ダーツの正しい持ち方とは?自然に投げられる持ち方を見つけよう

2019.03.12

ダーツの持ち方には使う指の数や添える位置、手首の使い方などさまざまなパターンがあります。いろいろと試しながら、自分が投げやすい持ち方を見つけることが上達への近道です。ダーツの基本の持ち方と、参考になるアレンジのアイデアを紹介します。

ダーツはどのように持つのか

ダーツには、片方の手で持って投げるという決まりがあります。通常は利き手を使って持つことになりますが、投げやすければ反対の手で持っても構いません。

使う指の本数や、バレル(ダーツを持つ部分)をつかむ位置などもとくに決まっていないため、上手く投げられる持ち方を自分なりに工夫することができます。

まずは基本的な持ち方で練習し、コツがわかってきたらほかの持ち方を試していくとよいでしょう。

ルール上は片手で持てばOK

公益社団法人日本ダーツ協会が定めている投げ方に関するルールを見ると、ダーツは手で投げること、となっています。

また、ソフトダーツのプロ団体・パーフェクト(PERFECT)のルールには、すべてのダーツは片手で1本ずつ投げる、とあります。

ダーツの持ち方に関して、ほかにルールはありません。ダーツは片手で持って投げることができればよく、持ち方は自由であることがわかります。

初心者はまず基本の持ち方から

初心者からプロ選手までレベルを問わず、多くのプレーヤーに使われている基本の持ち方は、3フィンガー(スリーフィンガー)です。初心者はまず、この3フィンガーから始めることをおすすめします。

3フィンガーは、親指と人差し指でバレルを挟み、人差し指の横に中指を軽く添える持ち方です。中指を添えることで安定感が増し、狙いを定めやすくなります。

中指を添える力加減や、重心の位置などを意識して、一番上手く投げられるポジションを探してみましょう。3フィンガーではしっくりこないと思ったら、ほかの持ち方を試してみます。

2フィンガーやペングリップという持ち方も

2フィンガー(ツーフィンガー)は、親指と人差指だけでバレルをつまむように持つ持ち方です。ダーツが手から離れるときにほかの指がひっかかることがなく、スムーズに投げることができます。

ただし構えたときに安定感がなく狙いにくいため、上級者向けの持ち方とされています。その他、3フィンガーの中指の横に薬指を添えた4フィンガー(フォーフィンガー)や、ペンを持つときのように下から中指を添える、ペングリップという持ち方もあります。

5本すべての指を使ったり、バレルを握るように持ったりしても、もちろん問題ありません。

意識するポイント

同じ持ち方でも、構えたときの手首の角度やバレルを持つ指の位置によって、投げやすさが変わります。投げやすい持ち方を見つけるために、意識しておきたいポイントを紹介します。

手首の位置

ダーツを持って構えたときに、手首が直角の方向に傾けすぎて手のひらが上を向いていると、ダーツに力が伝わりにくくなります。この場合はやや手首を倒して、手のひらをボード側に向けるようにすると良いでしょう。

また、手首と肘の位置関係も投げやすさに影響します。どの位置にあるときに投げやすいのかは、人それぞれです。構えからテイクバック、そしてフォロースルーまでの一連の動きがもっとも自然にできる形を見つけてください。

ダーツの重心

ダーツを持つときには、重心を意識しておくことも大切です。ダーツの重心は人差し指にダーツを載せたときに、ちょうどバランスが取れる場所にあります。簡単にわかるので、持つ前に確認しておく習慣をつけるとよいでしょう。

重心より少し前で持つと後ろ重心に、後ろで持つと前重心となり、飛び方が変わってきます。いろいろな位置で持ち、投げてみることで、どちらに重心があると投げやすいのかがわかるようになります。

上手くいかない場合はコレを試そう

投げやすい、自然な持ち方で練習しても、なかなか上手くいかないことがあります。そんなときはすぐに持ち方を変えるのではなく、投げるときの意識を少し変えてみることをおすすめします。

面で持つと安定しやすい

ダーツを持つときに、バレルの一点をつまむイメージで持っていると投げた瞬間にバランスが崩れ、上手く飛ばないことが多くなります。

ダーツをつまんで投げるのではなく、手のひら全体で包み込むイメージで持ち、ゆっくり押し出すように投げてみましょう。

軽く持つことが大切

ダーツは力を入れすぎずに、軽く持つことも大切です。指先に力が入ると腕や肩にまで力が入ってしまい、上手く飛ばすことができません。

自分では軽く持っているつもりでも、狙いを定めたりフォームを気にしたりしているうちに、無意識に力が入っていることがあります。とくに人前でプレーするときなどは、緊張して強く握ってしまうこともあるでしょう。

いつもと同じ持ち方なのに調子が悪いと感じたら、指に力が入りすぎていないかどうか、確認してください。

プロの持ち方を研究、アレンジしてみよう

基本の持ち方を一通り試したら、少しずつアレンジを加えてみると、新しい発見があるかもしれません。とくに世界で活躍しているトッププレーヤーの持ち方には、経験に基づいた理論があり、アレンジのヒントになります。ぜひ研究しておきましょう。

肩の開きはフィル・テイラー元プロの形が理想

フィル・テイラーは、2018年1月に引退するまでに16回もワールドチャンピオンに輝いた、ダーツ界のレジェンドです。多くのプロ選手がフィル・テイラーの持ち方やフォームに影響を受け、参考にしています。

とくに、彼の肩の開きはダーツを投げるのにもっとも理想的な角度とされています。ただ、フィル・テイラーの投げ方はとても難しく、もし真似できたとしても必ず上手く投げられるというわけではありません。

無理して真似するのではなく、自分なりのフォームを研究する材料の1つとして捉えるようにしましょう。

村松 治樹選手 プロは投げやすさを重視

日本ダーツ界のエース、村松 治樹(むらまつ はるき)選手は、とにかく投げやすいことを重視して持ち方を決めています。

ひとつの持ち方にこだわったり、あれこれと頭で考えたりするより、そのとき一番投げやすいと思う持ち方をするほうが、シンプルで迷いが少ないと考えているのです。

最近では2フィンガーに見えて、実は中指もしっかりバレルを掴んでいるという持ち方をしていますが、次の大会では違う持ち方になっている可能性もあります。

知野 真澄選手 プロは包み込むような形

国内ツアーで常に上位を争う実力派、知野 真澄(ちの ますみ)選手は、3フィンガーで、ダーツを包み込むような持ち方をしています。

あまり握りすぎないゆとりある持ち方をすることで、湿度などのコンディションに合わせて力の入れ方を調整することができ、投げたときに指がダーツにひっかかるリスクを減らしています。

季節がはっきりしている日本の選手ならではの工夫ですね。

アレンジ上手になれば上達する

ダーツは片手で投げるだけの非常に単純な競技ですが、裏を返せば持ち方や投げ方、ダーツのセッティングなど、あらゆる面で選択肢が豊富にある、奥の深い競技とも言えます。

このため、それぞれについて自分に合ったスタイルを確立していくという過程も、ダーツの楽しみ方のひとつとなっています。

持ち方についても、プロ選手の情報などを参考にどんどん試行錯誤を繰り返してみましょう。気が付けば自分なりのアレンジができるようになり、ダーツの上達につながっていきますよ。

その他のテーマ

ART

CULTURE

CRAFT

FOOD

TIME