ワイン初心者向けのワイン知識。ワインの種類や選び方など

2019.03.17

もともとお酒が好きで、ここ最近はワインを飲む機会も増えたという人へ。ワインについてひと通りの知識を付けてみることで、また違った味わいが楽しめますよ。今記事では初心者向けのワインの基礎知識やおすすめのワインを紹介していきたいと思います。

ワインの種類の違い

黒ブドウを使った赤ワイン

赤ワインとは、黒ブドウの皮と種をまるごと漬け込んで作ったワインの事を指します。以下のように、フルボディ・ライトボディ・ミディアムボディの3種類に分けられるのが特徴です。

  • フルボディ…コクと重みのある味わいが特徴
  • ライトボディ…軽めのフレッシュな口当たりが特徴
  • ミディアムボディ…ほどよいバランスのコクと重厚さが特徴

発酵過程で皮の色素が溶け出すことで、鮮やかなワインレッドの液色に。なおこの製造工程により、ポリフェノールの含有量もワインでは一番多いと言われています。

白ブドウを使った白ワイン

白ワインは、白ブドウの皮や種を取り除いて作られたワインの事で、発酵前に果汁を絞り取って、皮や種を取り除いてから果汁だけを発酵して作られています。

果汁だけを発酵させるので、液色が透明または黄色・黄緑・黄金色になるのが特徴です。ポリフェノールやタンニンは少なめで、なめらかな口当たりに仕上がります。

白ワインの味は甘口・辛口の2種類に分けられ、甘口はそのまま甘味が強い傾向で、辛口はキリリとしたドライな飲み口がポイントです。

発泡性があるスパークリングワイン

スパークリングワインとは、炭酸が含まれて、シュワシュワした口当たりが目立つワインの事ですね。二酸化炭素が多く溶け込んでいて瓶の内部にも圧力がかかっていることから、瓶やコルクが頑丈に作られているという特性があります。

スパークリングワインの醸造方法は、大きく分けると以下のように分かれています。

  • シャンパンタイプ…スパークリングワインの中では定番のタイプで、炭酸ガスを含んだワインを発酵が終わりきらないうちに瓶づめする製法になります。
  • シャルマタイプ…二次発酵を瓶ではなく、密閉されたタンクの中で行う製法で、ガス圧はどちらかといえば低めなのが特徴です。
  • 二酸化炭素炊き込みタイプ…スティルワイン(普通のワイン)に二酸化炭素を吹き込み作られるタイプで、泡の質感はざっくりとしつつもスッキリとした味わいのスパークリングワインに仕上がるのが特徴です。

ワインは産地によって製法が変わる

伝統的な製法で作られる旧世界のワイン

ヨーロッパのワインの歴史は紀元前にまで遡るほど長いと言われていることから名付けられた「旧世界ワイン」。主にフランス・イタリアなど、産地がヨーロッパのワインのことを意味する言葉です。

新世界ワインに比べるとブレンドワインが多いのが特徴で、複数の品種のブドウをブレンドする「アッサンブラージュ」という技法で作られたワインが有名ですね。

また、旧世界ワインの代名詞ともいえるものに「フランスワイン」があります。紀元前600年頃からギリシャ人によって作られ、2〜3世紀頃にはボルドーやブルゴーニュの2大名産地はもちろん、ヨーロッパ各地にてワイン造りが行われるようになりました。

もう一つ、フランスワインと双璧をなす旧世界ワインに「イタリアワイン」があります。イタリアでは、紀元前800年頃からブドウ栽培に精を出していたエトルリア人によってワイン造りが行われていました。

フランスワインよりも歴史が長いことで知られ、16世紀まではワインの生産量において世界トップクラスを誇ります。他にもスペイン、ドイツ、ポルトガル、オーストリア、ハンガリーなども、旧世界ワインの産地であるとされています。

革新的な製法で作られる新世界のワイン

「新世界ワイン」とは、ワイン生産歴が比較的新しい生産国で作られるワインのことを指します。主にアメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、アルゼンチン、南アフリカ、日本などが挙げられますね。

旧世界のワインも比べるとお値段がお手頃で、かつジューシーで香り豊かな味わいのワインや、アルコール度数がやや高いワインが多いのも特徴です。

ちなみに日本では、明治時代の始め頃(約140年前)から本格的にワインの生産が始まりました。国産ブドウを原料とした果実酒「日本ワイン」が有名で、主に山梨・長野・北海道の順にワイナリーの数が多く、その後ろに山形・新潟などの名産地が続きます。

ワインを選ぶときは料理に合わせて選ぶ

その①料理の色で合わせる

ワインの色が、料理の外観全体の色とマッチするような、統一感のある合わせ方をするパターンです。たとえばお肉なら赤ワイン、お魚なら白ワインが有名ですね。

また同じクリーム煮でも、普通のクリーム煮なら白ワイン、トマトクリーム煮なら赤ワインといった感じに分けられます。

一般的にはワインの色と料理の色を合わせると、味もマッチしやすいとされています。単なる目安にはなりますが、初心者の人はまず料理の色と近い色のワインを選んでみるところから始めてみてください。

その②料理の味で合わせる

一緒に食べる料理の「味」に合わせてワインを選ぶのは基本中の基本ですね。たとえばこってり系の料理にはコクのある重めのワインが合わせやすく、さっぱり系の料理にはスッキリとした軽めの口当たりのワインがよく合います。

ちょっと大人のテクニックとしては、このような選び方もオススメです。

  • 香草を使った料理に、ハーブの香りのワインを
  • バターを多く使う料理に、木樽の香りのラグジュアリー感あるワインを
  • 複数の料理にオールマイティに合わせたいならスパークリングワインを

ワインを美味しくする飲み方

ワインの種類によって適温を合わせる

ワインは種類によって適温が異なってきます。たとえば炭酸が入っているスパークリングワインなら、ぬるいものよりもしっかり冷やしたものを飲みたいと思いますよね。それぞれのワインタイプのベストな温度はこのように定義されています。

  • スパークリングワイン…適温6~8度。温度を気持ち低めにすることで、爽やかな酸味とスッキリ感が強まります。
  • 白ワイン…甘口の適温は6~8度。甘口の場合は気持ち温度を下げることでバランスの良い味わいになります。辛口の白ワインは適温10度前後です。
  • 赤ワイン…ライトボディの適温は12~14度。白ワインよりは少し高めの温度が推奨されています。フルボディの赤ワインは適温16~20度が目安です。

ワインの味や香りを変化させるスワリング

テレビなどでワイングラスをくるくると回す動作をよく見かけますが、あれはきちんとした意味のある行為になります。

あの動作は「スワリング」というもので、主にワインの味わいや香りに変化をつける為のアクションなのです。ワイングラスをくるくると回し、ワインを空気に触れさせることで酸化させることで、風味や味わいを変えるというテクニックですね。

スワリングのやり方としては、ワイングラスを手に持った状態、もしくはテーブルに置いている状態で、反時計回りにくるくる回すのが基本とされています。

反時計回りに回していれば、もし中身が飛び散ってしまった場合でも自分の方にかかるようになります。相手にうっかりワインをかけてしまわない為に必須ともいえるマナーですね。

ワイングラスの正しい持ち方

まず、ワイングラスにはそれぞれの部位に名前が付いています。

  • リム…グラスの縁の部分
  • ボウル(またはカップ)…ワインが注がれる部分
  • ステム…ワイングラスを持つ部分
  • フットプレート…ワイングラスを支える底の部分

次にワイングラスの正しい持ち方ですが、日本においては「ステム」の部分を持つのが正解。ボウル部分を持つとワインの温度が変わってしまうので、それを防ぐ為だとされています。

ところが、国際的なマナーとしてのワイングラスの持ち方は「ボウル部分を持つ」が正解のようです。海外のワイングラスは日本のものと違い、ボウル部分が少し小さめに作られているので、ワインがこぼれないように配慮する為の持ち方であるとの事。

おすすめのワイン3選

デ ボルトリディービー

まるで花の蜜を感じさせるフルーティな甘みが魅力的な、食前酒としてもよく使われているワインです。

どちらかといえば甘口といった感じで、決して甘すぎる訳ではないので肉だけでなく魚料理とも合わせやすいのが特徴。クリーム系のお料理とは、特にベスト相性と言えるかも。

口当たりも軽く、安値で手に入るので比較的初心者向けとも言えるワインではないでしょうか。

テリトリオ

アルゼンチン産の赤ワインで、チョコレートやキャラメルのような風味が特徴的なミディアムボディです。とはいえ甘味は比較的抑えてあり、どちらかといえばカシス系の果実と黒胡椒系のスパイシーさがブレンドされているイメージ。

肉料理などのこってりしたお料理、とにかく濃い味のお料理によく合います。テーブルワインとしても使いやすい側面も。

マンズ 甲州 酵母の泡

伊勢志摩サミットで提供されたことでその味には自信アリ!な、スパークリングタイプの日本ワインです。ラベルの「甲州」の文字がオシャレですね。

山梨県の「甲州」という白ブドウが原料で、ほんのり甘めに作られてあり女性や初心者でもぐいぐい飲めてしまう口当たりの良さが特徴です。コスパも良いので宅飲み用としてはもちろん、お土産として持っていっても喜ばれます。

目指せ脱ワイン初心者

ワインの基本的な知識について紹介しました。ワイン初心者でもこれだけの知識があれば、自分に合ったワインを選ぶことができます。ワインは奥の深い世界。ぜひ色々なワインと出会って、ワインの世界を深めていってください。

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