梅酒の魅力的な効能って?おいしい梅酒で毎日健康に過ごそう

2019.03.08

甘さと梅の豊かな香りがクセになる梅酒は、そのままでも飲みやすいうえに様々な料理ともよく合い、男女問わず好む人も多いお酒です。しかも、ただおいしいだけでなく、適量であれば健康にも良い飲み物なのが梅酒です。どのような効能があるのか早速見ていきましょう。

 

梅酒ってどんな栄養素があるの?

梅酒の素になっている梅に対して健康に良いイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。その梅に含まれている代表的な栄養素とその働きなどを見ていきましょう。

クエン酸

クエン酸は有機酸(酸性の有機化合物の総称)の一種で、主にレモンやライムなどの酸っぱい食べ物に含まれる酸味成分です。柑橘類よりも梅のほうが簡単にクエン酸を摂取できます。

だいたい、大きめのレモン1個に約4g、梅干し1個に1gのクエン酸が含まれています。

(出典:クエン酸の効果とは? 共立食品株式会社)

栄養素を体内でエネルギーに変換させる「クエン酸サイクル」というものがあり、これにはクエン酸が必要不可欠になっています。このサイクルを活発化させることで乳酸が分解でき疲労が溜まりづらくなるのです。

また、吸収しづらいミネラルを吸収しやすくするキレート作用もあります。梅酒ならミネラルであるカリウムと一緒に摂取できるので非常に効率的です。

酸っぱい食べ物に多く含まれますが、梅酒なら甘味が強く酸味が抑えられているので酸っぱい食べ物が苦手な人でも飲みやすいでしょう。

 

ピクリン酸

ピクリン酸もクエン酸と同じく有機酸(酸性の有機化合物の総称)の一種で、肝臓の働きを良くする作用を持ちます。

肝臓の働きが良くなると体にどんな影響があるのかを知るために、そもそも肝臓の働きは何かというところからチェックしましょう。肝臓の働きを大きく分けると3つあります。

  • 解毒…体内に入った有害な物質を無害な物質に変換させる。
  • 代謝…食べ物から摂取した栄養素を貯蔵し、必要なときのエネルギー源にする。
  • 胆汁の生成…肝臓で作られた老廃物を流したり、脂肪を消化しやすくしたりする効果を持つ胆汁を作る。

お酒をよく飲む人が悪くなるイメージが強い肝臓ですが、近年ではお酒を飲まなくても非アルコール性脂肪肝(肝臓に必要以上の中性脂肪がたまった状態)になる人も増えているそうです。

脂肪肝を放置し悪化すると肝硬変や肝がんへと進行するケースもあるので、誰しもがケアをしたいところですね。

(参考:お酒を飲まなくても注意! 非アルコール性脂肪肝 オムロンヘルスケア)

ビタミンB2

ビタミンB2は皮膚や髪、爪などの健康維持や細胞の再生を助ける成分です。また、エネルギー代謝にも関係しており、精力的な活動にも必要となります。

ビタミンB2が不足すると口内炎や脂漏性皮膚炎になってしまう恐れがあります。また、肌の新陳代謝も上げてくれるので、健やかな肌を目指す人にも必要な栄養素です。

カリウム

カリウムはナトリウムを排出しやすくする作用があるため、塩分の摂り過ぎを調節したり、血圧を下げたりします。

カリウムは野菜や果物に多く含まれていますが、忙しい毎日を送る現代人はどうしても食事が偏りがちで、栄養素も不足しがちです。

塩分を摂りすぎると高血圧を始めとした生活習慣病に影響するので、しっかりと摂っていきたいですね。

サプリメントで補うことも可能ですが、その他の栄養素とも一緒に摂取できる梅酒なら手軽に美味しく効率的にカリウムを摂ることができますよ。

 

梅酒の効能って?どんな効果があるの?

それぞれの栄養素について見てきましたが、その栄養素が具体的に体にどのような影響を及ぼすのかを簡単にまとめました。

リラックス効果で疲労回復

梅酒には疲労回復やカルシウムの吸収を助ける効果が期待できるクエン酸が含まれていることに加え、ミネラルも一緒に摂取できるので精神的イライラも落ち着けることができます。

また、梅酒に含まれる「ベンズアルデヒド」という成分は桃やさくらんぼなどにも共通する、杏仁豆腐に近い爽やかな甘い香りを放ちます。

それに加え、蜜入り林檎に多く含まれ風味を良くしている成分「エステル類」も梅酒には含まれています。

これらの成分によりフルーティーで甘く爽やかな香りが実現でき、香りによるリラックス効果も期待できるのです。

酸っぱさで食欲増進

よく夏バテには梅干と言われますが、夏でなくても食が進まないときに梅干は効果的です。クエン酸による疲労回復や、酸味で胃液や唾液の分泌を促すことで食欲増進が期待できます。

食欲増進すると食べ過ぎてしまいそうで不安という人もいるでしょう。しかし梅干にはダイエット効果も期待できますよ。これは後述の「ダイエット効果も?」で解説していきます。

便秘や下痢にも効果あり

肝臓の働きを良くするピクリン酸は実は腸の働きも活発にしてくれるので、便通の改善が期待できます。

また、酸っぱいもの(クエン酸)を食べると唾液が出やすくなりますが、唾液の中にはアミラーゼという消化酵素が含まれており、このアミラーゼが消化を助けるので暴飲暴食などによる下痢の予防にも効果的です。

それだけでなく、殺菌作用も期待できるので食あたりによる下痢も起こしづらくなります。傷みやすい時季のお弁当に梅干を入れるのはこの殺菌作用があるからです。

ダイエット効果も?

梅の実にはバニリンという成分が含まれています。

和歌山県紀南地域に住む女性201人を対象とした疫学調査結果では紀州産梅干しを毎日食べている人は食べていない人に比べて、BMI値(肥満度を調べる値)が低いという結果でした。

バニリンを含む紀州産梅干しを摂取すると小腸で吸収され、脂肪を蓄えている脂肪細胞に刺激を与えます。その刺激によって、脂肪細胞が燃焼し、小さくなることで体重が減少することが期待されます。

(出典:バニリンの効能 紀州梅効能研究会)

このバニリンは梅の実に含まれているので、そのエキスが染み出している梅酒でも摂取できます。

脂肪を燃焼するとはいえ、梅酒はお酒なのでカロリーも低くありません。しかし、お酒を飲みたいときに我慢してはストレスになるので、どうせ飲むなら梅酒がおすすめです。

この後ご説明する適量を守って飲むようにすることで、ダイエット以外の効果も見込めますので、是非ダイエット中に味方にしたいお酒ですね。

女性にうれしい美肌効果

便通の改善に効果があると先述しましたが、それは=老廃物が排出できるということです。老廃物は皮膚のターンオーバーを妨げるので、それが排出できればターンオーバーを正常化できたり、むくみの解消に繋がったりします。

梅酒は女性にとって飲みやすいですが、それだけでなく美容効果もあるというのだから飲まない手はありません。

梅酒を健康的に飲むための適量は?

梅酒に様々な効能があるとはいえ、大量に飲めば良いというわけではありません。何事も適量というのが大事です。

1日コップ1杯がベスト

厚生労働省が推進する国民健康づくり運動「健康日本21」によると、「節度ある適度な飲酒量」は、1日平均純アルコールで約20g程度であるとされています。 一般に女性は男性に比べてアルコール分解速度が遅く、体重あたり同じ量だけ飲酒したとしても、女性は臓器障害を起こしやすいため、女性は男性の1/2~2/3程度が適当と考えられています。

(出典:お酒の正しい付き合い方を考えよう サントリー)

1日に飲む量は純アルコール量が20g以内が良いということですが、梅酒だとどのくらいの量にどれだけの純アルコールが含まれているのでしょうか。

それは、アルコール度数が13%の梅酒が1合(180ml)で純アルコール量20g弱と言われています。

(参考:酒類のドリンク換算表 久里浜医療センター)

当然アルコール度数が高いと純アルコール量が増えるので調整が必要ですが、男性で約180ml程度、女性で90~120ml程度が適量と言えるでしょう。

また、65歳以上の高齢者はアルコールの分解速度が下がることが指摘されているので、少なめに見積もると良いでしょう。

飲みすぎると逆効果に

梅酒に限らず、多量の飲酒は肝機能障害やがん、さらにはうつ病にまで発展してしまいます。適量を知って健康的に梅酒を生活に取り入れていきましょう。

(出典:生活習慣病を知ろう! スマート・ライフ・プロジェクト 事務局(厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課))

梅酒で元気な毎日を

梅酒にはさまざまな効能があり、健康を気にしたい人におすすめの飲み物です。ただし飲みすぎには注意しましょう。もしダイエット効果をより高めたい場合は、砂糖なしでも梅酒は作れるので自作するのがおすすめです。

梅酒の作り方を知りたい方はぜひこちらの記事もチェックしてみてくださいね。

おいしい梅酒の作り方。自分だけの特別な梅酒を自宅で作ろう

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