卓球の粘着ラバーについて知ろう。人気商品やお手入れ方法も紹介

2019.05.04

卓球の粘着ラバーは、強い回転を生み出せるため、上級者から人気のラバーです。癖が強く扱うにはテクニックが必要ですが、攻守のバリエーションを広げられるでしょう。特徴や選び方、使い方からお手入れ方法まで紹介するので参考にしてみてください。

粘着ラバーとはなにか

卓球で使われるラバーの一種である『粘着ラバー』とはどのようなものなのか紹介します。特徴や種類を覚えて活用しましょう。

裏ソフトラバーの一つ

裏ソフトラバーには大きく分けると三つの種類があります。

  • テンション系ラバー
  • 高弾性ラバー
  • 粘着ラバー

『テンション系ラバー』は、プロ選手も愛用しているほど高性能なラバーですが、回転数は粘着ラバーには劣ります。スピードに特化しているものもあるため比較的扱いにくく、中級者から上級者向けと言えるでしょう。

『高弾性ラバー』は反発性が高く、インパクトの強さに欠ける初心者でも相手のコートへボールを返しやすい特徴を持っています。コスパに優れている点から見ても、初心者向けと言えるラバーです。

そして、裏ソフトラバーでもひときわ癖が強いと言えるのが『粘着ラバー』です。高い粘着性を持つことで、ひときわ強い回転をかけた打球を生み出せます。癖が強く、扱うには相当な技術が必要なため、中級者から超上級者向けと言えるラバーです。

次は、そんな粘着ラバーの特徴を詳しくチェックしてみましょう。

粘着ラバーの特徴

粘着ラバーは、『表面のゴムの部分(トップシート)に粘着性をもたせている』のが最大の特徴です。高い粘着性によってボールに強い回転がかけられることから、回転を主軸に攻めや守りを繰り広げるプレースタイルに最適でしょう。

ボールの回転数を上げると『ドライブ、カット、ツッツキなどにキレがでる』ため、点数が取りやすくなります。回転を巧みに操ることでカウンターされにくくなり、相手を翻弄できるのも利点です。

ただし、他のラバーと比べても重さがあり、反発力がないことから『スイングの威力に比例した打球の威力』しかでません。そのため、インパクトが弱い人だと威力が足りなくなることがあるため注意しておきましょう。

粘着ラバーの種類

粘着ラバーは細かく分類すると三つの種類に分けられます。

  • 強粘着
  • 微粘着
  • 粘着系テンション

『強粘着』と言われるラバーは、粘着力がとても強く回転量を増やせます。回転数が高くなる反面、反発性が失われているためスピードが出にくいのがデメリットです。インパクトを強めにすることで、スピードが補えますが、回転を活かしたテクニカルなプレーで輝くラバーと言えるでしょう。

『微粘着』のラバーは、強粘着よりもスピードを活かしたプレーができます。回転のコントロールのしやすさや安定性を持っているため、粘着ラバー初心者の人でも扱いやすくおすすめです。

『粘着系テンション』は、回転性とスピードを兼ね備えた高性能なラバーです。回転と飛びの両立ができるラバーですが、回転数だけは強粘着には届きません。回転もスピードもバランスよく生み出しやすいことから、回転数を求めながらも、スピードや打球感を損ないたくない人におすすめです。

回転性能を重視するのか、回転性能を求めつつコントロール性を高めるのか、スピードと回転を程よく求めるのか、で種類を選ぶのがおすすめです。

回転のかけ方を知ろう

ラバーの粘着性を高めても、回転のかけ方を知らなくては強い回転の打球は生まれません。回転をかけるために知っておきたい二つのポイントを紹介します。

打球の強さとスポンジの関係

打球の回転は、打ち出す強さとラバーで採用されているスポンジによって大きく変わります。

打球を送り出すために必要なインパクトの強さには、個人差があります。ラバーで採用されているスポンジに食い込ませられるほどのインパクトがなければ回転数を生み出せません。

インパクトが弱い人は柔らかいスポンジを、インパクトが強い人は硬いスポンジを選ぶとコントロールしやすく回転性能を引き上げられるでしょう。

回転をかける際の打ち方

回転をかける方法には、大きくわけて『打球をラバーに食い込ませて回転をかけるタイプ』と『こすって回転をかけるタイプ』と二つの打ち方があります。

打球をラバーに食い込ませて回転をかけるタイプでは、強いインパクトでスポンジにしっかりとボールを食い込ませるのが重要なため『適度に反発力を持ったスポンジ』を選び、十分に回転させてあげましょう。

こすって回転をかけるタイプでは、『やや硬めの粘着ラバー』がおすすめです。腕の振り抜きと一緒に、下半身の重心の移動をしっかりと意識しながらラケットを傾けて回転を生み出しましょう。

粘着ラバーのお手入れ方法

粘着ラバーは、粘着性を保つためにもお手入れがとても大切です。毎日のお手入れで覚えておきたい三つのチェックポイントを紹介します。

界面活性剤入はおすすめできない

粘着ラバーをお手入れするときには裏ソフトなどに使用する市販の専用クリーナーや、界面活性剤が含まれている溶剤はおすすめできません。

粘着ラバーは、高い粘着性を持つことで強い回転数を生み出すものです。クリーナーなどを使ってしまうと、粘着性が低下してしまうため粘着ラバーの劣化を早めてしまいます。

そのため、粘着ラバーのお手入れは、表面のホコリを落として、布で綺麗に拭くだけにしましょう。汚れが残っていて気になる人は、湿らせたタオルで優しく拭き取るのがおすすめです。粘着性を低下させず長持ちさせるためにも、お手入れには十分注意してみてください。

粘着ラバー用保護シートを用いる

粘着ラバーは、綺麗に掃除した後にそのまま収納してしまうと汚れが粘着部分に付いてしまいます。そこで、粘着ラバー用保護シートを用意してみましょう。通常の保護シートよりも、粘着シートを使えばラバーの粘着力を高めながら保管できます。

ラバーの粘着性が高すぎるものは通常の保護シートを、低いものには粘着ラバー用保護シートを使うなど使い分けをするとより快適です。

粘着ラバーの寿命や替え時とは?

粘着性の強さや使う頻度によっても変化しますが、粘着ラバーの『平均寿命は約3ヵ月』です。中国製のラバーだと粘着性が強く回転数も高められますが、粘着性を失いやすく、少し寿命を短めに考えて張り替えをするのがよいでしょう。

販売されている粘着ラバーの種類によっては、耐久性を考えて作られているものもあります。いつが張り替えのタイミングかわからないときには、回転性が悪くなった、粘着性をあまり感じなくなったときを目安にしてみるのがよいでしょう。

人気の粘着ラバーを紹介

粘着ラバーの中でも、人気のラバーを三つ紹介します。耐久性に優れたものや、回転性能を極限まで高めたものなどがあるため、選ぶときの参考にしてみてください。

バタフライ タキネスチョップ21

バタフライが取り扱っている『タキネスチョップ21』は、高い耐久性と使いやすい粘着性で人気のラバーです。粘着ラバーの中では、比較的長持ちするので張り替えが面倒という人にもピッタリと言えるでしょう。

ラージボールにも対応できる対応力と、回転数とコントロール性のバランスがよい点から、粘着ラバーを使ったことのない人にもおすすめです。

  • 商品名:バタフライ(Butterfly) 卓球 ラバー タキネスチョップ21 裏ソフト 守備用 05450
  • 価格:2260円(税込)
  • Amazon:商品ページ

ニッタク キョウヒョウプロ2

ニッタクが取り扱う『キョウヒョウプロ2』は、高い回転性能とスピード性能を兼ね備えてプロ選手にも愛用者がいるラバーです。とても回転数が高いラバーで使いこなすにはそれなりのテクニックが必要ですが、上手く使えば相手へ驚異的な回転のボールを打ち出せます。

高い回転性能を持っていますが、耐久性はそこまで高くないため『性能を維持するなら張り替えが頻繁に必要』です。練習量によっては、何度も張り替えが必要なこともあるため予備を用意しておくのがよいでしょう。

  • 商品名:ニッタク(Nittaku) 卓球 ラバー キョウヒョウ_プロ2 裏ソフト 粘着性 NR-8677(スピード)
  • 価格:3059円(税込)
  • Amazon:商品ページ

ヤサカ 輝龍

ヤサカの『輝龍』は、高いグリップ力を持つ粘着性シートと、テンションの高いスポンジの組み合わせによって生まれたラバーです。テンション系ラバーと似たような感覚で扱える便利さを持ちながら、高い回転のボールを生み出すことができます。

心地よい打球感があり、粘着ラバーの中でも軽量な点も人気を集めています。重たいラバーが苦手、反発性の高いラバーでも回転を求めるという人におすすめできるでしょう。

  • 商品名:ヤサカ(YASAKA) 卓球 ラバー 輝龍 B-52
  • 価格:3238円(税込)
  • Amazon:商品ページ

お手入れ用品を紹介

粘着ラバーは、専用のシートを用意しておくとより長持ちします。中でも人気の保護シートを紹介するので参考にしてみてください。

ニッタク 粘着ラバープロテクト

ニッタクの『粘着ラバープロテクト』は、粘着ラバー専用に作られた保護シートです。保管中のホコリなどの汚れからラバーを守ってくれるシートの中ではコスパがよく、何度も繰り返し使えるため人気があります。汚れてきたら水洗いできるのもポイントです。

張り付きがよく、ラバーの保護性能はとても高いですが、少し硬めのフィルムなので折れ曲がりなどには十分に注意して扱うのがよいでしょう。

  • 商品名:ニッタク(Nittaku)粘着ラバープロテクト NL-9648
  • 価格:279円(税込)
  • Amazon:商品ページ

TSP 粘着保護シート

TSPが取り扱っている『粘着保護シート』は、粘着ラバーの粘着性を保護しながら高めてくれると人気のシートです。5枚セットなので、粘着性が失われても張り替えが簡単なのも便利な点と言えるでしょう。

ほかの粘着保護シートと比べても粘着性が高いので、より粘着性を高めたいという人にはおすすめです。

  • 商品名:ティエスピー 粘着保護シート 44430 5枚入
  • 価格:640円(税込)
  • Amazon:商品ページ

粘着ラバーの使い方を実戦で覚えよう

粘着ラバーを扱うには相応の技術が必要です。何度も使用して練習し、癖を覚え持ち味を武器にできれば、高い回転数のボールで攻守のバリエーションが広がります。

実際に試合で使いこなすには、それなりの練習が必要ですが、ぜひトライして自分の戦力にしてみてはいかがでしょうか。

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