帽子で大人の男をさりげなく演出。選び方からおしゃれな収納術まで

2019.03.20

毎日の着こなしに欠かせない帽子は、おしゃれのためだけではなく暑さや寒さをしのいだり、ヘアスタイルが決まらないときに隠したりできる万能なアイテムです。意外に知られていない帽子の種類から特徴、選び方から収納術まで解説します。

大きく分けて5つ、メンズ帽子の種類別特徴

ひとくちに『メンズ帽子』と言ってもたくさんの種類があり、それぞれ特徴も違います。そこで帽子を大きく5つに分け、その特徴を見ていきましょう。

ハット

ハットとは、帽子そのものを指す名称ですが、もっと詳しく説明すると『つばが全体にある帽子』を指します。

このハットは、さらに以下のように分類可能です。

  • 中折れハット:頭の部分がへこんだもの。大抵リボンが巻かれている
  • チロリアンハット:中折れと同じく頭部がへこんでいる。大抵ひもが巻かれている
  • ホンブルグハット:つばが上方向に巻かれている。もとは正装用だった
  • ミルキーハット:素材が柔らかい
  • ポークパイハット:頭部が平になっている。もとは女性用だった
  • ボーラーハット:全体的に丸い形をしている
  • マウンテンハット:全体的に大きく、頭部が山のように盛り上がっている
  • バケットハット:主にカジュアルシーンで使われる
  • メトロハット:バケットハットと同じくカジュアルな印象だが、シルエットは丸みがある
  • アドベンチャーハット:アウトドアなどで使われるようなひも付きの帽子
  • ストローハット:麦わら帽子

帽子のお店に行くと、さまざまな帽子が販売されていますが、それぞれに特徴があります。例えば、『おしゃれ用ハット』と言うと、中折れ・チロリアンハットが代表としてあげられます。

バケットハットは、カジュアルなコーディネートの時に多く用いられるデザインです。

夏にかぶる麦わら帽子にも、細かな分類があります。

  • ペーパーハット:紙でできている
  • パナマハット:パナマソウの葉を使って作られている帽子
  • カンカン帽:頭部が平らな帽子

麦わら帽子というと、農作業の帽子を思い出す人も多いのではないでしょうか。

しかし、近年は夏の時期になるとデザイン性の高い麦わら帽子も売られています。通気性がよいため、夏に最適な帽子です。

キャップ

キャップと言われて真っ先に思いつくのは、野球帽のような帽子でしょうか?確かに野球帽もキャップですが、実はキャップにもさまざな種類があります。

  • ベースボールキャップ:いわゆる野球帽
  • メッシュキャップ:夏用に後頭部がメッシュになっている
  • ワークキャップ:少々浅めにかぶる
  • ジェットキャップ:浅めにかぶる
  • マリンキャップ:キャスケットのような丸みのある形

いかにも男子という雰囲気が漂うキャップは、ベースボールキャップのように『深め』にかぶるものと『浅め』にかぶるタイプがあり、それぞれ印象が違います。詳しくは後半で解説しましょう。

ベレー帽

ベレー帽というと、画家がかぶっていそうなイメージがある帽子です。『つばがなく、頭に乗っているように見える』のが特徴でもあります。

多少かわいらしい印象になるので、男らしいファッションよりも『中性的』なファッションのほうが似合うでしょう。

ハンチング帽

ハンチング帽は、形状が若干ベレー帽と似通っているような感じがあるものの、かぶった際の雰囲気は異なり『男性らしさ』が漂う帽子です。

そんなハンチング帽には『浅めにかぶるもの』から『後頭部全体を覆えるぐらい深めのもの』もあります。

幅広い年代の男性から人気で、カジュアルなコーデからちょっと大人っぽいコーデまで、どんなスタイルにも対応できる優秀さが魅力です。

ニット帽

ニット帽は、その名の通り『ニット』でできた帽子のことで、冬の寒い時期に重宝します。『頭だけを覆うタイプ』のものや『耳まで隠れるタイプ』のものもあります。

帽子選びのポイント、決め手は顔型にあり

帽子の種類がわかったところで、次は帽子の選び方の解説に入ります。

帽子を選ぶ際に大切なポイントは『顔型』です。意外に思う人もいるかもしれませんが、似合う帽子は顔の形で決まります。そこで、顔型別におすすめの帽子を提案していきましょう。

丸顔の人は立体感のある帽子を選ぶ

丸顔の人は、つばが全体的についているような『立体的な帽子』を選ぶと、顔の丸さをカバーできます。特に、つばが『長め』のほうが相性がよく、キャップや中折れハットなどがおすすめです。

逆に、ベレー帽やニット帽などつばがない帽子や顔のラインに沿ってしまう帽子は、丸い顔が強調されやすいので注意しましょう。

面長な人は高さがあるものはNG

面長の人は『顔の長さが強調されないようなデザイン』の帽子がよく似合います。例えば、ハンチング帽などの『頭部が浅い帽子』やニット帽などです。

逆に立体感のある帽子をかぶると、顔の長さが強調されやすくなります。『つばがある帽子はなるべく折る』など工夫しましょう。

四角顔の人は帽子のつばが大きいものを

四角顔の人は、なるべく『つばの大きいもの』を選び、顔全体が強調されないように工夫しましょう。

おすすめは、中折れハットやアドベンチャーハットなどです。逆に、ベレー帽やニット帽など、帽子自体に丸みがありコンパクトなものは、避けたほうが無難です。

逆三角顔の人は深めにかぶれる帽子がおすすめ

逆三角顔の人には、キャップなどの『深めにかぶれる帽子』がおすすめです。『全体的に丸みのあるシルエットのもの』を選ぶとなおよいでしょう。

浅めの帽子にすると、あごのラインが強調され全体的に顔が長く見えてしまうので、あまりおすすめできません。

卵型はどんな帽子でもOK

丸顔と面長の特徴をあわせ持つ卵型の人は、比較的どのような形状の帽子でも似合うでしょう。つばがあってもなくても、また深めでも浅めでも大丈夫です。

しかし、あまりにもデザインにインパクトがあったり、帽子の存在感が強かったりするもの選ぶと、少々貧弱に見えることもあるので注意しましょう。

大人格好良く見せる、帽子のかぶり方のコツ

帽子は、元々の形も大切ですが『かぶり方』でも随分と印象が変わります。そこで、ここからは『大人のカッコよい男』を演出できるかぶり方のコツを伝授します。

キャップは深くかぶって大人の雰囲気に

キャップというと『かなり若い男性がかぶる帽子』という印象があるかもしれませんが、かぶり方を工夫すると大人の男を演出できます。

キャップをかぶるときは、なるべく『深め』にかぶり、つばはあまり上げずになるべく『顔の前に引き込むように』かぶりましょう。少し伏目な感じがカッコよい雰囲気を醸し出します。

また、キャップの場合は『つばを前にするか後ろにするか』でもだいぶ印象が変わります。

野球のキャッチャーのようにつばを後ろにすると、大人というよりはむしろ『やんちゃ』なイメージがあるので、大人っぽく決めたいときには『つばは前』にしたほうがよいでしょう。

このほか、『前髪を隠すか下ろすか』でも印象が違います。どちらが好みかは意見が分かれるところですが、基本的には前髪を下ろすと『きちんとした印象』、上げると『ちょっとワイルドな印象』になります。

ニット帽はかぶる位置と前髪がポイント

ニット帽は、かぶるだけで『かわいらしい印象』になりやすく、難易度が高いと感じている男性もいるのではないでしょうか?

ニット帽をカッコよくかぶるうえで大切なことは『かぶる位置』と『前髪』といえるでしょう。

前髪を出した場合は、きちんとした印象を与えるので『きれい目の着こなし』がよく似合います。

反対に、前髪を隠せば、ちょっとワイルドな印象になります。『カジュアルな服装』には、前髪を隠すほうがマッチするでしょう。

それ以外におさえたいポイントは、以下の通りです。

  • 耳を出すか出さないか
  • 襟足をどうするか
  • かぶる深さ

近年は、『耳を半分出す』スタイルが流行していますが、全部出してもまったく問題ありません。

襟足は『少し見えるぐらい』に調節するのがおすすめです。少し見えるだけでも、ぐっとおしゃれになります。

ニット帽をかぶるときの深さは前と後ろで違うものですが、前は『眉毛の少し上から髪の生え際あたり』、後ろは『髪の毛の生え際から上あたり』がバランスもよくおすすめです。

帽子が似合わないのはサイズが原因かも

男性の中には「帽子をかぶりたいけれど、どれをかぶっても似合わない」と感じている人もいるのではないでしょうか?

ここからは、そのような『なんとなく似合わない』原因を考察します。

正しい帽子のサイズの測り方

基本的に、市販されている帽子というのは『ぴったりなサイズでかぶると似合う』ように設計されています。

しかし、頭の大きさは人によって違うため、誰もがぴったりなサイズでかぶることは難しいでしょう。

つまり、帽子が似合わないのは『サイズが合ってないこと』が原因である場合が多いのです。帽子をカッコよくかぶりたいなら、まずは『自分の頭のサイズ』を知りましょう。

頭のサイズを測るときは『耳の付け根から指2本分上』のあたりを、おでこの中央から後頭部まで『帽子をかぶるライン』に沿って測ります。そのため、後頭部にかけて少し下がり気味になるでしょう。

このとき『出た数値に1cmほど加算した値』が、頭のサイズです。もし、頭が大きめなら、海外ブランドの帽子やニット帽など『伸縮性のある帽子』を選ぶと、頭にフィットしやすいでしょう。

反対に頭が小さめなら、キッズサイズのものを選んだり、帽子の『調整テープ』を使って、ジャストサイズに合わせたりするのもおすすめです。

帽子をかぶるときはマナーも忘れずに

帽子をかぶることはおしゃれで楽しいものですが、いつでもどこでもかぶったままだったり、誰に会っても脱がなかったりすると失礼に当たるでしょう。

そこで、ここからは帽子をかぶる際に気をつけるべきマナーを解説します。

TPOを考える

帽子をかぶる際は、基本的に『室内では取る』のがマナーとなっています。

例えば、誰かとあいさつするときやレストランなどで食事をするとき、映画館などで後ろの人の邪魔になるときには、特に気をつけましょう。

さらに、宗教施設や冠婚葬祭などの神聖な場所、人に紹介されているときや国歌が流れているときにも、帽子は取るのがマナーです。

ただし、室内と言っても、エレベーターやお店の中、廊下などの場所では特に脱ぐ必要はありません。

また、病気治療中やけがをしている場合など、頭を隠したい事情があるときには、基本的に着用しても問題ありません。もし気になるなら、事前に周囲の人に伝えておくと安心です。

帽子を取るべきタイミングは?

屋外であっても、帽子を取ったほうがよいケースがあります。

例えば、屋外で誰かに挨拶するときなどが該当しますが、その際は『帽子を軽く持ち上げるように』挨拶すると紳士っぽくなるでしょう。

また、完全に帽子を取る際は『帽子の裏側は見せないように』持ちましょう。ちなみに帽子の飾りは、男性の場合『左側』に付けるのがマナーです。

帽子は自宅で洗える?

帽子というのは、意外に汚れているものです。特に、夏の暑い時期などは、汗がしみこんで、臭いや汚れが目立ちます。そんなとき、自宅で手軽に帽子を洗えたらよいでしょう。

次は、『帽子は自宅で洗えるのか』『洗えるならどうやって洗うのか』などを解説します。

まずは洗濯できる素材か確認

最初にすることは『洗濯表示』の確認です。

『手洗い表示』や『洗濯マーク』が『×マーク』でなければ、自宅で洗うことが可能です。もし『P』や『F』が付いていたら『クリーニング』で洗う必要があります。

さらに、洗濯表示には洗濯マークだけではなく『漂白剤OK』や『形を整えて干す』など、細かい指定がされている場合があるので、そのあたりも注意しながら洗濯しましょう。

次に考慮すべきことは『素材』です。コットンやポリエステルなどの素材は基本的に洗えますが、ウール・麻・合皮・革・ファーなどは洗えないので注意しましょう。

型崩れしない洗い方

「せっかくのお気に入りの帽子が、洗ったらなんだか形が変わってしまった」という事態に陥ったら、非常に残念です。

基本的には、洗濯機で洗うのは『型崩れしにくいもの』か『崩れても手で直せるような帽子』にしましょう。

もし、形がきちんと決まっているような帽子を洗うなら『手洗い』がおすすめです。帽子を手洗いする方法は以下を参考にしましょう。

  • 洗い桶にぬるま湯を張り、中性洗剤を入れて溶かす
  • 帽子を入れて優しく押し洗い
  • 洗い桶の水を何度か変えながらすすぐ
  • タオルで水を拭きとる

使用する洗剤は、色落ちを防ぐため『蛍光剤が入っていないもの』を選びましょう。

押し洗いをする際は『特に汚れている箇所』を念入りにおこなうものですが、それでも汚れが落ちない場合には、手やスポンジで『こすり洗い』をするとよいでしょう。

水を拭きとる際は、バスタオルに帽子を包んで優しく取ります。内側にもタオルを詰めて水分を取りましょう。

どうしても洗濯機で洗いたい場合には『帽子を裏返して』洗濯ネットに入れ、『ドライコース』または『手洗いコース』で洗います。

型崩れを防ぐためにも、脱水は短時間で切り上げるようにしましょう。

干すときは風通しの良い日陰で

帽子を干すときは『日陰で風通しのよい場所』を選び、型崩れしないようにタオルなどを内側に詰めて干しましょう。

また、ペットボトルに立てて干すのもおすすめの方法です。

日頃からお手入れすることも大事

帽子は日ごろからお手入れすることで、良好な状態を保つことが可能です。

普段からこまめに『水を含ませた布』で帽子を拭きます。汚れがひどい場合には『少量の中性洗剤を含ませた布』を使って拭きましょう。

麦わら帽子の場合は、使用後に『ブラシ』をかけ、汚れが気になる部分には『ぬるま湯を含ませた布』で拭きましょう。

また、合皮などの革素材で出来ている帽子の場合には、ブラシでほこりを落とし水を含ませた布で拭いたあと『レザー用のクリーム』を塗っておくと、良好なコンディションを保てます。

スエードやフェルトで出来ている帽子の汚れは『消しゴム』で落とせる場合があるので、試してみるとよいでしょう。

どこに置く?帽子のおしゃれな収納アイディア

最後に、帽子の収納方法を紹介します。大切な帽子は、形状を保ちつつ取りやすさも意識して保管したいものです。

壁に掛けた見せ収納

「帽子はわかりやすく収納したい」そのような場合には『ワイヤーネット』を使った『見せる収納』がおすすめです。

壁にワイヤーネットを取り付け『フック』に帽子を掛けて収納します。これなら使う時にもすぐに取り出せて便利ですね。

『ペグボード』や『ハンギングラック』などを使うのもおすすめです。

型崩れが心配なら吊り棚を活用

「帽子は型崩れしないように収納したい」場合は、『ハンギングケース』などを使うと、綺麗に収納できます。

帽子が型崩れしないようにするためには、なるべく『置くように収納する』のがベストです。そうは言っても、帽子同士を重ねるのは形状を保つ面から見たとき不安があります。

ハンギングケースなら『帽子を1個ずつ区分けしながら置ける』ので、場所も取らないうえに帽子の状態も良好に保ちながらすっきり収納できるでしょう。

普段のコーデに帽子を上手く取り入れよう

帽子というのは、さまざまな種類があり、特徴も違います。

帽子を選ぶ際は、自分の顔の形や頭のサイズの特性などをよく確認して、ぴったりの1品を見つけてみましょう。

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