ウイスキーの『シングル』ってどれくらいの量?ウイスキーロックの豆知識

2019.05.09

ウイスキーの飲み方としては王道の『ロック』。ウイスキーと氷だけで作るシンプルなものですが、だからこそ少しの変化で味が変わってくることをご存知でしょうか?そこで今回は、ウイスキーロックの量やおすすめの作り方など、ウイスキーロックにまつわるあれこれを解説していきます。

王道の飲み方。ウイスキーのロック

ウイスキーのアルコール度数は40%前後と高く、そのまま飲むとアルコールが強いため、しばしばソーダ割りや水割りなどで原液を薄めて飲む方法が使われます。そのなかでもウイスキーそのものの味を損なわず、それでいてある程度味をまろやかに整える王道の飲み方として、ロックがあります。まずは、ロックの基礎知識について見ていきましょう。

正式名称はオンザロック

日本では単にロックと称されることが多いですが、英語では「オン・ザ・ロック(on the rock)」と言われています。グラスの中に氷だけを入れて、お酒を注ぐだけの飲み方になります。

ウイスキーをロックで飲むときのひとつの特徴として、その『味わいの変化』を楽しめるということが挙げられるでしょう。

氷が溶けだしていない最初の方はウイスキーそのものの味を楽しむことができますが、少しずつ氷が溶けていくことで高いアルコール度数が中和され、徐々に口当たりがまろやかになっていきます。また香りもストレートで飲むよりはやや控えめになっていき、飲みやすく感じるようになります。

ウイスキーのロックの量って?

バーなどで「ウイスキーロック、シングルで」などと注文している、こなれた人を見たことはありませんか?シングルとはウイスキーの量のことを指しており、ウイスキーのロックには基準となる量が定められています。

シングルの量は?

『シングル』は1オンス、つまり約30mlのことを意味しています。一般的なロックグラスに注ぐと底からちょうど指の幅一本分くらいの高さになることから、『ワンフィンガー』と呼ばれることもあります。日本の多くのバーでは、この量で提供されることが多いでしょう。ただしお店によっては45mlや60mlであることもあります。

これはなぜかというと、海外の文化の違いが関係しています。アメリカではシングルというとおおむね30mlを指すのに対し、イングランドでは45ml、スコットランドでは60mlを指します。そのため、提供するバーのスタイルやウイスキーの種類によって、同じ『シングル』でも1.5~2倍もの差が生まれることがあるのです。

「シングルと頼んだのに想像していたより多かった」という経験をお持ちの人は、もしかしたらブリティッシュパブでスコッチを注文していたのかもしれません。

ダブルはシングルの2倍

『ダブル』とはシングルの2倍という意味。ですので、上記で紹介した量の2倍で提供されます。『ツーフィンガー』と呼ばれることもあります。

こちらもシングル同様、一般的には30mlの倍の60mlで提供されますが、シングルの基準が多いお店では量が変わってくることもあります。

つまり、シングルの基準が60mlのお店の場合、ダブルを注文すると120mlで提供されるということです。120mlというと、氷も合わせると小さめのロックグラスになみなみ一杯くらいの量になります。飲みすぎには注意しましょう。

ロックは氷にもこだわりたい

ロックを楽しむ際、重要なポイントになってくるのが氷。ロック用の氷は、単にバーで飲んでいるような雰囲気を演出するだけでなく、ロックの味わいにも大きな影響を与える要素です。

重要なのは、「溶けにくい氷を選ぶ」ということ。ウイスキーロックはある程度時間をかけて味わうものですので、溶けやすい氷を使うとすぐに水で薄まってしまい、ウイスキー本来の味わいや微妙な変化を楽しむことができません。できるだけ1つ1つが大きく、体積に対して表面積の少ない氷を選びましょう。

できればウイスキーロック専用の『丸氷』がベストですが、手に入りづらいようなら、コンビニなどで購入できる『かち割り氷』を使用すると良いでしょう。ウイスキーロックを十分に楽しむためには、ぜひ氷にもこだわってみてください。

ウイスキーロックの正しい作り方

次に、ウイスキーの正しいロックの作り方についてです。作り方によって大きく香りや味が変わってくるので、ウイスキー好きの人はぜひ参考にしてみてください。

ロックで飲むときに用意するものは?

ウイスキー、グラス、氷、そしてマドラーさえあればウイスキーロックは作れます。

ウイスキーは当然自分の好きなものでOK。グラスは、大きな氷を入れられるように口が大きいものを用意しましょう。市販のウイスキー用ロックグラスの多くが逆台形型なのもそのためです。氷は先述の通り、溶けづらいものを選びましょう。

マドラーについてはどんなものでもいいですが、できるだけ熱を与えないために、指などでかき混ぜるのはやめましょう。衛生的にもよくありません。

おいしいウイスキーロックを作ってみよう

ロックグラスは冷やしておこう

前準備としてグラスを冷やしておくことをおすすめします。せっかくロックで飲むのならば、きちんと冷やされた状態でウイスキーを楽しみましょう。

氷を入れてウイスキーを注ぐ

グラスをしっかりと冷やしたら、あとは氷を入れ、次いでウイスキーを入れていきます。ウイスキーの量はお好みですが、先ほど紹介したシングルやダブルの量をもとにすればよりバーのような雰囲気が味わえることでしょう。

最後は軽く混ぜて完成

最後はマドラーなどで軽く混ぜましょう。混ぜるときのポイントは、激しくかき混ぜるようにするのではなく、ゆっくりと軽く混ぜていくこと。激しくかき混ぜてしまうと氷が溶けだすスピードも早くなり、摩擦によって熱も生まれやすくなります。

「ウイスキーを氷で薄める」のではなく、あくまで「氷でウイスキーを冷やす」ために混ぜるということを意識しましょう。

ロックで飲むのにおすすめのウイスキー

お酒好きな皆さんの中には、いますぐウイスキーロックを飲みたくなってきた人もいるのではないでしょうか?そこでここでは、ロックで飲むのにおすすめのウイスキーを紹介していきます。通販やお店でも探すことができるものばかりなので、ぜひ自分のお好みのウイスキーを見つけてみてください。

マッカラン12年

ウイスキーの代表格として名高いスコッチウイスキーの中でも、『王様』とさえ呼ばれることもある『マッカラン』は、多くのウイスキー愛好家に愛されている銘柄です。

その中でもこちらの『マッカラン12年』は、厳選されたシェリー樽で12年間熟成させたウイスキー。滑らかな甘みがあり濃厚な「ドライフルーツ」と形容されることもある複雑な味わいと、マッカランの粋ともいえる芳醇な香りは、多くのウイスキーファンを魅了してきた珠玉の逸品といえるでしょう。

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グレンリベット12年

世界のウイスキー好きにこよなく愛されている『グレンリベット』。こちらもマッカラン同様スコッチとなります。世界的には、シングルモルト(大麦麦芽だけを使い、単一蒸溜所で作られたウイスキーのこと)といえばグレンリベットと言われるほどの地位を確立しています。

『グレンリベット12年』は、花や草原と形容される独特の香りと、はちみつを彷彿させるような芳醇でソフトな味わい。そして最後まで残る柔らかい余韻が感じ取れます。1824年の創業以来、グローバルスタンダードでその価値を評価され続けているグレンリベット、ぜひ味わってみてください。

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サントリー トリスクラシック

日本のウイスキーの中で最も親しみ深いウイスキーと言ってもいい『トリスクラシック』。優しくほどよい甘みは何度も飲んでも飽きがこず、非常に完成度の高いバランスの取れた味わいはロックで楽しむのに最適です。

自宅で飲むことを想定したウイスキーだけあって、値段も他のウイスキーに比べるとお手頃で手に入るのも嬉しいポイントです。リーズナブルな定番銘柄と思って侮らず、ぜひゆったりとジャパニーズウイスキーの魅力に浸ってみてください。

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ウイスキーをロックで楽しもう

居酒屋やバーでも定番のウイスキーのロック。正しい飲み方を知っておくことで、さらに美味しいウイスキーを堪能することができます。家で簡単に作ることもできるので、ぜひ自分で作ってみてウイスキーロックを楽しみましょう。

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