日本酒風呂は美肌と健康に効果アリ?正しい入浴方法を解説

2019.04.14

女優の長澤まさみさんが実践している美容法として今大注目の日本酒風呂。美白美肌効果や温め効果など、女性に嬉しい効果が沢山あります。今回はそんな日本酒風呂の基礎知識と正しい入浴方法について解説してみました。

日本酒風呂とは

長澤まさみさんや藤原紀香さんなど、日本を代表する美人女優達が実践している美容法として注目されている日本酒風呂。美肌や冷え予防など、特に女性が喜ぶ効果が沢山期待できる注目の美容健康法です。

元々は中国から伝わってきたとされていて、美容だけでなく心身の健康にも効果が期待できます。お風呂に日本酒を入れるだけで簡単にできる入浴方法ですから、気軽に実践することができるので誰にでも簡単にはじめることができます。

日本酒風呂の効果

日本酒風呂の効果はあげればキリがありませんが、主に美肌効果や、血行促進による保温・保湿効果など女性に嬉しい様々な効能があります。

美肌効果

日本酒は米、米麹、水を発酵させて作られますが、その中でも米麹が発酵する際に発生する、コウジ酸には高い美肌効果が期待できます。

コウジ酸は肌の大敵であるメラニンから肌を守る働きをして、女性の肌を白く美しく保つのを助けてくれます。コウジ酸入りの美白化粧品も発売されるなど、美肌を目指す女性には是非抑えておいて欲しい成分です。

そもそもコウジ酸の研究は、日本酒を作っている杜氏が綺麗な白い手をしていることから始まったそうですから、非常に信頼性の高い栄養素と言えます。

さらに日本酒には美肌にかかせないアミノ酸が数十種類含まれていて、これはワインの数倍とも言われています。秋田美人という言葉もありますが、お酒どころには美人が多いと言われるのは、もしかしたらコウジ酸の効果かもしれませんね。

血行促進効果

日本酒に限らずお酒に含まれるアルコールは体内でアセトアルデヒドという物質に変化しますが、このアセトアルデヒドには血管を拡張する働きがあります。

お酒を飲むと身体がポカポカ温まってくるのは、アセトアルデヒドが血管の拡張を促し、血の滞りを改善してくれる効果によるものなのですね。

日本酒には「アデノシン」という成分が非常に多く含まれていて、血管拡張の効果がもたらせることから、アセトアルデヒドとのダブル効果で血の巡りをよくしてくれています。

「日本酒は酔いやすい」と言われますが、他のお酒より多く含まれるアデノシンがもたらす血管拡張によって、血行促進効果が高まることも理由のひとつといわれています。

血行が良くなることで、不眠や疲労回復、肩こり腰痛などにも効果が期待できますので、若い女性に限らず健康効果を味わうことができるそうです。

保温・保湿効果

最近では日本酒を使った化粧水が様々な化粧品メーカーから販売されています。日本酒には人間が本来持っている保湿成分「セリン」というアミノ酸が含まれているのですが、このセリンは強い保湿効果をもっています。

セリンにはお肌のターンオーバー(皮膚の新陳代謝)を促す効果もあるので、古い角質を分解し新しく生まれ変わらせてくれる働きまでしてくれるのです。

その上日本酒に含まれるアミノ酸は水に溶け易く、非常に細かい分子でできているため肌に浸透し易い上に肌を柔らかくする効果もあるので、非常に高い保湿効果を期待する事ができるのです。

日本酒風呂の作り方

日本酒風呂の作り方はお風呂にお酒を入れるだけなので、至って簡単です。さらに快適な日本酒風呂にするために、おすすめの日本酒や入れる日本酒の量などについても学んでおきましょう。

日本酒風呂用におすすめの日本酒

日本酒風呂に入れる日本酒は基本的にはどの種類でも大丈夫なのですが、特に効果が高いのが米と米麹だけで作られた純米酒です。

その他の合成酒に比べて純米酒はアミノ酸の含有量が豊富で、美容と健康への効果が非常に高いとされています。

日本酒の量

日本酒風呂に入れる日本酒の量は1~4合が適量です。一合が180mlですので、4合入れると一升瓶の半分の量になるので少し贅沢な感じもしますね。

ほんの僅かではありますが、日本酒は皮膚からも吸収されますので、特にお酒に弱い方は少量から少しずつ調節しながら試していくことをおすすめします。

日本酒は決して高級なものである必要はありませんので、飲み残しの日本酒や紙パックの物などで気軽にはじめてみましょう。

日本酒風呂の温度

日本酒風呂の温度には少し注意が必要です。先述しましたが、日本酒風呂は血行促進効果が非常に高く、発汗作用もあるので、普段入っている温度で入ると脱水症状や湯冷めの原因になります。

普段より1~2℃低いぬるめの温度、38から41℃位を目安にゆっくりと浸かることをおすすめします。

日本酒風呂の正しい入り方

日本酒風呂の準備が整ったところで、より効果を高める日本酒風呂の正しい入り方をご紹介します。

入浴頻度

日本酒風呂は毎日入ったからと言って、健康を害すということはありません。ですが日本酒風呂に慣れすぎてしまうと、せっかくの特別な効果を感じづらくなりますし、コストもそれなりにかさみます。

日本酒が入った特別なお風呂に入っているということで、心の充足感が得られるのも大切な効果の1つですから、週に1~3回位で入ると効果的です。

入浴時間

日本酒風呂に入ると血行が促進されて、いつもより早く身体が温まってくるのを感じると思います。発汗量も多くなるので、脱水症状などにも気をつける必要があります。

血行が良くなり過ぎて体がかゆくなる方もいますので、身体が火照ってきたら一度浴槽から出てみたり半身浴に切り替えるなどして調節しましょう。

入浴後

日本酒風呂に入った後は、日本酒に含まれるアミノ酸が身体に付着しています。身体に付いたアミノ酸は入浴効果を持続させてくれますので、洗い流さずそのままタオルで拭く程度がよいでしょう。

入浴後お肌が乾燥し易い方は、化粧水代わりに日本酒を使うのも効果的です。

日本酒風呂のアレンジ方法

日本酒をお風呂に入れるだけでも充分に健康効果が期待できますが、アレンジをして自分だけの日本酒風呂を楽しんでみましょう。

フルーツを浮かべる

フルーツの浮いた温泉や銭湯に入って、心地よい香りでいつも以上にリフレッシュできたという経験はありませんか?

日本酒風呂にフルーツを浮かべると、日本酒の香りも相まってより心地良さを味わうことができます。中でも柚子やみかんなどの柑橘系は日本酒の香りとの相性抜群。

特に柚子には血行促進や美肌、リラックス効果、疲労回復の効果など日本酒風呂と同様の効果がありますので、相乗効果が期待できます。

またみかん風呂にはビタミンC効果による風邪予防、免疫力アップ、またクエン酸による疲労回復、美肌効果が期待できるので風邪を引きやすい方にはおすすめです。

塩を入れる

お風呂に塩を入れる「塩風呂」も古くからある入浴法ですが、塩風呂には発汗、デトックスなどの作用があります。塩風呂に浸かると、塩による熱を作る力と浸透圧の力によって発汗が促進されます。

浸透圧とは濃度の濃いものが薄いものをひきつける力のことを言います。野菜に塩をまぶすと余計な水分が出て行きますね?同じようなことが塩風呂に入った時に人間の身体でも起きるのです。

その時に身体にたまった毒素も汗と一緒に排出されるので、非常にさっぱりとした爽快感を味わうことができます。さらに嬉しい事に塩には肌をコーティングする作用もあり、身体の熱を逃さないようにしてくれるため、保温・保湿効果も抜群。

日本酒風呂で高まった効果を塩のコーティング作用でさらに長時間持続させることができますから、是非試してみましょう。

日本酒風呂に入れる塩は30g位が目安になります。精製された塩よりも、ミネラル豊富な天然のあら塩を使うことでより効果が期待できると言われています。

日本酒風呂の注意点

ここまで見てきました通り、健康に美容に効果抜群の日本酒風呂ですが、ここではいくつか心配される注意点にも触れておくことで安心して日本酒風呂を楽しんでいただきたいと思います。

追い焚きしても大丈夫?

追い焚きしたからと言って日本酒の効能が下がるなどの問題は特に心配はありませんが、そもそも追い焚きする際に使用する前日のお湯には、身体の汚れや細菌が沢山残っていて菌が繁殖し易い状態にあります。

さらに日本酒風呂の高いデトックス効果で、普段の入浴よりも大量に汚れが浴槽に排出されますので、前日に浸かった日本酒風呂は衛生的にあまり良い状態とは言えません。

寒い冬ならまだしも夏場や湿気の多い時期などには菌の繁殖スピードも高まりますので、少しもったいないですがやはり毎回お湯を変えることをおすすめします。

妊婦や子供が入浴してもいいの?

少量とは言えアルコールは皮膚からも体内に入ってしまいますので、妊婦さんやお子さんには日本酒風呂はおすすめできません。

さらに妊婦さんやお子さんは汗をかきやすいこともあり、日本酒風呂の高い発汗作用で脱水症状をおこすリスクにもつながります。

また入れる日本酒にもよりますが、浴槽や浴室内が滑りやすくなる場合もあります。転倒のリスクにも繋がりますのでやはり避けておくことが無難だと思われます。

肌への刺激が強くないの?

健康な方への入浴は問題ありませんが敏感肌、アトピー性皮膚炎、心臓疾患、ぜんそく、リューマチなどの持病をお持ちの方には刺激が強すぎる場合があります。

またもともと体質的に代謝のよい方は脱水症状があらわれる恐れがありますので充分に注意が必要です。

正しい入浴方法で日本酒風呂を試してみよう

日本酒風呂には美肌効果や血行促進、リラックス効果と健康に嬉しい効果がたくさんあります。ぜひ正しい作り方と入り方を守って実践してみましょう。

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