テキーラの度数は意外と低い?楽しむ方法と飲みやすい銘柄を紹介

2019.05.07

アルコール度数が高いというイメージが強いテキーラですが、実際のところはどのくらいのアルコール度数なのでしょうか。今回は「テキーラ」にスポットを当て、テキーラの原料や熟成期間、アルコール度数や飲みやすいテキーラについて紹介します。興味のある方は、ぜひご覧ください。

テキーラとは

テキーラとは一体どのようなものであるか、皆さんはご存知でしょうか。テキーラとは、メキシコ国内にあるハリスコ州とその周辺で製造されている蒸留酒のことを言います。

テキーラとして認められるためにはいくつかの条件があり、生産された地域・アルコール度数・原料の内訳などによって厳格に管理されています。

テキーラの原料

テキーラは、『アガベ(リュウゼツラン)』と呼ばれる植物から作られています。よく「テキーラの原料はサボテン」と言われますが、これは間違い。アガベはサボテンと同じく多肉植物のため、このような混同が起きてしまうと思われますが、アガベはサボテン科ではありません。

テキーラの原料は、『ピニャ』と呼ばれるリュウゼツランの茎の部分を使用しています。このリュウゼツランの茎をしぼった液をアルコール発酵させ、さらに蒸留を加えることでアルコール純度の高いテキーラが出来上がるというわけです。

熟成期間によって3つに分類

テキーラは、貯蔵期間の有無、熟成期間によって主に3つに分類されます。その3つとは「ブランコ」「レポサド」「アネホ」。一つずつ紹介していきましょう。

ブランコ

ブランコとは、スペイン語で「White(ホワイト)」つまり白のことで、シルバー(Silver)とも呼ばれています。蒸溜後、熟成しないで(60日以内)瓶詰めにされたものをいいます。色は名前からも連想できるように無色透明であり、シャープな香りとすっきりした味わいに特徴があります。

レポサド

レポサドとは、ブランコよりも熟成期間が長く、短期熟成を経て瓶詰されたものを指します。具体的には2ヵ月以上~1年以内に熟成されたもので、熟成に伴って薄い黄色になっていくことが多いため、「ゴールド(Gold)」とも呼ばれています。

樽の中で熟成を重ねることで、ほのかに樽の香りが感じられ、より芳醇な香りとしっとりとした口当たりが楽しめます。

アネホ

アネホとは、英語の「Aged」つまり「熟成」にあたる言葉で、オーク樽で1年以上の貯蔵熟成が義務づけられています。長期熟成によりウイスキーのような琥珀色になるものもあります。

アネホはいわゆる高級テキーラに位置づけられるものであり、甘く豊かな香りととろみのある口当たり、熟成酒らしい奥行きのある味わいを楽しむこともできます。カクテルやショットというよりも、ストレートでじっくりと楽しむことが多いお酒です。

さらに、3年以上の熟成期間を経たものを「エクストラアネホ」と呼び、テキーラの中でも最も高級なものになります。こうしたテキーラは、ハリウッドセレブたちの間でも人気が高いのだとか。

テキーラのアルコール度数は

テキーラは熟成期間によって3つに分類されるということを学んだところで。ここでは、テキーラのアルコール度数について話を進めていきましょう。アルコール度数が非常に高いというイメージのあるテキーラですが、実際はどのくらいなのでしょう?その答えに驚くかもしれません。

認定機関で決められている

テキーラのアルコール度数は、実は認定機関で決められています。テキーラを作る際は、最低2回は蒸留しなければなりませんが、この時点でアルコール度数は60%台。これに加水をして度数を調整していく中で、最終的なアルコール度数は『35%から55%』にする決まりがあります。つまり、テキーラのアルコール度数はどんなに高くても55%ということになります。

また、一般に販売されているテキーラのアルコール度数は、多くの商品のアルコール度数は『40%前後』のに落ち着きます。

他のお酒とのアルコール度数比較

テキーラのアルコール度数が分かったところで、他の蒸留酒とのアルコール度数と比較をしてみましょう。

たとえば、日本人でもなじみのある焼酎のアルコール度数は『25%~35%』くらいですし、ウイスキーは『40%~45%』くらいが一般的です。また、外国で人気のウォッカでは『37%~50%』程度が平均ですが、ウォッカにはアルコール度数の上限が指定されていないため、最も高いもので『96%』というものもあります。

こうして比較してみるとテキーラのアルコール度数は、ウイスキーとほぼ変わらないくらいで、ダントツにアルコール度数が高いとは言えません。イメージよりは低く、意外に思った人も多いのではないでしょうか?

テキーラと上手に付き合う方法

とはいえアルコール度数の高いテキーラですので、飲みすぎに油断は禁物。しかしそんなテキーラとも上手に付き合えば、悪酔いをしなくて済みます。ここでは、テキーラと上手に付き合う方法についてご紹介。ぜひ、参考にして美味しいテキーラを味わいましょう。

テキーラは時間をかけてゆっくり飲む

テキーラと上手に付き合う方法の一つ目は、時間をかけてゆっくりと飲むことです。テキーラはアルコールが強い分、グイグイと飲むのは良くありません。テキーラには、ショットにライムと塩を合わせて一気に飲む伝統的な楽しみ方もありますが、やりすぎは禁物です。

また、レポサドやアネホなどの味わい深く高級なテキーラを飲むときには、そのような飲み方をしてはもったいないというものです。さならがウイスキーを楽しむように、ストレートやロックでゆっくりと、テキーラの味わいを確かめるように飲むのがおすすめです。

テキーラと一緒にチェイサーを飲む

テキーラのような強いお酒を飲む場合、チェイサーは必須と言ってもいいでしょう。チェイサーとは、メインとして飲んでいるお酒よりもアルコール度数の低い飲み物のことで、一般的には水が用いられることが多いです。お酒を飲む際の「口直し」であると同時に、「アルコールを薄める」役割も果たしてくれます。

また、テキーラのチェイサーとしてポピュラーなものに、『サングリータ』という伝統的な飲み物があります。メキシコでは一般的なジュースで、オレンジジュースとトマトジュースを1:1で混ぜたものにライムを絞り、コショウなどのスパイスを軽く振りかけて完成です。

家でも簡単に作れますし、テキーラの品ぞろえが良いバーやメキシカンレストランなどでは提供してくれることもあります。ぜひ試してみてください。

テキーラカクテルで楽しむ

続いては、テキーラカクテルで飲むという方法です。テキーラカクテルとは、その名の通りテキーラを使ったカクテルのこと。カクテルと組み合わせることにより、色々な味を楽しむことができたり、アルコール度数を下げることにもつながります。

バーにいった時には、ぜひお気に入りのテキーラカクテルを探してみてください。

飲みやすいアルコール度数が低いテキーラ

テキーラはアルコール度数が高くて飲みにくい、という人も多いはず。そんな人のために、ここでアルコール度数が低めのテキーラを紹介します。気になったテキーラを見つけたら、ぜひ、試してみてください。

タランチュラ アズール(35%)

まず最初に紹介するのは『タランチュラ アズール』です。タランチュラ アズールは、爽やかなブルーの色合いで、シトラス系のフレーバーと癖のない甘さが特徴のテキーラ。アルコール度数も「35%」とテキーラの中では低く、飲みやすいと人気があります。

レアル ホワイト(35%)

続いて紹介するのは、『レアル ホワイト』です。レアル ホワイトは、「より多くの人に飲んでもらえるように」をコンセプトに作られたテキーラで、そのコンセプト通り原料に砂糖を加えた飲みやすさが売り。アルコール度数も軽めの「35%」です。

スアクサス テキーラ シルバー(38%)

次に紹介するのは、『スアクサス テキーラ シルバー』です。スアクサス テキーラ シルバーは、アガベを100%使用し副原料は一切使用していない、いわゆる『プレミアムテキーラ』になります。

添加物や酵母を加えることなく自然発酵で造られた「高級テキーラ」として知られており、多くのテキーラファンを虜にしています。アルコール度数は、上記の2つと比べてちょっと高めの「38%」になります。

クエルボ・トラディショナル・レポサド(38%)

最後に紹介するのは、『クエルボ・トラディショナル・レポサド』です。世界No.1の売上を誇る定番メーカー『クエルボ』が製造するこちらの商品は、 伝統製法で抽出した最高品質の蒸溜液をオーク樽で4ヶ月以上熟成して作られたものです。レポサドらしい風味豊かな味わいとなめらかさが特長で、アルコール度数は「38%」となっています。

幅広い人に愛されるテキーラをあなたも

メキシコ発祥ながら、今や欧米を中心に世界中の人に愛されているテキーラですが、まだまだ日本では日常的に楽しまれるお酒にはなっていないかもしれません。

世界を魅了する奥深さと魅力をもつテキーラの世界を、あなたも楽しんでみてはいかでしょうか。

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