの商品を紹介します。

日々の時計のメンテは重要

時計を長く愛用するためには、日々のメンテナンスが欠かせません。メンテナンスの基本と言えるのが『時計磨き』です。時計磨きを怠ると見た目が悪くなるだけでなく、時計の寿命にも影響を与えます。

腕時計の汚れや汗はサビの原因に

四六時中腕に付けている腕時計には皮脂や汗、汚れが付着しやすくなります。手首から出る汗には微量の塩分や酸が含まれており、放置すると金属部分がどんどんサビついていきます。

『サビ』は時計の見た目を悪くするほか、内部の機械部分にも影響を及ぼしかねません。また、汗を大量にかいたときにサビが溶け出し、白いシャツの袖口を汚してしまう場合もあるでしょう。

使い終わるごとにきちんと拭いておけば、汚れもサビもほとんど蓄積しません。日々の積み重ねが時計の寿命を決めると言えます。

定期的な手入れで時計を長持ち

日々のケアに加え、『定期的な手入れ』が時計をより長持ちさせます。日々のケアが『クロスで拭くこと』だとすれば、定期的に行う手入れには以下の作業が含まれます。

  • ベルトの洗浄や消臭
  • ペゼルやリューズ、風防などの細部の汚れ落とし
  • 傷除去研磨剤を使用した錆び・傷の除去
  • 時計専門店でのオーバーホール
  • プロによる時計磨き(ポリッシュ)

これらの手入れは日々のケアの延長です。普段なかなか手が回らない部分を道具を使ってしっかりと磨いていきましょう。ペゼル・リューズなどの部分は汚れが蓄積しやすいので、ブラシや爪楊枝を使用します。

また、オーバーホールは『3~5年ごと』に行うのが好ましく、プロによるポリッシュを加えると、時計がリフレッシュされてより長持ちするでしょう。

時計磨き用クロスの種類

柔らかいタオルは水気をよく吸い取りますが、繊維が時計の部品に引っかかってしまうことがあります。自分で手入れをするときは、『時計磨き用のクロス』がベストです。

最も定番はセーム革のクロス

時計磨きで最もよく使用されるクロスが『セーム革』です。セーム革は鹿・羊・ヤギなどの皮をなめしてスエード状に仕上げたものを指します。

時計や宝石貴金属、車のボディ、カメラのレンズの汚れや曇りを取るのに適しており、柔らかく繊細なのが特徴です。

油なめしをしているので耐水性が高く、汚れたら洗って何度も使えるのがメリットでしょう。マイクロファイバーなどに比べて価格は高めですが、丈夫で長持ちします。

その他マイクロファイバークロスなど

『マイクロファイバークロス』も時計磨きによく使われるクロスの一つです。

超極細繊維でできているため、表面についた汚れやホコリをしっかりと吸着してくれるのが特徴です。吸水性も高いので、時計が濡れてしまったときにも重宝するでしょう。

その他に、超微粒子の研磨剤(焼成アルミナなど)やワックス成分を繊維にしみ込ませた『つや出しクロス』や『ステンレス磨きクロス』などがあります。

研磨材入りのクロスはケースやブレスレットの金属部分を磨くのに適しており、小さな傷や汚れをすっきり落として、新品に近いツヤをよみがえらせます。

時計磨き用クロスの使い方

時計磨き用クロスを使ったお手入れ方法を紹介します。『柔らかい歯ブラシ(または専用ブラシ)・爪楊枝・クロス』の3つを準備しておきましょう。

まずは汚れをブラシで落とす

まずは、大きな汚れや錆びを歯ブラシまたは専用ブラシを使って擦り落としていきます。

特に、ベゼルと風防の間は汚れやホコリが溜まりやすい部分です。クロスで拭ききれずに汚れがこびりつくため、細かい歯先のブラシを活用しましょう。

『専用のブラシ』が理想ですが、歯茎に優しい柔らかい歯ブラシであれば、金属に傷がつかないので問題はないでしょう。

各パーツをクロスで磨く

風防や各パーツは、清潔なクロスで優しく磨きましょう。ケースやブレスレットを『包むようにして磨く』と効率的です。

傷つきやすい『風防』は円を描くように軽いタッチで動かします。風防の表面にはコーティングがほどこされているため、力を入れなくても汚れはすぐに落ちるはずです。

ケースとブレスを接続する『エンドピース』はゴミが溜まりやすいので、掃き出す感じで磨いていきましょう。皮脂汚れが多く付着するブレスレットのコマやラグは、特に念入りな手入れが必要です。

細かい部分は爪楊枝などを使う

表面の汚れはクロスで磨き、細かい部分は『ブラシまたは爪楊枝』を使うのがポイントです。

ブラシの使い方は前述した通りですが、爪楊枝はリューズやバックルの凹凸、各接続部の汚れをかき出すのに最適なアイテムです。

爪楊枝をなぞるように動かすだけで、蓄積したカスがすっきりと取れます。数カ月に1回の定期的な手入れでは、ぜひ爪楊枝を活用しましょう。

おすすめの時計用クロス

日常的な時計の手入れでは時計用クロスを使った拭きあげがメインになります。タオルや古シャツで拭く人もいますが、専用のクロスを使うと見違えるように輝きが増します。おすすめのアイテムを厳選して紹介しましょう。

HARP シリコン加工高級セーム革

クロスはさまざまな素材がありますが、中でも特におすすめなのがセーム革です。

『HARP シリコン加工高級セーム革』はシリコン加工を施したクオリティの高いアイテムで、メガネ・宝石・貴金属・美術品などあらゆる物が磨けます。

繊維が柔らかいので傷がつかず、ホコリや汚れを吸着するように落としてくれるのが特徴です。クロスの使用後は中性洗剤で水洗いをし、陰干しをすれば繰り返し使用できます。

なお、研磨効果はないため、表面の軽い汚れや皮脂を落とす『仕上げ』に使うとよいでしょう。

  • 商品名:HARPシリコン加工高級セーム革
  • 価格:1080円(税込)
  • Amazon:商品ページ

HELI マイクロファイバークロス

『HELI』は時計・ジュエリーケア用品の大手『BECO社』が手掛けるプライベートブランドです。

マイクロファイバークロスは、HELIのブランドロゴが入った23×23cmのサイズで、時計を包み込むようにしてしっかり磨けます。

ブラックカラーなので汚れが目立ちにくいですが、定期的に中性洗剤を入れた30℃のぬるま湯で洗い清潔さを保ちましょう。

  • 商品名:HELI マイクロファイバークロス
  • 価格:1080円(税込)
  • Amazon:商品ページ

KOYO ステンレスみがきクロス

ステンレスのケースやベルトを磨くのに重宝するのが『KOYO ステンレスみがきクロス』です。縦の長さが20cmあるため、大きめの時計もしっかり包み込んで磨けるでしょう。

繊維には超微粒子の『研磨材』とツヤ出しの『ワックス』が含まれており、軽く磨くだけで表面の汚れが綺麗になります。汚れはもちろん、細かな傷も除去されるので、新品に近い輝きがよみがえります。

2枚入りで500円台とリーズナブルなので、時計以外のポリッシュにも惜しみなく使えそうです。

  • 商品名:KOYO ステンレスみがきクロス
  • 価格:508円(税込)
  • Amazon:商品ページ

時計磨きは専用クロスで

日々の手入れにしても、定期的なメンテナンスにおいても、時計磨き用の『専用クロス』は必ず持っておきたいアイテムの一つです。

セーム革やワックス成分がしみ込んだマイクロファイバークロスは、軽く磨くだけでピカピカになるので、店頭で時計洗浄をしてもらう手間もコストも省けるでしょう。

爪楊枝やブラシを使えば、こびりついた汚れも綺麗に落とせますが、できるだけ蓄積しないように、毎日クロスで磨く習慣をつけたいものです。

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