ワインの正しい保存方法は?開封後も美味しく飲める方法を紹介

2019.04.07

「ワインをボトルで買ったけど、保存方法がわからない…」という人は多いのではないでしょうか。正しい保存方法を知らないと、ワインの味が劣化してしまいます。そうならないためにも、正しいワインの保存方法をご紹介していきます。せっかくのワインを美味しく飲みきるためにも、ぜひご覧ください。

開封後のワインを美味しく保存する方法

ワインは開封した瞬間から酸化しはじめ、香りや味がどんどん劣化していってしまいます。繊細なお酒だからこそ、その管理や保存方法には細心の注意を払う必要があります。

例えば高級なワインを買っておいたのに保存方法が悪く、いざ飲むときに味が劣化していた、なんて状況になれば気分も落ち込んでしまいます。

そうならないためにも、ワインを保存する上で重要なポイントについてみていきましょう。

冷蔵庫に入れる?ワインを保存するポイント

ワインを保存するときにはいくつかの注意点があります。気をつけておきたいポイントについてまとめました。

横にして保存するワケ

コルク栓の開封前のワインを保存する時は、必ず「横置き」にして保存しましょう。これは、ワインボトルの栓であるコルクを乾燥させないためです。

コルクは乾燥すると空気を通しやすくなってしまいます。つまりコルクが乾燥することで、栓をしていながらワインが徐々に酸化していってしまう状況に陥ってしまうのです。

これを防ぐのが「横置き」です。横にしておくことで、瓶の内部でコルクがワインに常に触れている状態になります。これにより、コルクに一定の水分が保たれるというわけです。

つまり、ワインボトルを横向きにすることでコルクの乾燥を防ぎ、いつまでもワインを美味しいまま保存しておけるということです。ワインショップなどでワインが縦ではなく横置きにされているのには、きちんとした理由があったのですね。

保存温度は季節や地域によって変わる

保存する上で欠かせないポイントとして「温度」があります。ワインを冷蔵保存しておくべきか、常温で保存するべきかで迷った経験があるという人は多いのではないでしょうか?

ワインの保存場所の条件として「振動などが少なく、湿度の高い冷暗所」が重要です。しかし、季節や地域といった外的環境によって保存に適した場所は異なります。特に「梅雨」や「夏」は注意が必要です。

湿度が高くなる「梅雨」

ワインの保存に適した湿度は75%程度と言われています。これを超えても、また下回ってもよくないのですが、梅雨の時期は雨が多く降りますのでどうしても湿度が75%を上回ります。

湿度が高いまま放置しておくと、ラベルにカビが生えてしまいますので、湿度が高まる梅雨の時期は、ワインの保存にいっそう気をつけましょう。

ワインセラーを用意するのがベストですが、ワインセラーがない場合は冷蔵庫の中に入れておくことで湿度を一定に保った方が良いでしょう。

エアコンで温度変化しやすい「夏」

夏は気温が高まりますが、多くの家庭がエアコンを入れて涼んでいますよね。

ワインを置いている部屋でエアコンをつけたり消したりしていると、温度変化によってワインが変質してしまう可能性があります。

防ぐためには、ワインの温度を一定に保つ必要がありますが、夏場のエアコンはとくに注意が必要です。こうした場合も冷蔵庫に保存すると一定の温度に保つことができますので、劣化を防げます。

冷蔵庫の中でも「野菜室」は温度が低すぎないので、ワインの保存に適しています。

涼しい季節なら常温保存も可

地域にもよりますが、秋や冬などの涼しい季節なら、常温保存も可能です。

床下や倉庫など、暗く湿気のある場所に置いておくのがよいでしょう。ただし、キッチンや室内に常温保存しておくのはおすすめしません。特に冬は、暖房のオンオフや料理の熱などで気温変化が大きくなり、ワインにダメージを与えてしまうためです。

とにかく、「湿度が高く、振動が少ない冷暗所」という基本を忘れないようにしましょう。

ラップや新聞紙を使った保存方法

他にも、開栓してしまったワインの保存期間を伸ばす方法がありますのでふたつご紹介します。

ラップを使った保存

開栓してしまったワインはどうしても酸化が始まりますが、ラップを巻きつけておくことで酸化を食い止めることができます。

ラップは真空状態を作り出しますので、コルク周りにラップを巻きつけることでこれ以上酸素が入り込むのを阻止し、保存期間を伸ばすことができます。

新聞紙を使った保存

ワインを新聞紙でくるむことで、保存期間を伸ばすことができます。

ワインは繊細なお酒なので光を受けるだけでも劣化します。しかし完全に暗所で保存できる所は、なかなか自宅では見つかりませんよね。

そこでおすすめなのが新聞紙です。新聞は遮光性がありますので、ワインを光の刺激から守ってくれます。ボトル全体をくるんで輪ゴムで止めておけば、光によるワインの劣化を防ぐことができます。

「デキャンタージュ」とは?

ある程度高級なお店などでワインを楽しんでいると店員から「デキャンタージュ」を提案されることがあります。ワイン通の方はご存知ですよね。

デキャンタージュは、ワインをボトルからデキャンタと呼ばれる専用の容器に移すことを指します。

なぜわざわざ容器を入れ替えるのでしょう。その理由はふたつ、「香りをひらく」「澱を取り除く」というものです。それぞれ詳しく見ていきましょう。

デキャンタージュで香りをひらく

デキャンタージュは、ボトルに入っていたワインをデキャンタに移し替えることを指しますが、これによってワインは一気に大量の酸素に触れることになります。

ワインは樽やボトルの中でもゆっくりと熟成していますが、デキャンタージュによって一気に熟成が進み、香りが変化します。

まだ熟成が進みきっていないワインであっても、デキャンタージュを行うことで香りが開いて飲み頃に変貌を遂げてくれます。

デキャンタージュで澱(オリ)を取り除く

ワインに含まれるタンニンなどの成分は沈殿しやすく、ワインボトルの底の部分によく固まって沈殿しています。この沈殿したものを「澱(オリ)」と呼びます。

デキャンタージュせず、ボトルからグラスに注ぎ続けているとこの澱までグラスに混入してしまう可能性があります。飲んではいけない、というわけではありませんが、やはり風味や口当たりが劣ってしまいます。

デキャンタージュすることで沈殿した澱をボトルの底に残し、純粋なワインだけを楽しむことができるようになります。

ヴィンテージもののワインなどは澱が多いといわれており、デキャンタージュが有効な場合があります、ぜひ試してみてください。

ワインを美味しく飲める保存期間は?

ワインを美味しく飲める保存期間はいつまでなのでしょうか。ワインの種類によっても保存期間は異なるので、要注意です。

種類別の保存期間

ワインに消費期限は存在しません、なので保存期間は「いつまででも」ということになりますが、それでも「美味しく飲める期間」はある程度定まっています。

2000円前後の比較的安価なワインはテーブルワインとも呼ばれ、すでに飲み頃になって小売店に並んでいますので、購入後すぐに飲むようにしましょう。

ブルゴーニュ地方の良質なヴィンテージワインは熟成が遅く、何十年も前のワインも存在するほど。こうした高級なワインは熟成期間が長く設定されていますので、銘柄を調べて飲み頃を判断しながら保存するようにしましょう。

市販のワインセーバーグッズを紹介

ワインの保存に役立つ商品もいくつか発売されていますので、あわせてご紹介します。

コルクの代わりに使える!ワインストッパー

ワインは一度開栓してしまうと、コルクが再利用できなくなります。そこで、コルクの代わりに使えるストッパーが発売されています。簡単なものならば100円ショップなどにも置いてあります。

ワインボトルの注ぎ口にはめることでコルクの代わりに栓の役割を果たし、酸化を防いでくれます。よく飲むワインを短期間保存しておくくらいならば、十分な機能です。

ワインボトルを真空に!ワインセーバー

滅多に飲まない高級ワインを長期間保存したい場合は、『デンソーワインセーバー』がおすすめです。

付属のキャップをボトルに装着し、本体をかぶせるだけで自動的に真空化がスタート。ワインボトルの中に含まれる酸素を取り除き、真空状態を作り出すことで酸化を防ぐことができます。

見た目もスタイリッシュでおしゃれなため、インテリアにも活用できます。

  • 商品名:デンソー ワインセーバー
  • 価格:9,849円
  • 商品ページ

正しく保存してワインをもっと楽しもう

ワインの保存にはワインセラーが必要だと思われる方もいらっしゃるでしょう。確かにワインセラーがあれば温度や湿度、光といったワインの味を変化させる要因を取り除き、入れておくだけでワインを美味しいまま保存することができます。

しかし、ワインセラーがなくても自宅にある身近なもので代用することができます。この記事を参考に、自分の生活スタイルや住んでいる地域に合わせた保存方法を見つけて、もっとワインを楽しみましょう。

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