世界各国で人気を集めるジンの銘柄7選。銘柄ごとの味の違いとは?

2019.03.20

カクテルベースとして人気の高いジンですが、ストレートやロックでも人気のあるお酒です。そのまま飲むからこそ違いが分かる、ジンの人気の銘柄や特徴を紹介します。繊細な味の違いを見分け、お気に入りの一本を見つける手助けになれば幸いです。

ジンは銘柄で味わいが変わる

ジンはカクテルベースとして人気の高いお酒ですが、ストレートやロックで飲むとそれぞれ味わいが異なることが分かります。カクテルとして飲んだ時に真価を発揮するように控えめな味わいなもの、そのまま飲んでも深い味わいがあるように製造されたものなど様々です。

国内外で様々な銘柄が販売されており、香りや味もそれぞれ特徴があります。銘柄ごとにどのような違いがあるのかを紹介しましょう。

銘柄ごとに独自の製法を展開

ジンの製造は、蒸留、香りづけの2つの工程があります。銘柄ごとに蒸留の回数や機械が異なり、それも味の違いを生む要因です。また香りづけに関しても、使用するボタニカルや香りづけ方法が違います。

メーカーによってはその製法をHPで公開、説明されている場合もあるため、情報をチェックしてみるのもいいでしょう。

ジンの香りも様々

ジンの香りは、ボタニカルと呼ばれるハーブやスパイス、果皮によってつけられています。ひとつのジンにたいしてだいたい10~15種類のボタニカルが使用されています。調合の量、組み合わせによって香りは変わってくるため、製品となったときのテイストは大きな違いがあります。

必須なのがジュニパーベリーで、その他のボタニカルは自由です。コリアンダーやシナモン、レモンピールといったものが使用されることが多くあります。

数百年の歴史を持つ銘柄も

世界最古のジンの銘柄として知られるのが、『BOLS(ボルス)』です。『ボルス』は、1575年、オランダのアムステルダムに蒸留所が建設されました。当初は単に蒸留酒の製造所として稼働が開始しました。

その後1664年に、ジュニパーベリーを原料とした『ジュネヴァ』という蒸留酒を製造を開始し、これが『ジンの起源』と言われています。つまりジンには、なんと350年もの歴史があるのです。

ちなみにボルス社の製造するジンの原型『ジュネヴァ』は、現在も販売されており、近年再び注目を浴びています。コアなジンマニアはぜひジンと飲み比べてみてください。

世界各国で人気を集めるジンの銘柄5選

日本国内外問わず、世界各地で人気のある銘柄を5種類紹介します。香り、アルコール度数、味わいと、それぞれ違う楽しみ方があります。

ビーフィーター(BEEFEATER)

ビーフィーターは、1820年創業以来秘伝のレシピを守り作られ続けています。唯一ロンドン市内で蒸留が行われているロンドン・ドライ・ジンです。

液量を微調整しやすいように設計されたキャップと注ぎ口のおかげで、割って飲む際の配分調整がしやすいです。厳選した9種類のボタニカルを用いており、柑橘系の爽やかな味が特徴です。癖が少なく、カクテルベースとしても人気となっています。

「シンガポールスリング」などのカクテルはビーフィーターがオリジナルベースとなっているなど人気があり、最初に味わうジンとしておすすめできる銘柄です。

プリマス・ジン(PLYMOUTH GIN)

プリマス・ジンはイングランドの南西部の港町で、海軍のために作られたジンです。現在イギリスで稼働している1番古い蒸留所で製造されており、伝統あるプレミアム・ジンとなっています。

ジュニパーベリー、コリアンダー、カルダモンといったボタニカルの香りがフレッシュで、クリーミーな口当たりが特徴です。様々なカクテルにする際の相性がよく、カクテル「ドライ・マティーニ」のオリジナルレシピに使用されたジンでもあります。世界中のバーテンダー、ジン愛飲者に人気のある銘柄です。

タンカレー(Tanqueray)

タンカレーは歴史が古く、1830年にロンドンで「今までない高品質のジンを作る」という理念のもと作られました。タンカレーという名前は創業者であるチャールズ・タンカレーの名前から来ています。その製法やレシピは門外不出とされており、世界で6人しか知らないと言われています。

4回もの蒸留を行い深い香りと繊細な味を引き出しています。さらにフレッシュさを加える為に生のフルーツを使用しているのも特徴です。ストレートで飲むよりも、カクテルベースとして利用すると真価をはっきりする、個性を主張しすぎない味わいです。ドライ・ジンでありながらすっきりとしており、華やかかつ豊かで濃厚な香りも人気の理由となっている銘柄です。

ボルス(Bols)

ボルスは現存する蒸留所のなかではもっとも歴史があります。1575年にオランダのアムステルダムで蒸留所が建設され、1664年からジンの製造がはじまりました。

「ジンの原型」と言われているジュネヴァもボルス社により製造されており、こちらも伝統の味が楽しめるということで人気があります。ウイスキーのような甘さとまろやかな口当たりが特徴で、ストレートやロックで飲むと他のジンとの違いがより分かる銘柄です。

ボンベイ・サファイア(BOMBAY SAPPHIRE)

ボンベイ・サファイアは、ボンベイ・ドライ・ジンの上位版として製造されたプレミアムジンです。世界各国から厳選して集めた10種類のボタニカルを使用し、アルコールを蒸留後、その蒸気にボタニカルを透過させる「ヴェーパー・インフュージョン」という製法を用いています。

独特の深く華やかな香りと味が特徴です。個性がありながらもカクテルベースとしての相性もよく、ストレートやロックでもカクテルでも楽しみやすい、重宝する存在です。高品質でありながら、リーズナブルな価格で楽しめる銘柄です。

日本原産のおすすめジン銘柄

近年日本国内で生産されている「ジャパニーズ・クラフト・ジン」が注目を集めていることをご存知でしょうか?主に少量生産となっており、その地域特有のボタニカルが使用されているのが特徴であり、海外からも人気を集めています。

日本酒や焼酎をベースにする、ゆずや茶葉といった日本特有のボタニカルを使用するなど、日本らしさが溢れているクラフトジンを紹介します。

京都蒸留所

京都蒸留所は、日本初のクラフトジンを製造した蒸留所です。2016年に販売された京都「季の美」は、お米100%を使用したライススピリッツがベースとなっています。ボタニカルにはゆずや玉露の茶葉、ヒノキなど11種類を使用。蒸留方法もボタニカルに合わせた「雅」という製法がポイントです。

日本らしさを前面に出しており、ゆずの香りが効いた、繊細な味わいが特徴です。仕上の割水にも京都の「伏見の名水」が使用されており、細部まで日本らしさにこだわっている銘柄です。

まさひろ オキナワジン

『まさひろ オキナワジン』は沖縄で製造されているクラフトジンです。泡盛を製造しているまさひろ酒造が2017年に販売を開始しました。シークワーサーやグアバの葉、ゴーヤといった沖縄らしい原料をボタニカルとして使用しているのが特徴です。

泡盛の技術を活かしたハイブリッド製法により、泡盛のような独特の甘さとコク、複雑なボタニカルの香りが絡み合います。ストレートやロックでも楽しめる銘柄です。

ジンの世界にどっぷり浸ろう

 

ジンはお酒の中でも深い歴史を持っているといえます。深い歴史と味を兼ね備えたお酒が現代でも世界各国で飲まれ続けているの感慨深いものがありますね。最近では海外のみならず国内でもジンを生産しているところがあるので、国内産のジンにも目が離せません。

その他のテーマ

ART

CULTURE

CRAFT

FOOD

TIME