ワインと料理のマリアージュ。組み合わせ次第でもっと美味しくなる

2019.04.11

ワインはそのまま飲むのも美味しいですが、相性ピッタリの料理を合わせることができてこそ、よりその深さを味わえるというもの。今記事ではワインのペアリングや、ワイン選びに困ったときの対処法についてお伝えしていきます。

ワインと料理の合わせ方

食材やソースの色

ワインと料理の相性がマッチしている事を表す言葉を「マリアージュ」と呼びます。直訳すると「結婚」という意味になり、ワインと料理の永遠の絆を表しているかのようで、なんともロマンチックですね。

そして、ワインと料理を組み合わせる行為そのものについては「ペアリング」と称されます。ワインと料理をペアリングし、マリアージュを楽しむポイントとしては、まず「食材とソースの色で合わせる」のが簡単です。

肉や魚など、素材単体だけを見て合わせるというよりは、素材とソースの全体的な色で合わせるのがコツ。料理の全体的な色に近い色のワインを合わせると、不思議とマッチする確率が高いとされています。ぜひ試してみてくださいね。

たとえば、全体的に白っぽさが目立つ鶏肉のクリーム煮の場合は白ワイン、全体的に赤っぽさが目立つサーモンのトマトソースにはロゼワインまたは赤ワインといったイメージですね。

味の重さ

食べ応えがあっさりした料理、こってりした料理など色々ありますが、この「味の重さ」で料理とワインをペアリングさせるのも一つのテクニックです。

たとえばこってり系の料理であれば、赤ワインのフルボディなど、コクのある重めのワインが合いますし、さっぱり系の料理なら白ワインやスパークリングワイン、赤ワインのライトボディなどがしっくりきますね。

逆にアルコールの強いヘビーでコクのある赤ワインを、和食のようにデリケートな味わいの料理に合わせると、和食の繊細さがワインのコクに負けてしまいます。

また、白ワイン・スパークリングワイン・ライトボディの赤ワインなど、軽めの料理に油ものなどコッテリした肉料理と合わせてしまうのも、今度はワイン側の良さが失われてしまい、好相性とはなりませんね。

ワインと料理の力関係のバランスを合わせるというのがポイントです。

味の系統

味の系統が似ている料理とワインをペアリングさせるというテクニックもメジャーです。ハーブなどの香草を使った料理ならハーブの含まれたワイン、和食や中華ならスッキリした白ワインやロゼワインなどがオススメ。

オードブルやおつまみ、スイーツ系なら、フルーティな甘口の白ワイン・ロゼワインなどがベターですね。一般的には、肉料理に赤ワイン、魚料理に白ワインを合わせると失敗しにくいと考えられています。

産地

産地が同じ料理とワインのペアリングは、その土地の風土に適した製法同士である事が多く、相性的にもマッチしやすいとされています。

もちろん異なる国同士のワインと料理であっても好相性のものは数多くありますが、迷ってしまった時は産地と料理全体の色などで合わせるのが初心者の人にはわかりやすいです。

最近は日本産の美味しいワインもたくさん生産されていますので、こちらを和食と合わせてみるのもオススメ。ワインと料理をペアリングさせる時に、それぞれの産地を調べることで、グルメの知識も学べるので楽しいですよ。

ワイン選びに困ったときの対処法

スパークリングはどんな料理にも合う

どんなワインを合わせたらよいかわからない場合はスパークリングを合わせると良いでしょう。

スパークリングは合わない食材が比較的少ないとされています。試しにスーパーで簡単に購入できるワインテイストのお酒(酎ハイなど)と合わせてみるとわかりやすいです。

ちなみに同じ発泡酒であるシャンパンとスパークリングワインの違いは「産地」です。シャンパンは、フランスのシャンパーニュ地方で造られるスパークリングワインを表していて、別名「シャンパーニュ」とも呼ばれています。

また「シャンパーニュ製法」と言って、他のスパークリングワインの製法と違い、作業工程の多い手間のかかる製法で作られているのも特徴です。

チーズなら合わないワインはない

比較的どの料理にもマッチするワイン(スパークリングワイン)があるように、料理にもまたオールマイティに合わせやすいものがあります。

その最たるものがチーズを多く使用した料理で、むしろチーズそのものが、どのワインにも合うと言われている食材です。

チーズに含まれる脂肪分がいかなるワインの味をも引き立ててくれます。どのチーズがどのワインに合うという明確な基準はありませんが、カマンベールなどのまろやかでクリーミーなチーズなら、キリッとした味わいの辛口ワインなどが良いのではないでしょうか。

対照的な組み合わせもアリ

一般的には似た色・同じ産地・同じ味の傾向の料理とワインを合わせるのが基本とされていますが、逆に味わいがまったく違うもの同士を合わせることで意外とマッチするケースも多いです。

代表的なのが、塩味の強い料理に甘口ワインを合わせたり、甘めの料理に辛口ワインを合わせたり、などですね。和食など、あっさりした肉料理に甘口の白ワインも良いですよ。

赤ワインだから肉料理、白ワインだから魚料理が絶対だなんて事はありません。たとえば脂身の多い魚料理なら、ライトボディの赤ワインが比較的しっくりきます。

また個人個人の味の好みによっても変わってきますので、その人個人で色々と試してみるのが、結局のところペアリングのやり方としてはベストであると言えるでしょう。

一皿ごとにワインを楽しむワインペアリング

ワインペアリングとは

料理と相性の良いワインを合わせることで、それぞれの美味しさをより際立たせることができるのがワインペアリングの魅力です。ワインに対する深い知識を持つ人にとってはもはや常識です。

先ほどもお話しましたが、ワインのペアリングは基本の合わせ方はあっても最終的には自分の味覚や好みがすべて。個人で色々な組み合わせを楽しみながら試すのがベストであると考えられています。

ワイン好き仲間で集まって、「ワインペアリング会」を開いてみるのもまた一興。ワインを美味しく嗜みながら、それぞれの「マリアージュ」について語り合ってみるのも素敵ですね。

レストランでのワインペアリング

お料理のお皿ごとにワインを合わせる、「ワインペアリング」ができるコース料理や、ドリンクメニューを用意している高級レストランが増えてきています。

最近では3つのものを合わせる「トリプリング」なるサービスを提供しているレストランも。トリプリングとは、「ワイン+料理+果物」など、ワインと料理だけでなくもう一つ別のものも合わせる手法です。

高級料理店などでは果物やスイーツを添えてある料理は基本ですから、それらを加えて相性の良いワインを選別できる「トリプリング」なるものが誕生しても不思議ではありませんね。

中には、ソムリエにアドバイスを受けながらワインペアリングを楽しめるレストランもあるので、ワインの世界をより深く学びたい人はソムリエがいるレストランやバーに通ってみるのもオススメ。

自宅でのワインペアリング

ワインペアリングは自宅で自由に楽しむこともできますが、1度に何種類ものワインを開けて少しずつ味わうため、1人で行うのはなかなか大変です。

なので小さめのワインボトルを複数買って試したり、仲間内でワインペアリング会を企画してみても良いですね。

個人でペアリングする時の味の探し方のヒントとしては、こんなものがオススメ。

  • 白ワインの苦味や渋みをおさえたい時は、塩味の料理を
  • ワインの酸味をおさえたい時には、レモンやライムを使用した料理を
  • もう少しワインにコクが欲しい時は、スイーツなどの甘味をプラス

ワインと料理のマリアージュを試してみよう

ワインと料理を上手に組み合わせると、今まで以上にワインが美味しく感じられます。レストランや自宅でワインで楽しむ時は、ぜひマリアージュを意識しながら相性抜群のワインを選んでくださいね。

その他のテーマ

ART

CULTURE

CRAFT

FOOD

TIME