バイクのタイヤ空気圧を確認しよう。空気圧の重要性や入れ方を解説

2019.04.30

ついついチェックし忘れてしまいがちなタイヤの空気圧ですが、バイクの機動性や燃費など、いろいろなことに影響をもたらします。そんな空気圧の重要性やチェックの仕方に加え、便利な空気入れアイテムなどを紹介していきます。

バイクのタイヤ空気圧の基礎知識

自転車の空気は、減ってきたなと思ったら頻繁に入れるものですが、バイクの空気はそうではありません。しかし、タイヤの空気圧をしっかりと確認しておくことは非常に大切です。

ついつい怠りがちな空気圧ですが、しっかりとチェックをして、快適なツーリングを楽しみましょう。まずは、バイクのタイヤ空気圧に関する基礎知識についてまとめていきます。

タイヤの空気圧が減少する理由

タイヤの空気圧が減少してしまう理由は、大きく分けて二つあります。

一つ目が『タイヤの膨張』です。新品のタイヤの中に空気を入れると、タイヤの骨格にあるベルトなどの構造部分が慣れることによって若干膨張してきます。そのため、交換から1カ月ほどで空気圧が減少するとされています。

二つ目が『空気が漏れてしまう』ことです。タイヤの内側には、インナーライナーという空気を抜けにくくするシートが貼られています。

しかし、空気の分子は非常に小さいため、徐々にゴムの層から空気が抜けていきます。その結果、タイヤの空気圧が減少するのです。

タイヤには適正空気圧がある

バイクだけに限らず、車のタイヤにも『適正空気圧』というものが指定されています。これは、特定のバイクに適した空気圧を示したもので、車両ごとにメーカーが指定しています。

この適正空気圧を基準にメンテナンスを行うことで、タイヤの状態を良好に保つことができます。

適正空気圧は、タイヤ付近のフレームやチェーンガードに記載されています。ラベルが紛失していたり、記載されているのが確認できなかったりした場合でも、車体の整備所に記載されているため確認しておきましょう。

タイヤ空気圧を確認しよう

タイヤの空気圧をよい状態に保つためには、まず、空気圧を確認する必要があります。タイヤの空気圧は、どのように確認することができるのでしょうか?

空気圧をこまめにチェックするのは非常に大切です。確認方法や頻度に関してまとめていくので、合わせて見ていきましょう。

空気圧の確認方法

空気圧を確認するときには、それ専用のアイテムがいくつかあります。中でも一般的に使用されるのが『空気圧計』です。

空気圧計の中には、バイクに空気を入れることができる空気入れの機能も備わっているものがあります。そのほかにもラインナップは豊富で、最小限の機能のみの安価なものから、便利な機能が搭載されているものなどさまざまです。

タイヤの空気圧を確認したいときは、空気圧計などのアイテムを使ってチェックするようにしましょう。

確認する頻度

空気圧の確認は、安全にツーリングを楽しむ上で非常に重要なメンテナンスです。そのため、乗ったか乗っていないかに関わらず『月に1回』は必ず確認するようにしましょう。

タイヤの空気は自然に抜けていきます。そのため、「乗っていないから大丈夫だろう」と油断するのは危険です。

また、長距離のツーリングの際は、どこでも使える小型の空気圧計を携帯しておくと安心です。ちょっとした休憩ついでに調べておけば、思わぬアクシデントを防ぐことができるかもしれません。

空気圧計を使う時の注意点

空気圧計を使ってメンテナンスを行うときには、知っておきたいいくつかの注意点があります。例えば、点検は『タイヤが冷えているとき』に行いましょう。

タイヤが暖まっている状態だと、熱膨張で空気圧も高くなっているため、正確な数値を測定することができません。

また、空気圧は指定の数値を下回らないように『上限10%程度にとどめる』のもポイントです。指定空気圧は厳密に守るのが1番ですが、走行スピードや積載量の変化など、タイヤにかかる負担にも違いがあります。

そのため、指定の数値より10%くらい高めに設定しておくと、安心して運転ができます。

空気圧の高低による違い

空気圧の高低によって車体にもたらす影響が異なります。それぞれに影響が異なるため、どのようなことが起きるのかを知っておく必要があるでしょう。

空気圧の高低は、バイクに乗るシーンに合わせて使い分けることもできます。バイク自体の操作性や燃費に関わる問題なので、どのような影響があるのかチェックしていきましょう。

空気圧が低めのとき

適正空気圧よりも低い値に設定すると、タイヤ全体の張りが弱くなり、形状が変形しやすくなります。そのため、路面を捉える面が広くなり、グリップ能力が上がります。

しかし、地面との接地面が広く変形しやすいということは、その分、釘やガラスなどがタイヤに刺さりやすくなるというデメリットもあります。

また、車体を動かすのに必要なエネルギーも大きくなるため、燃費が悪くなるという特徴もあります。

空気圧が高めのとき

適正値よりも空気圧を高めに設定すると、タイヤの張りが強くなり、路面に対する接地面積が少なくなります。そのため、燃費がよくなり、タイヤの自体の寿命も伸びるという特徴があります。

また、操作性が上がって軽快に運転できるようになるのも特徴です。しかし、タイヤの抵抗が少なくなりグリップ力は下がるため、停車するときや減速する際にブレーキを加減する必要があります。

設定値よりも高く入れすぎると、ちょっとした衝撃や段差に乗り上げるときにタイヤが破裂してしまうこともあるので注意しましょう。

バイクのタイヤに空気を入れる方法

バイクのタイヤの空気圧に関して、確認の仕方や高低差による車体への影響を見てきましたが、実際に空気を入れたいときはどのようにすればよいのでしょうか?

タイヤに空気を入れられるアイテムにはいろいろなものがあります。それぞれに使い方や特徴が異なるので、どのタイプでも問題なく使えるようにチェックしておきましょう。

ガソリンスタンドのコンプレッサーを使う

ガソリンスタンドに行けば、バイクのタイヤに空気を入れることができる『コンプレッサー』を利用できます。

電動の空気入れなので、バルブに接続したら簡単に空気を入れることが可能です。機械にはメーターが付いているため、適正空気圧を見ながら空気を調整することもできます。

コンプレッサーには大きく分けて二つの種類があり、据え置きタイプの『プリセット型』と持ち運びができる『タンク型』があります。機能面に関しては大差ないので、どちらの場合でも問題なく空気を入れることが可能です。

家庭にある自転車用の足踏み式でも可能

専用の空気入れを使わなくても『自転車用の足踏み式』空気入れで代用することもできます。わざわざガソリンスタンドに行くのが面倒な人や、急に空気を入れる必要があるときに役立ちます。

注意しなければ行けないのが『バルブの形状』です。自転車のタイヤについているバルブは、『英式』や『仏式』のものが非常に多いです。

しかし、バイクや車のタイヤは『米式』です。バルブが違うとうまく空気が入らないので、事前に確認しておくとよいでしょう。

エクステンションエアバルブがあると便利

ガソリンスタンドなどに置いてあるコンプレッサーを使う際、持っておくと非常に役立つのが『エクステンションエアバルブ』です。

コンプレッサーを使いたいとき、物によってはブレーキディスクが邪魔になってどうしても空気を入れることができないというケースもあります。

そんなとき、ブレーキディスクの干渉を避けて空気を入れるようにできるのがエクステンションエアバルブです。価格帯も安価なので、持っておきたいアイテムの一つと言えるでしょう。

タイヤに窒素ガスを入れる効果

バイクのタイヤには、空気だけでなく『窒素ガス』を入れるという方法もあります。空気とは違った効果を発揮する窒素ガスには、どのような魅力があるのでしょうか?

窒素ガスを使うことのメリットとデメリットについてまとめていくので、参考にしてみましょう。

窒素ガスのメリット

窒素ガスは、『酸素に比べて、ゴムを通り抜けにくい』という特徴が科学的に証明されています。そのため、空気に比べて空気圧が下がりにくいのが魅力です。

また、タイヤの寿命が延びるという魅力もあります。空気を使うとどうしてもタイヤの酸化が進むため、タイヤ内部のゴムやライナーが劣化してきます。

それに比べ、窒素を使うと酸化を防ぐことができ、同じ部品でも長く使用できるようになります。

窒素ガスのデメリット

窒素ガスは酸素に比べると特殊なため、その分、値段も上がります。そのため、コストパフォーマンスが悪いという点がデメリットでしょう。

また、メンテナンスの手間がかかるというのも特徴です。通常の空気入れに比べ、窒素ガスを充填できる機械を備え付けているガソリンスタンドには限りがあります。

そのため、ショップやガソリンスタンドに窒素ガスを入れられる機会があるかを事前に調べておく必要があります。

タイヤに窒素ガスを入れる時の注意点

タイヤに窒素ガスを入れる際には、知っておかなければならない注意点があります。一つ目が『酸素と混ぜない』ということです。

窒素ガスと空気を一緒に入れることはできません。そのため、窒素ガスを入れる際は、一度タイヤ内の空気を全て抜く必要があります。

また、空気圧が下がりにくいメリットがある窒素ガスですが、だからと言って、長期間気圧をチェックしなくても問題ないわけではありません。

あくまで空気が抜けにくいだけなので、空気圧のチェック頻度は通常の空気入れのときと同じで、月に1回は行うようにしましょう。

タイヤ空気圧を確認して整備しよう

タイヤの空気圧を確認することは、安全かつ快適に運転する上で非常に大切なポイントです。自宅でも簡単に測定できるアイテムもあれば、ガソリンスタンドなど、定期的に訪れる場所でチェックすることもできます。

日頃からメンテナンスを行い、快適で安全なツーリングを楽しみましょう。

その他のテーマ

ART

CULTURE

CRAFT

FOOD

TIME