飲みやすく女性からの人気が強い梅酒ですが、実は梅酒のアルコール度数はビールよりも高く、飲みすぎには注意が必要です。この記事では梅酒のアルコール度数がどれだけ高いのか、市販と自家製の違いを比較したり、度数を調整して飲む方法などを解説しています。
実は高かった梅酒のアルコール度数
冒頭でも触れたとおり、梅酒のアルコール度数は意外と高いです。市販のものと、自家製のものをそれぞれチェックしてみましょう。
市販の梅酒のアルコール度数
お店などに売っている梅酒のアルコール度数は8~15度ほど。ビールのアルコール度数が4%~5.5%なので、ビールのおよそ2倍。
またアルコール度数15度といえば、日本酒やワインと同程度です。ストレートで飲む際は飲み過ぎに注意しなければなりません。
自家製の梅酒はもっと高い?
梅酒は自分でも簡単に作れるお酒のため既に自作している、もしくはこれから挑戦してみたいという方も一定数存在すると思います。
しかし自家製の場合、市販のものよりもアルコール度数が高くなりがちです。
使用する材料によって変動しますが、一般的に自分で作った梅酒のアルコール度数20度前後です。焼酎と同じくらいの度数ですね。
なぜここまで高くなるのかというと、梅酒に使用されるのが主に『ホワイトリカー』という蒸留酒だからです。
梅酒の材料にするホワイトリカーは、アルコール度数35度ほどのものを用いるため、自家製の場合は市販のものよりも高くなるというわけです。
ちなみに梅酒の作り方は、こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
【関連記事】自家製『梅酒』の作り方や飲み方は?梅酒が好きな人必見!
梅酒は飲み方によって度数が変わる
梅酒のアルコール度数が高いことを知って、ストレートで飲むのは避けたいという方向けに、ロックやソーダ割りなどのアルコール度数も紹介します。
ストレート、ロックの度数
市販の梅酒をストレートで飲んだ場合のアルコール度数は8~15度。ロックの場合はどうなるかというと、実はストレートで飲む場合と大差なく8~15度です。
梅酒はアルコール度数だけでなくカロリーも高い
ちなみに梅酒はアルコール度数だけでなくカロリーも高いです。1杯60mlならおおよそ100kcal。よくビール腹という言葉を聞きますが、実はビールよりも遥かに高カロリーです。
なぜ梅酒がここまで高カロリーなのかというと、梅酒の材料には氷砂糖が使われているため、自然と糖分が高くなるからです。
ただ梅酒はダイエットに効果的という説もあります。なぜかというと、梅にはクエン酸という脂肪燃焼効果がある成分が含まれているからです。
ですので太りたくない方に、梅酒をストレートやロックで飲むのはおすすめしません。ストレートやロックの場合、水など他の飲料で割らないため、梅酒そのものをたくさん飲んでしまいます。
梅酒にダイエット効果を期待する方は、これから紹介するカクテルや水割り・お湯割りで飲むのがおすすめです。
ソーダ割り、ジュース割りの度数
梅酒の甘さにソーダやジュースの風味が加わったソーダ割りやジュース割り。非常に人気があり、居酒屋でよく注文する方も多いのではないでしょうか。
炭酸飲料のように飲みやすいこちらのカクテルですが、アルコール度数は4~7度ほど(梅酒:ソーダが1:1の場合)。
ビールと同じくらいのアルコール度数なので、グイグイと飲めますね。
ちなみにソーダ割りを作るときは、梅酒やソーダを事前に冷やしておいたり、氷をたくさん投入することで炭酸が抜けにくくなります。
水割りの度数
ソーダ割りに比べるとあまり人気がない水割りですが、水さえあれば作れて余分な味が加わらないため、お酒に弱い方にはうってつけです。
梅酒6、水4の割合で水を加えると、アルコール度数は5度ほどになります。
梅酒や水を十分に冷やすことで美味しくいただけますが、氷を加えると水っぽさが増すため、氷をのせる際は水の割合を減らして、少し濃い目に作っておきましょう。
お湯割りの度数
肌寒い季節に飲みたいのがお湯割りです。
梅酒とお湯を半々で割った場合、アルコール度数は4度ほど。水割りよりもお湯を多く入れたほうが美味しくできます。
作る際は、先に70度のお湯をグラスに注いでから梅酒を加えるようにしましょう。
梅酒に熱湯をかけると、アルコールが揮発し、梅酒の美味しい風味が消し飛んでしまうからです。
また梅酒のお湯割りなど、温めた梅酒には疲労回復やダイエット効果、安眠効果などさまざまな健康促進効果があります。
最近疲れを感じる、ダイエットを考えている方は、ぜひお湯で割ってみてください。
梅酒の度数を調節して自分好みに
水割りやソーダ割以外にも、梅酒の度数を調整して美味しくできる飲み方が多数存在します。ここではアルコール度数を下げる飲み方と、逆に度数を上げる場合の2種類を紹介します。
梅酒の度数を下げるおいしい飲み方
まずは梅酒の度数を下げつつも、美味しく飲める方法を紹介します。ヨーグルトや牛乳、お茶などユニークなものをチョイスしてみました。
梅酒とヨーグルトでラッシーに
飲むヨーグルトと梅酒を1:1の割合で割ることで、インド料理屋などで見かけるラッシーの梅酒版ともいうべきものを作れます。
どろっとした甘さが魅力ですので、おやつとして頂いても良いですし、カレーなどスパイシーな料理のお供にするのも乙なものです。
牛乳割りもおすすめ
同じ乳製品なら、ヨーグルトの代わりに牛乳で割った梅酒の牛乳割もおすすめです。作り方は梅酒:牛乳を1:1から1:3の間で割るだけです。
牛乳の割合を減らせば梅のさわやかな風味が堪能でき、牛乳の割合を増やすことでまろかや甘みを味わえます。
お好みで氷を加えたり、温めてホットにしても美味しいので、自分に合った組み合わせを探してみてください。
梅酒をお茶で割る
梅酒をウーロン茶で割るのはよく聞きますが、ウーロン茶以外にも緑茶やほうじ茶、紅茶などで割っても美味しくいただけます。
さっぱりした風味にしたい場合はお茶を濃いめに淹れることで、お茶の渋味と梅酒の甘さが絶妙に合わさったテイストに仕上がります。
また使用するお茶をホットにすることで、梅の上品な香りが際立ち、優雅な晩酌にすることができます。
お酒好きは梅酒の度数をさらに高く
甘いお酒ではなく辛いお酒が飲みたい、梅酒のアルコール度数をもっと高くしたい方はこちらの飲み方を紹介します。
梅酒と焼酎で辛口に
梅酒を甲類焼酎で割ることでアルコール度数が高まり、さらに辛味も加えることができます。
辛いのが苦手ということは、自分で満足がいく自家製梅酒に挑戦するという手もあります。記事内でも触れたように、梅酒は簡単に自作できますので、ぜひチャレンジしてみてください。
飲みやすいけど度数は高い梅酒
女性でも飲みやすく、ついつい飲みすぎてしまう梅酒ですが、意外とアルコール度数が強いのでストレートやロックで飲む際は注意しましょう。
お酒に弱い方は水やソーダで割ったり、カクテルを作ってみたりと、いろいろと工夫して楽しんで見るのをおすすめします。
梅酒はさわやかな味わいと甘さが魅力のお酒。自分に合った飲み方で梅酒ライフを楽しんでみてください。