知っておきたいテキーラのキホン。飲み方からおすすめ銘柄まで

2019.04.12

最近日本でも少しずつ身近になってきたテキーラ。ショットグラスで一気に飲むようなイメージが強いですが、実はとっても繊細で奥深いお酒なんです。今回は沢山あるテキーラの飲み方とおすすめの銘柄をご紹介します。

テキーラとはどんなお酒?

強くて飲みにくいお酒のイメージがあるテキーラ。ですが実際は厳しい基準の中で丹念に作られた、繊細で味わい深い魅力的なお酒なのです。

アガベという原料をつかったお酒

「テキーラの原料はサボテン」と思ってらっしゃる方、けっこう多くいらっしゃるのではないでしょうか?テキーラ=メキシコのイメージから誤解されがちですが、実際はアガベという植物が原料となっています。

アガベ(日本名:竜舌蘭)はメキシコや南米で生産される多肉植物で、鋭い葉を持っているのが特徴です。

アガベの葉を切り落とし地中にある大きめのスイカほどの球茎を蒸し焼きにしてから、汁を絞り出して発酵、蒸留したものがテキーラになります。

この球茎は別名ピニャとよばれていますが、ピニャとはスペイン語でパイナップルという意味です。見た目がそっくりであることからそう呼ばれています。

このピニャに含まれる糖分、そして土の中で培った独特の香りがテキーラの美味しさの秘密なのです。

テキーラを名乗れるのは決まった州のみ

テキーラにはメキシコ政府が定めたいくつかの厳しい基準があります。アルコール度数は35~55%、アガベの含有量は51%以上、他にも材料の制限など非常に細かい決まりがあり、この基準を満たさなければテキーラと呼ぶことはできません。

中でも生産地には細かい決まりがあり、原料であるブルーアガベの生産地の指定や、蒸留場所もテキーラの名前の由来でもある「テキーラ村」があるハリスコ州を含む周辺の5つの州で行わなければなりません。

このような厳しい基準によってテキーラの品質は守られているのです。テキーラが少し割高なのも納得してしまいますね。

テキーラの美味しい飲み方

テキーラにはショット以外にも、実は様々な美味しい飲み方があります。テキーラの奥深い様々なスタイルについて見てみましょう。

メキシカンスタイル

まずは定番のメキシカンスタイル。いわゆるショットで一気にという飲み方ですが、少しこだわって本場のスタイルに近づけるとよりおいしく楽しめますよ。

  1. ショットグラスにテキーラを注ぎ、塩と1/8カットにしたレモンかライムを準備します。
  2. 塩をひと舐め。
  3. テキーラを一気に飲み干します。
  4. レモンを口の中で絞り飲みます。

一見乱暴な飲み方のように思えますが、塩でテキーラの甘みを引き立てつつ、レモンでテキーラの独特の後味を消す合理的な飲み方です。

レモンには胃の粘膜を守る働きもありますので、胃もたれやむかつき防止のためにも是非一緒に飲むことをおすすめします。

ショットガン(テキーラボンバー)

映画などで大男がショットグラスを机に叩きつけて一気に飲む姿を見たことありませんか?あれはショットガンといって、少しユニークなテキーラの楽しみ方のひとつです。テキーラボンバーと呼ばれることもあります。

ショットグラスにテキーラと炭酸水を1:1で入れて、手やコースターでグラスにフタをしながら机にたたきつけると炭酸水の炭酸が一気に膨れ上がるので、その瞬間を逃さずに一気に喉に流し込みます。

炭酸が高まることで、テキーラの刺激を一時的に抑制してくれる効果がありますのでサッパリと飲むことができます。ちなみに炭酸水以外にジンジャーエールなどでも非常においしく飲むことができますので一度お試し下さい。

テキーラカクテル

テキーラを使ったカクテルは種類も豊富で魅力的です。マルガリータやテキーラ・サンライズなど、見た目にも美しいカクテルが南国のトロピカルな雰囲気を味あわせてくれます。

人気のテキーラカクテル

テキーラの独特な香りを活かしたカクテルは、バーなどでも非常に人気があります。中でも有名で人気なものを紹介しましょう。

マルガリータ

テキーラカクテルの代表格「マルガリータ」。グラスの淵に塩をまぶすスノースタイルが特徴的です。

柑橘系のさっぱりとした香りの中に、テキーラ独特の臭いが溶け込んだ熱い夏にぴったりのカクテルです。

作り方はシンプルで、テキーラにレモンジュースorライムジュース、ホワイトキュラソーを2:1:1であわせて氷と一緒にシェイクし、スノースタイルにしたグラスに注ぐだけ。

マルガリータは飲みやすい上にスノースタイルの塩気が効いていくらでも飲みたくなりますが、アルコール濃度は20度近くもありますので、飲みすぎには気をつけましょう。

メキシコーク

テキーラカクテルの中でも最もシンプルながら、とてもおいしいメキシコーク。グラスに氷を8割入れてテキーラを45mlとコーラ適量を注ぎいれます。

お好みでカットレモンを入れると酸味が利いておいしさが増しますよ。コーラの強い炭酸とテキーラの相性は抜群。

シルバーテキーラではコーラの臭いに負けてしまうこともあるので、少し風味の強いレポサド以降のテキーラをおすすめします。

テキーラ・サンライズ

美しいネーミングにドキドキが止まらないですね。テキーラ・サンライズはその名の通り「朝焼け」を思わせるビジュアルの美しさも特徴のひとつです。

作り方は8割氷を入れたグラスにテキーラ45ml、オレンジジュース適量を合わせてステアしてから、グレナディンシロップ2tspをゆっくりと落として完成。

ポイントはグレナディンシロップをしっかりとグラスの底に沈めること。しっかりと沈めることで綺麗な朝焼けを描くことができます。

グレナディンシロップはオレンジジュースやテキーラよりも重量があるので、基本的には丁寧にゆっくりと落としてあげれば底までしっかりと届いてくれます。

初心者におすすめのテキーラ銘柄

テキーラは種類が豊富で、どこから手をつけていいかわかないという方もいるのではないでしょうか?そこで初心者の方におすすめのテキーラ銘柄をご紹介してみました。

クエルボ エスペシャル

200年の歴史を誇るテキーラ界の重鎮クエルボ。その歴史の深さを感じさせる味わいは世界中で愛されています。

後に紹介するサウザのような飲みやすいテキーラというよりは、あくまでアガベ本来の味と香りを抽出したこれぞテキーラと呼べるような力強い風味が特徴です。

土を感じさせるアガベの香りと、ほんのりとした僅かな甘み。はじめはテキーラのクセのある臭いに少し抵抗を感じるかもしれませんが、飲み進めるうちにこの土の匂いに惹き付けられて行きまたリピートしてしまう。

クエルボスペシャルはそんな素朴な魅力が詰まったテキーラです。

テキーラ サウザ シルバー

日本のスーパーやコンビにで最も多く目にするテキーラがサウザではないでしょうか?

サウザの特徴はなんと言っても飲みやすく調整された甘いフルーティーな味わいと、シトラスのような爽やかな香り。テキーラをはじめて飲む人にも違和感なく飲み進ませてくれます。

いわゆるテキーラの力強さやパンチ力を求めているかたには物足りないかもしれませんが、女性やクセの強いお酒が苦手な人には是非おすすめしたい一本です。

 オルメカテキーラ レポサド

メキシコの古代文明から名づけられたオルメカはクエルボ、サウザと並んで日本でも人気のテキーラです。

6ヶ月間熟成されたオーク樽のバニラのような甘い香りが漂い、舌触りは濃厚でハチミツを思わせるトロリとした舌触り。

舌先に僅かに感じるスパイシーさと、鼻に抜ける柑橘系のスッキリ感が感じられる、非常にバランスの良いテキーラです。

オルメカは低価格帯のテキーラとは思えないような、高級感のある味わいを持っています。カクテルとの相性もよいので、一本おうちにあると色んな楽しみ方ができそうです。

テキーラは楽しみ方が多いお酒

ショットで飲むイメージの多いテキーラですが、実は飲み方が多いお酒です。 飲みやすいカクテルはもちろん、テキーラの味をじっくり味わえるストレートやロックなど楽しみ方は色々。自分に合ったテキーラの飲み方を探して、テキーラを楽しんでくださいね。

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