ウイスキーのバーボンとは?ほかのお酒との違いや味の特徴を解説

2019.04.05

ウイスキーのバーボンとは、どのような特徴があるのでしょうか?バーボンには、ほかのウイスキーとは違った魅力が秘められています。その違いや味の特徴など、バーボンの歴史や魅力、おすすめ品について紹介していきます。

バーボンウイスキーとは?

さまざまな種類が展開されているウイスキーですが、その中の一つが『バーボンウイスキー』です。「名前は聞いたことがあるけど、詳しい違いがわからない」という人は、案外多いのではないでしょうか?

バーボンには、多くの人から人気を集める理由があります。まずは、基本の情報について見ていきましょう。

バーボンの定義

ウイスキーの種類は、原料と蒸留方法によって決まります。バーボンは、原料にトウモロコシを51%以上使用しており、160プルーフ(80%)以下で蒸留されています。

また、内側を焦がしたオークの新樽に125プルーフ(62.5%)以下で樽詰めし、2年以上熟成させたものをストレートと呼びます。

トウモロコシ以外の原料には、ライ麦や大麦麦芽が使われ、蒸留所によっては、小麦を使うと場合もあります。

スコッチやコニャックとの違い

スコッチやコニャックなど、ほかのお酒との違いについて見ていきましょう。

スコッチは、ウイスキーの一種で、原料に大麦麦芽が使用されています。また、スコットランドの蒸留所で作られているというのも特徴の一つです。

コニャックはウイスキーではなく、果実酒から作られた蒸留酒であるブランデーの一種です。原料にはブドウが使われており、フランスのコニャック地方で作られたもののことを指します。

バーボンの特徴

バーボンには、ほかのウイスキーと違った独特の魅力があります。味にはどのような特徴があり、基本とされる作り方はどういった手法なのでしょうか?

バーボンの魅力やスコッチ、コニャックとの違いを知った上で、特徴についてチェックしていきましょう。

ブレンデッドが基本

ウイスキーの種類には、『ブレンデットウイスキー』というジャンルがあります。この種類は、原料にいくつかの素材をブレンドしたものを指していて、バーボンも含まれます。

複数の原料を使用しているため、仕上がったときに風味や香りの調和がとりやすいというメリットがあります。バーボンの場合は、51%以上のトウモロコシに加え、それ以外に大麦麦芽やライ麦がブレンドされています。

バーボンの味について

バーボンの味は、『男らしく荒削り』だと評されることが多いです。スコッチに比べると熟成年数が少し短いというのも、イメージに関係しているといえます。

また、ホワイトホークの新樽の内側を焦がしたものに詰められているため、少し焦がしたような香りがするのも特徴的です。

ベースに使用されている原料がトウモロコシなので、甘みがありまろやかな舌触りのウイスキーに仕上がっています。

バーボンを選ぶポイント

基本的な知識についてまとめてきましたが、バーボンの中でも種類はいくつかに分かれています。そんな中から自分にぴったりのものを見つけたいときは、何を基準に選べばよいのでしょうか?

バーボンウイスキーの選び方には、いくつかの方法があります。飲み方や香りなど、選ぶ基準になる要素をチェックしていきましょう。

飲み方に合わせる

バーボンは、さまざまな飲み方で楽しめるお酒です。炭酸で割るハイボールやストレート、オン・ザ・ロックなど、飲み方によって選び方も変わります。

ハイボールで楽しみたい場合は、炭酸の清涼感を生かすためにも軽やかな味わいの銘柄を選ぶのがポイントです。

ストレートやオン・ザ・ロックなど、もともとの味や香りを堪能したいときは、熟成年数が長めで、香りと味に深みがあるものを選ぶとよいでしょう。

香りで選ぶ

好みを決めるときには、香りからバーボンを選ぶという方法もあります。先ほど紹介したように、バーボンは、ホワイトホークの新樽を焦がしたもので熟成されます。そのため、独特の甘さと芳醇さを備えているのが特徴です。

ウイスキーは、樽で熟成させる期間が長ければ、それだけ香りや味わいが深くて穏やかになる傾向にあります。バーボンの香りを満喫したい際は、長く熟成されているものを選ぶのがよいでしょう。

また、ストレートのバーボンにウイスキー以外の香りを加えたフレーバーウイスキーという種類も販売しています。

蒸留酒に香りを加えているためリキュールに分類されていますが、バーボン特有の味とハチミツやミントなどの甘い香りを楽しめるため、女性からの人気も集めています。

熟成期間から決める

バーボンは、ほかのウイスキーに比べると熟成期間が短いため、そもそも熟成期間が記載されていないものもあります。もちろん、しっかりと記載されているものもあるため、こだわる人は熟成期間に着目しています。

一つの銘柄から複数のボトルを出しているブランドもあるため、熟成期間によって同じメーカーでも味が異なるケースもあります。

熟成期間による味の違いを楽しむのも、バーボンを堪能する方法の一つです。

アルコール度数を見る

バーボンは、アルコール度数が高いお酒ですが、銘柄によって多少違いが生じます。基本的には、アルコール度数40%のものが多いですが、中には50%と強力なものも存在します。

そのため、バーボンを飲み慣れていない人は、40%前後の銘柄から試してみるとよいでしょう。炭酸や水で割ることによって度数を調整することもできるので、無理せず、美味しく飲めるアルコール度数に調節して楽しみましょう。

バーボンの歴史

バーボンウイスキーの選び方について見てきたところで、次は歴史について見ていきたいと思います。誕生は、以外にも偶然のできごとがきっかけでした。

バーボンウイスキーの誕生秘話や、認知度が上がる原因になった出来事について見ていきましょう。

誕生は偶然だった

バーボンウイスキーの誕生は、牧師のうっかりミスが原因という説があります。アメリカの牧師エライジャ・クレイブは、ライ麦ではなく、トウモロコシを原料にして蒸留し、内側の焦げた樽に入れたまま丸太小屋に放置して存在を忘れてしまいました。

3〜4年の歳月が経ち、牧師が樽の存在を思い出して中を開けてみると、焦げた樽の中に芳醇な液体ができあがっていたというのが一つの説として知られています。

バーボンは酒税法の影響で広まった

バーボンの広がりには酒税法の影響があったとされています。1791年、アメリカではスピリッツに対して税を課すという酒税法が可決されました。

この酒税法を逃れるために、ウイスキー製造業者は、政府の影響が及ばない中西部のケンタッキー州に移ってウイスキーづくりをはじめます。このできごとが、今日のバーボン製造にまで至っています。

高級なクラフトバーボン

近年では、クラフトバーボンという高級品種も人気を集めています。このバーボンは、厳選した最上級の原料をはじめ、つくり手の特別な意図や思想が色濃く反映されたバーボンのことを言います。

ほかにも、スモールバッチ(小ロット)と呼ばれる生産量が限定される商品としても認知されていて、つくり手のこだわりを感じたい人にぴったりの高級バーボンです。

おすすめのバーボンウイスキー

日本だけでなく、世界中で愛されているバーボンウイススキーには、どのような銘柄があるのでしょうか?

入手もしやすく、バーや料理店などで見かけることも多いブランドをいくつか紹介していくので、気になるものがあったら実際に飲んでみましょう。

バーボンの定番 ジムビーム

バーボンの代名詞として、日本だけでなく世界120カ国以上で飲まれているのが『ジムビーム』です。バーボンウイスキーの中では、もっとも知名度の高いブランドだとされています。

200年という長い歴史を持つこの銘柄は、選りすぐりの素材を使用していて、創業時から受け継がれているレシピは、多くの人から愛され高い評価を得ています。

まろやかでクセの少ない味わいが特徴で、リーズナブルな価格帯嬉しいポイントです。バーボン初心者や、手軽に家で味わいたい人にぴったりのブランドです。

  • 商品名:ジムビーム
  • 価格:1,185円(税込)
  • Amazon:商品ページ

日本でも知名度の高い ジャックダニエル

テネシー州で製造されているウイスキーを代表するメーカーが『ジャックダニエル』です。

ろか樽で蒸留されたウイスキーを12日間かけて一滴ずつゆっくりとろ過する『チャコール・メローリング製法』によって作られるジャックダニエルは、雑味がなく、まろやかな口当たりに仕上がるのが特徴です。

ジャックダニエルが製造されているテネシー州は、音楽の都として知られています。そのため、フランク・シナトラや、ローリングストーンズのミック・ジャガーなど、多くの偉大なアーティストに愛されてきたウイスキーがジャックダニエルです。

  • 商品名:ジャックダニエル
  • 価格:2,214円(税込)
  • Amazon:商品ページ

クラフトバーボン ブッカーズ

深い熟成度と高い度数を感じさせない滑らかな最高峰のバーボンを目指して製造を続けるのが『クラフトバーボン ブッカーズ』です。

特徴は、高いアルコール度数を感じさせないしなやかな舌触りと、フルーティーさの裏側に感じるほろ苦さにあります。適度なオーク樽の香りも心地よいです。

バーボンの名門であるビーム家の6代目、ブッカー・ノウの最高傑作であり、プレミアムバーボンの頂点に立つ一品と評されています。

6〜8年熟成樽の中から、最高峰にふさわしい原酒を抽出し、割り水やろ過などを行わずにそのままボトリングしています。製造年によって度数や香味に微妙な違いがあり、ウイスキー通を魅了し続けている名品です。

日本国内でも数量限定販売のため、手に入れるのもなかなか大変なバーボンウイスキーです。

  • 商品名:クラフトバーボン ブッカーズ
  • 価格:17,300円(税込)
  • Amazon:商品ページ

バーボンウイスキーを楽しもう

豊富なラインナップがあるウイスキーの中でも、バーボンウイスキーは、世界中で多くのファンがいる人気の品種です。

バーボンの中にもさまざまな種類があり、その奥深さは止まる所を知りません。いろいろな種類を実際に味わい、その香りや深みの違いを感じながらバーボンウイスキーを楽しみましょう。

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