卓球のレシーブの基礎知識を知ろう。コツを覚えて試合を有利に

2019.05.01

卓球のレシーブには種類があり、回転を見極めて的確な打ち返しをする技術が求められます。鋭いレシーブは相手の攻めの姿勢を崩せるので、試合を有利に運べるでしょう。基本知識から、返球のコツまでわかりやすく解説するので参考にしてみてください。

レシーブの基礎知識

まずは、レシーブの基本からチェックしてみましょう。構え方や位置なども含めて紹介します。

レシーブとはなにか

卓球の試合を始めるときには、必ず打球を出す人から始まります。これは『サービス』又は『サーブ』と呼ばれており、そのサーブをコート上で受けて返球することが『レシーブ』です。

レシーブは相手が出すサーブの回転・変化・コースを予測して対応するのが基本です。相手のサーブを受けるときに、卓球台の前で身構えずに対応するのは至難の業と言えるでしょう。

しっかりと返球し、相手の攻めを崩すためにもレシーブはとても重要な役割を持っています。

また、サーブに対してのレシーブが的確に決まれば、攻撃的な相手の姿勢を封じるなど戦略的に試合を運ぶこともできます。逆に、レシーブができなければ相手を攻められないため、試合の流れが常に受け身になってしまうのです。

構え方と位置を知ろう

レシーブは、両足のつま先を卓球台と平行にし、ラケットを胸のあたりでコートより高い位置に構えます。ラケットを構えたときは、肩の力を抜いてどのような動きにも対応できるよう自然体でいましょう。

『つま先が卓球台と平行となる位置』で構えるのが、すばやく対応できる基本フォームです。ラケットが体から離れている、コートよりも下にあると反応が遅れてレシーブが上手くいかなくなるので注意しましょう。

レシーブの種類を紹介

レシーブの構え方を覚えたら、次は種類をチェックしてみましょう。レシーブ側は、相手のサーブをよく見て、最適な返球をする技術が求められます。返球の選択肢を広げるためにも参考にしてみてください。

下回転で返すツッツキ

『ツッツキ』は、下回転をかけて相手のコートに返すレシーブ方法です。相手の打った下回転の打球を、安定して打ち返すのに有効と言われています。打球に対して体を近づけて、コンパクトに打ち返せるため『次の打球に備えやすいレシーブ』と言えるでしょう。

飛距離を伸ばして打ち返してしまうと、相手にドライブや強打を打ちやすくしてしまいます。短い距離で相手をコートに呼び寄せる感覚で打つのが基本です。

打ち方は、相手に向き合い、最短距離が取れるようにラケットを胸の前に構えて、ラケットの面で打球の下側を押し出すように返球します。回転を見極めてラケットの角度を調節する力も必要なので、何度も練習して回転に合わせた面を覚えていきましょう。

短く落とすストップ

ツッツキと同じ要領ながら、より短く飛距離を抑えて返球するレシーブが『ストップ』と呼ばれる技術です。返球の距離がより短いことで、相手をコートに近寄らせて攻撃手段を狭められるほか、ミスを誘導できます。

相手が攻撃的な選手であればあるほど、攻めを封じる効果が徐々にでてきます。ツッツキとストップを併用して変幻自在に相手を揺さぶってみましょう。

上回転で返すドライブ

『ドライブ』は、得点力を向上する基本的な攻撃手段の一つです。スマッシュとは違い、低い打球を鋭く相手のコートに返球できます。また、レシーブでも使用が可能です。

相手のサーブに上回転をかけて返球する技術で、相手の下回転が弱いときには上書きをするように上回転をかけて攻めます。

打ち方の基本姿勢は、足を肩幅より大きめに開き、体を沈み込ませるような体勢からラケットを膝の高さに構えます。利き腕と同じ足に重心をおき、腰を使って打ち返しながら、反対側の足に重心を移動させて振り抜きましょう。

卓球台からサーブの打球が出るときにドライブレシーブを決めると先手が取りやすいため、攻撃的なスタンスの人は積極的に狙いたいレシーブです。

短い球を打ち返すフリックとチキータ

相手のサーブが短いと、レシーブ側はドライブが打ちにくいため『ツッツキ』や『ストップ』などでの対応を余儀なくされます。しかし、そんなときに役立つのが『フリック』と『チキータ』です。

フリックは、自分のコートのネット付近に落ちた打球に上回転をかけて返球する技術です。ラケットの面を開き、コンパクトに手首のひねりを加えながらスイングするのが基本的な打ち方なのでチャレンジしてみましょう。

チキータは、横に振り抜くようにコンパクトに打ち返す技術で、打球に対して順横回転を加えて返球します。バナナのように斜めに曲がっていくため、返球しにくく攻め手にかけるレシーブの中でも攻撃的な方法です。

ツッツキやストップでの返球を予測して打たれている相手のサーブを、フリックやチキータで攻撃的に返すことで相手のミスを誘えます。また、自分のペースに引き込みやすく、打ち返しから攻撃的に攻められるのも利点です。

このようにレシーブでの選択肢はいくつも存在します。相手のサーブや自分のスタイルに合ったレシーブを的確に選択して使えるように練習してみましょう。

レシーブの練習法とは?

では、レシーブはどのように練習すればよいのでしょうか。代表的なレシーブの練習法を紹介します。

乱打練習やバックで捉え方を学ぶ

乱打練習と呼ばれる打ち合いの練習は、ボールの捉え方を学ぶのにちょうどよいと言えます。リズムよく打ち合いをして感覚を覚えるものから、ドライブとブロック(相手の強打を止める技)をお互いに役割を交代しながら打ち合うものまでさまざまです。

レシーブの感覚がつかみやすく、ドライブの練習を組み込むことでボールの回転に対する面の角度の練習もできるでしょう。大切なのは繰り返し返球を行い、体で感覚を覚えて、確実に返球することです。

球威や球種を見極める力を養うのにも有効なので、「何を意識して返球するか」を考えながら練習するのがよいでしょう。

回転を見極める

サーブを打ち続けてもらい、レシーブをする練習では回転を見極める力を訓練できます。相手がどのような回転をかけて打ち出しているのかを見極め、対応したレシーブを選べるようになれば、レシーブでの戦略が広がるでしょう。

サーブを打つ側は、無回転・下回転・上回転とさまざまなボールを打ち出します。相手にレシーブされないためにも回転に工夫を凝らしましょう。

ツッツキの練習法

ツッツキの練習法も、相手にサーブを繰り返してもらい、さまざまな回転に合わせてツッツキのみで返球していく方法が有効です。

回転を見極めてツッツキをしなければ、上回転のボールのツッツキでは打球が上がりすぎてしまうなど、相手にとってのチャンスボールへと変わってしまいます。 無回転には回転をかけて返す、下回転にはより回転をかけて短く返すというように回転に合わせて対応できるようになれば、上達したと言えるでしょう。

相手のサーブがどんな形で来たとしてもツッツキで返球ができるスキルは、有利な試合展開に引き込むためにも大切です。

各レシーブのコツ

レシーブの練習をしていても上手く返球できないときは、何か足りていないコツがあるのかもしれません。少しでも上達のきっかけがつかめるように、ポイントをまとめたのでチェックしてみてください。

ドライブのコツ

ドライブを打つために必要なのは、『相手のボールを十分に引きつけること』です。十分にボールを引きつければ、ボールをこするように打って回転をかけられるので、綺麗な山なりの軌道で相手のコートへ飛んでいきます。

打ち終わった後のフォロースルーを顔の前へしっかりと持ってくると、次の動作もスムーズでしょう。体勢をあまり変えず、どんなボールでも同じフォームを意識することも大切です。

フリックのコツ

フリックは手首の動きだけで簡単に返球できるものではありません。打球面を床に向けるようにかぶせてバックスイングをし、右足をしっかりと踏み込んで体を打球に近づけて打つのがコツです。

体をボールに近づけると、肘のゆとりが生まれるため、力加減や打球面のコントロールがしやすくなります。打球面を床に向けるようかぶせてからスイングをすれば、自然に上回転をかけて打ち出せるでしょう。

チキータのコツ

チキータで意識したいのも、フリックと同じように『体をボールに近づけること』です。しっかりと体をボールに近づけるよう踏み込み、そこから手首と肘の動きを活かして横回転をかけてみましょう。

肘を肩と同じくらいの高さに上げ、ラケットの先を自分の方へ向けるように手首をひねるという部分に意識できれば、より回転のかかった鋭いチキータへ近づきます。

レシーブに適したラバー

最後に、レシーブに適したラバーをチェックしてみましょう。レシーブのことを考えたラバー選びをすれば、苦手なレシーブもラバーのサポート効果を得られます。

回転の影響を受けない表ソフトや粒高

回転の影響を受けにくい『表ソフト』のラバーは、テクニック次第で回転をかけた戦略や、無回転を織り交ぜた戦略が行えます。コントロールがとても難しいので初心者にはおすすめできませんが、使いこなせれば力強い味方となるでしょう。

『粒高』のラバーは、相手の回転を利用して高回転をかけていく方法や、無回転のボールを打ち出せる癖の強いラバーです。主に守備を主体とするカットマンのプレーヤーが裏ソフトとセットで使い、回転を巧みに操るトリックプレーで使用しています。

表ソフトや粒高はどちらも使いこなすには十分な経験と技術が必要ですが、レシーブの予測をしにくいラバーのため、攻め手や守り手で選択肢を広げてくれるでしょう。

バタフライ インパーシャルXS

『バタフライ』から販売されている『インパーシャルXS』は、回転性とスピード性に優れたスピン系ハイテンションの表ラバーです。レシーブに必要なコントロール性を持ちながらも、攻撃性能に優れた点はプロ選手も注目しています。

表ラバーでも回転をかけたドライブやフリックを交えたい人におすすめのラバーと言えるでしょう。

  • 商品名:バタフライ Butterfly インパーシャルXS ブラック BUT 00420 278
  • 価格:5400円(税込)
  • 楽天:商品ページ

得意なレシーブを作って有利に進めよう

豊富なレシーブの中から得意なレシーブを作れば、主軸として攻めや守りを組み立てられます。まずは、相手からの打球を確実に返すことを意識して練習を続けるのがおすすめです。

レシーブができるようになれば、攻防の楽しみがより広がるので重点的に練習してみてはいかがでしょうか。

その他のテーマ

ART

CULTURE

CRAFT

FOOD

TIME