バーベキューに欠かせない網の扱い方。選び方や洗い方をマスター

2019.03.21

バーベキューにおいて網は、食材にじかに触れるアイテムです。そのため、おいしいく調理するためにも網の状態をベストに保つことは非常に大切です。いくつかの種類がある網の選び方や、長く使うための洗い方について紹介します。

網の選び方は?

バーベキューを楽しむ上で欠かせないアイテムの一つが『網』です。そんな網にはいくつかの種類があり、それぞれの種類ごとに特徴が異なります。

網をしっかり使いこなすことで、食材をよりおいしく調理することができます。まずは、網の素材について知った上で、どのように選べばよいのかを見ていきましょう。

素材から選ぶ

網には、『鉄』と『ステンレス』二つの素材があります。これらは素材ごとにそのメリットとデメリットがあるため、特徴を把握して使い分けたいところです。

それぞれの素材には、どのような特徴があるのでしょうか? より具体的に、各素材のメリットとデメリットについてまとめていきます。

鉄製網の特徴

『鉄製の網』には、熱伝導率が高く、食材が冷めにくいという特徴があります。網に熱が通るのも早く、一度温まると長時間温度を保つことができるため、食材をおいしく焼きたいときに最適です。

また、食材の表面に独特の網目を焼き付けることもできます。そのため、見た目的にもアウトドア感が増すので、本格派の人からの人気が高いです。

注意しなくてはいけないのが取り扱い方です。洗った後に水を拭き取らないで置いておくと、錆びてしまうこともあります。

また、何度か使用していると、熱によって形状が変わってきます。手入れを怠るとすぐに使えなくなってしまうので、注意が必要です。

ステンレス製網の特徴

錆びにくく、手入れが簡単な素材が『ステンレス』です。ステンレス製の網は食材もこびりつきにくいため、初心者でも比較的簡単に取り扱うことができます。

熱伝導率に関しては鉄より劣るため、網を火にかけてから調理が可能になるまでに少し時間がかかります。

鉄製の網に比べると比較的安価に購入することが可能です。そのため、使い捨てのタイプも登場しているので、手軽にバーベキューを楽しみたい方にぴったりの素材だといえます。

コンロに合わせたサイズ

網を選ぶときのポイントで『コンロのサイズから選ぶ』ということも、おさえておきたい点です。

コンロにあっていないサイズを購入してしまうと、火が均等に食材にあたらなかったり、そもそもコンロに設置できなかったりするケースもあります。

すでにコンロを持っている人は、コンロに合うサイズの網を選びましょう。まだ持っていない人は、使用する人数から、ある程度のサイズを測定することができます。

2〜3人の場合は24~35cm、3〜4人の場合は30~45cm、4〜6人の場合は30~70cm程度と、大まかなサイズが決まっています。コンロを購入する前の場合は、これらの人数とサイズを目安にするとよいでしょう。

100均で使い捨てアイテムを購入

100均でも、バーベキューで使える網を購入することができます。店舗によっては数種類のサイズが用意されており、バリエーションも豊富です。

年に数回ほどしかバーベキューをしないため、手軽に楽しみたいという人にはぴったりでしょう。値段が安いぶん、耐久力は望めません。そのため、何度も同じ網を使いたいという人には向いていないといえるでしょう。

しかし、100均で販売されている網の中から、使っているコンロにぴったりはまる網を見つけるのは難しいものです。

もし、網がコンロに対して小さかった場合は、一緒に針金を購入しておきましょう。針金を網の端とコンロの端に固定することで、多少のサイズの違いであればカバーすることができます。

網の正しい使い方

網の選び方や素材について見てきましたが、実際に網を使うときは、どのような点に注意して使用すればよいのでしょうか?

網には、その性能をフルに発揮させるための使い方があります。正しい使い方について、おさえておきたいポイントをいくつかまとめていくのでチェックしていきましょう。

焼く前の一手間が大事

網を火にかける前に一手間を加えることで、食材がおいしく焼ける上に、後で行う掃除も楽になります。その一手間が『原液の酢』や『油』を網に塗っておくという作業です。

キッチンペーパーにこれらの調味料を染み込ませて網に塗るだけで、食材を網からあげるときに崩れないだけでなく、掃除の際に頑固な汚れが残ってしまうことも防げます。

誰でも簡単に実践できる一手間なので、焼きはじめる前に実践してみるとよいでしょう。

炭と網の扱い方

網は鉄板と違い、炭から上がる火や熱が直接食材にあたります。そのため、炭との関係性が、おいしく食材を調理するために重要なポイントです。

炭から火が上がっている状態だと、すぐにでも食材をその上で焼きたくなってしまいますが、実はその方法だと、食材を焦がしてしまう可能性があります。

炭火で食材を焼くときは、炭の表面が白くなってきて中心が赤く燃えているときがベストです。遠赤外線の効果で、じっくりと食材の旨味を引き出してあげましょう。

食材を乗せるタイミング

網で食材を焼くのには、適切なタミングがあります。それが『しっかり温まるまで網を放置する』ということです。

炭の準備ができたらすぐに食材を焼きたくなってしまいますが、ここで網を温めることで、直材をよりおいしく仕上げることができます。

すぐに網の上に食材をおくと、網表面にくっついてしまい、後々それが頑固な汚れになってしまいます。

火の準備ができてから、網を置いて10〜15分はそのまま放置しましょう。網が赤くなるくらいまで温めても問題なく食材を焼くことができます。

使った後はしっかり洗う

網を使い終わった後は、使い捨てでない場合、しっかりと洗って手入れを怠らないことが大切です。ちゃんと洗えていないと、次使う際に食材の表面に焦げなどの汚れがついてしまうことも考えられます。

網の洗い方にもいくつかのコツがあります。コツさえ掴めば誰でも簡単に網を綺麗な状態で使い回すことができるので、正しい洗い方について見ていきましょう。

バーナーで焼き切る

網表面にこびりついた食材を水場で落とすのはひと苦労です。そんなときに役立つのが『バーナー』です。バーナーの火力を利用して網に着いた食材を焼き切ってしまえば、後は水で炭を落とすだけですみます。

しかし、この方法は失敗すると網を変形させてしまったり、網自体を溶かしてしまったりする原因にもなります。

そのため、付着した食材にピンポイントに炎を当てるのがポイントです。網自体の温度も高くなるため、取り扱いには十分注意しましょう。

ブラシを使って汚れを落とす

肉や脂の焦げ付きをしっかり炭化させた後は、金属製のブラシを使って炭を落としていきます。金ブラシを使うときは、網目に対して斜めにブラッシングしていくのがポイントです。

網の汚れは交差している部分に溜まりやすいので、斜めにブラシをかけることで、よりきれいに汚れを落とすことができます。

金ブラシで炭を落としたあとは、水を使って普通のたわしやクレンザーで汚れを落としましょう。洗い終わったら、もう一度コンロで火をかけて水を飛ばすと、錆を防ぐことができます。

頑固な汚れはつけ置きで

バーナーや金ブラシを使っても落とせない頑固な汚れの場合は、重曹を使って網をつけ置きしましょう。網が入るサイズの桶にお湯を張り、重曹を入れて網をつけ置きます。

だいたい2時間以上置いておくことで、頑固な汚れを落とすことができます。どうしても落ちない頑固な汚れがあるときに試してみるとよいでしょう。

道具がない場合の洗い方

先ほど紹介したようなバーナーや金ブラシを持っていないという人も多いと思います。そんな人でも頑固な汚れを落とすために、道具がない場合の洗い方を紹介していきます。

専用の道具には劣りますが、負けず劣らずの洗浄力があるので、水洗いだけでは落とせない汚れがあるときに実践してみましょう。

砂利にこすりつける

網の表面に残った食材の焦げや炭を落としたいときに役立つのが『砂利』です。砂利の上に網を置き前後左右に揺らすことで、網の表面と砂利が擦れて汚れを落とすことができます。

あまり力を入れすぎてしまうと網が変形してしまう可能性もあるため、力加減には注意が必要です。頑固な汚れを落とすことはできませんが、水洗いの前に大抵の焦げや炭を落とせる便利な手段です。

アルミホイルを丸める

ホイル焼きのためにアルミホイルを持参していた場合、それが掃除道具に変わります。使い方は簡単で、アルミホイルを丸めて水につけ、網をそれでこするだけです。

アルミホイルと水によって発生する金属イオンは、殺菌や抗菌の作用も兼ねているため一石二鳥です。水だけでなく、クレンザーや重曹があれば、さらにきれいに汚れを落とすことができます。

熱した網に玉ねぎをあてる

網に残った炭や焦げカスをきれいに取り除くことができるのが『玉ねぎ』を使った方法です。意外にも網表面の小さな汚れを取り除きたいときに役立ちます。

まず、玉ねぎを半分にカットします。切った断面の裏側からフォークを刺し、断面を網につけられるようにします。その状態で、網の表面に玉ねぎを滑らせると、とてもきれいに汚れを拭き取ってくれるのです。

バーベキューが終わって玉ねぎが残ってしまったときに試してみるとよいでしょう。

保管方法と処分について

バーベキューで使用する網は、保存方法を間違えるとすぐに使えなくなってしまいます。サビついてしまったり変形してしまったりと、いろいろな可能性が考えられます。

網を保管するときには、どのような点に注意すればよいのでしょうか? 保管するときの手順や、捨てるタイミングと捨て方についてまとめていきます。

保管するときの三つの手順

網を保管するとき、倉庫や押入れにしまう前にやって置きたい三つのステップがあります。一つ目が『錆止めに油を塗る』という作業です。

網の表面に食用油を塗ることで、空気中の酸素や水分により、網が参加したり錆びたりしてしまうのを防ぐことができます。油を塗る前に、しっかりと水気を取り除いておくこともポイントです。

二つ目が『新聞紙で包む』作業です。油を塗った網をそのまましまうと、ほかの収納物が汚れてしまいます。余分な油を吸い取る効果もあるので、新聞紙で包んでおきましょう。

最後が『袋に入れる』作業です。密封できるものだと湿気を寄せ付けないので、さらに効果を発揮します。

捨てるタイミングと捨て方

100均でも購入可能なバーベキューの網ですが、毎回使い捨てだとさすがにもったいないですし、環境にも悪いです。通常は、何度か使用してから処分します。

処分の目安としては、『焦げカスが固まって取れない』『網に穴が空いていたり切れている』などが見受けられたときです。網が破損していると、手を切ったりしてしまう可能性もあるので、そのような場合は無理せずに捨てましょう。

通常の燃えないゴミで処分できるので、もしも尖っている部分などがあったら、ほかの人がけがをしないように注意してゴミに出すとよいでしょう。

バーベキューの鉄板と網の違い

バーベキューでは、網の代わりに鉄板を利用することもできます。鉄板には、網にはない魅力があり、網と同様に使われる頻度が高いアイテムです。網と鉄板の違いについて、それぞれの魅力を比べながらまとめていきます。

網は香ばしくできあがる

網を使うと、食材を調理したときに香ばしく仕上がるという特徴があります。その原因が、遠赤外線の効果です。

炭から出る遠赤外線により、表面はパリッと、中はふっくらジューシーに食材を焼き上げることが可能です。

また、肉や魚を焼いたときに出る脂が炭に落ちることで、煙が上がります。その煙によって燻製効果も発揮するため、香ばしい香りを引き立ててくれるのです。

鉄板は保温性が高い

鉄板は、網に比べると火加減が簡単だという魅力があります。鉄板は蓄熱性が高いため、全体に均等な熱が加わります。そのため、食材を均等に焼くことができる上に、長時間ある程度の温度を保ってくれます。

網の場合、火が強すぎると直火で焼いている状態になりますが、鉄板では熱だけを食材に加えることができます。そのため、表面だけ焦げてしまい中身まで火が通っていないというトラブルを防ぐこともできます。

また、お好み焼きや焼きそばなど、鉄板料理を食べられるのも嬉しいポイントです。網に比べると調理がしやすいので、初心者向けのアイテムだといえます。

網とセットで使いたいおすすめの道具3選

網には、セットで使うと便利なツールが発売されています。掃除の際に持っておきたい便利グッズや、調理のときに役立つものなど、種類もさまざまです。

おすすめの道具をいくつかピックアップしたので、確認してみましょう。

ロゴス BBQツール 万能BBQブラシ

網を長く使うためにも怠ってはいけないのが掃除です。そんな網掃除の際に使えるのが、ロゴスから発売されている『万能BBQブラシ』です。

万能BBQブラシはその名の通り、一つで三つの網洗いのときに役立つ性能を発揮してくれます。その三つの性能が『削る』『こする』『磨く』です。

削る部分には、スクレーパーがついていて、鉄板についた焦げや炭を削り落とせるようになっています。こする部分には金ブラシがついているので、網葉面を全体的にブラッシングする際に非常に便利です。

磨く部分は、硬めのスポンジのようになっているので、ある程度汚れを落とした後の網をきれいに仕上げるときに使えます。

  • 商品名:万能BBQブラシ
  • 価格:1155円(税込)
  • Amazon:商品ページ

セスキ炭酸ソーダ

頑固な油汚れに効果を発揮してくれるのが『セスキ炭酸ソーダ』です。セスキ炭酸ソーダは、100均やホームセンターなどで一般的に販売されているもので、キッチンの油汚れを落とす洗浄用品として使用されています。

網全体にセスキ炭酸ソーダを吹きかけ、5分ほど放置します。その後、ブラシでこすりながら水で洗うと、驚くほど汚れを落とすことができます。

スプレータイプと水に溶かしてつけ置くタイプがあるので、自分の使いやすい方を選ぶとよいでしょう。

  • 商品名:セスキ炭酸ソーダ
  • 価格:467円
  • Amazon:商品ページ

LOGOS 焼きそばシート

大人数でのバーベキューや締めの料理として欠かせないのが焼きそばです。そんな焼きそばを網の上でも調理できるようにするのが、LOGOSの『焼きそばシート』です。

このシートは、見かけはアルミホイルと特に変わりません。その違いは分厚さにあり、通常のホイルの3〜4倍の厚さがあります。そのため、網の上で簡易的な鉄板の役割を果たしてくれるのです。

サイズも自由に調節することができ、処分も丸めて捨てるだけなので非常に便利です。鉄板でしか作れない料理を網でも調理できるようになるので、合わせて用意しておきたいアイテムです。

  • 商品名:焼きそばシート
  • 価格:896円(税込)
  • Amazon:商品ページ

網を正しく使って長持ちさせよう

バーベキューの網には種類があり、上手に使用することで食材の旨味を引き上げてくれます。その反面、火加減の調整が難しかったり、正しい方法で保管しないとすぐに使えなくなってしまったりします。

ポイントをおさえて、網を使ったバーベキューを満喫しましょう。

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