ダーツ団体のパーフェクト(PERFECT)が開催しているプロテストの内容や日程、受験資格や費用について解説します。大会にエントリーするためにもプロの認定は必要不可欠なので、プロを目指したいという人は参考にしてみてください。
パーフェクトのプロになるには?
パーフェクトは、2007年に設立され日本最大規模の『約2000名』のプレイヤーが所属しているプロソフトダーツの団体です。どうすればプロとして認定されて所属できるのか、まずは基本的な流れからチェックしてみましょう。
受験資格
パーフェクトのプロになるには、書類審査を通過し、筆記試験・実技試験に合格する必要があります。受験するために何かの資格が必要というものではなく、満18歳以上であれば誰でも受験が可能です。
受験や更新にかかる費用
プロテストを受験するためには、受験料1万円(筆記試験・実技試験のどちらか1方の再受験なら5000円)が必要です。受験料の支払いは、書類審査に合格したあとで、筆記試験と実技試験を受ける前に振り込みを行います。
プロテストに合格すれば、パーフェクトのプロとして活躍できますが『プロ資格の更新』が定期的に必要です。更新は1年ごとで、郵送されてくる書類かインターネット上の手続きで行なえます。
更新の場合は年会費か登録費を選択し振り込みを行います。年会費の場合は大会のエントリーに制限はありませんが、登録費の場合は4戦までと細かいルールがあるので確認しておきましょう。以下のページで年会費・登録費の詳細が確認できます。
プロ会員情報 | PERFECT プロソフトダーツトーナメント
プロテストの日程はココでチェック
プロテストを受けるためには、近くで試験が行われている会場の日程を確認する必要があります。行われている試験の日程チェックは公式ホームページの日程一覧からチェックしましょう。
希望の日程を決めたら、希望の日程ページより申請書PDFをダウンロードして、記載されている受付期間内に書類選考へ応募してプロテストを受けます。以下は、パーフェクト公式ホームページの日程一覧なのでチェックしてみてください。
プロテスト | PERFECT プロソフトダーツトーナメント
パーフェクトのプロテストの流れ
では、次にパーフェクトのプロテストの流れを詳しく紹介します。それぞれの流れに合わせて解説しているので参考にしてみてください。
必要書類を郵送
まずは、必要書類を郵送します。希望の日程ページより申請書PDFがダウンロードできるので『必要事項』を記入して郵送しましょう。
申請書には必要書類の送付先や、筆記試験当日の持ち物も記載されているのでよく確認しておきます。書類には、ダーツ歴やフェニックスのレーティングを記載する場所もあるので、よく確認して記入漏れに注意して記載してください。
書類選考の合否は、合格・不合格に関わらず届きます。待っても届かない場合には問い合わせをしてみましょう。
筆記試験、実技試験を受ける
書類選考で合格したら、次は筆記試験と実技試験を受けます。
筆記試験では、ダーツの基礎知識が主軸となった100点満点のテストを行います。70点以上取ることができれば合格です。
実技試験は、男性・女性によって内容が変わります。以下は男性の実技試験内容です。
- 501(ゼロワンの持ち点501スタートのこと)を行う。
- 8スローの24ダーツ以内にダブルアウト(ダブルに入れて持ち点を0にすること)する。
- 5レグ中、1レグクリアで合格(レグとはゲーム数のこと、5ゲームのうち1ゲームでも成功すれば合格)
- ブルセパレート(アウターブル25点、インナーブル50点)で行う。
女子の場合は701で10スロー・30ダーツ以内にマスターアウト、ブルセパレートではないというのがルールです。
筆記試験・実技試験どちらも合格でプロの認定が受けられます。筆記試験の合格発表は後日郵送、実技試験はテスト後に発表です。
どちらか一方が不合格の場合は、受験料5000円を支払いもう後日の日程で受験が必要です。
認定手続きを経てプロに
合格をしたらプロ会員認定手続きをします。年会費または登録費の振り込みと選手名鑑の登録、住民票の提出が必要です。無事に振り込みや手続きが完了すれば、プロとして活動が可能になり、大会へのエントリーができます。
プロテストの注意点
最後にプロテストを受けるときに覚えておきたい注意点を紹介します。失格になる行為にも触れるのでチェックしておきましょう。
服装の指定がある
プロテストで実技試験を受けるためには『服装の指定』が行われています。筆記試験では規定はありませんが、実技試験を受ける人はチェックしておきましょう。以下リンク先にある『服装について』の項目に細かく記載されています。
プロテスト | PERFECT プロソフトダーツトーナメント
失格となる行為とは
失格となる行為には以下のものがあります。
- 集合時間に遅刻した場合
- 受験しなかった場合
- 後日受験資格がなかったことが発覚した場合
- 受験生として資格審査委員会が不適当と判断した場合
他にも、警告を受けた後に失格となる行為には『受験中のアドバイスや私語、受験態度が悪い場合』などもあります。プロになるための厳正なる試験なので、しっかりと正しい服装・態度で向かいましょう。
合格すれば大会にエントリー可能
見事受験し、合格すればパーフェクトの大会にエントリーすることができます。数多くいるパーフェクトのプレイヤーと切磋琢磨して上達していけるのです。プロを目指したいと思ったときには参考にしてみてください。