日本を代表する万年筆メーカー、パイロットが長年愛される魅力とは。

2019.04.16

パイロットは、国内の万年筆メーカーとしてトップクラスの知名度を誇っているメーカーです。長年愛され続けていますが、愛されるのにはもちろん理由があります。ここではパイロットの特徴を紹介しつつ、インクの入れ方や手入れの仕方など基本的な部分を説明していきます。

パイロットの万年筆の特徴

世界的に知名度が高いパイロットですが、何より使いやすさに特徴があります。手のひらにちょうど収まるフィット感が馴染みやすく、日本人にも使いやすい作りになっています。

他の万年筆を取り扱うメーカーに比べ種類も大変豊富で、自分好みの万年筆を見つけることができるでしょう。

コンバーターとカートリッジの両方使える

通常万年筆だと、「吸入式」「カートリッジ式」「コンバーター式」という3つの種類が存在します。

  • 吸入式=インクがなくなったらボトルインクを使用して、インクを吸入していく万年筆
  • コンバーター式=吸入式とカートリッジタイプを足し合わせた万年筆
  • カートリッジ式=ボールペンのような使い心地で使用できる、一回使いきりの万年筆

どれを選ぶかは人それぞれですが、吸入式は高級志向の人が使うことが多いです。コンバーターとカートリッジは、初心者でも使いやすく値段もお手頃価格のものがあります。この両方を取り扱っているのが、コンバーターの大きな特徴と言えるでしょう。

インクの王道。パイロットのブルーブラック

そんなパイロットの中でも一番王道の万年筆のインクをご紹介していきましょう。それがパイロットの原点ともいえる、「ブルーブラック」です。

青み強く鮮やか

パイロットのブルーブラックはやや青みが強く、鮮やかな濃い目のブルーであることが特徴です。それでいて癖が少ない色合いで、落ち着いた印象も感じられます。

美しくくっきりとした発色は、万年筆インクの定番として、長年万年筆ファンを虜にしてきました。

手軽に購入できる価格設定

価格は定価で400~600円ほどと、手軽に購入できる価格設定となっています。他の有名メーカーのものだと50cc~60cc入りで800円~1,200円くらいが相場といえます。

その点パイロットのインクは、サイズも30ccと比較的小さめで、手ごろな値段で買うことができます。最初お試しで使用してみたいという人にも最適ですね。

パイロットの人気ボトルインク、色彩雫の魅力

現在パイロットの人気ボトルインクとして、『iroshizuku-色彩雫(いろしずく)』シリーズが提供されています。日本の美しい景色や自然から創造されたとされる彩りが豊富なインクで、「日本パッケージデザイン大賞2011」で金賞を受賞しました。

そんな人気ボトルインク、色彩雫の魅力とは何なのか。順番に紐解いていきましょう。

美しい濃淡と鮮やかな発色

色彩雫の最大の特徴は、なんといってもその美しい濃淡。万年筆らしいインクの濃淡が何とも言えない味わいで、立体感のある魅力的な文字を演出してくれます。

色合いも鮮やかで発色がよく、どれも万年筆インクの逸品と呼ぶに相応しいものばかり。ついつい色んなカラーを試したくなってしまうほどです。

カラーバリエーションが豊富

なんといってもこのシリーズはカラーバリエーションが豊富です。カラーはなんと24色あり、用途に合わせて選ぶことができます。

また、美しいボトルの中に入っているインクは、インテリアとしても使うことができます。ボトルの形もオシャレで、香水の容器のような洗練されたデザインです。

使い勝手のいいminiボトルがある

パイロットのもう1つの特徴として、使い勝手のいいサイズがあるという特徴があります。万年筆はボトルを持っていても、使いきれず泣く泣く捨ててしまうこともしばしば。

しかしパイロットの色彩雫では、ちょうど使いきれるぐらいの量をminiボトルを提供しています。万年筆をたまにしか使わない人にはありがたい限りですね。

パイロットの万年筆へのインクの入れ方

ではパイロットの万年筆を実際に利用するとき、どのようにしてインクを入れていけばいいのでしょうか。しっかりと入れ方を理解していないと、せっかくの万年筆も宝の持ち腐れです。

ここではそれぞれのタイプに合わせた、インクの入れ方をご紹介していきます。

カートリッジ式

万年筆の胴体となる軸を回しながら外して、ペン先を上に向けます。次にカートリッジを差し込み、インクを装着しましょう。この際、回しながら装着した場合、首軸の部分を傷つけてしまう恐れがあるので、必ずまっすぐ装着していきましょう。

そしてカートリッジを装着し終わったら、外した胴体部分を取り付けしばらく置きます。試し書きをしてみて、インクが出てきたら補填完了です。

コンバーター式

コンバーターのインクを入れる際の注意点として、コンバーターには2種類のインク挿入方法があります。それが回転式とプッシュ式です。それぞれ違うやり方なので、タイプに合わせてインクを入れていきましょう。

まず両方のタイプに言えることですが、胴体部分の軸を外して首筋あたりにコンバーターを差し込んでいきます。次にペンの先端部分までインクに浸していきましょう。

ここからやり方がタイプによって変化します。

  • 回転式・・・つまみを回した後に、ピストンを下げ万年筆のペン先をインクにつけます。その後、さらにペン先を回しながらインクを吸入。
  • プッシュ式・・・ペンについているノブを数回押して吸入。

インクを吸入するときは、インクが下に落ちないように気を付けて使いましょう。

万年筆のインクが出ないときの対処法

万年筆のインクが出ない理由として、インクが固まってしまうことがあげられます。そのような場合は、ペン先に固まっているインクを溶かしていく必要があります。

浄する

まずはコップに水、または40℃ぐらいのお湯を用意します。そのコップの中にペン先をつけこみましょう。そうすると中に詰まっていたインクが、先端からでてきます。1~2時間ほどつけこんでおけば、インクが出るようになるはずです。

インクを変えてみる

頻繁にインク詰まりがおきるという場合、インクを変える方法もあります。インクの種類によっては固まりやすかったり、粘度が高かったりするものもありますので、それが原因となっている可能性もあります。

たとえば先ほどパイロットの色彩雫は粘度が低く、固まりにくい種類のインクです。インク詰まりに悩まされている方は、一度インクを変えてみるのもひとつの手です。

愛される確かな理由があるパイロット

万年筆の定番パイロット。長年愛されているのには理由があります。パイロットの万年筆を使って書くことを楽しんでみませんか?

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