バーベキューは、自然の中で家族や仲間たちと楽しく時間を過ごすことができるため年齢を問わず人気です。バーベキューをより快適に楽しむためにきちんと選びたいのがデーブルです。シチュエーションに合ったテーブルの選び方を紹介します。
バーベキューテーブルにはどんなものがある?
バーベキューテーブルは、バーベキューに欠かせないアイテムの一つです。バーベキューの食材の下準備や食事など、みんなでテーブルを囲んで楽しく過ごすためにもテーブル選びは重要なポイントです。
バーベキューテーブルには、いろいろな形や大きさのものがさまざまなメーカーから販売されています。まずは、バーベキューテーブルの種類を知ることからはじめましょう。ここでは、主なバーベキューテーブルの種類4つを紹介します。
いろいろな種類のバーベキューテーブルを知ることが、バーベキューをより楽しく快適に過ごすことにつながります。
グリルとの一体型
食材を調理するグリルとテーブルが一緒になった『グリル一体型テーブル』は、みんなで料理を楽しみたい人に最適です。
普通のバーベキューテーブルでは、調理の下準備を行いますが、焼きはグリル台に移動する場合が多いでしょう。
しかし、グリル一体型のバーベキューテーブルは、テーブルの1カ所にグリルを設置できるように作られているため、調理をする人も食事を楽しむ人も一緒に楽しい時間を過ごせるので便利です。
また、グリル一体型のテーブルは、グリル部分のカバーがほとんどの商品に付属しています。グリルを使用しないときには、このカバーをすることで、通常のバーベキューテーブルと同様に使えるため、用途に合わせた使い方も可能です。
囲炉裏型テーブル
『囲炉裏型テーブル』は、グリル一体型のバーベキューテーブルに比べると高さが低く、よりアウトドア向けに作られています。ほかのタイプのバーベキューテーブルに比べて高さが低いので、設置場所に困ることもあまりありません。
また、焚火台と併用することで、焚火台をグリル代わりにしてバーベキューを楽しんだり暖を取ったりなど、いろいろな用途に使用できます。
たとえば、囲炉裏型テーブルは、バーベキューグリルなどの火元をぐるりと取り囲むように設計されているため、火元ガードとしても役立ちます。また、ロースタイルでくつろげば、炎が目線の高さにくるため、よりリラックスして過ごせると人気のタイプです。
独立型テーブル
『独立型テーブル』は、最も一般的なバーベキューテーブルです。一体型や囲炉裏型のテーブルに比べると、テーブルとして使用できる面積が広いため、たくさんの人たちとのんびり食事が楽しめます。
また、販売されている商品数も多く、リーズナブルなバーベキューテーブルを探している人におすすめです。
ソロ用のテーブル
『ソロ用テーブル』は、その名のとおり1人でバーベキューを楽しむ人用のテーブルです。
1人でゆっくりと自然に囲まれて過ごしたい人も多くいます。しかし、1人で行うバーベキューは、荷物が多いと何かと不便です。
しかし、ソロ用テーブルなら、ほかの種類のテーブルに比べて小さいため、持ち運びも手軽に行えます。
選び方のポイント
さまざまなバーベキューテーブルの種類・商品の中から自分に最適なバーベキューテーブルを選ぶためには、何を基準にすればよいのでしょうか?
主な選び方は下記の3点です。
- 持ち運び方法
- テーブルの高さ
- テーブルの素材
ここでは、初心者が失敗なく購入するために知っておきたい『バーベキューテーブルの選び方』をそれぞれのポイントごとに紹介します。
持ち運び方法で選ぶ
バーベキューテーブルを持ち運び方法で選ぶ場合には、『折りたたみ式』または『ロールトップ式』の2種類の収納方法から選びます。
折りたたみ式は、畳んだときに四角形になるのが特徴です。フォールディングタイプとも呼ばれます。
天板を半分に折りたたみ、中側に脚などのテーブルパーツを収納でき、セッティングと撤収が簡単に行えるため、初心者に向いています。
このタイプは、大きいサイズのテーブルに多く見られ、天板に厚みがあるため、頑丈で安定感もあります。折り畳むとスリムに収納可能です。『車』でアウトドアを楽しみに行く人に向いているでしょう。
ロールトップ式は折りたたみ方式より縦長でコンパクトに収納できます。特に、『バイク』でアウトドアを楽しむ人には、『持ち運びしやすい』と人気です。
ロールトップ式のテーブルは、細長い板をつなぎ合わせたスノコ状の天板で作られているモデルが多く見られます。組み立てる際には、脚を固定してから天板をのせるので、セッティング・撤収の手軽さと安全性に劣ります。
テーブルの高さから選ぶ
テーブルの高さから選ぶときには、天板の高さに着目しましょう。天板の高さは大きく分けて『ハイ』『ロー』の2種類に分類されます。
一般的なダイニングテーブルと同じく、高さ70cm前後のハイスタイルは、イスに座って食事をするシーンに最適なテーブルです。
適度な高さがあるため、楽な姿勢で食事を楽しめます。また、調理など作業も建ったまま行えるので便利です。立ったり座ったりの動きに無駄がありません。
ロースタイルは、テーブルの高さが低く天板が低い位置にあるため、小さな子ども連れにおすすめです。また、高さが低いのでタープやテント内などの限られた空間で使用しても、広々と快適に過ごせます。
立ったままの調理などの作業用としては不向きですが、焚火を囲むときや足を伸ばしてくつろぐシーンで活躍します。
ハイスタイルはダイニングテーブルとして、ロースタイルは、リビングテーブとしてと使うシーンによって使い分けるとよいでしょう。
また、イスがある人は、イスの高さに合わせたテーブルを選ぶのも一つの方法です。
テーブルの素材から選ぶ
テーブルは、軽量の『アルミ製』をはじめ、おしゃれな雰囲気の『木製』、丈夫で長持ちする『ステンレス製』など幅広い素材でつくられたものが展開されています。
テーブルの素材から選ぶ場合には、素材の持つ特徴から自分のスタイルに合わせたものを選びます。
たとえば、バイクや公共機関などを使ってバーベキューに訪れる人は、軽量のアルミ製のものがよいでしょう。
また、車などで訪れる人は、軽さにこだわる必要はありません。おしゃれな見た目の木製テーブルや、ダッチオーブンなどを直接おいてもOKなステンレス製テーブルなど自分の好みの素材から選ぶとよいでしょう。
各種類のおすすめテーブルを紹介
バーベキューテーブルは、国内外のさまざまなメーカーからたくさんの種類が展開されています。自分のバーベキュースタイルに合わせた種類は理解できても、種類ごとの商品数も豊富なため、悩んでしまう人も多いのではないでしょうか?
ここでは、『一体型』『囲炉裏型』『独立型』『ソロ用』のそれぞれで、おすすめのテーブルをひと商品ずつ紹介します。
一体型 コールマン スリム四折BBQテーブル
一体型の中でも人気が高い商品が、『コールマン スリム四折BBQテーブル』です。この商品の最大の特徴は、折りたたむと厚さが半分になりコンパクトに収納できる点です。
また、BBQグリルを使用しないときにはカバーをして通常のテーブルとしても使用できます。天板には、汚れが落ちやすいメラミン加工合板を使用しているのでお手入れも簡単です。
- 商品名:コールマン テーブル スリム四折BBQテーブル 170-7638
- 価格:1万4115円(税込)
- Amazon:商品ページ
囲炉裏型 コールマン ファイアープレーステーブル
囲炉裏型では、『コールマン ファイアープレーステーブル』がおすすめです。この商品は、サビに強いオールステンレス製なので長く愛用できます。
また、約6kgと軽いため誰でも簡単に設置・撤収が行える点も人気の理由の一つです。収納時は、約100×17×11cmとコンパクトになるため、荷物が多くなりがちなバーベキューでも安心して持って行けます。
- 商品名:コールマン 焚火台テーブル ファイアープレーステーブル 2000010397
- 価格:1万1594円(税込)
- Amazon:商品ページ
独立型 スノーピーク ワンアクションローテーブル竹
『スノーピーク ワンアクションローテーブル竹』は、独立型の使い勝手がよいバーベキューテーブルです。
このテーブルは、折りたたまれた2枚の天板を開くと、内側から脚部が自然と現れる仕組みなので、簡単に素早く設置ができます。
天板には、美しく仕上げた竹集成材を使用しており、自然の中で使用してもなじむデザインです。
- 商品名:スノーピーク ワンアクションローテーブル竹 LV100T
- 価格:2万5704円(税込)
- Amazon:商品ページ
ソロ用 ユニフレーム 焚き火テーブル 682104
ソロ用のバーベキューテーブルならば熱にも傷・汚れにも強い『ユニフレーム 焚き火テーブル 682104』が最適です。
熱に強いため、足を畳んだ状態でテーブルに置けば、鍋敷きとしても使えます。また、ダッチオーブンをテーブルの上に直接おいても、傷がつきにくく汚れも気になりません。もちろん分離型バーナーの使用もできます。
- 商品名:ユニフレーム 焚き火テーブル 682104
- 価格:7500円(税込)
- Amazon:商品ページ
イスもセットのテーブル
バーベキューテーブルを購入する際には、テーブルの高さと椅子の高さはとても重要です。それぞれの高さに合わせたものを探すのは面倒と感じる人は、テーブルの高さに合ったイスがセットになっているテーブルを選んでみましょう。
テーブルだけでなくイスの購入も検討している人には、とても便利な選び方の一つです。
ここでは、イスもセットのテーブルの特徴とおすすめの商品2選を紹介します。
メリットとデメリット
イスがセットになったテーブルのメリットは、なんといっても『収納時のコンパクトさ』でしょう。
通常、イスがセットになったテーブルは、テーブルの天板の裏側部分にイスが収納できるようにデザインされています。そのため、持ち運びも荷物がかさばることがありません。
デメリットとしては、イスの座り心地が単品で購入したイスに比べると劣るという点です。あくまでも、コンパクト・スリムに収納できるように作られているため、イスの座り心地にこだわる人にはあまり向いていません。
コールマン ナチュラルモザイク ファミリーリビングセット
『コールマン ナチュラルモザイク ファミリーリビングセット』は、6人用のテーブルにベンチ・スツールのセットです。ベンチとスツールは、テーブル内にすっきりと収納できるため、コンパクトに持ち運びできます。
また、スツールは濡れてもOKな合成樹脂座面を採用しているため、天候が変わりやすいアウトドアでも気軽に使用可能です。
- 商品名:コールマン テーブル ナチュラルモザイクファミリーリビングセットプラス
- 価格:1万8312円(税込)
- Amazon:商品ページ
ロゴス BBQベンチテーブルセット
『ロゴスBBQベンチテーブルセット』は、ハイ・ローの2段階の高さを選べるテーブルとベンチ・スツールがセットになった6人用テーブルセットです。
天板表面には、ロゴス耐熱・耐汚に優れた『アルクリーン特殊加工』が施されており、お手入れに手間がかかりません。
テーブルにはベンチ・スツールともに収納でき、収納スペースも省けます。また、テーブル高さをローに設定すれば、ベンチをサブテーブルとしても使用でき、卓上グリルを置いてのBBQにも最適です。
- 商品名:ロゴス テーブルセット ベンチテーブルセット6-AF
- 価格:2万1600円(税込)
- Amazon:商品ページ
DIYでマイテーブルを作ろう
自分だけのオリジナルバーベキューテーブルを作ってみませんか?『DIY』というと、面倒なイメージを持たれる人もいるかもしれません。
しかし、DIYならば既製品では味わえないオリジナル感を味わえるため、より一層愛着が湧きます。また、既製品を購入するよりも費用をおさえられるケースもあるので、ぜひ作ってみましょう。
ここでは、DIYでのマイテーブルの作り方を紹介します。
理想のデザインを考えよう
まず、DIYでマイテーブルをつくる前に、自分の理想のデザインをイメージしてみましょう。次に、それをもとに設計図を書いていきます。
DIYでは、設計図をもとに材料を購入・カット・組み立てしていくため、正確な設計図を書くことが重要です。
費用はどのくらいかかる?
DIYは、既製品を購入するよりも費用がおさえられますが、注意しないと高くついてしまうこともあります。
まずは、ホームセンターなどを訪れて、使用する塗料や木材の相場を調べておきましょう。
使用する素材にこだわりが無ければ、ソロ用テーブル程度の大きさならば3000円ほどで作れます。
テーブルは代用品でも大丈夫?
バーベキューで使うテーブルを購入したり作ったりして準備せずに、手持ちのものを代用品として使うことは可能なのでしょうか?
バーベキューには、バーベキューテーブルがあった方が便利ですが、ない場合には代用品を使ってバーベキューを気楽に楽しみましょう。
ここでは、バーベキューテーブルの代用品として使える便利なグッズを紹介します。
クーラーボックスやダンボールを使う
テーブル代わりに『クーラーボックス』や『ダンボール』を使いましょう。
これらのアイテムなら、バーベキュー用の食材や道具を入れて持って行き、中身をすべて取り出したらそのままテーブルとして使用できます。
しかし、あまりサイズが限られてしまうため、大人数でのバーベキューには向いていません。
代用品を使う際の注意点
代用品を使う際には、下記の点に注意しましょう。
- 必ず空になったクーラーボックスやダンボールを使用する
- 表面が平面ではないため、飲み物などを置く際には注意する
中身が入った状態でテーブルに使用してしまうと、中身を取り出したいときに置いてある食べ物などをすべて移動させなくてはならず不便です。
また、表面が平面でない部分には、こぼれにくいものを置くなどの工夫が必要です。
おしゃれに見せるテーブルコーディネート
美しい自然のなかでバーベキューを楽しむならば、テーブルコーディネートにもこだわってみませんか?
テーブルコーディネートをするだけで、いつものバーベキューがより華やかに美味しく見えます。
ここでは、おしゃれに見せるテーブルコーディネートを紹介します。
テーブルクロスを使う
テーブルにテーブルクロスを敷いてみましょう。テーブルクロスを敷くだけで、味気ないテーブルがパーティー仕様に変身します。
また、テーブルクロスには手軽に使えて、便利な使い捨てのペーパータイプのものがおすすめです。ペーパータイプのテーブルクロスが見つからない人は、大きめの模造紙にイラストしても素敵に見えます。
空き瓶を使っておしゃれに
空き瓶を使って、バーベキュー場所で見つけた野草などを飾ってもおしゃれです。空き瓶を持って行くのが面倒な人は、使い終わったドリンクや調味料の空き瓶を利用してもよいでしょう。
そのままお皿にできるスキレット
アウトドアでの調理に欠かせないスキレットは、調理を終えたらそのままテーブルに出せるため、バーベキューでも大活躍です。
スキレットは、見た目がお洒落なだけでなく、保温効果も大変優れているため、アツアツの料理は長く楽しめるのも特徴です。
バーベキューのスタイルに合ったテーブルを
バーベキューには、自分のスタイルに合ったテーブルを選びましょう。また、コーディネートなどにもこだわって演出をすることで、バーベキュータイムをより楽しい時間に変えられます。
お気に入りのバーベキューテーブルを持って、バーベキューをより楽しい時間に変化させましょう。