【2019ラグビーW杯】ラグビーの人数は何人?観戦前に知っておきたい基本ルール

2019.03.15

ラグビーの人数構成には、実はいろいろなパターンがあります。それぞれの種類ごとにルールにも微妙な違いがあり、人気も異なります。日本で一般的に知られている15人制のラグビーを含め、それぞれの違いについて紹介していきます。

ラグビーとは

2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップに伴い、国内での認知度が高まりつつあるラグビーですが、ラグビーとはどのようなスポーツなのでしょうか?

ラグビーは、イギリスで発祥したスポーツです。かつては、ラグビーとサッカーの区別がついていない状態であったため、両方合わせてフットボールと呼ばれていました。

イギリスにある『ラグビー校』という学校で行われた試合で、選手がボールを抱えて相手ゴールを目指したのが、現在のサッカーと分けられた理由だといわれています。

人数別のラグビーの種類

ラグビーには、大きく分けて四つの種類があります。

  1. ラグビーユニオン(15人制ラグビー)
  2. ラグビーリーグ(13人制ラグビー)
  3. セブンズ(7人制ラグビー)
  4. ジュニアラグビー(12人制ラグビー)

『ジュニアラグビー』は、中学生を対象にしたラグビーです。このように人数によってさまざまな種類があり、それぞれで微妙にルールが異なります。

15人制ラグビー

『ユニオン』と略されて呼ばれることが多い15人制のラグビーは、どのような特徴があるのでしょうか?

フィールド上の人数が一番多い種類なので、それなりの楽しみ方や観戦の仕方があります。

まずは、15人制のラグビーについて、その特徴やポジションについてまとめていきましょう。

ワールドカップなどで行われるラグビー

ユニオンは、ワールドカップが行われている種類であるため、全種類の中でも世界的にメジャーなラグビーだといえます。日本でもラグビーと言って一般的に思い描かれるのは、この15人制のラグビーユニオンです。

試合時間は、前後半合わせて合計80分の40分ハーフで行われ、ハーフタイムが10分設けられています。それぞれのハーフに5分以内のロスタイムが加算されるため、実質80分以上プレーすることになります。

FW8人BK7人

ユニオンにおけるポジションは、大きく分けて二つに分類できます。前衛で相手チームと激しくぶつかり合う『フォワード(FW)』が8人、後衛でボールをつなぐ『バックス(BK)』が7人です。

それぞれの中でも細かくポジションが分かれており、フォワードは以下のように分けられます。

  • プロップ:2人
  • フッカー:1人
  • ロック:2人
  • フランカー:2人
  • ナンバーエイト:1人

バックスの7人においても、以下のように分けられています。

  • スクラムハーフ:1人
  • スタンドオフ:1人
  • センター:2人
  • ウィング:2人
  • フルバック:1人

それぞれのポジションごとに背番号も決められており、フォワードは1〜8番を付け、バックスは9〜15番を各ポジションで背負います。

交替は8人まで

ユニオンでは、フィールド場に出る15人に加え、交代選手として8人まで登録できます。

よって、1チームが1試合で登録できる選手の合計は23人です。さらに、選手の交代人数も制限がないため、23人全員が試合でプレーすることも可能です。

ただ、ラグビーではフィールド場でプレーしていた選手は、一度交代すると、もう一度フィールドに戻ってプレーすることはできません。そのため、選手の交代は重要な要素だといえます。

しかし、例外もあります。例えば、選手が流血してしまったとき、交代できる選手を使い切ってしまっている場合などは、一度ベンチに下がった選手を止血までの間試合に出すことができます。

13人制ラグビー

『リーグ』と略して呼ばれることも多いのが、1チーム13人で試合を行う13人制ラグビーです。13人制ラグビーの特徴は、スピーディーな試合展開とボールがよく回るという点です。

ユニオンに比べると人数が少ないため、より多くのパスを活用して攻める必要があるため、観戦している側も楽しみやすいでしょう。

海外では人気のラグビー

海外、特にラグビー大国であるオーストラリアでは、ワールドカップも開催されるユニオンよりも、リーグラグビーの方が人気が高いといわれています。

オーストラリアだけでなくヨーロッパでもその人気は高く、13人制の試合が行われる『スーパーリーグ』は、連日テレビで放送されるほどの人気を誇っています。

15人制とのルールの違い

15人制と13人制には、ルールの違いがあります。一つ目に挙げられるのが『得点の違い』です。

15人制では、一回のトライで5点が加算されるのに対し、13人制では、4点が加算されます。

また、攻撃側の選手に対して守備側のタックルが成立した場合、13人制ではその段階でプレーを止めます。

そのため、タックル後に両チームの選手がボールを奪い合うというプレーがなくなり、15人制に比べるとスムーズに試合が展開する傾向にあります。

7人制ラグビー

7人制のラグビーは、15人制と同じ大きさのフィールドで試合を行います。そのため、必然的に一人の選手の運動量が多くなります。

パスやランによるプレーが増えることでスピーディーに試合が展開するのが魅力の一つだといえるでしょう。

また、15人制では人数が多いため、スクラムやモールなどの密集したプレーが見にくい場合もあります。

この点でセブンズは人数が少ないため、密集しているプレーも見やすいという特徴が挙げられます。

オリンピックに採用されているラグビー

セブンズが人気を集める理由は、オリンピックの種目に認定されているという点にもあります。

セブンズは、2016年のリオデジャネイロオリンピックから正式競技として登録されました。

試合時間は7分ハーフの計14分以内で行われますが、決勝戦などでは10分ハーフの20分以内で行われることがあります。

15人制とのルールの違い

15人制ラグビーとの違いは、プレーヤーの人数だけではありません。1チームあたりの交代人数が決められており、その人数は5名までです。

また、スクラムは1列になった3人ずつのプレーヤーで組まれるため、15人制に比べるとかなり少なく、密集していてもボールの場所がわかりやすいのが特徴です。

FW3人BK4人

7人のうち、フォワードの選手は3人、バックスは4人に分けられます。

フォワードは、プロップが2人、フッカーが1人の計3人で、バックスは、スクラムハーフ・スタンドオフ・センター・ウィング、各1人ずつの計4人です。

選手の数が少ないため、それぞれが担う役割が多くなります。そのため、体の強さだけでなく、ランやパス、キックやハンドリングなど、テクニカルなスキルを併せ持つ必要があるとされています。

12人制ラグビー

12人制のラグビーでは、ポジションが大きく分けて三つに分類されます。それが『フォワード』『ハーフバック』『バックス』です。フォワードは5人、ハーフバックは2人、バックスは5人です。

12人制のラグビーについて、どのような違いがあるのか見ていきましょう。

中学生が行うジュニアラグビー

12人制ラグビーは、まだ体ができあがっていない中学生が行うために作られたラグビーです。

リザーブの選手は10人まで登録ができるため、試合に出る選手とあわせて22人で1チームになります。10人全員に交代が認められているため、22人全員が一試合でプレー可能です。

15人制とのルールの違い

15人制のルールと比較すると、いくつかの違いがあります。15人制では、スクラムを8人で組むのに対し、ジュニアラグビーでは5人で組みます。

また、交代に関するルールにも違いがあり、ジュニアラグビーでは前後半で少なくとも4人の選手を交代することが義務付けられています。

その他ラグビーの人数に関する豆知識

ラグビーには、知っておくと観戦するのがより楽しくなる人数に関する豆知識があります。入れ替わりの激しいラグビーですが、交代以外にも選手の人数が変わる場合があります。

また、審判の人数や、よく間違われるアメリカンフットボールとの違いなども併せて紹介していくのでチェックしてみましょう。

審判の数は?

ラグビーでは、試合をジャッジする審判が4人います。

主となってゲームをマネジメントし、判定を下すのが『レフリー』です。レフリーの補助の役割を担い、主にボールが外に出たときに判定を下すのが『タッチジャッジ』で、人数は2人います。

最後の1人が『アシスタントレフリー』で、選手の交代や入れ替えの管理を行う審判です。これら4人の審判によって、ラグビーの試合はまとめられています。

シンビンを受けると人数が変わる

悪質な反則や危険行為を行った選手に対し、10分間の一時退場が命じられるのが『シンビン』です。

1試合に2度シンビンを受けた選手は退場処分になり、以後の試合に出場できなくなります。セブンズでは、シンビンにより一時退出時間が2分に設定されています。

このような反則により、けがなどの一時退場ではなく、フィールド場の選手の人数が変わるケースもあります。

よく間違われるアメフトは11人

ラグビーとよく間違われるスポーツとして、アメリカンフットボールが挙げられます。

アメフトは、1回の試合に出る人数が11人なので、ユニオンやリーグに比べると人数が少ないです。

さらに、交代に関しても違いがあり、アメフトでは選手を何度も入れ替えることが可能です。そのため、1度ベンチに戻した選手をもう1度フィールドに戻すこともできるので、選手の出入りが激しいのも特徴の一つです。

さまざまな人数で行われるラグビー

日本でメジャーな15人制のほかにも、ラグビーにはさまざまな人数で行うものがあります。それぞれに魅力や特徴があり、国によって人気は異なります。

2019年に開催されるワールドカップでは15人制の試合が行われます。それぞれのルールやポジションの違いを覚えて、いろいろな種類のラグビーを観戦して楽しみましょう。

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