プラモデル塗装で筆塗りする方法。筆の選び方やポイントを紹介

2019.03.12

プラモデルが趣味という大人の男性のなかにも、上手に塗装できずに悩んでいる人も多く見られます。組み立てたプラモデルを美しく塗装して、完成度を高めてみませんか?プラモデルを上手に筆塗りするための、筆選びの方法とポイントを紹介します。

プラモデルの筆塗りは難しい?

プラモデルの塗装方法には、エアブラシを使って塗装する方法や、筆を使って塗装する方法などさまざまですが、基本となるのは『筆塗り』です。

ここでは、プラモデルの基本の塗り方である筆塗りについて解説します。

エアブラシより手軽だが技術が必要

筆塗りは、エアブラシ塗装よりもハードルが低いので、手軽に塗装ができます。しかし、筆塗りのコツやポイントを知らずに塗装してしまうと、ムラができてしまうので注意しましょう。

しかし、正しい手順で塗装を行い、コツをつかめば、決して筆塗りは難しくありません。

薄めず筆塗りしやすいファレホとは

筆塗りは通常だと、ラッカー系・水性アクリル・エナメルの塗料を使って塗装します。これらの塗料は、濃度が高いため水で薄めて筆塗りがなめらかになるように注意しなくてはなりません。

しかし、最近では、水で希釈する手間を省いた塗料も販売されています。薄めずに使えるスペイン産の水性塗料『ファレホカラー』は、主要成分の60%が水でできており、溶剤特有の刺激臭はほとんど感じられません。

また、他の水性塗料に比べて乾燥が早いので、重ね塗りも素早く仕上がります。発色や伸びにも優れているので筆ムラが出にくいのも特徴の1つです。

ファレホカラーを塗装するときにも、他の塗装と同様に下地塗装を施してから行うことで、より綺麗な仕上がりになります。

この便利なファレホカラーは、通販サイトでも購入可能です。

ファレホ | ボークスホビー天国ウェブ

筆の選び方

プラモデルの筆塗り用の筆には、さまざまな形状・毛の固さ・幅・素材など種類が豊富です。筆の穂先の種類だけでも斜筆・平筆・丸筆・面相筆に分かれています。

筆の選び方は、使う人の好みによっても合うものと合わないものがあるので、いろいろなタイプを試してみることが大切です。

ここでは、筆塗りで失敗しないための筆の選び方について解説します。

塗る面積によって筆の幅を変える

さまざまな種類の筆のなかから最適な筆を選ぶコツは、『プラモデルのどのパーツを塗るのか』によって筆を使い分けることです。

筆は塗る面積に合わせて選ぶのが基本なので、塗る面積が広い場合には幅のあるタイプを、塗る面積が狭い場合や細かい部分には細い筆を使うようにしましょう。

筆の素材や軸にも注目

筆の選び方は、筆の幅だけではありません。筆の素材や軸によっても使い心地が変わります。馬の毛を素材にした筆はコシがあり塗料の切れがよく、合成樹脂毛を素材とした筆は穂先の揃いがよくコシが強いのが特徴です。

このように筆に使われている素材によっても、特徴が異なるため、塗り心地に影響します。

筆の軸にも注目しましょう。筆の軸には、長時間握っていても疲れにくい『中太タイプ』がおすすめです。また、汗を吸い取りやすい木製のものだと手が滑りにくいでしょう。

筆セットで筆を使い分け

いろいろな種類が展開されている筆から、自分のお気に入りの筆を見つけるのは大変です。筆塗り初心者は、用途に合わせた筆がセットになった『筆セット』を活用してみましょう。

ここでは、おすすめ筆セットを2つ紹介します。

ベーシックな3種の筆セット

『タミヤ』はプラモデル作りをする人ならば誰もが知っているメーカーです。

そのタミヤが販売する『タミヤ モデリングブラシHF スタンダードセット』は、ベーシックな3種類の筆がセットになった商品です。

穂先の揃いがよく、しなやかなコシが特長のタミヤ・モデリングブラシHFシリーズのなかからセレクトされており、初心者~上級者まで幅広い人が使えるでしょう。

平筆タイプの2本と、面相筆タイプの1本を使いこなすことで、広い面積だけでなく細かい綿密なパーツの塗装も綺麗に仕上がります。

  • 商品名:タミヤ モデリングブラシHF スタンダードセット
  • 価格:467円(税込)
  • Amazon:商品ページ

精密なプラモデルに、5種の筆セット

広い部分だけでなく、細かい綿密なプラモデルのパーツも上手に塗り分けたい人には、『バニーコルアート バニロンブラシ スタンダード 5本セット』が最適です。

馬毛とナイロン毛をバランスよく混合した、高品質な筆が平筆2タイプ・丸筆3タイプの計5本がセットになっています。混合毛の筆は、絵具や水の含みがよく、しなやかなコシが特徴です。

  • 商品名:バニーコルアート バニロンブラシ スタンダード 5本セット
  • 価格:1922円(税込み)
  • Amazon:商品ページ

筆塗りのコツは?

上手にプラモデルの塗装を筆塗りするためにはいくつかの『コツ』があります。これらのコツを抑えて筆塗りを行えば、今まで上手に塗れなかった人も、綺麗に仕上げられるはずです。

ここでは、筆塗りのコツを3つ紹介します。

100均などのパレットを使用するのがおすすめ

前述したように、プラモデルの塗装に使われる塗料は、そのままでは濃度が濃いため、水で薄めて使うものがほとんどです。

しかし、慣れていない人にとっては、水で塗料を希釈する割合が難しく感じてしまいます。筆に含ませる塗料の量や粘度を確認しながら調整するためには、100均などで販売されている絵画用の梅皿などパレットを活用してみましょう。

パレットで塗料を希釈することで、塗料の筆馴染みも確認しやすくなります。

薄く塗って何度か塗り重ねる

筆塗りは、『薄い塗料』で何回かに分けて塗るのが基本です。1回の塗装ごとに完全に乾いたことを確認してから、1回目の塗り残しや隙間を埋めるようにまた薄く重ね塗りをします。

厚く塗ってしまったり、乾いていない状態に重ね塗りをすると、塗りムラができてしまうので注意してください。

一方向に筆を動かす

筆塗りスタートさせたら、一方向にだけ筆を動かすようにしましょう。筆の動かし方のポイントは縦・横・斜めの順番に塗ることです。この順番で塗れば、筆ムラができにくくなります。

塗るパーツによっても、縦・横・斜めの順番では塗れないケースもあります。そういった場合にも、筆を返すことなく一方向に筆を動かすことを意識して塗っていきましょう。

塗装を終えたら筆を洗う

塗装が終わったら、使用した筆を洗ってから保管します。筆に塗料が残っていると、塗料が固まってしまい、次回以降その筆を使って綺麗に塗装できなくなってしまうので、毎回使用後は筆の塗料をしっかりと洗い流しましょう。

ここでは、筆の洗浄方法のポイント2点を紹介します。

筆専用の洗浄液を

筆を洗う時には、『筆専用の洗浄液』を使用しましょう。筆専用洗浄液には、筆の塗料を落とすだけでなく、筆にリンス効果を与える商品もあり、筆ケアも同時にできるので便利です。

筆専用洗浄液には、アルコール系溶剤・アルカリ性水溶液などがあります。アルコール系溶剤は、筆に硬化した塗料を強力に溶解させる強い洗浄力が特徴です。

アルカリ性水溶液は、溶剤系ではないので、筆の塗料を溶かさずに剥がれ落とすように洗浄します。洗浄後の筆は、水洗いが必要です。

水性塗料の洗い方は簡単

アクリルなどの水性塗料を使用した筆は、塗料が硬化する前ならば水洗いで洗浄できます。

筆専用の洗浄液を用意する必要も無く、手軽に筆のお手入れができるので便利です。

綺麗な筆塗りをマスターしよう

プラモデルの基本の塗り方である筆塗りは、自分に合った筆選び・筆の動かし方・筆のお手入れ方法などの、いくつかのポイント・コツさえ理解すれば、初心者でも上手に塗り上げることが可能です。

綺麗な筆塗りをマスターして、よりプラモデルの完成度を高めてみましょう。

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