多肉植物にはどんな種類があるのか。選び方と育て方のポイント

2018.07.31

多肉植物は肉厚の葉が特徴です。紅葉が楽しめるものや花が咲くものもあります。多肉植物は世話が簡単で育てやすい種類が多く、初心者にもおすすめできます。多肉植物の種類や選び方、育て方のポイントを紹介します。

多肉植物にはどんな種類があるか?

多肉植物とは乾燥地帯や砂漠などで水分が少ない場所でも生きていくために、多く水分を含んだ植物のことを言います。

多肉植物の代表といえばサボテン科ですが、アロエ属、セダム属、カランコエ属など、様々な多肉植物があります。

生育時期により3つのタイプがある

多肉植物は、高地の岩場や海岸沿い、砂漠など過酷な乾燥した環境に適しています。根や茎にたっぷりと水を蓄えているので、水やりの手間がかからないのが特徴です。

多肉植物は、『生育期』になる季節・時期の違いによって、次の3つのタイプに分けられます。生育期が終わると休眠期になるので、水やりを少なくする必要があります。

  • 夏型:夏~秋ごろが生育期。20℃以上の高温を好む。寒さに弱いが熱すぎもNG
  • 春秋型:春と秋が生育期で、夏と冬は休眠する。多くの多肉植物がこのタイプ
  • 冬型:冬が生育期。5~20℃の環境を好むが、厳しい寒さには適さない

赤い花が咲く多肉植物は

多肉植物は、その葉や茎だけを鑑賞するのではなく、花を咲かせて楽しめるものも多くあります。例えば、赤い花が咲く多肉植物は以下の種類です。

  • アデニウム:バラのような豪華な花が咲く。色は赤やピンク、白など
  • アロエ:赤やオレンジ色の花が房状に咲く
  • 銀粧玉(ギンショウギョク):赤い大輪の花が咲く

種類がわからない時はこれで解決

多肉植物の種類が多すぎて見分けがつかない、あるいはお店に行っても迷ってしまって決められないということがあるかもしれません。

そういう場合は、あらかじめ多肉植物についての知識を得て、種類別にわかりやすく書かれている図鑑をチェックしておきましょう。

おすすめの本は、飯島健太郎さん監修の『多肉植物の名前400』です。多肉植物の種類や、特徴、育て方がよくわかります。

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育て方のポイントは?

比較的手のかからない観葉植物として知られる多肉植物ですが、元気に育てるためには、環境と水分量に注意する必要があります。

栄養として与える肥料や病気、天敵である害虫についても知っておきましょう。

置き場所と水やりの注意点

多肉植物が好む置き場所は、『日当たりと風通しの良いところ』です。日当たりが良いといっても真夏の直射日光にあて続けると枯れてしまうことがあります。

ベランダや屋外でも程よい日当たりと、風通しが良ければ育てられますが、一番温度管理がしやすいのは『室内』です。

冬型の多肉植物は寒さに強いとは言われていますが、外に置いている場合は外気温が5~10℃以下になった時には忘れずに室内に入れましょう。

そして『水やり』のポイントは、多肉植物それぞれの種類の『生育期に土が乾いた時にたっぷりの水』を与えることです。そして受け皿にたまった水は捨てましょう。根腐れの原因になります。

肥料のやり方と病害虫対策

多肉植物に多くの肥料は必要ありませんが、生育期に肥料を与えると、順調な成長を促すことができます。

肥料は『緩効性肥料』という、効き目がゆっくりの肥料を土の上に置くことで、その効果が2~3カ月と長持ちします。

また、風通しの悪い場所や、じめじめした場所に多肉植物を置いておくと、多肉植物の天敵『カイガラムシ』や『アブラムシ』などの害虫が発生します。

これらは葉の栄養を吸い取ってしまうので、ブラシで落としたり、ピンセットを使ったりして取り除きましょう。

さらに、梅雨や夏にかけての湿気の影響で、『黒斑病』という茎や葉に黒い斑点ができる病気にかかることもあります。湿気には注意しましょう。

失敗しない多肉植物の選び方

育てやすいといわれる多肉植物ではありますが、購入するタイミングや葉の状態など、選び方のポイントがあります。

元気な多肉植物を選ぶポイントは

元気の良い多肉植物を選べば、それだけ長く楽しめます。元気な多肉植物を見分けるポイントは主に2つあります。

  • 時期:春と秋に購入する。多肉植物は、春と秋が生育期のものが多い
  • 葉の状態:葉にしわが寄っておらず、張りがある。葉がギュッと詰まって生えている株を選ぶ

つまり、多肉植物の元気な時期である『生育期』に葉の状態の良いものを選ぶようにすることです。

しかし、春になりたての頃は一日の気温差が激しいため、多肉植物に快適な環境を整えることが難しくなるので注意が必要です。

百均のダイソーで選ぶならこれ

多肉植物と言えば、花の専門店やおしゃれな雑貨店などで売られているイメージがありますが、百均の大手チェーン店ダイソーでも多肉植物が売られています。

そんなダイソーでおすすめの多肉植物は、花びらのような葉が特徴の『黒法師(くろほうし)』です。別名サンシモンと呼ばれる品種です。マツコ・デラックスさんが育てていたことでも話題になりました。

また、きれい系の多肉植物として知られる『ハルオチア』もおすすめです。放射状(ロゼット状)に葉を付けるのが特徴で、小型の多年草で、葉の柔らかいものと硬いものがあります。

多肉植物で人気なのは?

多肉植物は実に種類が豊富で、購入するときに迷ってしまいそうですが、中でも人気の高い4種類を紹介します。どれも丈夫で手入れが楽なことが共通点です。

育て方が簡単で人気のセダム

背が低めで葉っぱが小さめのセダムは、丈夫でどんどん増えるのが特徴で、寄せ植えの時の『スキマ』を埋める役割としてもよく使われています。

セダム属の代表的なものとしては、『アラントイデス』という丸みのある葉が特徴のものや、『メキシコマンネングサ』という黄色い花が咲くものなどがあります。

秘かな人気の赤色に染まる虹の玉

セダムの中でもジワジワ人気が高まっているのが、ベンケイソウ科の『虹の玉』という多肉植物です。プリッとしてツヤのある丸みを帯びた葉が特徴です。季節によってその色の変化が楽しめます。

夏は全体的に緑色ですが、秋から春にかけて気温が低くなる時期になると、全体に赤っぽくなります。

つるが垂れるグリーンネックレスも人気

アフリカ南部のナミビアの乾燥地帯に自生するグリーンネックレスは、緑色の玉状の葉がつるに付いており、ネックレスのように鉢の下側に向かって伸びていく多肉植物です。

床の上に置くと引きずってしまうので棚の上段に置いたり、チェーンなどで鉢をぶら下げて飾ったりすると、とてもユニークで可愛い植物です。

基本的に日光によく当てる必要がありますが、真夏の直射日光に当てすぎるとよくありません。真夏はレースのカーテンなどで日差しを和らげる対策をしましょう。

アラビア語で苦いを意味する馴染みのアロエ

葉肉に薬効成分があることから『医者いらず』ともいわれています。アラビア語では『苦い』を意味し、実際に果肉をなめてみると強い苦味があります。

葉を切り開いて内側のゼリー状の部分を使い、やけど・傷などの手当て、胃腸薬など内服薬としても使われています。

直射日光や0℃近い寒さなどの過酷な環境にも動じない丈夫な多肉植物です。アロエの仲間は種類が豊富で、鉢植えなどで多く流通しているキダチアロエやアロエベラ、シャボンアロエが代表的です。

手間もかからず丈夫な多肉植物はおすすめ

数ある観葉植物の中でも、丈夫で育てる手間のかからない多肉植物は多くの人に選ばれています。自分好みの多肉植物を好きなデザインの鉢に入れて育ててみましょう。

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