DIYでキッチンを便利に。機能性と見た目を重視したDIYアイデア

2018.07.31

殺風景になりがちな男性の家のキッチンを、おしゃれで機能的に変身させるアイディアを紹介します。簡単なDIYに挑戦して、見た目だけでなく、収納も充実させましょう。賃貸の壁を傷つけずに、雰囲気をがらりと変える方法もお伝えします。

料理男子が使いやすいキッチンとは

1人暮らしが長いと、男性でも料理をするのが日常になります。最近は、料理を趣味にする『料理男子』も増加傾向にありますね。

これまで『料理=女性』というイメージが強かったためか、今もなおキッチンの仕様は、女性目線に設計されていることがほとんどです。DIYに取り掛かる前に、男性が使いやすいキッチンの条件について考えてみましょう。

身長に合った調理台がある

キッチンの調理台は、調理をするのに欠かせないスペースです。

調理台には背の高さや体の大きさに合わせた最適なサイズがあります。作業環境を研究する『人間工学』によれば、調理台の高さは『身長÷2+5cm』がベストだとされています。

賃貸住宅や建売住宅の場合は、調理台の高さをオーダーできないのが難点です。背の高い男性が中腰になって作業し続けると、腰を痛めてしまう可能性があるので、天板の高さを上げる工夫が必要になります。

また、1人で作業する場合のスペースの幅は、90cm程度あれば十分でしょう。

収納が多く広々と使える

効率よく作業するためには、キッチンや調理台付近の収納の多さが大切なポイントになります。

1人暮らし用に設計された賃貸のキッチンは、スペースが小さく、収納場所も限られています。収納場所を追加するときは、小さな空間を圧迫しないかを考慮しながら進めましょう。

自分好みのキッチンカウンターをDIY

自分好みのキッチンカウンターをDIYするアイディアを紹介します。

手作りなら希望の高さの調理台にもなる

あらかじめ設置されている調理台の低さに不便を感じる場合、天板の高さを上げる必要があります。もしくは、調理台そのものをDIYしてしまうという方法もあります。

『調理台』というと、調理だけをするイメージがありますが、最近流行りの『キッチンカウンター』は、さまざまな役割を兼ねています。

キッチンカウンターを作るときは、どんな用途に使うのかを考えてから高さを決めましょう。

用途に合わせて高さを決めよう

キッチンカウンターには『役割に適した高さ』があります。調理、食事、収納、キッチンの目隠し、このどれをメインにするかで、最適な高さが変わります。

調理をメインにするなら、調理台の理想の高さである『身長÷2+5cm』に合わせるのがベターです。

食事メインにする場合は、この調理台の高さよりも、低めに設計しましょう。椅子を置いたときに、足が宙ぶらりんにならない程度が理想です。

逆に、キッチンの目隠しにするのなら、110cm以上の高さはあった方がよいでしょう。

カラーボックスを使って簡単DIY

キッチンカウンターや調理台を作るというと、大がかりなイメージがありますが、カラーボックス2個と化粧板を使えば、あっという間に完成します。『収納の役割』も兼ねており、ワークトップがすっきりしますよ。

『カラーボックスの高さ=カウンターの高さ』になるので、お店でちょうどよい大きさのカラーボックスを探しましょう。

ホームセンターなどには、1段~5段とさまざまなバリエーションのカラーボックスがあります。微妙な高さは、化粧板を重ねて調節しましょう。

壁面キッチンラックで収納を増やす

小さなキッチンスペースには、壁面を有効活用する『壁面収納』が最適です。収納場所を増やしたいけど、既存のラックや食器棚が置けないという人におすすめです。

棚柱を使って好みの場所に棚作り

『壁面収納』には、棚柱と、ブラケット(棚受けの金具)、そして上に乗せる化粧板が必要です。ホームセンターでは棚柱とブラケットがセットで売られていることが多いです。

棚柱には、破線のように穴がいくつも開いていて、好きな高さに調節できます。ブラケットは通常の棚と違い、天板の位置が上下に動かせるのが最大のメリットでしょう。

壁に取り付けるときは、ネジとドライバーを使用して、しっかりと固定する必要があります。

賃貸ならディアウォールやラブリコで

穴を開けられない賃貸の壁には『ディアウォール』や『ラブリコ』などのDIYパーツを使います。

これらは、壁や床、天井などを傷つけずに『柱』が作れるパーツで、突っ張り棒のように、天井と同じ高さの杉柱とばね付きのジャッキで全体を支える構造になっています。

安定感があるので、ビンや調味料などのさまざまなものを乗せることができます。レンジの裏の壁面はデッドスペースなので、積極的に活用してみましょう。

キッチンボードで収納を増やす

食器類などの収納は、キッチンボードが便利です。DIYのキッチンボードで収納スペースを作り、キッチンをスッキリさせましょう。

食器棚もカラーボックスで簡単に作れる

食器や調理器具などを収納するキッチンボードは、カラーボックスで簡単に作れるのをご存じですか?カラーボックスをそのまま棚がわりにするのではなく、ちょっとした手を加えるのがポイントです。

上記では、カラーボックス2個を使ったキッチンカウンターを紹介しましたが、このカラーボックス部分は、収納棚として活用できます。棚に、バスケットやケースを入れて引き出し式にすれば中身が見えません。

また、DIYに慣れている人は、各ボックスに扉を付けるのもおすすめです。100円ショップのセリアには、扉がわりになる『A4サイズの木製フレーム』や『インテリアメッシュフレーム』などが売られています。

ガラスシートの扉でお洒落に

ホームセンターや100円ショップにある『ガラスシート』を使って、アクリル板の扉をお洒落に変身させましょう。すりガラス風や、ガラスブロック風など、さまざまな種類のシートがあります。

好きな大きさにカッティングして、アクリル板の扉に貼るだけです。裏面がシールになっているので、手を汚さずに作業できます。リーズナブルながら、本物のガラスのように見えるイチオシのアイテムです。

市販のシェルフをリメイクして食器棚に

シンプルな市販のシェルフは、少し手を加えて、本格的な『食器棚』に変身させましょう。

たとえば、どこにでもあるような簡易なスチールシェルフには、隙間から物が落ちるので、キッチンには向かないことがあります。

しかし、棚板パネルや食器棚シートを乗せることで、物が落ちず、安定性も強化されます。仕上げに、目隠し用のカーテンを付けるのもおすすめです。

キッチンワゴンで収納を増やす

可動式で便利なキッチンワゴンには、食器棚やシェルフとは違ったメリットがあります。

食材や調味料など、調理中、手の届くところに置いておきたいものはキッチンワゴンに収納しましょう。ワークトップを広く使えるので作業もはかどります。

すのこと天板を使ったお手軽ワゴン

キッチンワゴンをDIYするなら、すのこと天板、キャスターを使ったシンプルなものがおすすめです。木の風合いを生かしてもいいですし、ペンキを塗ってお洒落に仕上げることもできます。

すのこは、細い板が組み合わさった形をしているので、主にワゴンの側面に使い、物が落ちるのを防ぎます。天板もすのこもホームセンター、または100円ショップで手に入れられますよ。

100円ショップのすのこは、板が薄いので、太いネジを入れるときは割れないように注意が必要です。キャスターは板に下穴を開けた後、ハンドドライバーなどを使ってネジを固定します。

ワゴンの上部に厚めのボックスやワイヤーバスケットを置き、野菜ボックスにするアイディアもあります。

塩ビパイプで男前ワゴンに

ホームセンターで売られている『塩ビパイプ』は男前ワゴンをDIYするのに欠かせないアイテムです。

塩ビパイプを塩ビ・ジョイントで組み立てた後に、黒のマットなペンキで全体を塗装します。木目の美しい天板を乗せると、ワイルドさとナチュラルさを兼ね備えた『男前ワゴン』の完成です。

黒×ウッディの組み合わせは観葉植物の緑との相性もばっちりです。キッチンをお洒落にコーディネートしましょう。

IKEAのワゴンを自分色にリメイク

既存のワゴンを自分好みにリメイクするという方法もあります。IKEAのキッチンワゴンは塗装しやすいシンプルな木製で、さまざまなアレンジができます。

表面に薄いニスが塗ってあるので、ペイントするときは、やすりがけをして下さい。

このキッチンワゴンの大きさは、100cm×43cmで、両方から引き出せる『引き出し』が付いています。キッチンのメインインテリアになる存在感があります。

空間を有効活用するキッチンテーブルDIY

できあがった料理を置いたり、軽い食事を楽しんだりすることのできるお洒落な『キッチンテーブル』に憧れを持つ人も多いのではないでしょうか?

空間を有効活用したキッチンテーブルを作るアイディアを紹介します。

カラーボックスに板壁を貼ってテーブルに

これまでも色々な場面で紹介してきた『カラーボックス』ですが、天板と2つのカラーボックスを組み合わせれば、キッチンテーブルに大変身します。

キッチン側(内側)は収納にし、リビング側(正面)はヘリンボーンの大きな壁板で覆って、お洒落なバーカウンターのように仕上げましょう。板壁があることでカラーボックスを使っているとは思えない仕上がりになります。

板壁は、べニア板を使ってもOKです。好きなカッティングシートを貼ったり、塗装をしたりしてコーディネートを楽しみましょう。

折りたたみ式のバタフライテーブルを作る

キッチンや部屋が小さいときは、折りたたみ式のバタフライテーブルが大活躍します。

バタフライテーブルをDIYするときは、十分な図面設計と、工具の準備が必要です。設計後は、ホームセンターで木材をカットしてもらって下さい。テーブルの場合は、天板の角を削り取る『面取り』という作業も欠かせません。

ビスで木材を固定した後、バタフライテーブルの要となる『丁番』を取り付けます。垂れ下がる天板はとても重いので、ステンレスのしっかりとした丁番を選びましょう。

丁番の付ける位置が適切でないと、開閉したときに、丁番と天板の間に隙間ができてしまうので、位置をしっかりと確認するのがポイントです。

テーブルには、キャスターを付けて可動式にするとより便利です。

貼るだけタイルシールでヨーロッパ風に

キッチンに必要な作業台やテーブルが揃った後は、『いかにお洒落に見せるか』というコーディネートに取り掛かりましょう。

部屋の模様替えをするのは難しいですが、限られたキッチンというスペースなら、比較的簡単に雰囲気を変えることができます。壁の色や柄を変えるのにおすすめなのが『タイルシール』です。

ノリも釘も必要ないので、賃貸住宅でも問題なく使えます。

希望のイメージで色や形を選ぼう

タイルシールは形、色、模様がとても豊富です。壁の模様1つで空間の印象はがらりと変わるので、まずは『どんな空間にしたいか』というコンセプトやメインカラーを決めましょう。

キッチンの壁一面だけにタイルを貼る『アクセントウォール』や、ガラスブロックや細かいブロックタイルで仕上げる『レトロ』、カラフルで異国情緒たっぷりの『モロッコスタイル』など沢山のコンビネーションがあります。

人気スタイルのアイディアを2つ紹介しましょう。

ランタンタイルで北欧スタイル

どことなくレトロっぽさが漂う『ランタンタイル』は、『北欧スタイル』の空間を作るのに最適です。

美しい自然に恵まれながら、気温が低く、家の中で過ごす時間が多い北欧の人々は、タイルや家具にカラフルな色を差し入れたり、独特の模様を取り入れたりしてライフスペースを彩ります。

ランタンタイルは、ランタンのような形をしていて、縦方向・横方向に1枚ずつ繋げて貼れます。カラーバリエーションが豊富なので、ぜひ4~5種類の色を使ってお洒落にコーディネートしてみて下さい。

色使いによって、北欧風ならではのナチュラルさや可愛らしさ、温かさを演出することができます。

ネイビーとホワイトでパリスタイル

パリのアパルトマンのようなキッチンを目指すなら、シンプルなブロックタイルを使うのがポイントです。

ブロックタイルはさまざまなカラー展開がありますが、スタイリッシュ且つ落ち着いた雰囲気を出すには、『ネイビー×ホワイト』の組み合わせがおすすめです。

観葉植物やお洒落な調味料ケースとの相性が抜群で、お洒落な大人のキッチンを演出してくれるでしょう。

タイルの種類が豊富な通販サイト

タイルシールは、インテリアショップなどで購入できますが、ラインナップの豊富な通販サイトもあります。

自宅にいながら、一度に沢山のデザインを比較できるので、イメージが膨らみやすいというメリットがあります。

インテリアシール専門店の『スタイルダート』は、壁紙やタイル、ステッカーなどが充実しています。テイストや柄ごとに項目が分類されているので、サイトを見るだけでも大いに参考になるでしょう。

ステッカー・フィルムの通販 スタイルダート

目地付きタイルシートに特化したオンラインショップ『DIY TILE』は、お洒落でハイセンスなタイルを取り揃えています。タイルシートの貼り方や、スタイルの提案なども行っており、初心者に優しいところが好評です。

公式サイト

レンガの壁紙でブルックリン風に

タイルシールと並んで、キッチン空間のコーディネートに最適なのは、レンガの壁紙です。レンガを使うと、今注目の『ブルックリンスタイル』に仕上げられます。

このスタイルの特徴として、ダークカラー、スモーキーカラーなどの明度の低い色と、コンクリート、レンガ、マテリアルなどの素材を合わせることが多いです。

NYの古びたアパートメントやヴィンテージなカフェを連想させ、大人の男性にも人気があります。

貼り方のコツは柄を合わせること

レンガ柄の壁紙を使う時は、『柄を合わせること』がポイントです。柄が途中で途切れてしまうと、本物のレンガのように見えず、かっこよさが半減します。

壁紙が足りなくなって柄が途切れてしまった場合は、必ず同じ柄の部分を探して繋げるようにします。壁紙は多めに用意しておきましょう。

壁紙の種類が豊富な通販サイト

さまざまな壁紙が揃うのが『DIYショップ』の通販サイトです。

レンガ調、ウッド調、コンクリート柄など、ブルックリンスタイルには欠かせない壁紙が見つかります。壁紙を貼るときに必要な壁紙用ノリも揃います。

DIYショップRESTA 自分リフォームやクロス張替えを楽しもう

こだわりのDIYで愛着の持てるキッチンに

DIYは、カラーボックスやスチール棚など身近にあるものを利用して、できるだけお金をかけずに進めたいですね。100円ショップや通販サイトなどを最大限に活用しましょう。

自分で手掛けたキッチンは愛着がわき、料理がより楽しくなるでしょう。

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