人混みでの閲覧禁止。笑いが止まらない漫画の面白いセリフ

2019.03.14

漫画の中ではときどき、感動するものだけでなく、つい「クスッ」と吹き出してしまうような「名言」が飛び出して話題を集めてきました。さまざまな漫画の中で登場した面白いセリフを、作品の内容と一緒に紹介していきます。

吹き出し注意。漫画の面白いセリフ

まず見ていくのは、不意に見た瞬間に「ブフッ」と吹き出してしまうような、インパクト抜群の面白いセリフです。漫画の世界観とも合わさった、シュールな雰囲気に笑わされること間違いなしでしょう。

芋けんぴは恋を呼ぶ/大沢ゴン太

「芋けんぴ 髪に付いてたよ」

(出典:芋けんぴは恋を呼ぶ)

杉しっぽの短編集「無理矢理・ウエディング」。そこに収録されている読み切り作品のひとつが、「芋けんぴは恋を呼ぶ」です。

主人公は芋けんぴが大好きな女子高生・千崎和歌。行きつけのコンビニの芋けんぴが買い占められる事件(?)が続く中、イケメン男子・大沢ゴン太と買い占め犯を探すうちに恋が芽生えて……というストーリーが描かれる、異色ラブコメとなっています。

その中で登場したのが、ネット掲示板やSNSでも話題になった上記のセリフ。言葉だけ見るとシュールで笑えますが、「突然髪に触れられて、キスされるっ?と思ったら……」という、重要な胸キュンシーンです。

正統派ラブコメとしてもしっかり楽しめる傑作なので、ぜひ全編を読んでみてくださいね。

ジョジョの奇妙な冒険/ウィル・A・ツェペリ

「メメタア」

(出典:ジョジョの奇妙な冒険)

荒木飛呂彦による超名作アクション漫画「ジョジョの奇妙な冒険」。能力者たちによる戦いの歴史を独創的な絵柄で表現してきたこのシリーズですが、作中に登場する、妙に記憶に残る「擬音語」も見どころのひとつとなっています。

その中でも特に有名なのが、登場人物のウィル・A・ツェペリが「波紋エネルギーを利用して、生き物(カエル)を素通りしてその下の岩だけを破壊する」という技を披露した際の効果音「メメタァ」です。

なんとも言えないこの響きは大きな反響を呼び、漫画ファンの間では「オメメタァ(おめでとう)」など、日常会話に混ぜて使われることもあります。

突然殴られる可哀想なカエルの表情もシュールさを際立たせるこのシーンは、何も知らずに読むと思わず笑ってしまいます。

範馬刃牙/範馬勇次郎

「まるでボジョレ・ヌーボのキャッチフレーズだぜ」

(出典:範馬刃牙)

板垣恵介による格闘漫画の金字塔「刃牙」シリーズ。シリアスで迫力あるバトル作品として知られていますが、破天荒なキャラクターたちによる人間離れした戦いの数々で「ネタ漫画」としても愛されてきました。

その中で登場したこのセリフは、範馬勇次郎が、彼を毎年襲いに来る友人ゲリー・ストライダムに言い放った言葉です。毎年同じような口上を述べて襲ってくるストライダムへの勇次郎なりの皮肉ですが、作中最強キャラが突然放ったこのジョークは、多くの読者を吹き出させました。

ストライダムを茶化しきった勇次郎の表情や、容赦ない返しに落ち込むストライダムのリアクションも含めて、爆笑必至です。

流石にやりすぎ?漫画の面白いセリフ

コメディ漫画の中には、単に笑えるのを通り越して、「流石にちょっとやりすぎじゃ……?」と思わせるオーバーな表現で攻めてくるものもあります。

そんな「やりすぎ」な漫画の中から、名言として知られる面白いセリフをピックアップしていきましょう。

好きって言いたい/つぐみ

「その一言だけで 一晩で法隆寺建てられちゃうよ…」

(出典:好きって言いたい)

「ちゃおDX 初夏の大増刊号」に掲載された色井麻知子の読み切り漫画「好きって言いたい」。女子高生とイケメン男子の恋を描いた王道のラブコメ作品ですが、その中で飛び出したこのセリフが、インターネット上を中心に爆発的な話題になりました。

唐突に放たれた「一晩で法隆寺建てられちゃう」のインパクトは、気持ちのスケールの大きさはなんとなく伝わるものの、「流石にぶっ飛びすぎでは?」と思わずにはいられません。

まさに「名言」を通り越して「迷言」と言えるセリフです。

初恋モンスター/高橋奏

「で… 俺小学生だけど どうする?」

(出典:初恋モンスター)

いかにも少女マンガに登場しそうな高身長イケメン男子。しかしその服装は「半袖短パンの体操服」で、ゼッケンには「5-1」……そんな衝撃的な一コマが、インターネットの「面白画像まとめ」などでブームになりました。

画像も合わさってあまりにも衝撃的なこのセリフは、「一体どんな漫画なの!?」と一気に興味を惹きますね。

この元ネタとなっている漫画が、日吉丸晃の「初恋モンスター」です。内容的には「クールな男子と女子高生のストレートなラブストーリー」ですが、男子の方が「小学生」ということもあり、世代のギャップによるシュールな展開が笑いを誘います。

たまちぇん!!/のんちゃん

「あ やだ アイプチが…」

(出典:たまちぇん!!)

師走ゆきによる漫画「たまちぇん!!」は、強面で怖がられるけど心は優しい男子・望美(のんちゃん)と、クラスでも人気の女子高生こまちの人格が入れ替わってしまうラブコメ作品です。

2人の恋模様を描きながら「見た目だけで人を判断してはダメ」というテーマも描く作品ですが、のんちゃんの従妹で同じく強面の少女が登場したこの一コマが話題になりました。

メイクをすると美少女だけど、「アイプチ」がとれてしまって吊り上がった目が露わに……というシーンは、突然のやりすぎ強烈ギャグとして、爆笑必至です。

SNSなどでも利用できる。漫画の面白いセリフ

TwitterやLINEなどのSNSでは、やり取りの中で漫画のセリフを引用することもありますよね。特にクスッと笑えるような面白いセリフは、ちょっとふざけた返事をするときに使われてきました。

そんな、「SNSで利用できる漫画の面白いセリフ」も見ていきましょう。

ピューと吹く!ジャガー/ジャガー

「な、何か変なこと言いだしたこの子…!!」

(出典:ピューと吹く!ジャガー)

うすた京介によって週刊少年ジャンプで連載されていたギャグ漫画「ピューと吹く!ジャガー」は、映画化などもされた大ヒット作として知られています。

主人公の笛吹き男ジャガーをはじめ、シュールなキャラクターたちがゆるい雰囲気を見せるこの作品。その中でジャガーが放ったこの一言は、「日常的にツッコみで使えるセリフ」として、広く活用されてきました。

まさに友だちが「変なこと」を言ったときにズバッと切り込める、汎用性の高い名言ですね。

ゲゲゲの鬼太郎/ねずみ男

「お前少しここがたりねえんだよ」

(出典:ゲゲゲの鬼太郎)

水木しげるの名作妖怪漫画「ゲゲゲの鬼太郎」。メインキャラクターの一人・ねずみ男は、皮肉屋だけどどこか憎めない存在として、鬼太郎と同じく有名ですね。

そんなねずみ男が放ったこのセリフは、言葉の強さと本人のキャラクター性、表情が合わさって、コミカルなのにグサッと刺さる鋭さを持っています。

ちょっと抜けた発言をした人への鋭いツッコミにはぴったりの一言ですが、かなり強気なセリフなので、使うのは冗談を言い合える親しい相手だけにしておきましょう。

デスノート/八神ライト

「くそっやられた」

(出典:デスノート)

死神のノートを巡って主人公・夜神月やライバル・Lの頭脳戦がくり広げられる「デスノート」。月は天才的な才能を持つ反面、カッとなりやすい性格もあって、作中ではさまざまな表情を見せてくれました。

そんな月がLに出し抜かれたときに発したのが、このセリフです。一見ありきたりな言葉ですが、このときの心の底から悔しそうな表情も合わさって、ナイスなリアクションに仕上がっています。

ちょっぴり悔しいけど、それを素直に言いたくない……そんなときは、このセリフを借りてみるといいかもしれません。

言葉の深さも感じる。漫画の面白いセリフ

漫画の中のセリフの中には、読み手をはっとさせる名言や、真理を突いた鋭い発言も多数あります。

そんな「言葉の深さ」も感じられるような、いろいろな側面から見て面白いセリフを紹介していきます。

ドラえもん/野比のび太

「あったかいふとんでぐっすりねる!こんな楽しいことがほかにあるか。」

(出典:ドラえもん)

藤子・F・不二雄による国民的漫画「ドラえもん」。その主人公・のび太のセリフには、ふとした瞬間にはっとさせられるような名言がいくつもあります。

そのひとつが、のび太のぐうたらな性格を表すこのセリフです。一見すると「そんな大げさに言うこと?」と思ってしまいますが、この当たり前の真実をはっきりと言われることで、「あったかいふとんでぐっすりねる」ことの素晴らしさを、改めて実感させられます。

誰もが思っている真理にはっきりと触れる。だからこそ、のび太は不思議なカリスマ性を見せるときがあるのかもしれません。

ドラえもん/ドラえもん

「日本中が君のレベルに落ちたら、この世は終わりだぞ!」

(出典:ドラえもん)

こちらも「ドラえもん」からの面白いセリフ。今度はもう一人の主人公・ドラえもんによる鋭いツッコミです。

向上心のないのび太に対してお説教で放たれたこの一言ですが、ぱっと見ると、「小学生の男の子にそんな言い方しなくても……」と、ちょっと心配になってしまいますね。

ですが、このセリフからは、「皆が同じことを不得意になったら、世の中は回らなくなる」という、普段あまり意識されない真理が読み取れます。逆に言えば「それぞれ不得意なことが違って、社会全体でそれをカバーしているからこそ、世の中は上手く回っている」と言えます。

ただの暴言に見えて、しっかりと考えさせられる名言ですね。

宇宙兄弟/南波 六太

「俺の敵は、だいたい俺です。」

(出典:宇宙兄弟)

最後に紹介するのは、グッとモチベーションを上げられる名言です。

アニメ化や映画化もされて話題になった小山宙哉の漫画「宇宙兄弟」。その主人公の一人・南波六太が「自分にとっての敵」を聞かれた際に、このセリフが飛び出しました。

「乗り越えるべきは他の誰かではなく、今の自分」ということは昔からよく言われてきましたが、多くの努力を経てきた六太からこのセリフが放たれることで、その説得力はさらに大きくなります。確かに大抵の場合は、自分の敵は「自分自身」と言えるでしょう。

言葉そのものの深さはもちろん、ストーリーと合わさることで、その重みが増すセリフです。

セリフから入る漫画選びも一興

不意打ちで読み手を吹き出させるパンチの効いた一言から、あまりにもやりすぎな爆弾発言、さらには生活の中でも活用できるものまで、さまざまなものがある「漫画の面白いセリフ」。

一見すると「なんじゃそりゃ?」と思うものでも、作品の内容や前後のつながりを知ると、その真意が分かったり、印象が変わったりするのではないでしょうか。

インパクトのある一コマで興味をもったら、ぜひ元ネタの漫画にも触れてみてくださいね。

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