時計磨きはどこに依頼する?研磨用アイテムと各エリアのお店紹介

2019.05.03

風防やケースにできた細かい傷や、衝撃によってついた深い傷は『時計磨き』によって改善します。プロにお任せすると新品のようにピカピカになるので一度試してみる価値はあるでしょう。おすすめの時計磨き店や自分で磨く際のアイテムを紹介します。

時計磨きは自分でできる?

毎日時計を使っていると、傷や汚れ、錆びにより時計本来の輝きが失われていきます。『時計磨き』は『ポリッシュ』とも言われ、定期的に行いたいケアの一つです。

簡単なメンテナンスは作業可能

『時計磨き』と一口にいってもさまざまな方法があります。

ケースやブレスレットの皮脂や汚れなら『セーム革』のクロスやマイクロファイバークロスで拭き取る方法が有効です。隙間に入り込んだ頑固な汚れや錆びは、専用のブラシや歯ブラシを使うとよいでしょう。

また、金属部分にできた細かい傷は、ホームセンターで購入できる『耐水ペーパー』や『金属磨きスプレー』、『ミニルーター』などを使用し丁寧に磨き上げていきます。内部はくれぐれも開けないようにしてください。

このように、ちょっとした汚れ落としや磨きであれば自分でもできますが、『やりすぎは禁物』です。不安な人は専門店に依頼しましょう。

時計のモデルによってはお店に依頼を

簡単なメンテナンスでも、自己流の磨きは行わない方がよい時計の種類やモデルがあります。

たとえば、『機械式腕時計』は、中のムーブメントが命ですが、それを守る『ケース部分』も同じくらい重要です。自己流の磨き方で何度も研磨されると次第にやせ細っていき、防水性能に問題が出てくるでしょう。

また、サファイアガラスの傷を自分で研磨するのは難易度が高く、力が入りすぎると深い傷ができてしまいます。表面がでこぼこに仕上がる可能性も高いので、プロにお願いするのが賢明です。

依頼時の値段の目安

時計磨きは、オーバーホールをした際に一緒に依頼するのがおすすめです。単独よりも割安になる上、2~4年に1回のペースであれば磨きすぎによる『ケースの痩せ』が防げます。

料金は店ごとに若干の差がありますが、『ケース+ベルト』で2万円前後が相場です。また、細かい傷がある場合と深い傷がある場合では研磨方法が異なるので、詳細は店頭で確認しましょう。

自分で磨くときに必要なアイテム

時計はとても繊細なので、自分で磨く際もそれなりの専門工具を使う必要があります。以下の3つがあれば、細かい傷や汚れのほとんどは綺麗になるでしょう。

金属磨きの定番 ピカール

真ちゅう・銅・ステンレス・アルミなどあらゆる金属に使用できる『金属洗浄剤』です。柔らかいクロスに適量を付けて磨くだけで、表面の汚れや錆びがとれてピカピカになります。

最初に粗い汚れや錆びを落としておき、最後の仕上げにピカールを使用するのがポイントです。300gの大容量なので、車のホイールを磨くのにも活躍するでしょう。

プラスチック類の汚れ落としにも使えるため、買っておいて損はありません。手に付着すると匂いが残るので手袋を使うのがおすすめです。

  • 商品名:ピカール
  • 価格:861円(税込)
  • Amazon:商品ページ

小さな傷に サンエーパール 28g 時計風防用研磨剤

時計の風防磨きに最適な研磨剤で、プラスチック・アクリルガラス・強化プラスチックなどに使用可能です。

プロの作業現場でも使用されており、磨く人の技術にもよりますが、細かなかすり傷のほとんどは綺麗に消えるでしょう。

傷の除去だけでなく、プラスチックの曇り防止やツヤ出しにも一役買ってくれます。ジュエリー磨きや時計磨きの仕上げに使用しましょう。

28gですが、少しの量でピカピカになるのでコストパフォーマンスは抜群です。

  • 商品名:サンエーパール 28g 時計風防用研磨剤
  • 価格:1000円(税込)
  • Amazon:商品ページ

小型リューター TACKLIFE ミニルーター 6段変速 100W

研磨・切断・穴あけ・汚れ落としなどに使える6段変速の小型リューターで、時計の細かい傷や深い傷を研磨するのに使えます。手磨きよりも楽に磨けますが、回転速度が速いため、磨きすぎに注意しましょう。

100Wのパワフルモーターと17種・83ピースの先端工具は、研磨や汚れ落とし以外の用途でも大活躍します。初心者よりも、時計磨き上級者におすすめのアイテムです。

  • 商品名:TACKLIFE ミニルーター 6段変速 100W
  • 価格:4199円(税込)
  • Amazon:商品ページ

東京、横浜エリアの時計磨き店

自分での時計磨きに限界を感じたときは、専門店に依頼しましょう。東京・横浜エリアで時計磨きができるショップを紹介します。

御徒町エリアの東京美宝

腕時計の修理・オーバーホール・外装研磨を行う時計専門店で、御徒町駅から徒歩1分の近さにあります。

小傷を研磨で消す『新品仕上げ』は、部分仕上げが5000円~、全体仕上げが1万8000円~です。

ロレックスの場合、オーバーホール料金が2万8000円前後ですが、新品仕上げをセットにすると3万8000円(セット料金)とお得になります。

修理や時計磨きの他に、時計を無料で点検する『時計ドッグ』や時計をドレスアップさせる『アフターダイヤ加工』なども行っており、時計のことなら何でもお任せできるでしょう。

  • 店舗名:東京美宝
  • 住所:東京都台東区上野5-19-2
  • 電話番号:0120-164-492 03-3831-5500
  • 営業時間:11:00~19:00 毎月最終土曜は12:00~17:00(予約制)
  • 定休日:土日・祝日
  • 公式HP

中野の修理店オロロジャイオ

10~30年のキャリアを持つ時計修理技能士が在籍する時計修理専門店で、高級腕時計からアンティークまで幅広く対応しています。

『外装磨き』はステンレスはもちろん、ゴールド・ピンクゴールド素材も可能で、まるで新品のようなツヤと輝きが蘇るでしょう。

『ケース&ブレスレット』は1万6000円~、ケースまたはブレスレットが1万円~です。素材によって料金が変わるので詳細は店頭にてご確認ください。オーバーホールとセットにするのがおすすめです。

中野駅より徒歩2分なので、仕事帰りでも立ち寄りやすいでしょう。

  • 店舗名:オロロジャイオ
  • 住所:東京都中野区中野2-11-5 吉田ビル2F
  • 電話番号:03-3383-0833
  • 営業時間:11:00~19:00
  • 定休日:年中無休(年末年始を除く)
  • 公式HP

都内に4店舗ウォッチ・ホスピタル

『ウォッチ・ホスピタル』は新宿・神田・八重洲口・ルミネ有楽町に店舗を持つ時計修理の専門店です。WEBによる全国対応も行っており、何でも親身になって相談に乗ってくれる姿勢はまさに『時計のお医者さん』でしょう。

時計磨きは、細かい傷に対応した『ライトポリッシュ』と、新品のようにピカピカに仕上げる『プレミアムポリッシュ』の2種類があります。ケースのみのライトポリッシュは5000円~とリーズナブルなので気軽に依頼できそうです。

なお、公式HPでは、チャットでの質問を受け付け中です。来店前に不安な点があれば遠慮なく聞いてみましょう。

  • 店舗名:ウォッチ・ホスピタル 新宿店
  • 住所:東京都新宿区西新宿1丁目18−4 共新ビル3F
  • 電話番号:0120-973-964
  • 営業時間:平日11:00~20:00 土日・祝11:00~19:00
  • 定休日:年中無休(年末年始を除く)
  • 公式HP

みなとみらいにもあるウォッチレスキュー

『ウォッチレスキュー』は名古屋・東京・横浜に店を構える時計修理専門店で、メンテナンスのほかに買取サービスも行っています。

『新品仕上げ』は『ケース&ブレスレット(ステンレス)』が1万8360円です。『ケースのみ(ステンレス)』が1万2960円なので、セットが断然お得でしょう。曇りや汚れを落とす『超音波クリーニング(2000円~)』もおすすめです。

横浜みなとみらい店は、交通利便性の高いみなとみらいのランドマークプラザ内にあります。ショッピングの際に立ち寄ってみましょう。

  • 店舗名:ウォッチレスキュー 横浜みなとみらい店
  • 住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1 ランドマークプラザ5F
  • 電話番号:045-227-6167
  • 営業時間:11:00~20:00
  • 定休日:年中無休(ランドマークタワー休館日除く)
  • 公式HP

大阪エリアの時計磨き店

大阪エリアで時計磨き店を探すなら、アクセスに優れた梅田エリアがよいでしょう。駅からも近いため、仕事帰りに立ち寄りやすいのがメリットです。

梅田の腕時計修理専門店シエン

梅田エリアを代表する腕時計修理専門店で、阪急梅田駅、大阪駅からのアクセスが良好です。オーバーホールの技術者と磨きの技術者を別々にすることでクオリティの高さを保持しています。

価格は2万円~ですが、オーバーホールとセットにすると、新品仕上げ料金が半額以上安くなるのがポイントでしょう。オーバーホールには1年間品質保証(オーバーホール)が付き、納期は3週間とスピーディーな点も評価されています。

店頭に持ち込みをする際は必ず事前に予約をしましょう。郵送での受付は随時行っています。

  • 店舗名:シエン
  • 住所:大阪府大阪市北区豊崎3-10-2 I&F梅田205
  • 電話番号: 0120-068-065 06-6292-8885
  • 営業時間:11:00~19:00
  • 定休日:土日・祝日
  • 公式HP

ドーチカにある時計修理のMr.BOB

名古屋エリアを中心に展開する時計修理専門店です。大阪は『ドーチカ店』の1店舗のみで、西梅田駅から徒歩2分の場所にあります。

『外装一式研磨』は1万5000円~、『風防研磨』は3000円~とリーズナブルです。

なお、本社の修理室には50年の経験を持つベテランCMW(公認高級時計師)をはじめ、高い技術を持ったスタッフが在籍しています。修理も時計磨きも安心してお任せできるでしょう。

ドーチカ店は平日の営業時間は8時から20時までと長めなのが便利です。

  • 店舗名:時計の修理Mr.BOB ドーチカ店
  • 住所:大阪市北区堂島1堂島地下街5号
  • 電話番号:06-6485-8390
  • 営業時間:平日8:00~20:00 土日・祝日10:00~20:00
  • 定休日:第3日曜日
  • 公式HP

その他エリアの時計磨き店

福岡と新潟にある個性豊かな時計磨き店を厳選して紹介します。来店時は営業時間や定休日を確認しておきましょう。

福岡エリア 新天町ハナブサ

福岡市中央区天神にある時計と宝石の専門店で、時計のオーバーホールから宝石のリペアまで幅広く行っているのが特徴です。店舗の2Fは『小さな時計博物館』になっているので、足を運んだついでにのぞいてみてはいかがでしょうか。

『ポリッシュ』は全体・部分の両方に対応しており、細かなキズや擦れによるくすみがリフレッシュされます。素材・形状によっては磨けない場合もあるため、まずは気軽に相談してみましょう。

素人では難しい革ベルトの洗浄や色の補正なども行っています。

  • 店舗名:ハナブサ
  • 住所:福岡市中央区天神2丁目8-231 新天町南通り
  • 電話番号:092-712-8723
  • 営業時間:月~土10:00~20:00 日・祝10:00~19:00
  • 定休日:年中無休(年末年始を除く)
  • 公式HP

新潟エリア 南雲時計宝飾店

新潟県南魚沼市にある時計宝飾店で六日町駅からは徒歩圏内です。店舗は1932年の創業ですが、1924年から時計と秤の修理を行っている長い歴史を持っています。

時計の販売・修理・改良を幅広く手掛けており、ギナーンやドゥゲナなどのドイツ腕時計に関しては、新潟県唯一の輸入総発売元としても知られています。

時計磨きの料金はHPで公開されていないため、メールや電話で問い合わせてみましょう。店構えはアットホームで、はじめての人でも入りやすい雰囲気です。

  • 店舗名:南雲時計宝飾店
  • 住所:新潟県南魚沼市六日町41番地
  • 電話番号:025-788-0005
  • 営業時間:10:00~12:00 13:00~17:00
  • 定休日:公式HPを参照(店長不在時は不可)
  • 公式HP

愛用の時計は時計磨きで綺麗に

時計は大切に使っていても、錆びや擦れ傷がついてしまうものです。程度が軽ければ、時計磨き専用の道具を購入して自分で手入れをするのもよいでしょう。

時計磨きは、技術の差が如実に表れる作業です。素人とプロでは雲泥の差が出るため、オーバーホール時にプロの時計磨きを体験してみてはいかがでしょうか。傷だらけの時計が新品のようにリフレッシュされ、ますます愛着がわいてくることでしょう。

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