ウイスキーのロックには3種類ある。ウイスキー通なら知っておきたい飲み方とは

2019.04.25

奥が深く様々な飲み方があるウイスキー。中でも王道の飲み方と言えばロックではないでしょうか?「ロックを制するものはウイスキーを制する」と言っても過言ではありません。今回は数種類もあるロックの飲み方についてご紹介します。

知っておきたいウイスキーの基本

「バーでかっこよくウイスキーを飲んでみたいけど、どのように頼んだらいいのかわからない」「専門用語で質問されたらどうしよう?」という心配をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

確かにウイスキーの世界は奥深く、専門用語や飲み方を知らないと少し恥ずかしい思いをするハメになります。かっこいい大人の飲み方を楽しむために、まずはウイスキーの基礎知識を学んでみましょう。

ストレートとロックの違い

ストレートとはグラスにウイスキーを注いで、氷や水で割ることなく純粋にウイスキーだけをそのまま飲むスタイル。ウイスキーの魅力である芳醇な香り、純粋な琥珀色の輝きやとろけるような舌触りを楽しむことができます。

それに対してロックはロックグラスに大きめの氷を入れて、ウイスキーを注ぐスタイルです。ストレートとロックの違いは氷を入れるか入れないかの一点なのですが、ただこれだけのことで味わいには大きな差が出ます。

ストレートでは華やかな香りとやわらかい口当たりが口の中に広まりますが、ロックでは香りは落ち着き口当たりも細く飲みやすくなります。(詳しくは後述の「ロックは氷を入れること」でも紹介しています。)

シングルとダブルは量のこと

ウイスキーを注文すると「シングルですか?ダブルですか?」と聞かれるかと思います。これはウイスキーの量を指す言葉で、シングル=30ccダブル=60ccとなります。

この基準は国やお店によっても違いがあり、シングル=45ccやウイスキーの本場イギリスではシングル=60ccのバーもあるほどです。最近では日本でもシングル=45ccのお店が多い傾向にあるみたいですね。

またワンフィンガーやツーフィンガーという呼び方もありますが、これはワンフィンガー=シングル、ツーフィンガー=ダブルとなります。

もともとはウイスキーの本場スコットランドで、グラスに指を横向きに添えた一本分の長さをワンフィンガー、二本でツーフィンガーという風に測っていたようです。

この大雑把な感覚は、少し我々日本人には掴みづらいものがありますが、ウイスキーが大量に生産されているスコットランドならではのおおらかな感覚なのかもしれません。

チェイサーは水のこと

チェイサーとは、ウイスキーと交互に飲む水のことを言います。ウイスキーを飲んだ後にチェイサーを飲むと香りの余韻を感じ易くなりますし、間に水を入れる事でお酒の回りが遅くなり、長くおいしくウイスキーを楽しむことができるのです。

さらに高アルコールで舌の感覚が麻痺してしまうので、チェイサーによって味覚を元に戻して、最後までウイスキーの味を新鮮に楽しむことができます。

チェイサーは必ず水でなければいけないということはありません。炭酸水でもよいですし、時にはビールをチェイサー代わりするお酒好きもいるようです。

ロックは氷を入れること

ロックとは氷が入ったグラスにウイスキーを注いだスタイルのことを言います。ストレートがウイスキー本来の味わいを楽しむことができるのに対して、ロックは氷によって少しまろやかになった口当たりを楽しむことができます。

また時間と共に氷が溶けていきながら、味の変化をじっくり楽しむことができますので、ちびちびとゆっくりと飲みたい方にはおすすめの飲み方です。

ウイスキーは冷やすことでアルコールの臭いが落ち着き、口当たりも滑らかに変わり飲みやすくなりますので、ロックは初めてウイスキーを飲む初心者の方にもおすすめの飲み方です。

ロックの飲み方は3種類

一口にロックと言っても実は種類は様々。ここでは三種類のロックについて紹介します。

オンザロック

オンザロックは、ロックグラスに大きめの氷を入れウイスキーを注ぐだけのシンプルなロック。注いだ直後はストレートのように濃厚ですが、時間と共にまろやかさが増して行きます。

少しずつ溶けていく氷がウイスキーの濃度を薄めていき、味の変化を楽しむことができますので、じっくりとお酒を楽しみたい方におすすめの飲み方です。

ハーフロック

オンザロックスに、ウイスキーと同量の水を入れるとハーフロックになります。感覚的には水割りに近いのですが、冷えている分香りが少し後退し、アルコール濃度も半分以下になります。

とても飲みやすく、ウイスキーが初めてという方には1番のおすすめかもしれません。

ミスト

ロックグラスにクラッシュアイスを溢れんばかりに入れて、そこにウイスキーとレモンピールを搾りいれるスタイル。

ミストという名前の通り、グラスに大量の霧がかかったように見えるので、見た目にも楽しい飲み方です。オンザロックス以上に急激にお酒を冷やすので、飲み口はさらにまろやかになります。

味も見た目も清涼感溢れる飲み方ですので、熱い夏場に飲むのがおすすめです。

ロックグラスの選び方

ロックグラスはシンプルでありながらサイズや重み、飲み口、さらには光の当たり方まで、各メーカーがこだわって作り上げています。

ロックグラスを選ぶ際にチェックするポイントについて見てみましょう。

ポイント1 サイズと重さ

じっくりと味わいながらちびちびと飲むロックは、グラスを口に運ぶ回数がビールなどに比べて多くなります。

その時重いグラスでは何度も口に運ぶのがおっくうになってしまいますので、出来るだけ軽いものを選びましょう。

ポイント2 飲み口部分の薄さ

飲み口が薄いロックグラスで飲むと、お酒の味と舌触りをよりダイレクトに感じる事ができます。氷が溶けていくにつれて変わっていく味わいや、香りの僅かな変化を楽しむことがロックの醍醐味ですので、飲み口の薄さはとても大切です。

通販ではサイズ感と飲み口の薄さを確かめる術がないので、一度は百貨店などに脚を運んで手にとって確かめてみると素敵な晩酌の友に出会えるかもしれません。

ロックに向いているオススメの銘柄

ウイスキーにはスコッチからアメリカン、アイリッシュまで非常に豊富な種類がありますが、その中でもオンザロックに向いているウイスキーをいくつか紹介します。

国産ウイスキー。山崎ノンエイジ

山崎のウイスキーと言えば「18年」「25年」などの熟成年数を表記したシリーズが有名ですね。1984年の発売から長く愛されてきたジャパンウイスキーの代表格です。

その山崎から発売されたノンエイジ。文字通り年数表記の無いウイスキーは、ここまで年数にこだわってきた山崎があえて踏み切った新しいシリーズです。

山崎のまろやかで繊細な飲み口は残しつつも、苦味だけでなく酸味や甘みもしっかりと感じさせてくれるバランスの良さが魅力的。

ロックにするとフルーティーな香りがより広がって飲みやすくなりそうです。これまでの繊細で硬派な山崎を飲んできた人には少し物足りないかもしれませんが、初めてウイスキーを飲む方には是非おすすめしたい一本です。

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アメリカ産ウイスキー。エライジャクレイグ

初めてバーボンを作った「バーボンの父」ことエライジャクレイグの名前を冠したプレミアムウイスキー。美しい赤みがかった色合いのウイスキーが、丸みを帯びたかわいらしいビンに入っている姿がとてもおしゃれ。

バーボンと言えば、内側を焼いて焦がしたオーク樽の中で熟成させたスモーキーかつフルーティーな香りが特徴的なウイスキーです。

エライジャクレイグはそうしたバーボンの特徴を踏まえながらも、強いバニラの香りや濃厚で甘い口当たりなど、比較的初心者にも飲みやすい仕上がりになっています。

ストレートで飲むと、少し甘すぎると感じるかもしれませんが、ロックにして飲んでみると甘みが落ち着いてバランスの取れたバーボンを味わうことができます。

エライジャクレイグはまさにロックに向いているウイスキーと言えるかもしれません。

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ウイスキーロックのお気に入りの飲み方を見つけよう

今回は、ウイスキーのロックについて紹介させていただきました。ウイスキーは、同じ銘柄でも飲み方でが違えば、味わいも変わります。当記事を参考に、是非お気に入りの飲み方を見つけて下さい。

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