収納としての機能を発揮する棚ですが、使い方次第で活躍の幅が広がります。棚を買うときに注意したいポイントや選び方、購入前の事前準備、さらにおしゃれなインテリアとしての活用方法について紹介していきます。
棚を選ぶ前に知っておくこと
収納力を高めたいとき、デザインを整えたいときに役立つ棚ですが、選ぶ前に確認しておきたいことがいくつかあります。
事前に確認しておくことで、棚の選び方は変わってきます。まずは、事前にチェックしておきたい項目を見ていきましょう。
収納したいものを考える
まずは、購入した後に『何を収納したいか』を考えましょう。収納したいものによって、購入する棚の種類も変わってきます。
例えば、本を収納したい場合、背表紙が見えるタイプの棚にするか、本の表紙を表にして飾れるタイプにするのかなどが考えられます。
小物をまとめたいときなどは、棚が小さくてすむ可能性もあります。収納したいものを考える段階で、ある程度サイズ感も把握しておくと選ぶときに役立ちます。
収納スペースを把握する
収納したいものの検討がついたら、次に決めておきたいのが『収納スペース』です。部屋のどこに棚を置きたいのか、しっかりと決めておく必要があります。
棚を配置する場所を考えるとき、ただ置きたいというだけでなく収納するものをよく使う場所の近くに置くようにすると、利便性が上がります。
例えば、リビングで見たいDVDを収納する棚が、スペースや棚のサイズの問題で寝室にしか置けないという状態だと不便です。収納するものの用途に合わせて、棚を設置する場所を考えるようにしましょう。
物の使用頻度をチェックする
収納するものの使用頻度を考えるのも、棚を選ぶ前に知っておきたいポイントの一つです。
毎回使うものは、それだけ棚の設置場所にも気を使う必要があります。逆に、ほとんど使用しないものに関しては、棚に片付けずに押し入れや物置に入れてしまうという方法もあります。
物の使用頻度も事前に確認しておくと、棚選びの参考になります。
棚の選び方
棚を選ぶ前に知っておくべきポイントについてまとめてきましたが、実際に選ぶときにはどのようなことに着目すればよいのでしょうか?
棚を選ぶときにも、選ぶ前に把握しておきたいことと同様に、いくつかのポイントがあります。種類やサイズが違うだけで棚の使用感は変わります。また、ほかのインテリアと並べた時の相性を確認しておくことも大切です。
購入してから失敗したと思わないためにも、ポイントをおさえて選びましょう。
棚の種類を決める
まず、利用目的に合わせて棚の種類を決める方法があります。棚の種類は、自分が収納したいものによって考えてみましょう。
例えば、リビングでメインの収納となる棚を購入したいとき、テレビなども一緒に置けるラックタイプの棚だと非常に便利です。
収納スペースを自分で増設できるタイプのものもあります。テレビと一緒にDVDプレイヤーなどが収納できるのはもちろん、小さな観葉植物や本なども一緒に置くことができます。
まずは、何を収納したくて、それをどこに置くかを前提として棚の種類を決めることからはじめるとよいでしょう。
棚のサイズを決める
種類ではなく、設置したいスペースを考慮した上でサイズから決めるのも一つの方法です。前述したように、棚のサイズは収納するものによって変わります。
リビングでメインになる棚であれば、サイズが大きいものでもよいでしょう。寝室のベッド脇におきたい場合や洗面台に設置したい場合は、小さめの棚の方が便利です。使用用途に合わせて、サイズ感を決めていきましょう。
ほかのインテリアとの相性を見る
棚の種類やサイズではなく、すでに置いてあるほかのインテリアとの相性から選ぶという方法もあります。このような決め方は、部屋全体の印象を崩さないので、すでにコーディネートが決まっている場合に適しています。
部屋のイメージが決まっている状態で、種類やサイズだけで棚を選んでしまったら、設置してから棚が浮いてしまうというケースも考えられるため注意が必要です。
収納だけじゃない!棚のおしゃれな使い方
棚は、収納だけに使う必要はありません。使い方次第では、収納しつつも部屋の印象をおしゃれにしてくれるインテリアの役割も果たしてくれます。
棚をおしゃれなインテリアとして活用するには、収納するものや棚のデザインを工夫する必要があります。
棚を使っておしゃれに見せる方法についていくつかまとめたので、早速チェックしてみましょう。
小物を置いてディスプレイにする
棚に小物を置くことでディスプレイとして飾ることもできます。すべてのスペースに小物を置かなくても、収納として使いつつ小物も置けるので、おしゃれに見せることができる非常に簡単な使い方です。
特に、ラック式の棚であれば、背面がなく開放感があるため、ディスプレイした小物を目立たせることもできます。
背面が壁になるため、壁の色とラックの色を合わせれば、よりおしゃれな印象を演出できます。
空間を仕切るパーテーションとして使う
収納家具として使いつつも、パーテーションとして利用できるのも、棚の魅力の一つです。背の高い棚を使えば、部屋の印象をガラッと変えながら収納としても機能します。
背の低い棚を使えば、壁際ではなく、部屋の真ん中に置いても邪魔にならないので、圧迫感なく使用できます。
棚の上部にも収納スペースがあるものを選べば、上に観葉植物などを飾ることもできるので、おしゃれな雰囲気のインテリアとして機能面もおさえつつ活躍してくるでしょう。
デザイン性の高い棚をインテリアにする
デザイン性の高い棚を使えば、それだけでおしゃれなインテリアとして効果を発揮してくれます。ほかの家具をシンプルなもので統一すれば、棚のデザイン性を強調することも可能です。
部屋のテイストに合わせて、木材やガラスなどの素材や装飾にもこだわって選べば、置いてあるだけで部屋のグレードがアップします。素材だけでなく、形状がユニークなものを選ぶのも一つの方法です。
デザイン性の高い棚を販売しているブランド
それだけでおしゃれな印象を作り上げてくれるデザイン性の高い棚は、どこで購入することができるのでしょうか?
棚のテイストは多種多様で、自分のこだわりが詰まった部屋に置いても問題ない棚がきっと見つかるはずです。
デザイン性の高い棚が購入できるブランドについていくつかまとめたので、気になるものがないか探してみましょう。
さまざまなテイストがそろうニトリ
家具・インテリアメーカーとして有名な『ニトリ』では、豊富な種類の中からさまざまなテイストの棚を選ぶことができます。
ニトリの家具には、価格・品質・デザインのバランスがよく、安心して家具を選べるという魅力があります。
安いだけでなく品質もしっかりしているため、良質な家具を手ごろな価格で購入できるのもポイントです。
メジャーなブランドであるがゆえに、人気のデザインや使いやすさに配慮された商品がそろいます。
【ニトリ】公式通販 家具・インテリア・生活雑貨通販のニトリネット
ナチュラルで高級感のあるunico
木材の柔らかさを生かしつつ、ナチュラルで高級感あふれる家具を見つけられるのが『unico』です。
シンプルなデザインのものから機能性の高いものまで、種類も豊富です。どれもunico素材のよさを生かした独特のナチュラルさと高級感があり、部屋に置くだけで存在感を発揮してくれます。
公式通販サイトのレイアウトもシンプルで見やすく、自分の求めている棚をコーディネートの例やキーワードから検索できるのも嬉しいポイントです。
シンプルで無駄のない無印良品
衣料品だけでなく、家具やインテリアも手がけているのが『無印良品』です。シンプルで無駄を削ぎ落としたデザインが魅力的です。
機能面に関しても申し分なく、シンプルなデザインと合わせて必要な機能を併せ持った家具が多くそろえられています。
どこか温もりを感じることができる特有の雰囲気が、多くのファンを持つ無印ブランドの特徴です。
棚を自作して自分好みにするのもあり
自分の部屋に合った棚が既製品で見つからないときは、自分で作ってしまうという方法もあります。このように、自分で何かを作ったりすることを昨今ではDIYと呼びます。
DIYで棚を作るのには、いくつかのメリットがあります。一見大変そうに思えるDIYも、その利点を考慮するとやってみる価値があるので、どんなメリットがあるのか見ていきましょう。
既製品にはないサイズが作れる
棚を自作するということは、自分でサイズを決められるということです。つまり、既製品ではどうしても見つからなかったサイズの棚を作って、部屋の中のスペースを有効活用できます。
部屋のスペースには、どうしても限りがあります。すでに置いてある家具やインテリアとのスペースの兼ね合いもあるため、自由に棚を選べるわけではありません。
そんな場合でも、自分で棚を作ってしまえば、既製品では置くことができなかったスペースにも棚を置くことができます。
好みのテイストで部屋に合わせられる
自分の部屋のテイストを崩したくないとき、既製品の棚で全体の雰囲気を壊したくありません。そんなときでも、自作してしまえば、自分好みのテイストで棚を作ることができます。
既製品では存在しないようなデザインを作ったり、いろいろな素材を組み合わせてオリジナルのテイストを演出したりするなど、その方法は無数にあります。
どうしても既製品が部屋のテイストに合わないときは、DIYも検討してみましょう。
棚を使って部屋のデザインをおしゃれに
棚には豊富な種類があり、使い方次第で本来の機能性を越えた活躍をしてくれます。うまく活用すれば、物を片付けながら、おしゃれな印象を演出する効果も発揮してくれるのも魅力的です。
どんな棚を置けば部屋のデザインをおしゃれにできるのか、最初は迷うかもしれません。けれど、今回紹介したように、選ぶポイントをおさえればそんなに難しいことではありません。
自分好みの棚を見つけて、いろいろな棚の使い方に挑戦して見ましょう。