ストライクの点数は『10点+次の2投』じゃない!?ボウリングルール改正まとめ

2019.03.21

年齢や性別を問わず楽しめ、天候にも左右されないボウリングは、幅広い人気を得ているスポーツです。ピンめがけてボールを投げるシンプルな競技ですが、意外にルールを知らない人もいます。正しいルールを理解して、もっとボウリングを楽しみましょう。

ボウリングの基本ルール

ボウリングは、倒したピンの数をベースに得点を競うスポーツです。初心者でも複雑なルールに縛られず、難しい技術も必要としないことが人気スポーツである理由でしょう。

しかし競技である以上、ボウリングにもいろいろな決まりがあります。スコアアップを目指し、よりボウリングを楽しみたいなら、ルールの理解は大切です。

そこで、ボウリングの基本的なルールについて解説します。

1ゲームは10フレームで構成

ボウリングは1ゲーム・10フレームで組み立てられ、1フレームごとに2つのボックスがあります。プレイヤーは、1フレームで2回まで投球することが可能です。

ただし最後の第10フレームだけ、ボックスが3つあります。ストライクやスペアをとると、3回目の投球ができるのです。ちなみに、ストライクは各フレームの1投目ですべてのピンを倒すこと、スペアは2投目ですべてのピンを倒すことを言います。

基本的には倒したピンの数がスコアに加算されて、誰かと対戦している際には最後にスコアが大きいほうが勝ちです。しかし、ただ倒したピンの数を足していくだけではありません。ストライクやスペアをとった場合は、スコアの付け方が変則的になります。

ファールラインを踏まない、越えない

投球は、ボールを持って助走をつけて行います。ここからがレーンという位置にラインが引かれており、それがファールラインです。

あまり気にしない人もいますが、ファールラインを越えて投球することは許されません。その名の通り、この行為はファールとなります。

足を踏み出すのはもちろん、手や体の一部がラインに触れたり、ラインを越えてレーン上に接したりしてもいけません。ファールとなった場合には、その投球でどれだけピンを倒しても0点なので気を付けましょう。

投球タイミングが左右で重なったら右側優先

ボウリング場では、いくつものレーンが並んでいます。そのため、隣の人と投球のタイミングが重なる場合があるものです。

他のプレイヤーの動作が視界に入ると、集中力が乱れる人もいるでしょう。接触によって転倒したり、ボールを落としたりしてケガや事故につながる危険性もあります。

隣り合った人同士が同時にボールを投げようとしているときは、レーンに向かって右側の人を優先します。このとき、左側の人はアプローチから降りて待ちましょう。

アプローチ上はとても滑りやすい状態なので、アクシデントには注意が必要です。

変更されたルールはスコアの計算方法

ボウリングのプレースタイルは、ボールを投げてピンを倒すシンプルなものです。ところで、ボウリングのスコアの付け方を知っていますか?

以前の計算方法だったため、より計算しやすくした新しいスコアの付け方が広まっています。ボウリングのスコアの付け方について、新旧おり交ぜて見てみましょう。

従来のスコアの読み方

オープンフレームが続く(ストライクやスペアが出ない)場合は、順次その分の点数を加算します。

スペアの場合、そのフレームの10本に次のフレームの1ボックス目の数を加えます。3本なら13点、9本なら19点を加算するのです。

ストライクは、そのフレームの10本に次のフレームの1・2両ボックスの合計数を加えます。1ボックス目が3本・2ボックス目が5本なら18点の加算です。

2連続でストライクの場合はまた異なります。1回目のストライク10点と2回目の10点、それにその次のフレームの1・2両ボックスの合計数を加えるのです。

第1フレームが(0/5)で5点だったとします。次にストライク・ストライク・(3/6)と続きました。そのとき第2フレームは、最初の5に10+10+9を加え34点となります。

改正後のスコア計算方法

次に、『カレントフレームスコアシステム』と呼ばれる新たな計算方法を説明しましょう。この方式では、スペアやストライクをとっても得点は1フレームごとに完結します。

スペアでは、1投目の点数に10点を加えます。例えば1投目が5本で2投目でスペアをとると、5+10で15点の加算です。ストライクをとった場合、そのフレームは一律30点となります。

このルールの下では、その後のフレームに点数を持ち越さず、フレームごとに点数が確定していきます。このため、慣れていない人には分かりやすくなるのです。

もっとも、ボウリングに慣れている人からすればむしろ非常にこんがらがってしまいますよね。以下に新旧スコア比較の具体例を挙げていますので、参考にしてみてください。

新旧スコア比較表(sp・スペア、st・ストライク)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
7/sp st 9/0 9/sp 9/sp 9/sp st st st 7/2
20 39 48 67 86 106 136 163 182 191 191
7/sp st 9/0 9/sp 9/sp 9/sp st st st 7/2
17 47 56 75 94 113 143 173 203 212 212

楽しく過ごすためにマナーも把握

老若男女あらゆる人が楽しむボウリングだからこそ、マナーはしっかり守ることが大切です。お互い気持ちよく過ごすためにも、マナーを把握してスマートなプレーを心がけましょう。

アプローチには専用シューズで

ボウリングは、専用シューズでプレーするものです。マイシューズを持っていない人はハウスシューズをレンタルし、ボウラーズベンチ(待機場所)で履き替えましょう。

投球時、ボールを構えてスタンバイするエリアを『アプローチ』と言います。ここには、自分の靴ではなく、必ず専用シューズで上がるようにしてください。

アプローチにはボウラーが投球しやすいように、さまざまな配慮が施されています。例えば、レーン同様にオイルが塗られているなどです。

自分の靴で上がると、アプローチの表面に不要な負荷がかかり劣化します。足の運びもボウリングには重要なので、表面の保護のためにも専用シューズでアプローチに上がってください。

飲み物などをもってアプローチに入らない

アプローチやレーンの表面は、とてもデリケートです。状態が劣化するとプレーに影響を及ぼし、スコアにも大きく響きます。

特に水分は、アプローチやレーンにとって大敵です。飲み物をこぼしてしまうと、水分でアプローチは一気に傷んでしまいます。プレーへの悪影響のみならず、転倒などの事故を引き起こす原因にもなりかねません。

シューズを借りるときは靴下必須

多くの人は、ハウスシューズをレンタルしてボウリングを楽しみます。レンタルシューズは素足では履かず、靴下を着用することがマナーです。

自分以外にも、たくさんの人が同じシューズを利用します。なかには、衛生面を気にする人もいるでしょう。

素足でシューズを履くことは、他の利用者にとって気分の良いものではありません。みんなのシューズと意識を持って、清潔さを保つ利用の仕方を心がけたいものです。

投げ方のルールとコツを知ってスコアアップ

練習しているけれどなかなかスコアが伸びない、そんな悩みを持つ人もいるでしょう。ボウリングは、基本的な投球法を知りコツをつかむことで、大幅にスコアを伸ばせます。

ここでは、投げ方のルールとコツを紹介します。

ロフトボールは禁止

ボールを高く放り投げて、ドスンと落とすように投げる人がいます。『ロフトボール』と呼ばれるこの投げ方は、マナー違反とされているので気を付けましょう。

アプローチやレーンは、デリケートにコンディションが調整されています。重いボールによる強い衝撃は、アプローチやレーンを傷め劣化を促進させるため、投球には注意が必要です。

ロフトボールは、体にも悪影響を与える可能性があります。ムリな投球は、肘や手首に負担がかかりケガの原因にもなるのです。

ロフトボールになりやすい人の特徴は、力を入れ過ぎて投げ上げてしまうことです。そっと優しく転がすイメージで投げてみてください。

実は助走が重要

投球するときに、腕の振りや足の運びにばかり意識が向いていませんか。しかし、実は助走も上達には重要です。

基本的に、助走は4歩で進むようにしましょう。ボールを投げる手と同じ側の足、つまり右手なら右足から踏み出します。

ポイントは、リズムを感じることです。「1~、2、3、4~~」、言葉で表すなら「タン・タ・タ・タ~ン」という感じになります。最後の「タ~ン」で投げる側の足を蹴るようにし、体ごとスッと前に出ていくような助走を試してみてください。

ボールを離す瞬間のコツ

狙った通りに投げられない、という人がいます。そんなときは、ボールを離す瞬間に親指を12時の方向にしっかり向けることを意識してください。

軌道が定まらないと、腕の振り・手首の角度・リリースの位置・足の運びなど、いろいろと気になってしまいます。あれこれ変えるのではなく、まずはボールを離す瞬間の親指の方向のチェックがおすすめです。

ルール上OKなおもしろい投げ方

ボールに開いた3つの穴に指を入れ、助走をつけて振り子のように腕を振って投げる、それが多くの人がイメージする基本的な投げ方でしょう。その他にも、ルール上認められているおもしろい投げ方があります。

親指を抜く投げ方

一般的には、ボールの指穴に親指を根元まで入れて投げるフォームが多いでしょう。しかし、あえて親指を入れない投げ方もあります。

『サムレス』と呼ばれるこの投球法は、中指と薬指だけを指穴に入れてボールを抱えるように投げるのです。

親指が固定されない分、手首の可動範囲を広げ強い回転をかけることが狙いです。それにより、大きなピンアクションにつなげ、ピンが倒れる確率を高めます。

両手投げもルール違反ではない

ボウリングは片手で投げるもの、というイメージをほとんどの人が持っているでしょう。ところが、プロの中にも『両手投げ』の選手がいるのです。

両手投げは子どもがやることと考えがちですが、そうではありません。両手投げには、ボールに回転を与え、カーブボールやフックボールのコントロールを安定させる効果があるのです。

激しいピンアクションを生み、ハイスコアを狙おうと考えるボウラーが両手投げを採用しています。ただし、ボールのスピードが出しにくいなどのデメリットも知っておきましょう。

ルールを把握して楽しい時間を過ごそう

気軽に楽しめるボウリングですが、真剣に取り組むと奥が深いスポーツであることが分かります。それだけに、改めてしっかりとルールやマナーを知れば、もっとボウリングが楽しくなるでしょう。

ハイスコアを目指して、ボウリングライフをエンジョイしてください。

その他のテーマ

ART

CULTURE

CRAFT

FOOD

TIME