ウォッカの原料による違いは?原料にこだわってウォッカを楽しむ

2019.03.10

蒸留酒(スピリッツ)の定番といえばウォッカですが、「実はあまり飲んだことがない」「ウォッカに詳しくなって銘柄や原料にこだわって飲みたい」という方は多いと思います。そこでウォッカに興味がある方のために、ウォッカの原料や銘柄、ウォッカ以外のスピリッツについて解説させていただきます。

ウォッカとは

ウォッカは穀物類を原料にした蒸留酒(スピリッツ)です。世界4大スピリッツの1つで、日本やロシアなどさまざまな地域で好まれています。

制作の過程で蒸溜、活性炭ろ過をされて製造されます。ウォッカ(=vodka)の由来は、スラヴ語で「水」を意味する単語「voda」に指小辞を付加した「少量の水」と解釈されています。

ウォッカの特徴

ウォッカはアルコール度が高く、癖がないクリアな味わいが魅力です。

日本ではストレートで飲むよりは、カクテルの材料として使われることが多いです。

ただウォッカが大好きなロシア人はウォッカを常用しており、アルコールが度数が高いお酒でもストレートで飲めるそうです。

缶チューハイの原料はウォッカが多い

ウォッカと聞くと、オシャレで海外産のお酒というイメージがありますが、実は缶チューハイの原料としてウォッカが使われています。

ウォッカの原料

 

ウォッカの原料は穀物です。どのような穀物を使うのか、穀物によって味は異なるのか説明したいと思います。

ウォッカの原料の種類

ウォッカの主な原料は大麦、ライ麦、ジャガイモ、トウモロコシなどの穀物です。

これらの穀物を糖化、発酵させた後に連続式蒸留機で蒸留後、白樺の炭で濾過し透明なテイストにし、パッケージ化されます。

また銘柄によってはミルクから抽出した乳糖やサトウダイコン、フレーバードが使われているウォッカもあります。

原料によって味は違うの?

ウォッカはロシアを含むさまざまな地域で作られており、産地によって使用する原料は異なりますが、実は原料による味の違いはほとんどありません。

というのもウォッカは純度が高い蒸留酒だからです。

根拠というわけではありませんが、アメリカでは穀物以外の原料を使っていても、95度以上に蒸留したスピリッツを活性炭処理したお酒はどれもウォッカとしされています。

ウォッカと他の4大スピリッツとの違い

ウォッカと他の4大スピリッツを区別できる最大の点は、蒸留段階で「白樺の炭」を用いてろ過させている点です。

その他にも違いはありますので、そちらに関してはウォッカ以外の4大スピリッツの紹介も交えつつ解説します。

ジン

ドイツやイギリス、オランダで製造されているお酒です。使用する原料はジャガイモやライ麦、大麦、小麦。

これらの原料を酵母でアルコール発酵させて蒸留後、ボタニカル(ジュニパーベリー)で香りを付加させます。

ジンはウォッカと同じような原料を使っていますが、香り付けなどはジン独自の製造方法です。

ジンが生まれた当時は「薬用酒」としての役割が主でした。しかしジン特有の香りやシャープなテイストが魅力で、カクテルのベースとしても使えているということで人々の間に浸透していきました。

ラム酒

西インド諸島で製造されているお酒です。使用原料はサトウキビの廃糖蜜か搾り汁で、穀物を原料とするウォッカとはかなり違いますね。

ラム酒はこれらの原料を酵母でアルコール発酵後させてエタノールに変換、蒸留します。

自然のテイストを上手く活用した銘柄が多く、ラム酒単体でも十分に美味しいです。

地中海のリゾートを意識したおしゃれなカクテルも多数存在し、最も支持されているカクテルの銘柄は「モヒート」というもの。初心者でも飲みやすいのが魅力です。

カクテルとしても美味しいラム酒ですが、楽しみ方は他にもあります。

例えばドライフルーツを漬けてお菓子にしたり、料理の味付けに使われたりなどです。このように活用できる用途が幅広く存在するため、4大スピリッツの中で最も身近なお酒といえるかもしれません。

テキーラ

メキシコで製造されているお酒で、アルコール度数は50度ほどと高めです。

使用原料は竜舌蘭(アガベ・テキラナ・ウェベル・バリエダ・アスル)という植物で、ウォッカと大きく異なります。

竜舌蘭の外見はアロエのような形をしており、アメリカ南部やメキシコで見かけることができます。

テキーラの製造方法は、竜舌蘭から出る樹液を酵母により発酵させてエタノールに変えたら蒸留するというものです。

ウォッカの生産地による原料や味の違い

ウォッカの生産地や原料でどのような違いが生まれるのか、有名なウォッカの銘柄の紹介も交え解説します。

スウェーデンのアブソルート

アブソルートはスウェーデンで生まれた有名なウォッカの銘柄です。

穀物に秘められたリッチで深い香りと、うっすらと漂うドライフルーツの匂いが魅力。ブランド力が非常にあり、売上は世界でもトップクラスとされています。

アブソルートは不純物を完全ろ過する連続蒸留法で製造されており、究極のプレミアムウオッカともいわれています。

またラインナップも多彩で、オリジナルには容量の種類が3種類あり、フレーバーを施したウォッカが7種類も販売されているため、自分に合ったものを選べます。

お祝いごとや贈り物など、大事なときに購入してみてはいかがでしょうか。

モンゴルで有名なチンギス

モンゴルで有名なウォッカです。チンギスシリーズは彼の有名なモンドセレクションで何度も金賞を獲得している酒造メーカーです。

チンギスシリーズの中でも特におすすめなのがモリタェチンギスというウォッカです。モリタェチンギスの意味は「馬に乗っているチンギス」。

ボトルのラベルには勇ましく馬に乗るチンギスハーンとその部下たちが描かれており、お土産としても非常に人気です。

飲みやすい味わいが魅力で、アルコール度数は39と強めですが、モンゴルでは「2日酔いにならないウォッカ」という謳い文句で支持を集めています。

日本で作られているウィルキンソン

ウィルキンソンといえば炭酸好きにはたまらない強炭酸水として有名ですが、実はウィルキンソン・ウォッカというものがあります。

ウィルキンソン・ウォッカは白樺炭によるろ過工程に時間をさくことで実現した、純粋で透明感あふれる日本製のウオッカです。

おすすめの飲み方はカルピスやオレンジジュース、グレープフルーツジュースなど甘めのジュースで割ってカクテルにすることです。

日本発祥のウォッカは珍しいので、ぜひ一度飲んでみてはいかがでしょうか。

有名なスミノフ、実は韓国産

スミノフはロシア発祥のウォッカです。販売量は堂々の世界第1位。

テレビなどでCMがよく流れているので、スミノフを好んでいる方も多いのではないでしょうか。スミノフがお酒好きの方から好まれる理由は、なんといっても癖がなく飲みやすいクリアな味わいです。

余談ですが、日本で販売されているスミノフの多くは、韓国産のものです。お酒の原産地を気にする人はあまりいませんが、興味があれば調べてみるのもおすすめです。

原料を知ればウォッカがもっと好きになる

原料や産地によって味わいに違いがある蒸留酒。違いがわかると飲む時の楽しみが増え、より美味しくウォッカを堪能できます。銘柄や産地にまでこだわる大人な楽しみ方をしてみてはいかがでしょうか。

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