ウォッカとグレープフルーツのカクテル3種。名前やレシピを紹介

2019.05.08

柑橘系ならではの甘酸っぱさとほのかな苦みが持ち味のグレープフルーツは、様々なお酒のカクテルに用いられており、特にウォッカとの相性は抜群です。今回は、ウォッカとグレープフルーツを使った人気のカクテル3種について詳しくご紹介します。

ウォッカとグレープフルーツの相性は?

まずは、ウォッカというスピリッツ(蒸留酒)が持つ味の特徴と、グレープフルーツの相性について見てみましょう。

爽やかでほろ苦い大人な味

穀物類を原料に、蒸留した原酒を白樺の炭でろ過して造られるウォッカは、同じ「4大スピリッツ」と呼ばれているジン、ラム、テキーラとは異なり基本的には無味無臭。水のように雑味がなくてクセの少ない、まろやかな口当たりが特徴です。

かたやグレープフルーツは、爽やかな酸味とほのかな甘味の中に独特のほろ苦さを含んでいるのが特徴で、このほろ苦さにすっきりとしてクリアな飲み口のウォッカと合わさると、爽やかでほろ苦い大人の味を生み出してくれます。大ぶりの果実から果汁がたっぷり取れることも、手搾り果汁でのカクテル作りにこだわるバーやカフェではとても重宝されています。

度数の調整がしやすく飲みやすい

ウォッカは無味無臭であるがゆえに、カクテルのベースにするには最適。ジュースやソーダといった割材の量を加減するだけで、味わいそのものを大きく変えることなくアルコール度数が調整できます。

以下にご紹介する「ソルティ・ドッグ」などグレープフルーツジュースを使うカクテルについても、アルコールをしっかり味わいたい場合はウォッカを濃いめに、あまり酔いたくないときは薄めにするなど、その日の気分や好みに応じて楽しんでみてください。

おすすめカクテル① ソルティ・ドッグ

「ソルティ・ドッグ」と聞くと、80〜90年代にかけて青春を謳歌した世代の人たちは、懐かしさを感じるかも知れません。当時若者であふれていたカフェバーでは屈指の人気カクテルで、缶入りソルティ・ドッグのテレビCMも巷でよく流れていたものです。

名前の由来

ソルティ・ドッグ(salty dog)は、直訳すると「しょっぱい犬」のこと。意味自体も、またカクテルの名前としても少々変わっていますが、実はこのカクテルが生まれた1940年代のイギリス海軍の水夫を表すスラング(俗語)に端を発しています。

当時のイギリス海軍の水夫たちは、犬のように背を曲げて甲板に這いつくばっては、潮風や汗にまみれて働いていたためソルティ・ドッグと呼ばれていました。その様子をイメージして名付けられたのが由来となっており、1960年代にイギリスからアメリカへ伝わって大流行しました。

ただ最初の頃はウォッカではなくジンがベースで、グレープフルーツジュースと塩を加えてシェイクし、グラスに注ぐという作り方だったとのこと。この昔ながらのソルティ・ドッグを飲んでみたい場合は、オーセンティックなバーで「オールドスタイルのソルティ・ドッグを」と注文すると、作ってもらえることもあるそうです。

「スノースタイル」とは

グラスのふちを彩る塩は、見た目にもソルティ・ドッグを特徴づける最大のポイント。このように、グラスのふちに塩やグラニュー糖を付着させるカクテルを日本では「スノースタイル」と呼びます。他にもテキーラベースの「マルガリータ」がよく知られています。

ちなみに「スノースタイル」は和製英語なので海外では通じず、英語ではfrosting(霜降り)やrimmed with salt(塩の縁取り)と呼ばれています。

飲み方は、最初に口を付けた所から徐々に飲み口を移動させたり、塩の付いた部分を少しずつグラスの中に落としたりしながら、ソルティな味わいを楽しみます。ただし塩味が苦手な方は、無理して塩を味わうことはありません。

基本のレシピ

材料

  • ウォッカ:45ml
  • グレープフルーツジュース:適量
  • 食塩:少々
  • レモンの輪切り:ひと切れ

作り方

  1. 食塩を広げた平たい容器の上に、ふちをレモンで濡らしたグラスを逆さまにして置き、持ち上げたらグラスの底を軽く叩いて余分な食塩を落とします。
  2. 1でスノースタイルにしたグラスに氷を入れ、ウォッカとグレープフルーツジュースを注いで軽くステアし、レモンの輪切りを添えれば完成です。

ウォッカとグレープフルーツジュースの割合は、お好みに合わせてどうぞ。

アレンジレシピ

ソルティ・ドッグにはちょっとしたアレンジレシピもあります。

■ピンクソルティドッグ

グレープフルーツをピンクグレープフルーツに変えるだけ。作り方は全く同じですが、ピンク色の見た目が女性向きかも知れません。

■スイカのソルティ・ドッグ

グレープフルーツジュースをスイカ果汁に変え、ウォッカ1、スイカ果汁3の割合で混ぜてステアすればできあがりです。

おすすめカクテル② ブルドッグ

一般的には、ソルティ・ドッグから塩を抜いたカクテルが「ブルドッグ」と呼ばれています。ただしアメリカやカナダではラム+チェリーブランデー+ライムジュースで作ったカクテルのことを指し、ヨーロッパではジン+オレンジジュース+ジンジャエールで作ったカクテルのことを指すので、海外で注文するときは注意が必要です。

名前の由来

ブルドッグは、尻尾が短いことから別名「テールレス・ドッグ」と呼ばれています。そこで塩を使わないソルティ・ドッグを「テールレス・ドッグ」と呼ぶようになり、そこから徐々に「ブルドッグ」と呼ばれるようになったとのことです。

基本のレシピ

材料

  • ウォッカ:45ml
  • グレープフルーツジュース:適量

作り方

氷を入れたグラスにウォッカを注ぎ、グレープフルーツジュースをグラス8分目まで注いで軽くステアすればできあがりです。

シーブリーズ

ウォッカベースで、グレープフルーツとクランベリーでシンプルに仕上げる、女子に人気の色鮮やかなカクテルです。

名前の意味

「シーブリーズ」は、アメリカの禁酒法時代(1920年から1933年まで)に生まれたカクテル。当初はグレナデンシロップやブルーキュラソーなどが加えられたりしましたが、最終的にはウォッカにグレープフルーツとクランベリーを加えるというレシピに落ち着きました。

グレープフルーツの酸味と、クランベリーの甘酸っぱさが織りなすさっぱりとした風味が、海の風を感じさせることからその名が付けられました。

基本のレシピ

材料

  • ウォッカ:30ml
  • グレープフルーツジュース:30ml
  • クランベリージュース:30ml

作り方

シェイカーにウォッカ、グレープフルーツジュース、クランベリージュースと氷を入れてシェイクし、カクテルグラスに注げばできあがりです。

簡単に味変できる優秀カクテル

ウォッカとグレープフルーツジュースを合わせたカクテル3種類は、どれも簡単に作れるので初心者にはおすすめです。1杯目は「ブルドッグ」、2杯目には「ソルティドッグ」などの味変をするのも乙なもの。ぜひウォッカとグレープフルーツのいろんなカクテルを試して、味のバリエーションを楽しんでみてください。

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