必要なアイテムが複数あるバーベキューですが、季節や場所によって持ち物には違いがあります。オールシーズン必要なアイテムから、状況別にあれば役立つものまで、いくつかのポイントごとにアイテムを紹介します。
オールシーズン必要な持ち物
バーベキューを楽しむためには、用意しなければいけないアイテムがいくつかあります。まずは、オールシーズン必要なアイテムについて見ていきましょう。
用意できないとバーベキューができないものばかりなので、しっかりとチェックして、もれがないようにしましょう。
火起こし用の道具
食材を調理するためには、火を起こす必要があります。火起こしをするための道具はバーベキューにおいて必須のアイテムです。
主に必要なのは『コンロ・炭・着火剤・ガスライター』です。コンロは、火を起こした炭を並べ、調理するときに必要になります。
炭と着火剤は、火種の役割を果たす重要なアイテムです。着火剤を中心に置いて、その上に炭を重ねていくと、スムーズに火起こしを行うことができます。
ガスライターは、着火剤に安全に火をつけるために必要です。ライターでも代用可能ですが、手と火の距離が近くなってしまうので、安全性の高い着火剤を利用するとよいでしょう。
調理するための道具
調理する際に必要なのが、『網(鉄板)・トング(菜箸)・アルミホイル・キッチンバサミ』です。
食材の調理は、網や鉄板の上で行います。網と鉄板どちらを選ぶかは、調理したい食材によって変わるので、自分のニーズに合わせて選びましょう。
トングは、食材を裏返したり取り分けたりする際に使います。菜箸でも代用可能ですが、トングのほうがしっかり食材をつかめるため、網の表面にくっついてしまった食材を取るときには便利です。
アルミホイルは、ホイル焼きなどの料理を作りたいときに活躍します。調理できる料理の幅が広がるので、持っておくとよいでしょう。
キッチンバサミは、大きい肉などを切り分けるときに便利です。包丁でも代用可能ですが、その場合はまな板も必要になるので、汎用性の高いキッチンバサミがあるとよいでしょう。
食事に使う道具
できあがった料理を食べるときに使うのが『紙皿・紙コップ・割り箸』です。これらのアイテムは、食器でも問題ありませんが、使ったあとに処分できることを考えると、使い捨てアイテムが重宝するでしょう。
また、持ち運びが楽な点もポイントです。バーベキューでは、食事の際に使う道具以外にも必要なものが多いです。そのため、捨てられない食器を持ってきてしまうと、荷物がさらに多くなってしまいます。
季節ごとに必要な持ち物
オールシーズン楽しむことができるバーベキューだからこそ、季節ごとに用意しておきたい持ち物があります。具体的に、どのようなアイテムを持っていくと役立つのでしょうか?
季節ごとに持っておくと便利なアイテムを紹介していくので、チェックしていきましょう。
春と秋は肌寒さに注意
春と秋は、アウトドアを楽しむのにぴったりの気候です。しかし、油断して薄着で出かけてしまうと、思っていた以上に冷え込む場合もあります。
そのようなときに便利なのが、薄手のカーディガンやパーカーです。着脱も楽なので、急な気温の変化にも対応可能です。
特に、山の中や河原で行うバーベキューは、日が暮れはじめると街中に比べて急に気温が下がります。
そのため、これらの場所でバーベキューを行う際は、薄手の上着だけでなく、さらに上に着込めるコンパクトなアウターを用意しておくと安心です。
夏は暑さ対策
夏のバーベキューの天敵は、強い日差しと気温です。上手に暑さ対策して、熱中症などを起こさないように気をつける必要があります。
服装は、薄手のものを着ると思いますが、できればサンダルは避けたほうがよいです。火が飛んで火やけどしてしまう可能性があるので、通気性のよい靴を履きましょう。
ビールなど、アルコールを飲みすぎて水分補給を忘れ、脱水症状を起こしてしまうこともあります。そのようなトラブルが起こらぬよう、こまめな水分補給と塩分の摂取を忘れないようにしましょう。
パラソルやタープテントを使って、日陰を作ることも大切です。帽子をかぶっていても、直射日光のもと長時間活動するのは危険です。うまく日陰を作って、快適にバーベキューを楽しみましょう。
冬は防寒対策
冬のバーベキューで注意したいのは、とにかく防寒対策です。火が暮れると急激に冷え込んでしまうので、しっかりと着込んでいく必要があります。
また、コンロの火とは別に、簡易ストーブや焚き火台を持っていくのも一つの方法です。焚き火台に関しては、コンロと併用できるタイプのものもあるため、一つ持っておくといろいろな用途でオールシーズン活躍してくれます。
座っているときに膝にかけられるブランケットもあると役立ちます。椅子にかけてチェアカバー代わりにも使えるので、冬のアウトドアでは持っておきたいアイテムの一つです。
場所ごとに必要な持ち物
バーベキューで必要な持ち物は、場所によっても異なります。それぞれの会場に適したアイテムがあるので、うまく使い分けたいものです。
場所ごとに持っていくと役立つアイテムをまとめていくので、どのようなものが必要なのか見ていきましょう。
川や海などの水辺
川や海辺が会場の場合は、熱中症対策ができるアイテムが必要になります。例えば、サンシェードやビーチパラソルなど、風や日差しを避けることのできる休憩スペースを作ると、より快適にバーベキューを楽しめます。
水辺で軽く遊ぶために、ビーチサンダルを持っていくと便利です。火の近くでは、靴を履くというように使い分けるとよいでしょう。
帽子やスポーツドリンクを用意しておけば、より安全に水辺でのバーベキューを満できます。
山や森など自然の多い場所
山や森などの自然の多い場所では、気温と天候の変化に対応できるアイテムを用意しておく必要があります。
その両方に対応できる便利なグッズがレインコートです。レインコートまでいかなくとも、防水性の高い上着があれば、気温と天候両方の変化に対応できるでしょう。
また、自然の多い場所はそのぶん虫も多いです。そのため、虫除けスプレーや虫さされの薬を持っていきましょう。
レンタルスペースは手ぶらでOK
街中に多いレンタルスペースでは、手ぶらでバーベキューを楽しむことができます。機材のレンタルから食材のコースなど、必要なものは基本的にそろえられているため、手ぶらでアウトドア気分を満喫できます。
会場によっては、フードの持ち込みが可能なところもあるので、自分の求めているものだけをレンタルできるのも嬉しいポイントです。
火起こしや機材のセッティングから後片付けまで、スタッフが担当してくれるところがほとんどなので、初心者でも安心してバーベキューを楽しめるでしょう。
便利すぎる100均で買える必需品
100均で購入できるアイテムの中には、バーベキューでそのまま使える便利な必需品もあります。驚きのアイテムから高性能のグッズまで、その性能は100円だとは思えないものばかりです。
どのようなアイテムが販売されているのか、代表的なものをピックアップしたのでチェックしてみましょう。
インスタントコンロ
なんと、使い捨てのインスタントコンロが100均で販売されています。100均ですがが、その性能の高さゆえ値段は300円ほどです。しかし、300円でも十分安い価格といえるでしょう。
バーベキューに必要な、網・コンロ・スタンド・着火剤・炭の5点セットで販売されている場合もあります。
サイズはあまり大きくはありませんが、大人2人で楽しむ程度であれば十分でしょう。手軽に炭焼きをしたい人にぴったりのアイテムです。
ウォーターパック
バーベキュー場には、水場があまり用意されていないところが多いです。あってもテーブルに備え付けられているところは少ないため、ちょっと水が必要なときに、水場まで移動する面倒な思いをした人も多いのではないでしょうか?
そんなときに役立つのが、ウォーターパックです。約4Lの水を入れられるパックなどが100均で購入できます。
一度パックに水をためてしまえば、手を洗いたいときや道具の汚れを落としたいときに、水場まで行く必要がなくなるので非常に便利です。
袋状のパックであれば、行き帰りの持ち運びではコンパクトに折りたためてかさばりません。
そのほか消耗品
食事をする際に必要になる紙皿や紙コップも、100均で購入できます。そのほかにも、軍手や火起こし用のうちわ、バケツや割り箸をそろえることも可能です。
消耗品はバーベキューの度に準備が必要となってくるアイテムです。100均でそろえば、買い物も楽でコストパフォーマンスにも優れているといえるでしょう。
子供連れが多い場合は?
バーベキューは、年齢問わず楽しめるのが魅力の一つです。特に、小さな子供たちにとっては、アウトドアを満喫できるぴったりのアクティビティだといえます。
大人数での遠足などにも使われることが多いバーベキューですが、子供が多いとき特有の注意点もあります。どのようなことに注意すればよいのか、チェックしておきましょう。
けがや体調不良に備える
バーベキューは火元で作業を行います。そのため、小さな子供にとっては、けがをする危険のある場所でもあります。万が一に備え、バンドエイドや消毒液などの救急セットを用意しておくと安心です。
また、暑さや寒さにより体調不良を起こしてしまうこともあるでしょう。夏場はしっかりと帽子をかぶらせて、水分補給を忘れずにさせるようにしましょう。
冬場は風邪を引かないよう、防寒着を用意してあげることも必要です。安全に楽しむためにも、これらのケアを怠らないようにしましょう。
遊べる道具を持っていく
バーベキュー場は、広い敷地に併設されていることが多いです。そのため、近くに広場や運動場があるところもあります。
そんなとき、ボールやフリスビーなど、体を動かして遊べる遊具を用意しておけば、運動して体を動かしたあとに、バーベキューでお腹を満たすことができます。
会場の設備を事前に確認しておいて、どんな遊びができるのかを考えておくとよいでしょう。
準備をととのえて、いざバーベキュー
バーベキューには、必要な準備がいくつかあります。しっかりと準備したぶん、現地で快適に楽しむことができるので、何が必要かを事前に確認しておきましょう。
特に、季節ごとのアイテムには気が回らないこともあります。基本道具以外にも必要なものがないかを今一度確認し、快適にバーベキューを楽しみましょう。