デザインのメモに適したノートとは。使い方の例やアイディアも紹介

2019.04.09

デザインなどのクリエイティブな仕事をしている人にとって、即座にメモをとるための「ノート」はとても重要なアイテムですよね。現在はノートにもさまざまな種類がありますが、デザインのメモにはどのようなノートが適しているのでしょうか?使用例やカスタマイズの例と合わせて紹介していきます。

デジタルではなく紙のノートの良さとは

現在はスマートフォンの無料アプリでも優秀なメモ機能を持つものがいくつもありますが、そういったデジタルのメモアプリにはない、リアルな「紙のノート」ならではのメリットも多数あります。具体的に、どのような点で紙のノートは優れているのでしょうか。

アイディアをすぐ書き出せる

紙のノートの最大のメリットが、「思いついてからメモを取るまでのステップが圧倒的に短い」という点です。

スマートフォンアプリでは、どうしても「アプリをタップして起動する→テキスト画面を開いて記入開始」というステップが必要になります。また、パスワードや指紋認証によるロックの解除など、スマートフォンの起動自体にも動作が要ります。

こういった「メモを開始するまでのちょっとした手間」は、一見大したことがないように見えて、アイデアの新鮮さを損なったり、メモを取るまでの気力を削いだり、メモを取る頻度そのものを減らす原因になりかねません。

さらに、「肝心なときにスマートフォンが電池切れ」という事態もあり得ます。

その点で、「ノートを取り出して開く」という瞬間的な動作で使えて、起動のタイムラグも電池切れもない紙のノートは、アイデアをすぐ書き出す最速で確実な方法と言えます。

自分次第で自由なレイアウト

自分が見やすいようにレイアウトを操れるのも、紙のノートの魅力です。

メモ用のアプリなどでは自分の好きなようにレイアウトを変えたりカスタマイズしたりする方法が少なく、どうしてもアプリの機能に使い勝手が大きく左右されます。

一方で、紙のノートではメモの書き方はもちろん、インデックスをつける、栞をはさむ、デコレーションするなど、カスタマイズは自由自在です。そうやって自由なレイアウトを実現したメモ用ノートは、使いやすいだけでなく、愛着が沸いてメモすること自体も楽しくなるでしょう。

デザインに適したノートの選び方

紙のノートのメリットが分かったところで、次は「デザインのメモにはどんなノートを選べばいいのか」を考えていきましょう。ノートには種類ごとに特徴や使いやすさが違うので、それぞれのポイントを理解していくことが大切です。

デザイン用ノートを綴じ方で選ぶ

ノートの綴じ方には、冊子のようにしっかりと綴じられた「ノート綴じ」と、リングに通された「リング綴じ」があります。

ノート綴じは「かさばりにくい」のがメリットで、複数のノートを持ち歩くときに向いています。また、見開きいっぱいを使って書きやすいのもノート綴じの特徴でしょう。

一方で、リング綴じには折り返して書きやすいことから「立ったままメモを取りやすい」というメリットがあります。ページを切り離すのも簡単なので、とっさにアイデアをメモして後で切り離してじっくりと考えるのに向いています。

デザイン用ノートを罫線で選ぶ

ノートは主に、行間が7mmのA罫と行間が6mmのB罫に分かれています。A罫は行間が広いため文字を書きやすく、B罫は行間がスマートな分、あとから読みやすいというメリットがあります。

よりしっかり書き込みたいときはA罫を、あとから頻繁に読み返す用途にはB罫を選ぶといいでしょう。また、現在は線上にドットがついているものも多く、線を引いたり表を描くときにはそのようなノートの方が使いやすくなっています。

デザイン用ノートを紙質で選ぶ

ノートの紙質にもさまざまな種類がありますが、安価なのは古紙パルプを使った中性紙のノートになります。古紙パルプのノートは数冊セットでの販売なども多くコスパがいいので、たくさんノートを使う方におすすめです。

書きやすさの点で考えると、一番いいのはパルプ100%の上質紙のノートです。価格的にはやや割高になりますが、書き味が滑らかで破れにくく、紙自体も真っ白、という魅力があります。

デザイン用ノートをサイズで選ぶ

デザイン用・メモ用のノート向きのサイズの目安は「A5」になります。サイズのバランスが丁度よく、一般的にも書きやすいと言われているサイズです。

より大きなA4などのノートは本格的なデザインに、より小さな手帳・文庫本サイズのノートはポケットに入れての持ち運びなどに向いているというメリットがあります。A5をひとつの基準に、自分の用途に合わせてノートを選んでいきましょう。

デザインをするのにおすすめのノート5選

ノートのメリットや選び方が分かったところで、実際にデザインのメモにおすすめのノートを紹介していきます。

クリエイティビティを刺激する『モレスキン』

まず注目したいのが、モレスキンのノートです。モレスキンは「文具界のアップル」とも呼ばれるブランドで、高品質で実用的なノートで多くの支持を集めてきました。高級感のある見た目も魅力のひとつで、メモ用ノートとしてのクオリティを追求した一品です。

モレスキン クラシック ノートブック ハードカバー ミディアムサイズ ブラック

ニッポンの老舗ブランド『ツバメノート』

日本の老舗ノート「ツバメノート」のノートもおすすめです。リーズナブルな価格とノートとしての質を両立し、オーソドックスな定番ノートとして人気を集めています。

ツバメノート ノート A5 横罫 7mm×24行 100枚 

メモ帳だけじゃない『RHODIA(ロディア)』

メモ帳で有名なフランスのブランド「RHODIA(ロディア)」は、実はノートもリリースしています。ポップな見た目と王道のノートとしての機能を両立していて、デザイン用ノートとしてもぴったりです。

ロディア ホチキス留めノート A5 クラシック 方眼罫

シンプルでコンパクト!『FIELD NOTES』

アメリカの「FIELD NOTES」は、元々は農業のメモなどに向けて作られたノートです。コンパクトなサイズやシンプルな作りが特徴で、サクッとメモをするのには最適な一冊です。

FIELD NOTES 3-PACKS (A)方眼

定番こそ至高。『コクヨ』

日本のノートの定番といえば、コクヨの「キャンパスノート」は外せませんね。ノートの中でも特に安く、学生や社会人など幅広い層から愛用されています。「とにかく普通のノートが欲しい」という方には間違いなしのノートです。

コクヨ キャンパスノート ドット入り罫線 5冊パック

愛用ノートが便利になるアイディアを紹介

ノート内部のレイアウトやカスタマイズだけでなく、ノートにちょっとしたアイテムを付け加えることで、さらに便利に使うことができます。その例を見ていきましょう。

ゴムバンドをつけると広がらない

ノートをそのままバッグなどに入れると、「中で広がってしまう・そのせいで紙が折れてしまう」という事態が起こることもあります。それを防いでくれるのが、ノートを閉じて固定するゴムバンドです。

何気ないアイデアですが、ノートのコンパクトな収納にも活躍する便利アイテムの代表格と言えるでしょう。

ペンホルダーですぐ書ける状態をつくる

ノートへのメモのスピードをさらに高めてくれるのが、「ペンホルダー」です。

ノートにホルダーでペンをつけてしまうことで、さっと取り出してメモを取る、という動作がより速くなります。アイデアを一瞬も逃さずメモするためにも、導入してみましょう。

カバーをつけると使いやすく上品に

ノートにつけるカバーは、紛失や取り違えを防いだり、栞やペンホルダーなどの機能を加えて使いやすくしたりといった実用面のメリットだけでなく、メモ用ノートをより上品なアイテムにしてくれる、というファッション的な魅力もあります。

ノートカバーにもさまざまな種類があるので、おすすめを紹介していきます。

Feel Collection

シンプルなノートカバーとしておすすめしたいのが、Feel Collectionのノートカバーです。

日本製レザーの素材は色移りや変色、汚れに強く、しっかりとノートを守って見た目も華やかでいてくれます。カラーバリエーションが豊富なのも魅力のひとつです。

Feel Collection ノートカバー 革調

シヤチハタ

働く女性向けのノートカバーとして作られたのが、シヤチハタの「オピニ おめかしノートカバー」です。

ポップな見た目で女性の持ち物やバッグと相性が良く、2本のしおりやペンホルダー、留め具など、実用面もばっちりのカバーです。

シヤチハタ オピニ おめかしノートカバー

アーティミス

アーティミスのノートカバーは、最大で3冊のノートを収納できるという、珍しい一品です。

複数のノートを持ち歩く方にとっては、特に嬉しいアイテムとなっています。大容量のポケットもついているので、ペンなどの筆記具と合わせて持ち歩くにもぴったりです。

アーティミス ノートカバー

キングジム

ノートカバーのブランドとしては定番の、キングジムの製品もおすすめです。

主にビジネス用に作られていることもあり、ペンホルダーや栞、開閉しやすいマグネット式の留め具など、実用的な作りになっています。デザイン用ノートのカバーとしても、頼れる一品です。

キングジム ノートカバー

デザイナーのノートの使用例を紹介

最後に、実際にプロのデザイナーがどのようにノートを使用しているのかを見ていきましょう。

ノートの使い方としては「1ページずつ使って完結させていく」というのが一般的ですが、その使い方に沿って「頭の中のアイデアを整理してアウトプットする」というメモ方法があります。

ある程度まとまったアイデアをノートに記録していく、という書き方で、1ページに1つのアイデアをまとめるかたちで使われます。

一方で、複数のページを同時に使っていくメモ方法もあります。

これはひとつのデザインやプロジェクトについて「概要」「キーワード」など項目ごとにページを分けてアイデアをメモしていくスタイルで、ページごとに情報が集まっているので、見かえしてまとめるときも全体を把握しやすくなります。

自分の考え方やデザインのスタイルに合わせて、こうした異なるノートの使い方を選び、活用していきましょう。

お気に入りのノートでアディアを集めよう

デジタルのメモ機能と比べても、さまざまなメリットがある紙のノート。自分に合ったノートを選び、使い方を極めれば、単なる「メモ用ノート」の枠を超えてデザインの場面で活躍してくれます。

自分だけのお気に入りのノートを持って、デザインのアイデアを集めていきましょう。

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