コーヒーの専門家バリスタとは?バリスタが作る本格コーヒーを楽しむ

2019.05.02

バリスタは、おいしいコーヒーを提供する知識と技術を持つコーヒーの専門家です。バリスタの仕事内容や技術などの基本のほか、バリスタになるための方法、バリスタによるおいしいコーヒーが飲めるカフェなどの情報をまとめました。

コーヒーの専門家 バリスタとは?

カフェに行ったりコーヒーを飲んだりするときに聞くこともある『バリスタ』ですが、実際にどのような人をバリスタと呼ぶのか知っていますか。

名前は知っているけれど具体的にどんなことをする人なのか知らない、ということも多いバリスタについて、まず基本情報を紹介します。

最高のコーヒーを提供する接客のプロ

バリスタとは、元々はイタリア語で『バールで接客をする人』という意味を持つ単語です。日本ではそれが転じてカフェなどでエスプレッソマシンを使ってコーヒーなどのドリンクを提供するプロのことを指します。

ドリンクを作るだけに限らず、バリスタにとっては接客も大事な仕事です。来店した人が望むドリンクを提供して満足してもらい、快適な空間を作ることもバリスタにとって重要なポイントなので、『高いレベルの接客技術』も求められます。

ラテアートもバリスタ技術の一つ

泡立てたミルクを乗せたエスプレッソの上に模様やイラストを描く『ラテアート』は、バリスタが持つ技術の一つです。必ずしもすべてのバリスタがラテアートを描けるとは限りませんが、カフェでサービスの一環として行うケースは多く見られます。

ラテアートを描くには、模様やイラストを描くための技術以外にも、ベースとなるミルクの泡の質も関わってきます。これはアートを描くときに土台となる、ミルクの泡のきめ細かさが完成の良し悪しを左右するためです。

本来、バリスタには『ミルクの取り扱い技術』も求められますが、その技術を応用できるか否かも、ラテアートの技術に繋がると言えます。

バリスタの世界大会がある

バリスタには、コーヒーの知識やドリンクの作り方などを競う『世界大会』が存在します。コーヒーに関する豊富な知識、そして制限時間内に指定されたドリンクを作ることをはじめとして、作業内容の質や正確性なども厳しく審査されます。

この世界大会は、日本国内で行われる日本大会を勝ち抜いたバリスタに出場権が与えられます。

その他にも、ラテアートやコーヒー豆の焙煎技術を競う大会などもあり、バリスタの技術や実力を試す『絶好の機会』となっています。

バリスタになるための条件

幅広いコーヒーに関する知識や技術を求められるバリスタですが、バリスタになるにはどのような条件や方法があるのかをまとめました。

資格は不要、ただし技術の証明になる

カフェなどで働くバリスタには、特に資格は必要ではありません。必須の条件も特に定められていないことが多いですが、当然ながらコーヒーの一定の知識や技術は必須です。

中には、独学でバリスタの勉強をして知識と技術を習得してから、バリスタとして活躍する人もいます。

現時点でバリスタの国家資格は存在しませんが、以下で紹介する『民間資格』を取得しておけば、知識や技術がどの程度あるかの判断材料になるでしょう。

日本バリスタ協会の資格

『一般社団法人日本バリスタ協会(JBA)』では、協会が定めた基準でエスプレッソを抽出できる目安として『JBAバリスタライセンス』という資格を設定しています。

この資格には1~3までのレベルがあり、レベル1から取得を目指します。対象は『バリスタとして業務に従事している人』で、JBA認定校での座学・実技講習を経て、受験という流れになります。

JBA – 日本バリスタ協会 –

日本スペシャルティコーヒー協会の資格

バリスタの資格として、JBAのライセンスと同様の認知度を持つ資格が、『日本スペシャルティコーヒー協会』の『コーヒーマイスター』です。

この資格では、コーヒーの基本技術と深い知識習得をベースとして、豊かなコーヒー生活を提案するプロをコーヒーマイスターと呼び、その認定のためには養成講座と実技講習受講が必要です。

コーヒーマイスター取得後は、さらに上の『アドバンスド・コーヒーマイスター』資格が目指せます。

一般社団法人 日本スペシャルティコーヒー協会

本場海外のバリスタ資格

日本で取得できる上記の資格だけではなく、もっと技術を磨きたい、知見を広めたいという人には、海外で学ぶという選択肢もあります。

海外では日本よりもコーヒー文化が根付いており、有名バリスタが多く活躍する街もあります。そのような場所でバリスタの勉強をし、資格を取得するのもいいでしょう。

海外へのコーヒー留学が人気

日本を飛び出し、コーヒーやカフェで有名な海外へバリスタ修行のための留学をする人が増えていると言われています。

日本よりもバリスタ人口が多い海外で勉強することで、『より高いバリスタとしての技術』を身につけられることが期待できるでしょう。

コーヒーと言えば、豆の産地であるブラジルやエスプレッソの本場であるイタリアを連想することが多いのではないでしょうか。しかし、以下の国が人気のバリスタ留学先となっています。

人気の留学先 オーストラリア

バリスタ留学として人気が高いのは、オーストラリアです。中でも、オーストラリア第2の都市である『メルボルン』は、イタリア系の移民が多いという土地柄から、多数のカフェが立地しています。

そのため、メルボルンにはいち早くコーヒー文化が根付き、バリスタの数も多いことから、コーヒー文化の中心都市の一つとなっています。

コーヒー文化が根付いていることはもちろん、英語を学べる『語学学校にバリスタ技術を学べるコース』が併設されている点も、オーストラリアがバリスタ留学に人気のポイントです。

このようなコースではバリスタに必要な技術や知識はもちろん、接客に必要な英語も含んだ総合的なカリキュラムが組まれているところが多く、コース修了後には修了書をもらえるので、現地でのアルバイト探しにも役立つでしょう。

語学力が心配な人でも、まず語学を学びながら同じ学校でバリスタコースを受講できるのが、オーストラリアで学ぶ大きなメリットと言えます。

目的に応じた多種多様なコース

オーストラリアのバリスタコースは、上記のように語学学校に併設されているところも多く、比較的受講しやすい環境にあります。

コース内容も学校によって多種多様で、1日の受講で基礎だけを学べるコースもあれば、バリスタ資格である『Barista Certificate』取得を目指せるコースもあります。

アメリカでバリスタ技術を学ぶ

オーストラリアは、語学学校併設のバリスタコースが豊富で、資格取得も目指せますが、アメリカもコーヒー文化の中心地として広く知られています。

有名カフェも多いアメリカの都市は、バリスタの勉強をする場所としておすすめです。

アメリカはコーヒー文化の発祥地

人気コーヒーショップチェーン『スターバックス』を生んだアメリカ西海岸の都市・シアトルは、『コーヒー文化の発祥地』として知られています。

シアトル発のコーヒー文化は『シアトル系コーヒー』と呼ばれ、エスプレッソをベースとした濃いコーヒーを提供するコーヒーショップが続々誕生しました。

日本でも、スタバと同様の形態を持つシアトル系コーヒーショップは、現在も高い人気があります。

同じ西海岸のサンフランシスコも、シアトル系に続く新しいコーヒー文化『サードウェーブコーヒー』をリードするコーヒー文化の発信地として、注目されている街です。

シアトルは留学先としても人気

アメリカ国内でバリスタ留学に人気の都市は、やはりアメリカのコーヒー文化を牽引する『シアトル』でしょう。

スターバックスなどのシアトル系コーヒーショップはもちろん、シアトルには世界でも名の知れたバリスタが店を構えるなど、バリスタの勉強をするには最高の環境が整っています。

アメリカには、オーストラリアの『Barista Certificate』のようなバリスタ資格がありませんが、有名バリスタが多い街で他の都市ではできない経験を積むことも可能です。

アメリカで本格的にバリスタとして修行をしたいなら、『無給インターン』として実績を積むのも一つの方法でしょう。

コーヒーの街ポートランドも要注目

シアトルの南に位置する街・ポートランドも、実は多数のカフェやコーヒーショップが集まるコーヒーの街として知られています。

アメリカのコーヒーマガジンの発行元やコーヒーマシン専門店なども立地しており、『コーヒーの聖地』と呼ばれることもあるほどです。

このポートランドにある『Bellissimo Coffee Advisors』で開催している『The American Barista & Coffee Workshops』では、バリスタや焙煎など複数のコースに分かれて専門的なコーヒーの知識や技術を学べます。

このうち、バリスタコースでは、バリスタとしての基本であるコーヒーマシンの取り扱い方やメニュー開発、ミルクのスチームやラテアートなど、バリスタに必要な基礎を2日間で一通り学べます。

さらに、ラテアートや機器メンテナンスなどの技術をレベルアップしたいときには、上級者向けコースの受講も可能です。

都内のカフェでバリスタの味を楽しもう

シアトルやポートランドまで行かずとも、優秀なバリスタによるコーヒーを楽しめるカフェがたくさんあります。

バリスタ世界チャンピオンのカフェPaul Basset

オーストラリア出身のバリスタ世界チャンピオンであるポール・バセット氏がプロデュースした、世界初の『エスプレッソカフェ』です。

すべて店内で焙煎されるコーヒー豆は世界中から厳選されたもののみを使用し、エスプレッソに最適な焙煎方法に仕上げています。店内で焙煎されたコーヒー豆も販売しているので、ここだけでしか楽しめない上質なコーヒーを自宅でも楽しめます。

  • 店舗名:Paul Basset
  • 住所:東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビルB1F
  • 電話番号:03-5324-5090
  • 営業時間:月~金曜日7:30~20:30、土曜日8:00~20:00、日・祝日9:00~19:00
  • 公式HP

豊かなコミュニケーションの場を提供 バール デル ソーレ

関東地方を中心に展開する『バール・デルソーレ』は、日本のバリスタ大会で優勝・世界大会への出場経験を持つバリスタ・横山千尋氏によって設立されたカフェバーです。

各店舗ではイタリアのバールのような雰囲気で、本格的なコーヒーを楽しめます。また、こちらのカフェの運営元では、バリスタライセンススクールを開講しており、『JBAバリスタライセンスの取得』を目指している人向けのセミナー受講も可能です。

  • 店舗名:バール・デルソーレ 赤坂見附店
  • 住所:東京都港区赤坂3-19-10 アパヴィラホテル赤坂見附1F
  • 電話番号:03-3568-1226
  • 営業時間:月~土曜日7:30~24:00、日・祝日7:00~23:00
  • 定休日:1月1日
  • 公式HP

ラテアートを堪能 ストリーマーコーヒーカンパニー

『ストリーマーコーヒーカンパニー』は、アジア人で初めて『フリーポア ラテアート チャンピオンシップ』で優勝したバリスタが立ち上げたカフェです。店舗は首都圏を中心に、北海道や大阪にも展開しています。

すべてのバリスタがラテアートの技術を身につけており、高い技術を要する、ミルクのピッチャーのみを使った『フリーポア』で描かれたラテアートはとても繊細です。

もちろん、使用するコーヒー豆にもこだわり、使い込まれた釜でローストマスターが焙煎を行い、最高の状態に仕上げています。

  • 店舗名:ストリーマーコーヒーカンパニー
  • 住所:東京都渋谷区渋谷1−20−28
  • 電話番号:03- 6427- 3705
  • 営業時間:月~金曜日、祝日8:00~18:00、日曜日10:00~23:00
  • 公式HP

豊富な種類のコーヒーを味わえるCOFFEE HOUSE NISHIYA

こちらは、『ジャパンバリスタチャンピオンシップ』で準優勝したバリスタ・西谷恭兵氏がオーナーを務めるカフェです。

イタリアンバールスタイルとして、コーヒーはエスプレッソドリンクのみを提供しています。コーヒー以外のドリンクとして、シェイクも人気です。

こちらのカフェではフードも人気で、ホットドッグなどの軽食の他、ホイップクリームが乗ったプレミアムプリンは、コーヒーとの相性抜群のおすすめメニューです。

  • 店舗名:COFFEE HOUSE NISHIYA
  • 住所:東京都渋谷区東1-4-1 尚豊ビル1F
  • 電話番号:03-3409-1909
  • 営業時間:11:00~19:00
  • 定休日:火曜日、水曜日
  • 公式HP

家で気軽にバリスタの味を楽しみたいなら

カフェでは実力のあるバリスタによるおいしいコーヒーを味わえますが、なかなか頻繁にカフェへ通うのは難しいものです。また、外で頻繁にコーヒーを飲む人は、コストが心配ということもあるでしょう。

もっと手軽に、リーズナブルな価格でバリスタの味を楽しむなら、以下のようなマシンを使ってみてはいかがでしょうか。

手軽に本格コーヒー ネスカフェバリスタ

『ネスレ』が販売するコーヒーメーカー『ネスカフェ バリスタ』は、手軽にインスタントコーヒーから本格メニューを作れるマシンです。

家庭用なので自宅で本格的なコーヒーを飲みたい人に最適で、1杯あたりのコストもカフェで飲むコーヒーよりもかなり安く抑えられます。

専用の詰め替え用『ネスカフェ・ゴールドブレンド』一つをセットすれば、自分では難しいクレマが立つ本格的なコーヒーを気軽に楽しめます。

カフェ定番の5種類の味が楽しめる

ネスカフェ バリスタは、ただコーヒーを淹れるだけではなく、5種類のメニューを選べます。サイズ違いのブラックコーヒー2種に加え、エスプレッソ、クリーミングパウダーを加えればカプチーノとカフェラテも作れます。

それぞれのメニューは、ボタンを選択して押すだけなので、カフェのように簡単においしい定番メニューを自宅で楽しめるでしょう。

ネスカフェバリスタの種類

ネスカフェ バリスタは、すべての機種で同じコーヒーを使用していますが、作れるメニューの種類や機能、タンク容量などの違いにより、以下の3種類があります。

ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ シンプル

現在販売されているモデルの中で最も新しいタイプが、こちらの『ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ シンプル』です。

マシン上部にインスタントコーヒーを入れるタンクが設置されてあり、残量が分かりやすいのが特徴です。操作方法もとてもシンプルで、レバーを引くだけでコーヒーが淹れられます。

作れるメニューはブラックコーヒーとカフェラテ2種類のみですが、『最低限の機能』のみで十分という人には最適なモデルでしょう。

ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ 50

こちらは『ネスカフェ ゴールドブレンド50周年』を記念して作られたモデルで、タンクが比較的小型なので設置スペースや収納場所が限られる人に適しています。

メニューボタンが大きく操作がしやすく、取り外し簡単なパーツや押すだけで内部洗浄可能なクリーニングボタンで、いつも清潔に使用できます。

メニューボタンにエスプレッソはありませんが、『Bluetoothでスマホアプリと連携』するとエスプレッソを作れる以外にも、コーヒーの味や泡立ちなどを調整したり、ポイントを貯められたりするメリットがあります。

ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ i

こちらもアプリ連携ができるモデルで、自分好みのカスタマイズが可能です。

5種類のメニューすべてを作れるボタンが搭載されているので、エスプレッソもボタン一つ押すだけで手軽に作れます。

バリスタの本場の味を体験しよう

コーヒーを知り尽くしたバリスタのコーヒーは、普通のコーヒーとは違う本格的な本場の味を体験できるはずです。

自宅で簡単に本格的な味を楽しめるマシンを利用するのもいいですが、もしチャンスがあれば、有名バリスタのカフェは足を運んで、本格的なコーヒーを楽しんでみましょう。

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