卓球ラケットの種類や選び方。ラケットが上達のマストアイテム

2018.07.31

老若男女問わずできるスポーツといえば『卓球』です。卓球で最も大事なのは『ラケット』の選び方ですが、プレイスタイルやレベルに合わせて選ぶと、上達がより早くなります。ラケットの種類と特徴を知り、自分に合ったものを選びましょう。

ラケットの基本。種類別の特徴を知る

卓球のラケットは大きく分けて『ペンホルダー』と『シェイクハンド』の2種類があり、操作性の高さや、ドライブ・スマッシュの打ちやすさなどが違います。

選び方のポイントとそれぞれの特徴を解説します。

目標のプレイスタイルを決めよう

ラケットを選ぶときに考慮したいのが『目標のプレイスタイル(戦型)』です。ラケットの形が違えば持ち方も違い、攻撃力や守備力などに差が出てきます。まずは自分がどの戦型になりたいのかを決めましょう。

  • シェークドライブ型
  • シェーク速攻型
  • カット主戦型
  • ペンドライブ型
  • ペン速攻型
  • 反転型

代表的なプレイスタイルを6つ挙げましたが、これは、大別すると『ドライブ・カット・速攻』のどこに重きを置くかの違いです。

憧れの卓球選手などに習ってプレイスタイルを選ぶ方法もありますが、性格や身体的能力も関わってくるため、慎重に考える必要があります。

ラケットとプレイスタイルについてもう少し詳しく見ていきましょう。

昔ながらのペンホルダー

『ペンホルダー』は、ペンを持つような形で握ります。片面のみにラバーを貼り、フォアハンド(ラケットの表面)、バックハンド(ラケットの裏面)ともに片面のみを使い、手首を使った細かい技術が出しやすいという特徴があります。

フォアファンドで終始威力あるドライブで切り込んでいく『ペンドライブ型』、前台に張りつき、ピッチの速さで相手を攻める『ペン速効型』、ラケットの両面を巧みに使う『反転型』は、ペンホルダーラケットのプレイスタイルです。

かつての日本では、プレーしやすく馴染みが良いという理由から、ペンホルダーを選ぶ人が多い傾向がありました。

最近主流のシェイクハンド

昔の日本では、ラケットの片面のみを使う戦型が主流だったため、ラケットもペンホルダーが大部分でしたが、最近の主流はラケットの両面が巧みに使える『シェイクハンド』が増加しています。ヨーロッパでは、ほぼ100%がシェイクハンドです。

『シェイクハンド』は、握手をするように手全体でラケットを握る方法です。

最大の特徴は、ペンホルダーに比べ、バックハンドがよく打てるということです。フォア・バックの交互の切り替えが直線的で速いのもメリットでしょう。

卓球界の主流となっている『シェークドライブ型』をマスターするなら迷わずシェイクハンドを選びましょう。

また、前陣で高速ピッチで相手を圧倒する『シェーク速効型』、中陣・後陣で相手のカットを拾い攻撃する『カット主戦型』などもシェイクハンドのプレイスタイルです。

卓球上達のスピードを左右するグリップ選び

『グリップ』とはラケットの握りのことです。上達のスピードはグリップ選びが適切かどうかにかかってきます。ペンホルダーとシェイクハンドのグリップの選び方について解説します。

ペンホルダーは手の馴染み方から選ぶ

ペンホルダーのグリップは、四隅が角ばった『角型』と、重心が中心にある『丸型』があります。『角型』はフォアハンドでの攻め型向きで、『丸型』は守備型に向いています。

ペンホルダーは主に、中国、日本、台湾などのアジア諸国で使用されています。そのため、グリップも『中国式』や『日本式』といった国ごとの特色があります。

『中国式』は基本的に丸型です。操作性が高く、小回りが利くのが特徴で、前陣・中陣のプレーに向いているといえるでしょう。

『日本式』は、中国式に比べ角ばっており、ドライブ強打を主戦武器にする選手向けです。グリップに指をかける部分があり、面がしっかり固定できます。

実際にラケットを握り、手の馴染み方や操作のしやすさを確認してみましょう。

シェイクハンドはプレーの方向性から選ぶ

シェイクハンドは、4種類のグリップがあります。プレーの方向性や、握りやすいさを考慮して選んでみましょう。

  • ストレートグリップ(ST)
  • フレアグリップ(FL)
  • アナトミックグリップ(AN)
  • コニックグリップ(CO)

『ST』は直線的なグリップで、打法によって角度を変えやすいため、台上プレーや中陣での攻撃プレーなどを行う中級者以上の選手に愛用されています。

『FL』は裾拡がりの曲線タイプで、フィット感が良いのがメリットです。フルスイングに向いていて、女性や子供にも人気があります。

『AN』は、グリップの中央が膨らむように波型になっているタイプで、握りやすいのが特徴です。安定感があるので激しいラリーでもラケットが手から抜ける心配がありません。

『CO』は別名『ピストル型』といわれ、面に近づくにつれて細くなっているタイプです。握りに充実感があり、ラケットの面が安定しにくい人におすすめです。

木材の構成パターンから選ぶ

次は、ラケットの木材の構成パターンについて見ていきましょう。ラケットは主に『合板』や『特殊合板』、そして『単板』の3種類があります。個人の能力に合ったものを選ぶようにしましょう。

初心者なら合板がベスト

初心者におすすめなのが『合板』のラケットです。複数の板を貼り合わせたもので、3枚・5枚・7枚の3種類があります。

枚数が多いほど重量は重く、スピードコントロールは難しくなりますが、逆に反発力は高く、力強い球を打つことができます。

卓球をはじめたばかりの人は、定番といわれる5枚の合板を選ぶのがおすすめです。

上達してきたら特殊合板でパワーアップ

『特殊合板』は複数枚の板を貼り付けているところは合板と同じですが、性能をより向上させるために、板の間にカーボンやZLファイバーなどを織り込んでいるのが特徴です。

特殊素材によってラケットの性能が異なってくるので、自分の強みや弱みをしっかり把握している上級者向けということができるでしょう。アスリートなどが使うのも特殊合板のラケットです。

厚みが重要な単板

『単板』は1枚の板のみでできているラケットです。

『日本式ペンホルダー』を使う選手からの人気が高く、球が吸い付くような柔らかい打球感が特徴です。重さが重くなるほど反発力が高まるため、厚みが重要といえるでしょう。

単板ラケットは合板ラケットよりもの個体の質の状態がポイントになります。

原材料には主に檜が使われ、目が詰まった真っすぐな木材が理想です。購入する際は、しっかりと実物を確認して選びましょう。

性能が変わるラバー選び

卓球の性能(球の強さ・回転率・スピードなど)は、ラバーの硬さや厚さによって左右されます。初心者がラバー選びで注意するポイントを解説します。

ペンタイプは片面ラバー

『ペンタイプ』は『フォア面』のみの片面ラバーとなります。最近では、裏面にもラバーを貼り、シェイクハンドのように使う人もいますが、基本は片面です。

また、どういったプレイスタイルを行うかによってもラバーの選び方は異なります。

シェイクハンドは両面ラバー

『シェイクハンド』は、『フォア面』と『バック面』の両面ラバーとなります。正面に同じ種類のラバーを貼ることもできますし、別々のものを利用することもできます。

フォア面は、球に回転をかけるドライブを打つことが多いので、回転や弾きの良さを重視したラバーを用います。

バック面は、相手の球をブロックしやすいように、柔軟性のあるラバーを用いることが多いです。

ポイントは厚みと硬さの違い

ラバーには様々な厚みや硬さがあります。厚ければ球はよく弾み、力強くなりますが、重量が増すので、スピーディーに振り切れるかどうかが問題になります。

ラバーの厚みは主に中に入っているスポンジ部分の厚さで決まります。初心者は『1.5〜1.7mmの中』または『1.7〜1.9mmのアツ(厚)』あたりを選ぶとよいでしょう。

ラバーのスポンジの硬さは、球のコントロールに関係しています。初心者の場合、硬いラバーよりも柔らかめのラバーがおすすめです。ボールがラバーのスポンジにしっかり食い込み、球の方向が安定するためです。

憧れのカットマンになるためのラケット選び

相手の攻撃を強力なバックスピンで返す『カットマン』は、瞬発力が試される『守り中心』の戦略法です。多くのカットマンはシェイクハンドを使用しています。

カットマン向きのラバーやラケット選びのポイントを解説します。

スタイルに合うラバーの組み合わせ

ラバーには主に『表ソフトラバー』と『裏ソフトラバー』、『ツブ高ラバー』の3つがあります。

『表ソフトラバー』は、表面にツブ状の突起があり、球離れが速く、スピード重視の人に好まれます。一方、ラバーの中で主流とされる『裏ソフトラバー』は、ボールとの接触面積が大きく、コントロールしやすいのが特徴です。

『ツブ高ラバー』は、ラバー表面のツブ状の突起が高めで、変化球を出しやすいというメリットがあります。

フォア面とバック面のラバーの組み合わせで、状況にあった様々なカットができるようになるのです。

たとえば、裏ソフトラバーと一言でいっても、多種多様なものがあります。実際に触れ、お店の人にアドバイスをもらいながら、自分のスタイルにあったものを選んでください。

裏ソフトラバーの選択と厚みが決め手

初心者のカットマンであれば、最もオーソドックスとされる『裏ソフトラバー』を採用するのがおすすめです。裏ソフトラバーといっても、スポンジの厚みなどによって、球の吸い付き具合や切れ味が違います。

基本的にラバーは厚いほどスピード・バウンド力が高くなるので攻撃向きです。

守備であるカットは、比較的薄めのラバーが理想ですが、選手はカットだけをするわけではないので、ある程度の厚みも必要です。選ぶ際は、自分の『攻撃と守備の割合』を考慮してみて下さい。

ちなみに、カットの傾向として、擦るようなスピーディーなカットを目指すならやや薄め、ボールをがっしりとカットするならやや厚めのラバーを選びましょう。

バタフライカットマン用ラケットがおすすめ

カットを徹底的に練習するなら『バタフライカットマン用ラケット』を選ぶのがよいでしょう。これは『守備重視』のラケットで、弾みを抑えてカットしやすいように作られているのが特徴です。

攻撃力はありませんので、ある程度練習をしたら、攻撃力も考慮したオールラウンド用ラケットなどに切り替えるとよいでしょう。

自分に合うラケットを手に入れよう

本格的に卓球をはじめるなら、自分専用のラケットは必要です。写真だけでは、握ったときの感覚や重さが分からないので、実物を手にして、自分にあったものを選ぶことが上達への近道と言えるでしょう。

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