ワインって何種類あるの?名前や品種、味の違いを一覧で紹介

2019.04.23

ロゼ・白・赤など、ワインの種類は多岐にわたり、初心者には分かりづらいですよね。一口にワインといっても細かく分類すれば15種類以上に分けられますし、その分類の仕方もさまざまです。一見分かりづらいワインの種類、名前やブドウの品種、味の違いについて紹介していきます。

赤?ロゼ?ボルドー?ワインの分類と種類

まず、大きくワインの種類は4つに分けられます。

  • スパークリングワイン
  • フォーティファイドワイン
  • フレーバードワイン
  • スティルワイン

です。それぞれ特徴を見てみましょう。

スパークリングワイン

日本語では発泡性葡萄酒と訳される、炭酸ガスを含んだワインをスパークリングワインと呼びます。シャンパンなどもこれに含まれます。

口当たりが爽やかになりますので、普通のワインは飲めないけれどスパークリングワインは飲める、という方も多くいる飲みやすいワインです。

食前酒、食中酒としてもよく用いられる、汎用性の高いワインといえるでしょう。

フォーティファイドワイン

日本語では酒精強化ワインと訳される、高アルコールなワインをフォーティファイドワインと呼びます。

一般的なワインのアルコール度数が10〜15%前後であるのに対し、フォーティファイドワインは15〜20%近くまでアルコール度数を高めます。

醸造過程でブランデーなどを加え、アルコールだけでなくコクや保存性も高めたワインです。

フレーバードワイン

日本語では混成ワインと訳される、ハーブやスパイスなどを加えて香りをもたせたワインをフレーバードワインと呼びます。

香りを強くするためにあえて果実などを加えることもあり、独特な風味を楽しめる、という特徴があります。

代表的な例としてはサングリアが挙げられます。果実を大量に漬け込んだ甘くフルーティーな味わいが印象的ですよね。

ワインのクセや渋みが緩和されて飲みやすくなるので、ワインが苦手な方にもおすすめできるワインのひとつです。

スティルワイン

スティルワインは「一般的な」ワインのことを指します。

スパークリングワインのように発泡せず、フォーティファイドワインのように高アルコールでなく、フレーバードワインのように香辛料や香草が加わっているわけではない一般的なワインの総称がスティルワインです。

つまりこれまで挙げた中に当てはまらなかったワインはすべてスティルワインに数えられるということです。

Stillには「平穏」といった意味があり、注いでから泡立ったりせず静かなままであることを意味しています。

こうした、スティルワインや、スパークリングワインなどの大きなくくりがあり、その中に赤・白・ロゼといった小さな種類が存在しています。

ちなみによく聞く『ボルドー』や『ブルゴーニュ』といったものは、ワインの産地による呼称です。フランスのボルドー地方やブルゴーニュ地方で生産されたワインという意味になります。

赤ワインの種類と品種、味の違いは?

ワインと聞いて真っ先に思い浮かべるのは真っ赤なワイン、という方も多いのではないでしょうか。

赤ワインと一口に言っても、その味わいによって三種類の呼称があるのです。

  • フルボディ
  • ライトボディ
  • ミディアムボディ

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

フルボディ

そもそもボディとはワインの味わいについての言葉です。味わいの重さ、渋みの強さなど「ワインらしさ」を示す言葉と言えます。

フルボディとは赤ワインの中でも濃厚なワインを指します。使われているブドウの品種にもよりますが、一般的に酸味や渋みが強いブドウで造られたワインは、フルボディの赤ワインに仕上がりやすくなります。

また、ブドウにはタンニンと呼ばれる成分が含まれていますが、これはワインの渋みのもとになる成分です。フルボディのワインに用いられる葡萄は、このタンニンが豊富である場合が多くあります。

ライトボディ

先ほどのフルボディとは反対に酸味や渋みが弱いワインをライトボディと呼びます。タンニンが少ないこともあり渋みが薄く、色もフルボディほど濃厚な赤黒い色ではありません。

味の説明をみてもわかる通り、ライトボディは比較的飲みやすいワインですので、初心者の方や赤ワインが苦手な人にもおすすめです。

ミディアムボディ

フルボディやライトボディの中間に位置するワインをミディアムボディと呼びます。

「ライトボディでは軽すぎる…もっとワインの深みを感じたい」という方や、「フルボディだと渋すぎるから、もう少し飲みやすいワインが欲しい」という方のニーズに答えるバランスの良いワインがミディアムボディです。

黒ブドウの有名な品種を紹介

赤ワインの材料になるのはブドウの中でも「黒ブドウ」と呼ばれるものです。赤ワインの色は、黒ブドウの持つ色素によって生み出されています。

有名な品種としては「カベルネ・ソーヴィニヨン」が挙げられます。ワインの本場、フランスはボルドー地方原産の有名な黒ブドウの品種です。豊富なタンニンが重厚なワインの味わいを実現し、赤ワイン用としてはもっとも代表的な品種と言えるでしょう。

ほかにも、「ガメイ」という赤ブドウはあのボジョレーヌーボーに用いられている黒ブドウの品種です。タンニンが少なく、飲みやすい快活なワインに仕上げることができるのが特徴で、フランスのボジョレー地方が原産地の黒ブドウです。

このように、ワインはその原料となるブドウによっても味わいが大きく異なります。逆に言えば、ワイン用ブドウの品種に詳しければある程度ワインの味が類推できるということになりますので、ぜひブドウの品種にも着目してみてください。

以下の記事では、ワインブドウの品種の違いについても詳しく解説していますのでぜひ参考にしてみてくださいね。

ワイン用ぶどうの主要品種6選。栽培と製造の豆知識を紹介

白ワインの種類と品種、味の違いは?

ここからは白ワインの種類について解説していきます。

白ワインは大きく辛口・甘口というように口当たりで種類が分けられており、赤ワインとはまた異なった基準で種類分けされています。

ポイントとなるのは酸味の強度。それでは辛口、甘口についてそれぞれ見ていきましょう。

辛口

辛口の白ワインは酸味が強く、口に入れたときのシャープな味わいが特徴です。

さっぱりとした後味で、甘ったるさがありません。少し舌がピリつくような印象を受けるものもあります。

原料のブドウに含まれる糖分がアルコールに変化したことで甘みが少なくなり、そのために酸味が際立つために、辛口の白ワインになるのです。

飲み頃の温度は、8〜12℃くらいといわれています。ある程度冷やすことできりっとした味わいを立たせ、辛口ワインの醍醐味である酸味がしっかりと感じられますし、冷やしすぎないことでブドウの香りやワイン本来の味わいも感じることができるからです。

甘口

一方甘口と呼ばれる白ワインは、シャープさというよりも、まろやかさや芳醇な香りが特徴です。

発酵をあえて途中でストップさせ、糖分が完全にアルコールに変化する前に樽に詰めて造ります。

飲みやすさではやはり甘口が一歩勝ります、これからワインにチャレンジする方や白ワインが飲めない方はまず甘口の白ワインからチャレンジしてみることをおすすめします。

甘口の白ワインは、5~8℃に冷やして飲むのがおすすめ。ともすれば「甘ったるさ」がくどく感じられてしまう甘口ワインは、しっかりと冷やすことで甘さが抑えられます。適度な飲みやすさと甘口ワインの爽やかな甘さを実現する最適温度がこの温度なのです。

白ブドウの有名な品種を紹介

白ワインに使われているのはもちろん白ブドウですが、こちらも品種がいくつか存在しますのでご紹介します。

まずは「シャルドネ」です。「白ワインの女王」とも呼ばれているシャルドネは多くのワインに利用されています、知名度においては並ぶ品種がなく、世界中のあらゆる地域で栽培されています。

「甲州」は日本が世界に誇る白ブドウの品種です。山梨県が原産地で、国内のみならず海外でも高い評価を得ています。味わいは穏やかで、クセのない白ワインを造ることができます。

特徴を知って自分好みのワインを探してみよう

ワインは大きく4種類に分類され、それぞれに赤・白・ロゼの種類があり、さらに赤ワインの「フルボディ」や白ワインの「辛口」などに分類されることをご紹介しました。

ブドウの品種や製造者によっても味は異なるので、ひとくくりにはできませんが、ワインの大分類について知っておくだけでも、好みのワインを見つけやすくなるはずです。ぜひワイン選びの参考にしてみてください。

その他のテーマ

ART

CULTURE

CRAFT

FOOD

TIME