音楽の録音方法や必要なものは?おすすめの機器からアプリを一挙紹介

2019.03.13

音楽をめぐる環境は目まぐるしく変化し楽しみ方も多様化しています。そのため、その人に合った楽しみ方を模索できるようになりました。音楽の楽しみ方がどのように変化してきたのかを解説し、現在主流となっている録音機器やアプリを紹介します。

音楽メディアの歴史

現在、私たちがこれほどまでに音楽に親しめている最大の理由の一つに、『音楽メディアの発達』があげられるでしょう。

そこでまずは、今の私たちに欠かせない音楽メディアがどのように進化してきたのか、歴史を振り返ります。

進化し続ける音楽機器

音楽は人類の歴史が始まった当初から存在し、宗教儀式等では欠かせないものでもありました。しかし、音楽機器が発明されるまでは、主に演劇等を通じて、直接聞きに行かないと楽しめないものであったことも事実です。

そんな歴史が大きく動いたのは、1877年にエジソンによって『フォノグラフ』が発明されてからでした。フォノグラフとはいわゆる蓄音機で、この機械の誕生によって音楽の録音が可能となり、音楽を多くの人に届けられるようになったのです。

その後、レコードやラジオの誕生等の過程を経て、再び音楽の歴史が変わる出来事が起こります。音を電子データ記録できるようになったのです。

アナログと違い、『0』と『1』というデータのみで構成される電子データは、録音技術を一層シンプルにし、高価な機材が無い個人でも音楽制作を楽しめるようになりました。

法律改正により海賊版は減少へ

音楽が電子データ化したことは素晴らしい出来事でしたが、よいことばかりではありませんでした。

データがシンプルになったということは、それだけ海賊版の製作や違法ダウンロード等が容易になってしまったからです。

アーティストの知らないところで、勝手に利用される等の著作権侵害が多発するという問題が起こったため、政府は平成24年に著作権法を改正し、違法ダウンロードを刑罰の対象としました。

この法改正によって、現在違法ダウンロードは減少しています。

ライブ等の録音は違法?

新しい著作権法では、いわゆる『私的使用のための複製』は違法ではないとしています。ならば、自分が楽しむ目的でライブ等の録音をすることはどのように判断されるのでしょうか?

今は録音機器も小型化し、スマホでも気軽に録音出できてしまいますが、基本的には禁止とされています。

しかし最近のライブでは、撮影をOKしているアーティストもいます。これは禁止にするよりは、積極的にSNSでライブの模様を拡散してもらったほうがプロモーションになる、という判断からと考えられています。

このようなライブの場合は、ほかの観客の迷惑にならないように、録音するようにしましょう。

音楽を録音する方法

録音技術の発達によって、「自分で歌って録音したい」という人も増えてきました。そのような人のために、音楽を録音する方法を紹介します。

パソコンソフトとマイクを使う方法

パソコンソフトで自分の歌を録音するには、マイクが必要です。パソコンにはマイク端子があり、そこにマイクをつなげば自分の声を録音できます。

しかし、マイク端子につなぐマイクはあまり音質がよくないことが多いのも確かです。高音質で録音したいなら、USBでつなぐ『コンデンサーマイク』が必要です。

最高の音質を目指すなら、オーディオインターフェースも準備するとよいでしょう。

マイクを用意したら、今度は録音ソフトをパソコンにインストールします。録音ソフトは『FonePaw PC画面録画』等を使うと簡単です。

FonePaw PC画面録画:パソコンスクリーンを録画して高画質ビデオ・動画を作成する

iPhone、Androidのアプリを使う

最近はスマホでも手軽に録音ができます。録音するにはまず録音アプリをダウンロードする必要があります。

スマホの録音アプリの場合は、演奏等の本格的な音だけではなく、会議の内容の録音等、忘れたくないことをメモする代わりにもなるので一つダウンロードしておくと重宝します。

もし、スマホアプリで本格的な演奏を録音したいなら、スマホ用の外部マイクを付けて録音すると音質が向上します。

レコーダーを使う方法

ポータブルレコーダーを使って音楽を録音する場合は、まずは演奏する楽器の音質を理解することから始めます。

例えば、弦楽器なら穴から、管楽器ならベルの向いている方向に音が出る等の特徴を把握し、音が出る方向にレコーダーを配置すると上手に録音できます。

楽器によって音量も違いますので、小さい音量の楽器はレコーダーの近くに、大きな音量の楽器はレコーダーから遠ざける等の工夫すると、音のバランスもよくなります。

また、会場の広さによっても違いが出ます。狭い会場での録音は、楽器から60cm~1mほど離れた場所にレコーダーを置きましょう。

野外での録音は、マイクにウインドスクリーンを付けると、風の音が少なくなるのでおすすめです。

おすすめの録音可能なPCソフト

録音機器の特徴は理解いただけましたでしょうか?次は実際に録音するにあたっておすすめするPCソフトを紹介します。

Audacity

『Audacity(オーダシティ)』は、無料でダウンロードできる音声編集ソフトです。音声の切り取りやコピー、ノイズ除去や音程の変更、BGM挿入等もできるので、思い通りのサウンドを作れます。

音声ファイルはWAVE・Ogg Vorbis・AIFF形式を読み込めますが、MP3エンコーダーである『LAME』をインストールすればMP3の読み込みも可能です。

Audacity ® 

Studio One

『Studio One』はアマチュアからプロの人まで、幅広い人に支持されている音楽編集ソフトです。直観的な操作性やコード自動検出機能等、自分の創造性をいかんなく引き出してくれる機能が満載です。

最初のうちは無料の『Studio One Prime』から始め、慣れてきたら有料の本格的なソフトに切り替えるのがおすすめです。

PreSonus Studio One | 新機能 – 次世代の64Bit DAW

Sound Engine Free

『Sound Engine Free』は無料でダウンロードできる音声ファイル編集ソフトです。読み込んだ音声を加工したり、切り取ってつなげたり、フィルター効果等を与える機能があります。

また上位互換でソフトある『SoundEngine Pro』では、MP3形式の音声ファイルの保存、録音が可能です。

なお、このProバージョンを使うには、『チケット』が必要です。チケットには無料のチケットとサポーターチケットの2種類があり、営利目的で使用する際はサポーターチケットを使いましょう。

SoundEngine・RadioLine公式サイト!【ダウンロード・ヘルプ・豆知識・関連情報など】

おすすめの無料録音スマホアプリ

まずはPCで音楽を録音したい人のために、おすすめのソフトを紹介しましたが、次はスマホを使って音楽を録音したい人のためのアプリを紹介します。

簡単ボイスレコーダー

『簡単ボイスレコーダー』はその名の通り、ダウンロードしてマイクのアイコンを押すだけで録音が可能な、誰でも簡単に操作が可能なアプリです。

このアプリはウィジェットがあるので、ホーム画面から直接操作ができるので、すぐにレコーダーを立ち上げたい時に便利です。

録音した音声はSNS等でシェアできるので、複数の人とデータを共有するのに便利です。

PCM録音 ボイスレコーダー

『PCM録音 ボイスレコーダー』は、PCM(WAV)形式と呼ばれる方法で録音するアプリです。

スマホで音声を録音する場合は、音質があまりよくないことが多いのですが、このPCM形式で録音すれば、スマホでも高音質で録音が可能です。

PCM形式とAAC形式い切り替えが可能になっており、音楽演奏の録音には高音質のPCM、会議等の音声録音にはAAC形式等、使い分けて使用します。

ディクタフォン 音声レコーダー

『ディクタフォン 音声レコーダー』の最大の特徴は録音時間の長さです。

通常労音時間は制限されていることが多いのですが、ディクタフォンの場合は、無制限ですので、予想以上に会議が長引いても録音し続けることが可能です。

また、録音・再生中にブックマークを付ける機能があるので、長い内容であっても聞きたいところからすぐに聞けます。

尚このアプリは無料でダウンロードできますが、機能が限定されていますので、有料のバージョンにするとより多くの機能を利用できます。

おすすめの録音機器

次は、おすすめの録音機器を紹介します。音声録音の特化した機器ですので、会議等で細かい会話を録音する場合も、またライブのような音質が問われる場面でも重宝します。

小型のものが多いので、荷物にもなりません。

リニアPCMレコーダー LS-P4

リニアPCMレコーダーは、ハイレゾ音質と呼ばれる高音質に対応した、音質にこだわりたい人のためのレコーダーです。

CD音源の約3倍もの音域をカバーできるので、ライブ演奏の録音に最適です。

左右のマイクと中央のマイクを組み合わせる『TRESMICシステム』が搭載され、これによって中間音の欠如を防ぎ、より自然な録音を可能にします。

最大24時間のハイレゾ録音が出来、長時間の録音にも耐えうる機能があります。

  • 商品名:OLYMPUS リニアPCMレコーダーLS-P4ブラック
  • 価格:1万6300円
  • Amazon:商品ページ

ハイレゾ・オーディオ・レコーダー R-07

『ハイレゾ・オーディオ・レコーダー R-07』は、電子楽器で有名なローランド社のレコーダーです。

電子楽器を世に送り出してきたローランドらしく、音質に強いこだわりが感じられる一品です。

ハイレゾ音質による録音はもちろんのこと、どのような場所の録音でも最高の音質を保てるシーン機能があるので、室内でも野外でも、最高の音質で音声を保存できるのです。

ノイズカットのためのハイブリッドリミッター機能やスマホと連携したリモート機能等も搭載され、プロの機材に引けを取らない機能が満載です。

  • 商品名:ローランドリニアPCMレコーダー
  • 価格:2万4786円
  • Amazon:商品ページ

自分の音楽を録音して聴いてみよう

以前は音楽の制作は本格的なスタジオでなければできないとされてきましたが、技術の進歩によって、誰でも音楽を制作し録音ができるようになっています。

もし、「音楽を聞くだけでは物足りない」「自分でも歌ってみたい」と考える人はぜひ今回紹介したツールを使って歌を録音してみてはいかがでしょうか?

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