ボウリングのレーンコンディションを読み解く。オイルパターンを攻略

2019.03.15

年齢、性別問わず楽しめるボウリングは、今や定番の娯楽として日本にも根付いています。しかし、ボウリングに関して詳しいことは知らない人がほとんどではないでしょうか?レーンコンディションの読み方をまとめました。

レーンコンディション表の読み方

ボウリング場に行くと、張り紙などでレーンコンディション表が見られるようになっています。

レーンコンディションとは、ボウリングのレーンに塗られているオイルの状態を示す用語で、特に試合などの場面ではレーンコンディションを的確に読み取ることが、勝敗を左右しています。

まずはレーンコンディション表の基本的な読み方を解説します。

オイルの長さ

まず確認すべきことは、オイルの長さです。長さというのは、レーン全長に対してどのぐらいの範囲で塗られているのか、ということです。

オイルの長さというのは、ボールの曲がり初めに影響するので、好成績を残すためには、重要な手がかりといえるでしょう。

オイルの長さが33~37フィートほどならば『ショートオイル』、38~42フィートならば『ミディアムオイル』、43~47フィートならば『ロングオイル』と呼ばれ区別されています。

実際のレーンコンディション表には、一番上にある『Oil Pattern Distance』という項目に記されています。

オイルの総量

オイルがレーンにどのぐらい塗られているのかもまた、重要なことです。なぜならオイルの量が多いほどボールが滑りやすくなるからです。

1レーンに塗ってあるオイルの総量は約15ml~30mlです。そのため、30ml以上塗られていると『ヘビー』となり、15ml以下ですと『ドライ』と言われる状態になります。

総量の細かい目安は以下の通りです。

  • 約15ml~20ml:ミディアムドライ
  • 約20ml~25ml:ミディアム
  • 約25ml~30ml:ミディアムヘビー

実際のレーンコンディション表には、右上の『Volume Oil Total』という項目に書かれています。

オイルの厚み

次は、オイルの厚さについてお話しします。レーンコンディション表の右の方に、棒グラフのような青い部分があるのがおわかりいただけると思います。

オイルの厚みは、この青が濃い箇所ほど厚く塗られ、青が薄くなっていくにつれてオイルも薄くなっていくという風に表現されているのです。

さらに下を見ると赤と緑の棒グラフが記されていますが、このグラフはオイルパターンの断面図となっています。

実は、オイルを塗る機械は、ファールラインからピンに向かってオイルを塗った後、ファールラインに戻る際も塗りながら作動しています。

赤色の棒はファールラインからボウリングのピンに向かって塗られたオイルの厚さを示し、緑色の棒はファールラインに戻ってくるときに塗られたオイルの厚さを示しているのです。

ハイスコアを目指すためには、このグラフの濃淡をしっかりと分析することが重要になっています。

ボウリング場のオイルパターンを知る

ハイスコアを目指すためには、レーンコンディション表を駆使してレーンの状態を的確につかむことが重要です。オイルの塗り方の基本がわかったところで、ここからは、もう少し踏み込んだ解説に入ります。

基本的なパターンは3種類

オイルパターンは3種類ほどあります。それぞれの特徴をまとめました。

  • フラットレーン:端から端までまんべんなく塗られているパターン
  • ブロックレーン:中央と端のオイルの量がはっきりしており、端は極端に少ないパターン
  • クラウンレーン:中央から端に向かうにつれてだんだんオイルの量が減っていくパターン

最も難易度が高いのは、濃淡が少ないフラットレーンです。ガーターラインまでしっかりオイルが塗られているため、一つのミスが致命的になってしまうことがあります。

反対に、最も簡単なのはブロックレーンです。ガーターラインのオイルが少なく、ライン際で滑りが悪くなるのでガーターになりにくいのが特徴です。

クラウンレーンは全体のバランスが良く、好ゲームが期待できる理想のオイルパターンとなっています。

オイル量やオイルの長さにも違いがある

オイルパターンは無限に存在し、全く同じオイルパターンで塗られているという状況は少ないでしょう。

一般にオイルの量が多いと曲がりにくく、まっすぐ早く進みます。逆に少ないと曲がりやすく、ボールの動きも遅くなります。

オイルコンディションは変化する

オイルコンディションというのは、刻一刻と変化するものです。たとえ最初のうちはオイルが十分塗られていたとしても、使っていくうちにどんどん薄くなっていくのです。オイルが薄くなれば当然ボールの動きにも変化が生じます。

ボウリング用語では『枯れる』と呼ばれる状況なのですが、これが起こると、さっきまで曲がらなかった場所で曲がり出したり、速度が遅くなったりするようになります。

また、レーンの材質によってもオイルの染み込み方が違います。木は染み込みやすいですが枯れやすく、プラスチックは染み込みませんので枯れにくいのですが、オイルが移動するためボールの動きが変化するのです。

レーンを攻略するコツ

オイルコンディションの基本がわかったところで、実際にレーンを攻略するコツを解説します。

稼働具合や空調などを確認する

オイルの状況は、稼働具合や空調によっても変化しますので、ボウリング場に着いたらまず環境のチェックをしましょう。一般的にレーンが乾燥していると遅くなり、湿気があると速くなります。

また、埃が付くと埃がオイルを吸ってしまうため、動きに変化が出ますので注意しましょう。そしてレーンの稼働具合は、スタッフさんに聞くと教えてくれる場合もあるので、試しに聞いてみると良いでしょう。

実際に投げてボールの動きを確認する

レーンに着いたら、ボールを実際に投げてみましょう。オイルの上では、ボールはゆっくり回転し、オイルの外では早く回転するという特徴があるので、オイルコンディションを見るためにも、試し投げは大切です。

また、助走する場所(アプローチ)のコンディションチェックも行います。ここはスタッフによって特に念入りに磨かれていたりコンディショナーが塗られていたりするので、プレイする前に感触を知っておきましょう。

ラインをずらしながら確認する

ボールを投げる場合は、ラインをずらしながら投げるようにすると、レーンのだいたいの状態がわかります。

いろいろな場所から投げることで、スピードや回転が変わるので、攻め方の参考になるでしょう。

プロでも読むのが難しいレーンコンディション

レーンコンディションを読めるようになるには、かなりの知識が必要であり、プロでも難しいとされています。しかし、これが出来るようになれば、周囲に差が付けられるので、研究してみると良いでしょう。

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