ボウリングの上達を目指すならマイボール。選び方やおすすめを紹介

2019.05.07

ボウリングを本格的に始めて、マイボールがあったほうがいいのかと感じている人はいませんか?自分専用とボウリング場にあるボールは、どこが違うのでしょうか。その違いや、マイボールの選び方と注意点、手入れの仕方などをまとめました。

ハウスボールとマイボールでは何が違う?

ボウリングを本格的に練習したいという方には、マイボールを持つことをおすすめします。自分専用のオーダーボールと聞くと、相当に上手い人が使うものと思われるかもしれません。

ボウリング場備え付けの、誰でも使えるハウスボールと、オーダーして作るマイボールの大きな違いは何なのでしょうか。

上達を目指す人こそマイボールがおすすめ

ボウリングでは、ボールを回転させて上手い具合にカーブすると、ピンに対しての入射角度が大きくなり、力強く多くのピンをはじき倒すことができます。

ハウスボールとマイボールでは、『表面素材(カバーストック)』と『重り(コア)』が違い、それが回転の違いとして現われるのです。一般的にハウスボールは回転しにくく、マイボールは回転しやすいように作ることができます。

早い段階でマイボールを作っておくと、フックボールやカーブボールを投げやすくなり、早く上達が望めるでしょう。

ハウスボールは合うものを見つけるのが困難

マイボールとハウスボールでは、『指入れの快適さ』の点でも大きく異なります。

万人が使えるように、指穴が大きめにできているのが、ハウスボールです。指が細めの人などは、フィットしにくいことがよくあり、ボール穴から指がすっぽ抜けて、安定した投球が難しくなることもあります。

また、指入れが快適でも重さが合わなかったりと、自分に合うものを見つけるが困難だったりすることも多いでしょう。投げやすいものが見つかっても、いつも使えるとは限りません。

マイボールは種類が豊富にある

マイボールには豊富な種類があり、重量やデザインもそうですが、ボールの要となるカバーストックとコアも多種類あります。

カバーストックとコアは、より安定した投球フォームを作ったり、ボールに回転をつけたり、転がり方の違いに現われるので、どんなボールにしたいのか考えておくことが重要です。

価格帯は、5000~5万円台くらいまであり、『セールで半額以下』になることも珍しくありません。毎月、新しいボールが続々と出るので、大きな割引き率が採用されます。

マイボールを選ぶ時のポイント

マイボールを買う場合は、自分の投球がどんなものなのかを把握しておくことがとても重要です。スピードが速いか遅いか、球の回転数が多いか、少ないかなどです。

それを踏まえて、マイボールを選ぶときの目安やポイントを紹介していきます。

重さは体重の1/10が目安

重いボールのほうが、威力があるのでピンを倒しやすくなります。一方で、自分に合った重さを考慮しないとコントロールが悪くなったり、指や手首を痛めたりすることもあるでしょう。

目安としては、体重の『1/10』ほどと言われています。ボールは、ポンドで表示し、1ポンドは約450gです。体重が50kgならボールの重さは5kg、つまり12ポンドを、体重70kgなら15ポンドくらいのボールを選びましょう。

マイボールは、指入れサイズが丁度良く、リリースした時に軽く感じられますので『1~2ポンド』重たくてもよいという考え方が主流になっています。

素材の種類にこだわる

ボール軌道の7割方が、カバーストックの選択で決まると言われています。個々のカバーストックにより、『摩擦力』の強弱や『オイルの吸収』具合が変わってくるのです。

固くつるりとした素材では、回転しにくく、ゴムのような粘る感触でざらつきがあるものは、より回転しやすくなります。近年主流のカバーストックは、プラスティック・ポリエステル・ウレタン・リアクティブがあり、順に固い~粘るの順です。

『リアクティブ系』の素材は、多くの人がマイボールとして選ぶ素材といえるでしょう。リアクティブ素材と言っても幅広く、ざらつきを持たせるために多くの異素材を入れることもあります。

『ソリッドリアクティブ』や『パールリアクティブ』などが代表的です。

指穴の大きさや位置にこだわる

新品のボールには『指穴』がなく、店やボウリング場の専門家(ドリラー)に穴をあけてもらいます。

まず、気をつけたいのは『指穴の大きさ』です。投球時に、親指が最初にスムーズに抜けるのが理想的なので、特に親指のホールは重要になります。目安は、親指が軽く回せるくらいの大きさです。

その際に、グリップを選びます。中指・薬指が第1関節と第2関節の中間まで入る『セミフィンガーグリップ』か、2本の指が第1関節まで入る『フィンガーチップ』を選ぶのが一般的です。

指穴位置はグリップにより変わり、親指と他2本の指の距離(スパン)が長いほど、指への負担は大きくなりますが、カーブが作りやすい投球が可能です。

自分の好きなデザインやカラーを選ぶ

ボールの見た目もテンションを上げるのに影響します。ハウスボールは単色でちょっと味気ないものが多いなか、マイボールは多くのバリエーションから選ぶことが可能です。

マーブル模様やカラフルな色柄、光る素材が使われたり、渋い色にクールなロゴマークがあったりなど、ボールスペックを確認しながら、好みのものを選びましょう。

慣れてきたらさらにこだわってみる

さらにこだわりたい人は、次のような項目に注意しながら選んでみましょう。

グリップに合わせてピッチを変える

ピッチとは、指穴を掘る時の『角度と方向』のことで、縦方向と横方向の組み合わせで分数で示します。

グリップによってピッチの方向が変わり、縦方向には『フォワード』と『リバース』があります。

中指・薬指を第二関節まで入れるコンベンショナル・グリップではほとんどが、ボールの中心に向かう方向になる『フォワードピッチ』です。

これに対し、『リバースピッチ』は、ボール中心より外側に向き、フィンガーチップの人向きといえます。親指が抜けやすく、ボールが落下しやすいので、ホールドする強い力が必要になるでしょう。

また、左右方向を決定するのは『サイドピッチ』と呼ばれ、ボール中心よりどの程度左右のどちらかに角度をつけておきます。フィンガーチップやセミフィンガー・グリップの時に使うピッチです。

コントロール性能をチェック

カバーストックやドリルレイアウトは重要ですが、ボールのコントロール性能を把握するのに役立つのは、転がりやすさがわかる『RG値』です。

これは、ボールのコアが、ボールのどの位置にあるかを数値化したもので、2.430~2.800の範囲で示されます。

コアが中心近くにあるものほど、数値が低く転がりやすく感じ、早い時点でカーブしやすくなります。数値が高いと、ボールをより長く走らせやすくなります。

さらにこだわりたいなら、曲がり方を数値化した『⊿RG(デルタアールジー)値』もチェックしましょう。これはコアの縦と横の差のことで、最大値は、約0.060です。

この数値に近いほど大きな曲がりになり、小さいほど曲がりは穏やかになります。

ウェイトバランスにこだわる

自分のボールに、どのような回転が欲しいのかを考える時に、有効な一つの考え方が『コアのウェイトバランス』です。コアは、規定範囲内であれば、さまざまな形で入れ込むことが許可されています。

動きがスムーズで安定したカーブになりやすいのが、中心付近にコアがあり、形が対象形のものです。

形に偏りがあるほどボールに傾きがつき、レーンとの摩擦力が強くなるので、スピードがあり、キレのよい回転を作りやすくなります。ただし、コントロールがつきにくいので、投球ミスも起こりがちです。

前者のような形を『対象コア』、後者を『非対称コア』と呼びます。この間で、さまざまな重心バランスや形状を作りだせるので、多くのウェイトバランスが存在します。

マイボールにおすすめのブランド

はじめてマイボールを作る時のおすすめブランドをいくつか紹介します。

ハイ・スポーツ ビート

『ハイスポーツ』社は、横浜市にあるボウリング経営やボウリング用具の輸入・製造販売会社です。有名なストーム社の日本正規販売代理店でもあります。

ハイスポーツの『ビート』は、初級者向きのボールです。真っすぐに進みピン近くで曲がるフックボールを投げるのに最適なボールと言われています。コアはダイヤ型です。

  • 8~16ポンド
  • 4色展開
  • RG:2.517(15ポンド)
  • ⊿RG: 0.043(15ポンド)

カバーストックは、『リアクティブウレタン』で、ウレタンだけの素材よりはるかに摩擦力があり、カーブを作りやすくなっています。ウレタン入りなので、コントロール性能も同時に得られるでしょう。

  • 商品名:ハイ スポーツ ビート ブルー×スカイ P-147-1
  • 価格:1万4113円(税込)
  • Amazon:商品ページ

ABS ジャイレーション

『ABS』は、American Bowling Service Inc.の略称で、米国生まれの現会長が、来日して作った会社で、コロンビア社の代理店になってから、本格的にビジネスをはじめました。

はじめてのマイボールにおすすめなのが、『ジャイレ―ション(Gyration)』です。ハイパフォーマンスなコアを手頃な価格にした画期的な製品です。

  • 8~16ポンド
  • 3種類のカラー(コア別)
  • RG:LRG2.46/MRG2.50/ HRG2.55
  • ⊿RGL:LRG0.048/MRG0.058/HRG0.040

カバーストックは、『リアクティブウレタン』で、コアを変えて『3種類』あり、LRG・MRG・HRGの順にRG値が上がります。

  • 商品名:ABS ボウリング ボール ジャイレーション MRG
  • 価格:7290円(税込)
  • Amazon:商品ページ

ブランズウィック ライノ

ブランズウィック社の『ライノ』は、コスパが優秀な『R-16リアクティブ』素材で、弾けるピンアクションが気持ち良く感じられるでしょう。プロも使うボールで、前述した2つよりやや上のクラス向けです。

  • 10~16ポンド
  • 6色展開
  • RG: 2.524~2.554(15ポンド)
  • ⊿RG: 0.030

カラーは定番のブラックパール、ブラックブルーシルバーパール、レッドブラックゴールドパール、パープルピンクホワイトパールとブラックグリーンオレンジに加えて、コバルトアクアティールパールが新たに加わりました。

  • 商品名:ブランズウィック ライノ
  • 価格:1万7804~3万8713円(税込)
  • Amazon:商品ページ

ストーム マーヴェルマックス・エリート

ハイスポーツが取り扱っている『ストーク』社は、ハイ・パフォーマンスボールでは世界一のシェア率を誇る企業です。

『マーヴェルマックス・エリート』のカバーストックは、『ソリッドリアクティブ』で、カーブを狙っていくのに向いています。まったくの初心者むけではなく、初級者以上が対象のボールです。

  • 12~16ポンド
  • ネイビーソリッド
  • RG: 2.480(15ポンド)
  • ⊿RG :0.050 (15ポンド)

マーベルマックス・シリーズは、プロにも絶大な人気を誇ります。動きにメリハリがあり、ピン飛びのよさも好評です。オイルにも強く、ある程度の実力であれば、とても使いやすいボールとなるでしょう。

  • 商品名:【STORM】マーヴェルマックス・エリート
  • 価格: 2万9599 円
  • 楽天:商品ページ

中古のマイボールも視野に入れる

マイボールを入手するには、新品だけでなく『中古』も視野に入れましょう。中古品のボールを扱っている店舗もいろいろあります。

また、マイボール購入が2個目以上で、ボールのカルテに該当するメジャーシートの郵送が可能なら、プロショップの通販を利用することも可能です。

気軽にマイボールに慣れることができる

マイボールを作りたい人は、『リアクティブボール』でと考える人が多いでしょう。新品で買う場合は、リアクティブは高くつきがちですが、中古であれば値段をおさえることも可能です。

中古であれば気軽に使え、使っているうちに次に欲しいボールの『スペック』も把握しやすくなります。欲しいスペックが明確になったら、新品を購入するという方法もあります。

使用頻度や状態はそれぞれに異なりますが、多くのものは、汚れは除去済み、研磨されて整備済みです。

プラグ済みとそうでないものがある

中古品を買う場合には、『プラグ済み』かどうかをチェックするのも忘れないようにしましょう。

プラグされていないものは、全ホールを埋めてからドリルをすることになり、研磨などもオーダーすると、結構高くついてしまうこともあります。

たとえば、ボール代金のほかに、全ホールプラグ・ドリル・研磨などの代金が加算されることもあるので、提示された値段には、何の項目が入っているかしっかり確認しましょう。

マイボールは手入れが大切

マイボールを手に入れたらメンテナンスをしっかり行い、いつも最高のコンディションで使えるようにしたいものです。手入れの方法などを紹介します。

使ったらクリーナーを使う

ボールは投球するごとに、オイルや汚れがつきます。付着したオイルの影響で、うまくフックがかからなくなることもあります。

ゲーム中は、マイクロファイバーなどの専用タオルで、ボールが帰ってくるごとに拭きましょう。使い終わったら『専用クリーナー』を使い、タオルで拭き取ることを忘れずに。

また、投球後にはボールについたオイルをさらに良く拭き取るために、『オイルリムーバー』も使いましょう。共にボウリング場や専門店で購入できます。

オイル抜きをしっかりと

日頃の手入れをしていても、使っているうちにオイルをさらに吸収していきます。ボウリング場に設置された有料の『オイル抜き』マシンを使うほか、店やボウリング場でもメンテナンス依頼可能です。

ボールは温まるとオイルが浮いてくる原理を利用して、『自分で』オイル抜きをする方法もあります。失敗するとヒビ割れなどが起こることもあるため、その点を考慮した上で慎重に行いましょう。

2時間弱ほど、ボールをコタツに入れ、表面に汗をかいたらクリーナーで拭き取る方法が1つです。また、45℃くらいのお湯に20分ほどつけて、水面にオイルを流れ出させ、最後にクリーナーで磨く方法などもあります。

定期的にメンテナンスに出す

ボールの表面が細かい傷で白っぽくなったり、逆に曇った表面が光ったりし始めるとボール性能が落ちるので、専門店やボウリング場に表面の『メンテナンス』を依頼しましょう。

どの程度磨くのかは、ボールや状態によって研磨の頻度は変わります。半年~1年に1回程度が目安で、価格は2000~4000円くらいしょう。

5回程度行うとボールのサイズが縮まって、ボールがリターンテーブルに戻ってこなくなるので、そうなってしまったらマイボールを新調しなければなりません。

マイボールの寿命はいつ?

マイボールはどのくらいの期間、使えるのでしょうか?処分方法についても紹介します。

ヒビ割れや欠けた時が寿命

ボールにヒビ割れが起こったり、一部に大きめの欠けが起こると修理ができません。多くの場合、ヒビが入る前に手入れをしてもいつもどおりのプレーが難しくなります。そう感じたら『ボールの寿命』と考えましょう。

マイボールとして持つ人が多い『リアクティブ』素材は、微細な凹凸がレーンとの摩擦力を作りますが、この隙間に汚れやオイルが吸着すると摩擦力が低下し、ボールが走らなくなったりキレが悪く感じたりします。

カバーストックの種類にもよりますが、アマチュアの場合は、200~300ゲームあたりから注意して様子をみましょう。

マイボールの処分方法は?

廃棄の仕方は『自治体』で異なるようです。燃えるゴミの場合もあれば、不燃ゴミの扱いの場合もあります。資料などで確認できない場合は、自治体に相談してください。

また、購入した『専門店やボウリング場』で引取りをする場合もあります。有料の場合もあるので、まずは、該当の施設に聞いてみましょう。

自分に合ったマイボールでスコアアップを

マイボールは、最初は慣れなくても、使っているうちに、ボール特性も把握できて、メキメキと上達する人が多いようです。

正しい選び方で、自分に合ったマイボールを探して、充実したボウリングタイムを過ごしましょう。

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