時計の革ベルトは夏の時期には要注意。正しい取り扱い方法

2019.04.20

夏場に革ベルトの時計を装着していて蒸れや臭いが気になったことはありませんか?革は汗を吸収しやすく、放置すると雑菌の温床になります。夏は使い終わるごとにケアをして風通しのよい場所で保管しましょう。臭いが発生したときの対処法も紹介します。

革ベルトの夏の注意ポイント

気温が高くなってくると、革ベルトをした腕がじっとりと汗ばむことがあります。メタルバンドはお手入れが楽ですが、革ベルトは日々の手入れを怠ると思いもよらぬ問題を引き起こします。

革ベルトは汗を吸いやすい

革ベルトと一口でいっても、牛革や爬虫類革などさまざまな種類があります。

表面はツヤがありますが、肌に当たる部分にはやわらかい裏革が使われていることがほとんどでしょう。革は複雑に繊維が絡み合った構造になっており、水や汗を吸収しやすい特徴があります。

肌からは常に皮脂や微量の汗が出ているので、革ベルトを四六時中腕に巻きつけているのは、それらをしみ込ませているのと同じです。汗や皮脂が革の繊維に吸収され続けるとどんな弊害があるのでしょうか?

夏の汗は劣化や臭いの元に

ただの水とは違い、汗には皮脂・アカ・汚れなどが混じり込んでいます。これらは細菌の格好のエサであり、嫌な臭いを発生させる原因になるのです。

古い汗がたくさん蓄積していればいるほど細菌やカビは増加しやすく、結果的には革ベルトの変色や劣化までもを引き起こすでしょう。

特に夏場は大量の汗が出るので、ベルトがすぐに湿り気を帯びてくるかもしれません。

革ベルトの臭い対策

手元の臭いは、自分だけでなく他人まで不快な気分にさせてしまいます。革ベルトが嫌な臭いを発するようになったら、すぐに『臭い対策』を行いましょう。

夏用の防水素材ベルトを使用する

汗ばみやすい季節は『防水素材ベルト』を使用しましょう。これは、裏革に防水加工がほどこされているものや、撥水性のある素材が使用されているものを指します。

代表的なのは、『ポリウレタン』をベースに極細繊維で構成された人工皮革で、耐久性・撥水性に優れ、夏場でも蒸れにくさを実感できるでしょう。

『天然ゴム』を裏面に使ったものは、汗を完全に弾くので、汗の量が多い人におすすめです。

なるべく使用する間隔を空ける

夏場は、同じ革ベルトを続けて使わず使用する間隔を空けるのがポイントです。時計またはベルトを二つ用意し、1、2日おきに交互に着用することをおすすめします。

また、革ベルトは湿気や蒸れを嫌います。使用後は、風通しのよい場所で保管しましょう。

洗浄や消臭スプレーを使う

臭いが気になるときは、手っ取り早く『消臭スプレー』を使う手もあります。時間や手間がかからないので、人と会う前のエチケットとしても有効です。

しかし、繊維の中に入り込んだ汚れや細菌は取り除けないため、定期的に革ベルトの洗浄を行いましょう。

ベルトを本体から外し、ぬるま湯を入れた洗面器に約30分間浸しておきます。汚れや臭いがひどいときは少量の中性洗剤を垂らし、軽いタッチで洗いましょう。

真水で綺麗にすすいだ後、キッチンペーパーやタオルで水気をとり、風通しのよい『日陰』に数日間干しておきます。

最後の仕上げとして、油分のある専用のトリートメントクリームを塗り込みます。

革ベルトの夏場のお手入れ方法

蒸れやすい夏場は日々のちょっとしたケアが大切です。使い終わったら手入れをする習慣をつけると、ベルトの寿命がぐっと長くなるでしょう。

タオルなどで汗や汚れを落とす

まずは、表面についた汗や皮脂、汚れを落とします。汗には塩分が含まれており、この工程を怠ると革ベルトや金具が一気に劣化してしまいます。

革はとてもデリケートで傷つきやすいので、必ず柔らかいタオルやクロスを使ってください。ごしごし擦らずに優しいタッチで拭き取るのがポイントです。細かい部分は専用のブラシを使ってもよいでしょう。

革用クリーナーで手入れする

通常は乾拭きのみでOKですが、落ちにくい汚れには『革用クリーナー』を使いましょう。財布やカバン、革靴などあらゆる革製品に使用でき、ごしごし擦らなくても汚れが綺麗に落ちます。革製品が好きな人は1本常備しておくと便利でしょう。

もし、革用クリーナーがない場合は、中性洗剤をタオルに含ませて、汚れ部分を拭き取る方法も有効です。

保管場所は風通しのよい場所で

手入れ後は風通しのよい場所で保管しましょう。紫外線や熱で革が変色・退色する恐れがあるので、直射日光は必ず避けるようにします。ベルトは丸めたままや折れたままにせずに、まっすぐに伸ばしておくことも重要です。

なお、クロコダイルなどの爬虫類革は、2カ月に1回ほど油を含ませてあげると長持ちします。手入れ後はトリートメントクリームなどを馴染ませて乾燥やひび割れを防ぎましょう。

夏場の取り扱いには要注意を

デリケートで水分を吸いやすい革ベルトは、汗をかきやすい夏にはあまり向いていません。どうしても身に着けなければならない人は、日々のお手入れをしっかり行い、ときどき革を休ませてあげるようにしましょう。

べたつきや蒸れを防ぐ方法としては、『夏用革ベルト』を使うのがおすすめです。天然ゴムやポリウレタン素材はサラッとした質感で、臭いも気にならないでしょう。

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