今日から話したくなるカフェの豆知識。カフェに関するあれこれを紹介

2019.05.02

身近にあるドリンクであるコーヒーや、そのコーヒーを提供するカフェですが、意外に知らないことも多いものです。カフェやコーヒーに関する豆知識を知っておくと、カフェで飲むコーヒーがよりおいしく、興味深いものになるでしょう。

カフェと喫茶店の違い

同じ『コーヒーを飲める場』として認識されているカフェと喫茶店は、同じタイプの店と思われがちですが、具体的に以下のような違いがあります。

カフェと喫茶店は営業形態が違う

カフェと喫茶店の最も大きな違いは、営業形態です。カフェが『飲食店営業許可』を受けていますが、喫茶店は『喫茶店営業許可』という異なる種類の営業許可を得て経営されている点が異なります。

この2種類の営業許可は、『食品衛生法施行令』により定められています。

喫茶店営業許可は飲食店営業許可より取得しやすいですが、アルコール類を提供できません。加熱するのみの簡単な調理しか行えないため、提供できるフードは軽食に限られます。

これに対し、カフェで必要な飲食店営業許可では、アルコール類や手間のかかる料理の提供も可能です。

喫茶店と純喫茶の違いは?

喫茶店の中には、『純喫茶』と呼ばれる店舗もあります。この純喫茶も、喫茶店とは異なる形態なのです。

純喫茶では、アルコール類を提供している点が喫茶店との違いで、アルコール類提供の有無により、喫茶店と区別を付けるために純喫茶という名称が使われています。

アルコール類を提供しているということは、純喫茶の営業許可の種類は喫茶店とは異なり、純喫茶は『飲食店営業許可』を取得して経営されています。

喫茶店の日がある

毎年4月13日が『喫茶店の日』に制定されていることをご存知でしょうか。日本で初めて喫茶店がオープンした日であることから、この日が喫茶店の日となりました。

日本初の喫茶店は、1888年4月13日に東京・上野でオープンした『可否茶館』です。1階にビリヤード場が入る洋館の2階に開業した喫茶店でしたが、わずか5年で閉店しています。

気になるカフェインが多いドリンクは?

コーヒーと言えば、カフェインを多く含む飲み物として有名です。その他にもカフェインを多く含むドリンクもあります。カフェインの効果とともに、詳しく紹介していきましょう。

カフェインの効果

カフェインの効果としてよく知られているのは眠れなくなる、胃を痛めてしまうなど、『健康への悪影響』が心配されるものが多いものです。

しかし、コーヒーは昔から『薬代わり』として飲まれていたことがあります。コーヒーに含まれるカフェインの効果はネガティブなものばかりではなく、良い効果もあり、その一つが、血糖値を下げる効果です。

カフェインをはじめ、コーヒーに含まれる『クロロゲン』というポリフェノールの一種は、血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。週に5杯以上のコーヒーを飲む人は、飲まない人よりも糖尿病のリスクが下がったというデータもあるほどです。

代謝を活発にする効果があるカフェインには利尿効果がある他、蓄積した疲労を感じにくくしてくれるため、『疲労回復効果』も期待できます。

なお、カフェインを体内で分解する酵素はニコチン分解を行う酵素と同じであるため、喫煙者のカフェイン代謝速度は非喫煙者よりも速く、その分効果も短くなるといわれています。

エスプレッソとドリップ カフェインが多いのは?

ドリップコーヒーと比較すると、エスプレッソコーヒーは味も苦味も濃く、カフェイン量も多いような気がしてしまうものです。しかし、意外にも『ドリップコーヒーの方がカフェイン量が多い』のです。

コーヒーのカフェインは、抽出時間と豆の量で決まります。

短時間で一気に抽出するエスプレッソとは異なり、ドリップコーヒーは時間をかけて抽出をします。また、ドリップコーヒー1杯はエスプレッソ1杯より量も多いため、1杯あたりに使用する豆の量も多くなります。

これらの理由から、同じ1杯分でもカフェイン量はドリップコーヒーの方が多いという結果が出ます。

しかし、もしドリップコーヒーと『同じ量』のエスプレッソを飲むとしたら、カフェインが抽出されやすい細挽きの豆を使用するため、エスプレッソのカフェイン量の方が多くなるでしょう。

カフェインが含まれるその他のドリンク

コーヒー以外にもカフェインが含まれるドリンクは身近にあります。日本人がよく飲む『緑茶』にもカフェインが含まれていますが、1杯あたりの含有量はコーヒーの半分以下です。

しかし、緑茶でも種類によってカフェイン量は異なります。煎茶の一種である『玉露茶』は、栽培方法の違いによりカフェインの含有量が一般的な緑茶より多く、1杯あたりのカフェイン量はコーヒーの2倍以上と言われています。

また、『紅茶』にもカフェインが含まれており、コーヒーよりは少ないものの、緑茶より多い含有量となっています。

カフェメニューの違い

カフェでは、抽出したコーヒーをアレンジしたさまざまなメニューが提供されています。一見似たように見える、異なるメニューを見かけることもあるでしょう。

そこで、よく似ているけれど違いがあるメニューについて解説していきます。

カフェオレとは?

カフェの定番メニューの一つ『カフェオレ』とは、フランス語で『コーヒー+牛乳』という意味を持ちます。

ベースとなるコーヒーはドリップコーヒーで、これに同じ割合の牛乳(ミルク)を足したものが、カフェオレです。

カフェラテとの違い

カフェオレと似たドリンクには『カフェラテ』があります。こちらはイタリア語で『コーヒー+牛乳』という意味で、意味自体はカフェラテと同じですが、ベースとなるコーヒーや使用するミルクの割合が異なります。

カフェラテは、『エスプレッソをベース』としています。これに、蒸気で温めてスチームミルクを加えています。コーヒーとミルクが同じ割合のカフェオレに対し、カフェラテはエスプレッソ2:スチームミルク8と、ミルクの割合が多いのも特徴です。

カフェモカやカプチーノとの違い

コーヒーを使用したドリンクには、他にもたくさんの種類があります。カフェでよく見るコーヒーメニューとして、『カフェモカ』や『カプチーノ』などもありますが、何が違うのかいまいちピンとこない人も多いのではないでしょうか。

まず、カフェモカとカプチーノはいずれもエスプレッソをベースにしたドリンクです。加えるものにより、メニューが変わってきます。

カフェモカは、『エスプレッソにスチームミルクとチョコレートシロップ』を加えたもの、そしてカプチーノは『エスプレッソにスチームミルク、さらに泡立てたフォームドミルク』を加えたドリンクです。

カプチーノはエスプレッソ、スチームミルク、フォームドミルクをそれぞれ1:1:1の割合で使用します。泡の部分が多く、ミルク成分自体は少ないので、カフェラテよりもエスプレッソの『苦味』を味わえます。

アイスコーヒーの話

暑い夏には、冷たいアイスコーヒーを飲む機会も増えます。しかし、このアイスコーヒーは万国共通のメニューではなく、日本発祥のメニューであることをご存知でしょうか。

日本発ジャパニーズアイスコーヒー

濃いめに淹れたコーヒーに氷を入れて冷やしたアイスコーヒーは、英語では『ジャパニーズアイスコーヒー』と呼ばれています。その理由は、日本で生まれた独自のメニューだからです。

海外では冷たいコーヒーというメニューそのものがないことも多く、実はアイスコーヒーを探すのが困難、ということも珍しくないのです。

海外でもシェアが拡大中

海外ではアイスコーヒーを探すのが大変、と上の項目で触れましたが、最近ではその状況が変わりつつあります。例として、アメリカでは8割以上の人がホットコーヒーの方を好み、アイスコーヒーを好む人は少数派というデータがありました。

しかし近年、アメリカを本拠地としる大手コーヒーショップチェーン『スターバックス』でアイスコーヒーのメニューを開発・投入しており、アイスコーヒー人気も高まっていると言われています。

海外でも、日本のようにペットボトル入りのアイスコーヒーの販売を行うなど、日本発のアイスコーヒー人気は高まってきていると言えます。

ダッチコーヒーもある

冷たいコーヒーは、日本発のアイスコーヒーだけではありません。いわゆる『水出しコーヒー』として知られている『ダッチコーヒー』も、冷たいコーヒーの一つです。

ダッチコーヒーはその名称からわかるように、オランダ人によって考案されたドリンクです。これも冷たいコーヒーですが、『ドリップしたコーヒーを冷やすアイスコーヒー』と異なり、ダッチコーヒーは最初から『水』でドリップを行います。

ダッチコーヒーは水でゆっくりと抽出するので、カフェインや苦味の元となるタンニンの含有量が少なめの、まろやかなコーヒーに仕上がります。

全国で最も店舗数が多い有名チェーンは?

気軽にコーヒーを飲めるチェーン店は、日本各地に多数展開されています。数あるコーヒーチェーン店で日本国内で店舗数が多いのが、以下の3店です。

1位 スターバックスコーヒー

47都道府県すべてに出店している、アメリカ・シアトル発祥の『スターバックスコーヒー』が、日本で最も店舗数の多いコーヒーチェーン店です。日本だけにとどまらず、アメリカをはじめ世界約90カ国に出店する、世界的にも知名度の高いコーヒーチェーンです。

ドリンクの単価は高めですが、季節ごとに登場する限定メニューがSNSなどで話題になることも多く、広告宣伝費をほとんどかけていないにもかかわらず、高い人気を維持しつづけています。

Starbucks Coffee Japan – スターバックス コーヒー ジャパン

2位 ドトールコーヒー

日本での店舗数第2位は、こちらも全都道府県に展開する『ドトールコーヒー』です。質の高いコーヒーを低価格で提供しており、フードメニューも豊富です。

リーズナブルな価格帯ですが、ドトールコーヒーでは使用するコーヒー豆にもこだわっています。

一般的なコーヒーチェーンで使用される豆が『熱風焙煎』なのに対し、ドトールコーヒーでは手間やコストがかかる『直火焙煎』専用機械を独自開発し、コーヒー本来の味や香りを楽しめるコーヒーを提供しています。

ドトールコーヒーショップ

3位 コメダ珈琲店

第3位は、喫茶店文化が根付く愛知県名古屋市発祥の『コメダ珈琲店』です。上位2店はセルフサービス方式ですが、コメダ珈琲店はフルサービス式という特徴があります。

デニッシュ生地にソフトクリームを乗せた『シロノワール』は、コメダ珈琲店を代表するメニューとして知られ、根強い人気を誇ります。

珈琲所コメダ珈琲店

結果は意外?2018顧客満足カフェランキング

たくさんの店舗を展開しているチェーン店が、必ずしも満足度が高いとは限りません。2018年の顧客満足カフェランキングによれば、上位3店は意外なことに以下のような結果となっています(サービス産業生産性協議会の顧客満足度調査「2018年度JCSI(日本版顧客満足度指数)」の調査結果による)。

1位 カフェ・ベローチェ

店舗数トップ3にランクインしていなかった『カフェ・ベローチェ』が、顧客満足トップに輝いています。カフェ・ベローチェは全国12都道府県にのみ展開しているため、行ったことがないという人は多いかもしれません。

2016年を境にカフェ・ベローチェの満足度は上昇傾向にあり、2018年についにトップに躍り出ました。その理由として挙げられるのは、リーズナブルな価格と店内の雰囲気です。

カフェチェーン店の中には、ちょっと入りにくい雰囲気の店もあります。しかしカフェ・ベローチェは、老若男女すべての人が入りやすい空間で、客層の広さにもそれが現れています。その利用しやすさが、満足度につながったと考えられます。

カフェ・ベローチェ|株式会社シャノアール

2位 ドトールコーヒー

満足度第2位は、店舗数でも2位にランクインしたドトールコーヒーです。こちらもやはり、提供するメニューの安さが満足度に反映されていると言えます。

そして、1位のカフェベローチェと同様に、ドトールコーヒーの店内は入りやすい雰囲気であること、駅前などにある立地の良さと利便性も、満足度の高さにつながっています。

3位 コメダ珈琲店

第3位は、こちらも店舗数ランキングと同様のコメダ珈琲店です。ここまで名前が挙がった中で唯一の、フルサービスを行うコーヒーチェーン店です。

コメダ珈琲店ではフードメニューが充実しているのでしっかり食事ができる、名古屋名物の『モーニング』を楽しめるお得感なども、満足度が高い理由でしょう。

一度は行ってみたい、少し変わったカフェ

日本中には上記の人気コーヒーチェーン店だけではなく、多数のカフェが存在し、さまざまな場所でおいしいコーヒーを楽しめます。中には、なかなか普段味わえない非日常感満載のカフェもあります。

そこで、ぜひ一度足を運んでもらいたい、ユニークなカフェを4軒紹介します。

ハンモックカフェ mahika mano

オシャレなカフェが多いエリアとして知られる東京・吉祥寺にあるこちらのカフェは、店内の椅子すべてがハンモックになっています。ハンモックに座って揺られながら、ゆったりとコーヒーを飲みながらくつろげます。

ハンモックは店頭で販売も行っているので、こちらのカフェで座って気に入ったハンモックを、自宅に設置することも可能です。

  • 店舗名:ハンモックカフェ mahika mano
  • 住所:東京都武蔵野市吉祥寺南町2-8-1 サンパレス1F
  • 電話番号:0422-42-5930
  • 営業時間:月~土曜11:30~20:00、日曜11:30~21:00
  • 定休日:不定休
  • 公式HP

足湯カフェ ほぐれすと

温泉地などへ行くと、気軽に温泉を体験できる『足湯』が設置されていることがありますが、こちらは東京・御徒町にある、店内で気軽に足湯につかりながらコーヒーを楽しめる、ユニークなカフェです。

足からお湯で温まりながらコーヒーを飲める以外にも、マッサージやリフレクソロジーなどのリラクゼーションメニューも提供しています。

体に不調を感じている、ストレスを感じているときは、こちらでコーヒーを飲みつつマッサージを受ければ、不調の改善も期待できるでしょう。

  • 店舗名:足湯カフェ ほぐれすと
  • 住所:東京都台東区台東4-8-5  T&T御徒町ビル3F
  • 電話番号:03-6803-2971
  • 営業時間:月~土曜10:00~20:00、日曜10:30~20:00
  • 定休日:木曜日
  • 公式HP

プラネタリウムカフェ and people ginza

かつて能楽堂だった空間にある『and people ginza』は、その高い天井を生かしてカフェの空間全体をプラネタリウムにしています。メインフロアでは、4Kの超高画質映像で映し出される満点の星空を見ながら、コーヒーや食事を満喫できます。

その他にも、異なる雰囲気のフロアが用意されており、花火やオーロラ映像なども楽しめます。

  • 店舗名:プラネタリウムカフェ and people ginza
  • 住所:東京都中央区銀座6-5-15 銀座能楽堂飯島ビル9F
  • 電話番号:03-3573-8440
  • 営業時間:月~木曜17:00~23:30、金曜17:00~翌1:00、土曜12:00~翌1:00、日・祝
  • 12:00~23:30
  • 定休日:不定休
  • 公式HP

探偵カフェ プログレス

最後に紹介する東京・池袋にあるこちらのカフェは、同名の総合探偵社がプロデュースした、スタッフ全員が現役探偵というとてもユニークなカフェです。

探偵が使用する機器を使用して、実際に仕掛けられた盗聴器を発見する『盗聴発見』やアメリカで犯罪者が撮影される写真『マグショット』の撮影などを無料で体験できるほか、指紋採取や特殊メイクなどを有料で体験できます。

料理人やバーテンダーから転身した探偵がスタッフなので、探偵カフェならではのアクティビティを楽しめるだけではなく、ドリンクやフードメニューも豊富に揃っています。

  • 店舗名:探偵カフェ プログレス
  • 住所:東京都池袋2-47-12 第Ⅱ絆ビル9F
  • 電話番号:03-6698-2263
  • 営業時間:カフェタイム:土日祝 11:30~17:30、バータイム:月~土曜19:00~翌4:00、日曜19:00~0:00(祝前日除く)
  • 定休日:不定休
  • 公式HP

雑学と一緒にカフェを楽しもう

ちょっとした知識でも頭に入れておくと、コーヒーの楽しみ方も変わります。他では味わえない雰囲気いっぱいのユニークなカフェでコーヒーを飲むのも、普段とはまた違う味わいになるでしょう。

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