ドライヴという映画の魅力とは?登場する車など見どころをご紹介

2018.07.31

2011年公開のクライム・サスペンス映画『ドライヴ』は、カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞し、数々のメディアで最高レベルの満足度を獲得した超話題作です。ライアン・ゴズリング主演で描かれる、寡黙な男の愛と衝撃的な物語に、心が釘付けになります。

映画「ドライヴ」のあらすじ、ネタバレなし

夜のロサンゼルスを、1人の男がシボレーで走り抜けるところからストーリーが始まります。

主人公が恋した相手は、服役中の夫を持つ美しい人妻でした。愛する人を守るため、裏社会の危険な闇に1人で立ち向かう主人公の孤独と哀愁、そして彼の隠された暴力性が一挙に噴出する緊迫シーンの連続に、スクリーンから目が話せません。

昼と夜で違う顔を持つ天才ドライバー

主人公のドライバーは、自動車修理工場で働きながら、たまに映画のカースタントマンの仕事をしています。

天才的なドライビングテクニックを持ち、夜になると強盗の逃走を手伝う運び屋をするなど、さまざまな顔を持っていました。

そんな中、自動車修理工場の店主のシャノンは、ドライバーを使ってレース業界進出を考えます。

バーニー・ローズというマフィアの幹部の援助を受け、ドライバーはこれを承諾します。

アイリーンとの純愛と不器用な男の生き様

ある夜、運び屋の仕事を終えたドライバーは、アパートのエレベーターで、アイリーンという女性と一緒になり恋に落ちます。しかし、彼女には刑務所暮らしの夫と息子がいました。

彼女に惹かれながらも身を引こうとしたドライバーでしたが、服役中の夫スタンダードが血まみれで座り込んでいるのを発見します。

スタンダードは、服役中の用心棒代としてある男から多額の借金を背負い、妻子の命を狙われていました。

これを聞いたドライバーは、アイリーンと息子を守るために、スタンダードが計画する危険な強盗計画に手を貸すことになります。

ラストまで目が離せない見どころは?

『ドライヴ』という映画のタイトルを聞くと、『ワイルド・スピード』のようなカーチェイスがメインの、大迫力なアクション映画が連想されるでしょう。

しかし、ドライヴはカーチェイスシーンが意外に少なく、それよりも謎に包まれた主人公の素性がどのように明らかになっていくのかに重点が置かれています。

ドライバーとアイリーンのラブストーリーから、クライマックスに向けてドライバーの殻が破れ、バイオレントになっていく姿に引き込まれます。

サスペンスとヒューマンドラマが混じり合った複雑なストーリー展開に、最後まで目が離せません。

クールなドライバーのキャラクター

主人公のドライバーは、寡黙であまり自分を語らない男です。表情もほとんど変えず、常に自分の感情をコントロールしていますが、アイリーンの前では少し不器用でぎこちない様子になるのが可愛らしくもあります。

とてもおだやかで、優しい話し方が魅力のドライバーですが、何か質問されたときに、必ず数秒置いてから答えるシーンが印象的です。

ファッションにも注目

ドライバーのかっこよさを引き立てているのが、彼のファッションです。劇中、バーニーとの会話の中で次のような寓話が出てきます。

『川を渡りたかったサソリは、絶対に刺さないとカエルに約束し、その背中に乗せてもらった。だが、サソリは川を渡る途中でカエルを刺してしまい、結局サソリも溺れてしまった。なぜ自らも死ぬとわかっていながら、刺したのか。それはサソリが本能に逆らえなかったからだ。』

この話は『人の本質は変わらない。本能には逆らえない』という、ドライヴのテーマを表しています。そして、ドライバーは仕事でもプライベートでも、背中にサソリの刺繍が入ったブルゾンをよく着ています。

このブルゾンこそが、ドライバーをヒーローとして作り上げている重要なアイテムです。

『ハイ・ソサエティ』というハリウッドセレブ御用達のブランドでデザイナーを務める、リチャード・リムが映画のためにデザインしています。

ヒロインとのラブストーリー

アイリーンと出会った頃のシーンでは、ほとんど会話なく見つめ合い、印象的なエレベーター内でのキスシーンでは、ドライバーが彼女を端によせ、ゆっくりと手を近づけ顔を寄せる、静かに愛が育まれていく様子から始まります。

しかし、このアイリーンに恋をしたのをきっかけに、寡黙な男の内に秘めていた何かが爆発し、ドライバーのさまざまな感情があらわになっていくのです。

美しささえ感じるバイオレンス描写

ドライバーが素手でギャングと殴り合うシーンもあります。しかし、優しく寡黙に見えた彼が純愛に突っ走り、手を汚していくバイオレントな描写は、血なまぐさい映画が苦手な人でもどこか魅了されてしまう美しさがあります。

また、様々な場面で使われるスローモーションを利用したユニークなカメラワークと、1980年代後半の雰囲気漂う、エレクトロミュージックの融合が、映像に美しさを与えます。

映画に登場するアメ車に注目

実際のカーチェイスシーンは少ないものの、タイトルが『ドライヴ』なだけに、使用されている車がいい味を出しています。車ファンはもちろん、そうでない方でも惹かれること間違いなしです。

シボレー・シェベル・マリブSS

1965年型『シボレー・シェベル・マリブSS』は、主人公ドライバーの愛車で、プライベートで愛用している車です。

『ドライヴ』の海外の広告で、ドライバーと一緒に写っているのもこの車です。2ドアクーペのアメ車のレトロ感が、ドライバーの雰囲気にマッチしています。

フォード・マスタング GT

2011年型『フォード・マスタングGT』は、劇中盤から見られるカーチェイスシーンに使われています。

レトロ車から、ヒーロー役にぴったりのマスタングに乗り換えて暴走する、ドライバーのハンドルさばきは見ものです。

クライスラー 300

同じく、カーチェイスシーンで『フォード・マスタングGT』を追うのが、『クライスラー 300』です。

ワイルドな外観のクライスラーに乗ってドライバーを追うのは一体誰なのか、追走劇の結末にある衝撃の展開には目が離せません。

主題歌やサントラについて

映画を見終えたあとに、耳から離れない秀逸な主題歌やサウンドトラックは必見です。

日本でリピーターが続出した本作は、大音量で音楽を楽しみたいという口コミが上がり、一部の映画館では大音量上映が開催されたほどです。

映画を盛り上げるミュージック達

80年代風のロックな音楽や、ロマンチックムードを漂わす音楽に到るまで、スウィートとビターが共存する『ドライブ』の世界観に音楽が合わさります。

音楽を担当したのは、様々な映画の挿入曲を手がける映画音楽作曲家のクリフ・マルティネスです。

マルティネスの手がける音楽のファンという人も多く、レフン監督の独特な色彩センスの映像を美しい音楽が彩ります。

電子音が効いた中毒性のある曲にハマる?

マルチネスの得意とする楽曲のひとつに、シンセサイザーを使った音楽が挙げられます。

シンセサイザーを使ったサウンドは、不穏ながら幻想的な世界を作りあげ、そこにビートを加える事によって、テクノサウンドのようなリズムがうまれます。

CDやLPレコード盤が現在も販売中

映画で流れた音楽やサウンドトラックが入ったCD、LPレコードも販売されています。音楽あってのこの映画と批評する人もいるくらい、ハマる挿入曲を集めたCDです。

商品名:Drive CD, Soundtrack, Import 価格:2006円(税込) Amazon:商品ページ

映画が観られる動画配信サービス等

色々あるネットの動画配信サービスでも『drive』が視聴できます。

まずは予告編で雰囲気をつかむ

やっぱり、まずは雰囲気掴みたいという方は、youtubeに予告編が載っています。予告編だけ見ても迫力満点、さらに映画の世界観に引き込まれます。

レンタルも購入も可能なAmazonビデオ

Amazonビデオでは、レンタルも購入も可能です。Amazonビデオでの視聴は、商品が届くのではなく、データの購入になるので、DVD返却などの手間がなくとても便利です。

レンタルの場合は、商品が30日以内に視聴、購入の場合は、スマホやタブレットにダウンロードしておけば、何度でも好きなときに視聴できます。

3種の料金プランが選べるNETFLIX

世界最大手の動画配信サービス『NETFLIX』でも視聴できます。3つの料金プランがあり、月額650円のベーシックプランは標準画質対応で、端末2台まで同時視聴が可能です。

月額950円のスタンダードプランは、高画質対応、端末2台まで同時視聴が可能、月額1450円のプレミアムプランは、4K画質対応で端末4台まで同時視聴が可能です。

車好きのみならず世の男性におすすめの映画

大注目の実力は主人公が見せる爽快なカーアクションと、孤独な男が立ち向かう闇の組織、そして愛の結末は?

リピーター続出のかっこよさ、美とバイオレンスが混ざり合う映画『ドライヴ』、ぜひご覧ください。

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