時計の革ベルトを交換するには?ベルト交換のための基本情報

2019.05.04

時計の革ベルトのちょうどいい交換時期を知っていますか?革ベルトは長く使用すると匂いや黒ずみが目立ち、弾力もなくなってきます。しかし定期的な交換で時計の品質は保てます。そのためにも自分でベルト交換する方法も覚えておきましょう。

革ベルトは定期的な交換が大切

時計の革ベルトは、繊維が複雑に絡み合った天然素材です。金属ベルトに比べて耐久性が低く、定期的な交換が必要になるでしょう。時計全体の外観を損なわないためにも、交換のサインを見逃さないようにしなければなりません。

革ベルトは劣化しやすい

革ベルトと一口で言っても、牛革・ワニ革・エイ革などさまざまな種類に分類できます。使い込むほどに手に馴染み、経年による色の変化や質感が楽しめるのが革の魅力ですが、一方で、『劣化のしやすさ』にも配慮しなければなりません。

たとえば、着脱の際に負荷がかかりすぎると、ベルト穴付近にひびが入ってきたり、折れ曲がりのシワができたりするでしょう。また、肌に直接当たる『裏革』は、汗や皮脂がしみ込んで、匂い・黒ずみ・べたつきが気になることもあります。

ベルト交換を怠ると、時計全体の外観に影響し、品格を下げてしまうため、くれぐれも放置しないようにしましょう。

交換時期の目安

革ベルトの交換時期は、使用頻度や扱い方に左右されるので、一概には言えません。

しかし、どんな時計でも2~4年もすれば、劣化が顕著になり交換せざるを得なくなるでしょう。見た目を重視し、1年前後で交換する人もいるほどです。

汚れや匂いは消臭スプレーや専用ソープなどでケアできますが、以下のような傾向があれば、早めに交換しましょう。

  • シミ・黄ばみ・黒ずみなどの汚れが目立つ
  • 匂いが強い
  • 革のひび割れ・剥げ・色落ち・退色がある
  • 折り返し部分が傷んでいる
  • 全体的に弾力がなくクタクタになっている

純正品と市販品の違い

革ベルトには、時計メーカーから出ている『純正品』と、あらゆる時計に対応した『市販品』の2種類があります。

ベルトの接合部分が特殊でなければ、市販品のベルトが使用できますが、中には「社外品のベルトは品質が心配だ」という人もいるでしょう。

純正品のベルトは、『規格がぴったり合う』『ロゴがある』『クオリティが確保されている』などのメリットがあります。その一方で、市販品よりも割高で取り寄せまでに時間がかかるのがネックです。

市販品のベルトは、純正品に比べてリーズナブルで、種類や色が豊富です。有名時計メーカーに革ベルトを提供している『皮革専門メーカー』から購入すれば、一流のクオリティのものが安く手に入るでしょう。

革ベルトは自分で交換できる?

お店で革ベルトを交換すると、数千円のコストがかかってしまいます。もし、自分でベルト交換できれば工賃が浮くと同時に、ファッションに合わせたベルトチェンジも可能になるでしょう。

道具があれば自分でもできる

自分でベルト交換をする際は、専用の工具が必要です。

革ベルトは、本体とベルト部分が『バネ棒』によって繋がっており、バネ棒が入っている『かん穴』から、バネ棒を抜き取ることでベルトが外れる仕組みです。

バネ棒を外すには『バネ棒外し』という工具が必要で、Amazonなどの通販では手ごろな価格で購入できます。お店に依頼するよりも安上がりなので、交換方法を覚えておくとよいでしょう。

修理店なら値段を抑えて依頼可能

バネ棒外しがあれば自分でベルト交換は可能ですが、大切な時計を壊してしまったり、部品を紛失したりするのが不安な人もいるでしょう。

時計メーカーで『純正ベルト購入+ベルト交換』となると、数万円の費用がかかります。費用を安く済ませたいのであれば、ベルトのみを市販で購入し、時計修理店などに交換を依頼しましょう。

時計修理店での交換費用の目安は1000~3000円前後で、所要時間は10~15分程度です。

金属製は交換できない場合もあるので注意

金属製ベルトから革ベルトへの交換も可能ですが、『バネ棒』が使われているタイプに限ります。

時計の取り付け部分にバネ棒がないものは、ピンやねじで固定されているため、市販の革ベルトへの交換は難しいです。また、時計本体とベルトが一体化しているタイプも交換はできません。

革ベルトの基本的な交換方法

革ベルトは取り付け部分の形によって『I型』と『Y型』に大別できます。それぞれの交換方法を確認しましょう。

準備するもの

準備する工具は『バネ棒外し』です。バネ棒外しは両端が使えるようになっており、片方がI型、もう片方がY型に対応しています。

必要な工具は他にありませんが、小さな部品をなくさないように、交換前は机の上をきちんと整理しておきましょう。

なお、新ベルト購入時は、ベルトのラグ幅と取り付け部分のサイズが合ったものを選ぶ必要があります。

I型のベルト交換のやり方

『I型ベルト』には、バネ棒外しの先端が尖っている方を使用します。時計のケースサイドに穴がある場合、バネ棒外し(I型)を差し込むとバネ棒が外れます。

ベルトは6時側と12時側に各1本ずつついているので両方を外してください。その後、新しいベルトに取り換え、バネ棒の先端を押し下げるようにして、バネ棒を穴の中に差し込みます。

取り付け後は、ベルトを軽く引っ張って、バネ棒がきちんと入っているかを確認しましょう。

Y型のベルト交換のやり方

『Y型』は、時計のケースサイドに穴がありません。時計とバンドの間にバネ棒はずし(Y型)を差し込んで、下に押し込むとバネ棒が外れます。

バネ棒を抜いた後は、I型と同じ要領で新しいベルトを付け替え、最後にバネ棒を押し込んで完了です。

革ベルト交換ができるお店

1~2年に1回のベルト交換であれば、専門店に依頼してもそれほどコストはかかりません。東京エリアと大阪エリアで、革ベルト交換ができるお店を紹介します。

東京エリア

東京エリアでベルト交換ができる店舗は多数あり、夜遅くまで営業しているところもあります。店舗数が多いのが靴やバッグを修理する『ミスターミニット』では、時計の電池交換やベルト交換もリーズナブルな価格で行っています。

駅チカでは、JR東京駅改札内グランスタB1Fにある『ミスターミニットグランスタ店』や『ミスターミニット東京メトロ 東京丸の内店』、『ミスターミニット東京駅 黒塀横丁店』などがおすすめです。

一方、腕時計専門店にお願いしたい人は、グランスタ丸の内にある『LUSSOグランスタ丸の内店』や時計修理技能士が在籍する『ontime 銀座ロフト店』に足を運んでみましょう。

『ビックカメラ 有楽町店』の時計コーナーでも、時計の修理・電池交換、ベルトの調整を行っています。

大阪エリア

大阪でベルト交換を行うなら、アクセス利便性に優れたJR大阪駅・阪急梅田駅周辺エリアがおすすめです。

阪急梅田駅・地下鉄西梅田駅・地下鉄東梅田駅からほど近い場所にある『move ディアモール大阪店』は、修理工房を併設したウォッチショップで、時計の修理・電池交換・ベルト交換なども行っています。

大阪駅周辺であれば、ホワイティうめだセンターモールにある『ミスタークイックマン 魔法の手 ホワイティうめだ店』に足を運んでみましょう。靴やカバンの修理がメインですがベルトの交換や調節も依頼できます。

また、『ヨドバシカメラマルチメディア梅田』は、JR大阪駅・阪急梅田駅と地下で直結しており、雨の日でも濡れずに移動できて便利です。

革ベルト交換でいつでもおしゃれ時計に

革ベルトを交換すると、まるで時計を新調したかのようにイメージが変わります。ボロボロでクタクタのベルトは時計の価値を下げてしまうので、1年または2年ごとに交換するのがよいでしょう。

自分で交換方法をマスターすれば、いつでも好きな時にベルトチェンジができます。ファッションアイテムの一つとして、いろいろなベルトを用意するのも楽しいでしょう。

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