ボウリングの投げ方講座。ローダウン投法のコツと練習方法

2019.03.31

勢いがあり鋭く曲がるローダウンの人気の秘密は、その威力だけでなく、見た目も派手で観る者の目を楽しませることにあります。マスターすれば、スコアもグンと伸びるかもしれません。投法のコツと練習方法を紹介しましょう。

ローダウン投法とは?

ボウリングで、ボールが手から離れて投げる動作(リリース)の1つに『ローダウン投法』があります。

ボールが高速回転することで、より威力が増す投げ方です。海外のプロボウラーや世界大会でも上位に君臨する選手が採用していることが多く、日本でも最近になって人気が出てきました。

リリースがフリスビーを投げる動作に似ていることから『フリスビー』という別名もありますが、どんな投法なのでしょうか。

速度と回転数を維持する投げ方

手首のしなりを利用して回転数を上げられるのがローダウン投法です。さらに、ボールをスイングの勢いのまま転がすように投げることで、超高速のボールが投げられます。

ボウリングというのは、回転数が多いほどボールが描く孤が鋭くなるものです。

レーンの手前の方から大きく曲がる『カーブボール』やレーンに沿って真っすぐ進んだ後に曲がる『フックボール』、投げた方向に曲がる『バックアップボール』も横回転をかける投げ方です。

いずれもボウリングの代表的な投げ方で、ボールは曲がって進みます。ローダウン投法では、これに加えてさらに驚異的な回転数を加えることができるのです。

ローダウンのメリットとデメリット

ローダウン投法のメリットには次の3点が挙げられます。

  • 球速と回転数を上げられる
  • 入射角がつくためピンアクションが大きい
  • グリップ力が強くなる

スイングの勢いを殺さないため、球速があり、回転数を上げられます。勢いがあるうえに入射角も大きくなり、当然ピンアクションも大きくストライクを狙いやすくなります。

また、回転軸が傾かずグリップ力が強くなるため、オイリーなレーンでも影響を受けにくくなるでしょう。

反対に、デメリットとしては次の2点が挙げられます。

  • コントロールが難しい
  • 手首への負担が大きい

ローダウンは繊細なテクニックを使い、ダイナミックに投げるので、毎回同じようにコントロールすることが極めて難しいとも言えます。

全身、特に手首のしなりを利用するため、故障するリスクも否定できません。そのため、初心者向きとは言い難い投げ方です。

ローダウンの投げ方とコツ

ローダウンをできるようになるには、正しい投げ方とコツをしっかり覚えておくことが重要です。生半可な知識のまま練習を重ねると、手首を痛めてしまう可能性があるので注意しましょう。

ボールを抱え込むように持つ

通常、ボールを投げるときは肘も手首も曲げませんが、ローダウン投法では肘と手首を内側に折り曲げるようにします。ボールを抱え込むスタイルをイメージすると分かりやすいかもしれません。

体全体を使い、手首のしなりを利用して球速と回転数を上げていきます。

一般的にボウリングでは、リスタイと呼ばれる固定器具を手首に着けますが、ローダウン投法では手首を動かしにくくなるので使用しません。

体の真横で肘を伸ばして手首を曲げる

肘を伸ばすのは、スイング時にボールが体の真横(フォーワードスイング)にきたときです。

肘を伸ばすと同時に、内側を向いていた手首を外側に反らして、押し出す勢いのままボールを転がすイメージで投げます。意識しておくべきは、腕を前に出すのではなく『肘を伸ばす』ことです。

フリスビーを投げるように中指と薬指が引っかかった感覚を持ちつつ、手首のスナップを利かせて前へ押し出しだすようにします。

ボールをこぼすように親指を抜く

回転数を上げられるかどうかのカギは『親指の抜け』にかかっています。

フォーワードスイングの最下点にきたとき、つまり、肘を伸ばし手首のしなりでボールを押し出すときです。ここで自然に、こぼすように親指を抜きましょう。

親指に余分な力が入っていると抜けが悪くなります。

基本はボールを持ったとき、親指は真っ直ぐ伸ばした状態になることです。ボールが指にあっていなければ、サイズを変えるか、インサートテープを貼って隙間の調節をしましょう。

ホールのサイズは、親指を下に向けて持ち、脱力したときにズルズルと抜ける程度が理想です。

ローダウンの練習方法は?

いきなりボウリング場でローダウンの練習を始めても、なかなかうまくはいかないでしょう。まずは、肘や手首の動きに慣れるための練習や、回転のかけ方を感覚で覚えていくことをおすすめします。

ハンドボール等で感覚をつかむ

手首・肘の使い方や手のひらの感覚をつかむには『ハンドボール』を使った練習がおすすめです。軽いボールなら繰り返し練習しても、手首を痛めるリスクは少ないでしょう。

はじめは、スイングせずにボールをこぼして手の付け根で押し出す感覚をつかみます。慣れてきたら肘や手首の感覚を意識してスイングの練習を始めてみましょう。

実際のボールで回転のかけ方を練習

ハンドボールでスイング全体の感覚をつかんだら、次は実際のボールを使って回転をかける練習をしてみましょう。

はじめはホールに指を入れず、ボールの下に入れた手のひらを反すようにしてボールを回転させます。

次に親指を入れ、先ほどと同じように手のひらを反して親指を抜きつつ、回転をかける練習を繰り返してみましょう。

ローダウンを習得してステップアップを

ローダウン投法は高速・高回転のボールを投げられるので、ストライクが狙いやすくなります。

しかし、メリットがある一方で、手首に負担がかかりやすいというデメリットがあることも念頭に置いておきましょう。

まずは軽いボールから練習を始めて、正しい投げ方の感覚がつかめてきたら、本格的な練習へ移ることをおすすめします。

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