バイクツーリングにはテント選びが重要。選び方とおすすめテント紹介

2019.03.20

バイクツーリングに最適なテントの条件は居住性と収納性の両方を兼ね備えていることです。同じソロテントでも、設営方法やシートの構造、基本性能が微妙に異なるので、購入時は細かくチェックしましょう。ツーリングに便利な人気のテントも紹介します。

バイクツーリングに最適なテントは?

オートバイで観光地や景勝地をめぐる『バイクツーリング』は、時間に縛られず、マイペースに動けるのが魅力です。

宿泊施設に泊まることもできますが、より自由度の高い旅をするなら、宿泊用のテントは必須でしょう。ツーリングに求められるテントの主な条件は3つです。

コンパクトで軽量

ツーリングキャンプでは、テント以外にも食料や防寒具、調理器具などたくさんの荷物を積載しなければなりません。そのため、各アイテムは極力コンパクトで軽量なものを選ぶ必要があります。

テントの重量は、2~4kgが目安です。4kg以上になると小・中型バイクでは運びにくさを感じるでしょう。ソロテントの中には、2kgを切る超軽量タイプも出ています。

ただし、軽量・コンパクトにこだわりすぎると、居住性や快適さが損なわれる恐れもあります。組み立て時の空間サイズもしっかりチェックしましょう。

設営と撤収が簡単にできる

ツーリングの後は、少しでも早く1日の疲れを癒したいものです。テントの設営に時間がかかりすぎると、それだけでぐったりしてしまうでしょう。また、各地を巡るツーリングにおいては素早いテントの撤収が求められます。

テントは、設営・撤収がそれぞれ5分以内に完了するものが理想です。ペグやガイラインを必要とせず、初心者でも簡単に設営できるタイプを選びましょう。ワンタッチテントなら暗闇でも楽に組み立てられます。

スペースが広く快適

バイクで旅をするライダーにとって、テントは自分の家そのものです。1日の疲れを癒すプライベート空間と考えれば、自分に最適なサイズが分かってくるでしょう。

荷物やシェルフを置く場所を考慮すれば、『前室』があるのが理想です。空間のサイズの他に、通気性や耐水性、紫外線カット効果の有無なども確認したいですね。

テントの構造にも注意しよう

テントの幕体は『シングルウォール』と『ダブルウォール』に大別できます。どちらにもメリットがあるため、シチュエーションに合わせて使い分けましょう。

軽量で持ち運びやすい シングルウォール

『シングルウォール』は1つの幕体で雨や風をしのぐタイプです。軽量・持ち運びやすい・設営が簡単というメリットがあります。

ダブルウォールは、フライシートが風にあおられるとバサバサと音が出ますが、シングルウォールは比較的静かなので、ゆっくり眠りたい人に最適でしょう。

雨を防ぎつつ、テント内の湿気を逃さなければならないので、1枚のシートが防水性と透湿性の両方を兼ね備えているのが特徴です。

デメリットには、ダブルウォールよりも価格は高額なこと、温度差による結露が起こりやすいことが挙げられます。

換気性能が高く快適 ダブルウォール

『ダブルウォール』とは、インナー(本体)とアウター(フライシート)の二重構造になっているタイプです。インナーには、換気性・通気性の高い素材が用いられ、アウターには雨を通さない防水素材が用いられます。

ダブルウォールは『前室』と呼ばれる空間が作れるのも大きな魅力でしょう。シングルウォールに比べ価格が安価で、デザイン・形も豊富です。

一方、収納性が若干劣ることと、設営に少し時間がかかることがデメリットです。最近はこれらの欠点をカバーした優秀なテントも販売されています。

おすすめは季節問わず使えるダブルウォール

キャンプツーリングにおすすめなのは、1年を通して使用できる『ダブルウォール』です。シートが1枚多い分、防風性・防寒性が高まり、かつ、夏の強い日差しからも身を守ってくれます。

インナーとアウターの間には数cmの隙間があり、ここに内側にこもった蒸気を逃がす仕組みです。

夏は蒸れにくく、冬はテント内に結露が起こりにくいので、より快適さが実感できるでしょう。ツーリングはもちろん、登山キャンプでも大活躍します。

ツーリング用テント選びのポイント

車でのキャンプはたくさんの荷物や大型のテントを持ち込めますが、ツーリングの場合は、積載できる重量や大きさが限られます。

スピーディーに組み立てや撤収ができるかやアスファルト上でもテントが広げられるかを確認しましょう。

自立式や吊り下げ式で設営をしやすく

キャンプツーリングでは、設営や撤収がいかにスピーディーにできるかが重要です。

テントの構造には『自立式』と『非自立式』がありますが、設営のしやすさを考えれば『自立式』がおすすめです。

自立式は非自立式のようにペグや張り網を必要としません。テンションポールだけで自然なテントの形になり、後片付けも楽々でしょう。

また、ポールと幕体をつなぎとめる方法については『吊り下げ式』と『スリープ式』の2種類があります。

幕体の袋状のパーツにポールを通す『スリープ式』に比べ、フックで幕体を吊り下げる『吊り下げ式』のほうがスムーズに設営できるでしょう。

以上を考慮すると『ダブルウォール×自立式×吊り下げ式』が使いやすいテントといえますね。

積載可能であれば前室はあったほうが便利

『前室』とは、インナーとアウターの間にできるスペースを指します。テント内に荷物や靴を置くと空間が窮屈になりますが、前室があるとテント内をより広く使うことができるのです。

『前室が広めの設計』とうたわれているテントであれば、ちょっとしたタープ代わりにもなるでしょう。調理スペースとして使ったり、バイクを置いたりすることも可能です。

前室が広くなるほど重量も重くなるので、バイクの積載能力を考えながら選びましょう。

目的に合わせてテントの人数を検討しよう

最適なテントの大きさは、人数や使う人の体型などに合わせるのが基本です。

通常のキャンプであれば『人数+1人分』の大きさが快適だと言われています。しかし、ツーリングの場合は、バイクの積載能力が限られています。

寝るだけと割り切るなら、人数ぴったりのコンパクトなタイプか、1人用のソロテントで十分でしょう。

ソロツーリング向け1人用テント

ソロツーリングには、軽量で組み立てが容易な1人用テントが欠かせません。急な雨や強い日差し、夏場の蒸れなど、過酷な自然環境に耐えられる基本性能があるかもチェックしましょう。

BUNDOK ソロ ドーム 1 BDK-08

ツーリングキャンプに必要な基本性能をしっかり備えながら、1万円以内という手頃な価格帯なのがポイントです。収納時サイズは38×15×15cm、重量は1.88kgと軽量なので、キャンプがより気軽になるでしょう。

フライシートの耐水圧は他社のキャンプシートに比べてやや高い3000mmで、急な雨でも慌てる必要はありません。

インナーは通気性抜群のオールメッシュタイプです。外側のシートにはUV加工もほどこされているので、夏のキャンプにも最適でしょう。

  • 商品名:BUNDOK ソロ ドーム 1 BDK-08
  • 価格:7648円(税込)
  • Amazon:商品ページ

アライテント トレックライズ0 究極の1人用

『アライテント』はテントやシェルターなどを扱う国内のアウトドアブランドで、ほとんどの縫製品は日本国内で企画、製造されています。

クオリティの高さはもちろん、デザイン性・機能性に優れているので、多くのキャンパーや登山者に人気です。

『トレックライズ0 究極の1人用』は、自分のプライベート空間がしっかり確保できるコンパクトなサイズで、重量はわずか1.25㎏しかありません。

大きなベンチレーターとメッシュのおかげで夏場でも熱気がこもりにくく、快適に過ごせるでしょう。テント全体を覆うことができるフルフライシートも付いています。

  • 商品名:アライテント トレックライズ0 究極の1人用
  • 価格:4万1580円(税込)
  • amazon:商品ページ

マスツーリングでも使える2人用テント

複数でのマスツーリングでは、2~3人用のテントがあると仲間と楽しい夜が過ごせます。重量はソロテントよりも少し重くなりますが、荷物は仲間と手分けして運びましょう。

コールマン テント ツーリングドームST

『コールマン』はアメリカの総合アウトドアブランドで、日本にも愛用者が多いことで知られます。テントはソロからファミリーまで使える幅広いアイテムがあり、老舗ならではのクオリティの高さが特徴でしょう。

『ツーリングドームST』は前室付きで、1人でも設置しやすいポールポケット式です。2人でも問題なく入れるサイズながら、収納時は23×54cmとコンパクトにたためるので、ツーリングに最適でしょう。

ベンチレーション・メッシュドアのおかげで、夏場でも快適です。

  • 商品名:コールマン テント ツーリングドームST
  • 価格:1万3269円(税込)
  • amazon:商品ページ

DOD ライダーズワンタッチテント

『DOD』は、アウトドアを楽しむ大人に向けた人気のキャンプ用品ブランドで、ライダーズに特化したコンパクトで軽量なライダーズシリーズがあります。

こちらのモデルは収納時は幅56cm×直径19cmの円筒形(重量3.2kg)になるので、バイクへの積載が容易にできるでしょう。インナーテントは吊り下げ式で、ワンタッチで簡単に組み立てられます。

特筆すべきは耐水圧の高さです。アウターテントが3000mm、フロアが5000mmなので、雨の日でも安心でしょう。

夜間に光る反射プリントを付けるなど、細部にも工夫がされています。

  • 商品名:DOD ライダーズワンタッチテント
  • 価格:1万6920円 (税込)
  • Amazon:商品ページ

ogawa テント ドーム型 ステイシーST-2

広々とした居住空間が確保できるドーム型テントで、大人2人、子ども1人なら余裕で寝泊まりできるサイズです。インナーテントはフックでの吊り下げ式で、スピーディーな設置ができるでしょう。

付属品を除く総重量は約3.9kg、収納時は52×19×19cmに折りたためます。2~3人用テントとしては軽量で、ツーリングの邪魔にならない大きさでしょう。

居住空間をさらに広げたい場合は、別売りのタープを接続するのがおすすめです。

『ogawa』は1914年から続く老舗のキャンプ用品ブランドで、クオリティの高さや機能性に定評があります。長く愛用できるテントが見つかるでしょう。

  • 商品名:ogawa テント ドーム型 ステイシーST-2
  • 価格:4万5360円(税込)
  • amazon:商品ページ

テントを持ってツーリングに出かけよう

テントがあれば、その日の宿泊場所に悩む必要がなくなり、より自由度の高い旅が楽しめます。

ツーリング用のテントは、快適さを追求しすぎれば重量が重くなり、収納性や軽量化を重視しすぎれば居住性が失われる恐れがあります。両方のバランスを考えながら、長く愛用できるものを選びましょう。

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