釣り用リールの正しい使い方は?すぐに実践できる基本ポイント

2019.03.07

釣り用のリールは、竿とともに使う釣り具です。ラインを遠くに投げるキャスティング時や回転させてラインを巻き取る際に、重要な役割を果たします。『スピニングリール』と『ベイトリール』の2種類リールの使い方と、基本ポイントを解説します。

リールの基本の持ち方

リールの持ち方が間違っていると竿のバランスも変になり、リールハンドルを回すのもやりにくくなります。まずは、リールの持ち方の基本を紹介します。

リールフットを挟むように竿を持つ

中指と薬指(あるいは人差し指と中指)の間に『リールフット』を挟むように持つのが基本です。これは竿をしっかりと握って、決して落とさないためであり、もう1つはリールの操作を楽にするためです。

また、ここを握った状態を想定して竿のバランスが設定されているので、もっとも竿の性能を活かせる持ち方ともいえます。

また、リールハンドルを回すときには、リールシート(竿にリールを固定す部品)を握っておこないましょう。間違っても竿尻を持っておこなってはいけません。竿がブレてしまい、巻きにくくなります。

ドラグの調整

ドラグを調整しておくことは重要です。『ドラグ機構』は魚が強く引いた場合に、スプールが逆回転してしまって糸が切れるトラブルを防ぐ構造になっています。

そのドラグ機構の強弱は『ノブ』で設定します。リールに向かって時計回り、右方向に回せばと効きが強くなり、それと逆に回せば効きが弱くなります。

試しに糸を手で引っ張ってみて、糸が少し出るぐらいで調整しておくのが妥当です。

スピニングリールの使い方

『スピニングリール』はもっともポピュラーなリールです。ライン(釣り糸)が巻きついている部分である『スプール』そのものが回転するのではなく、その周りの『ベール』が回転してラインを巻き取ります。

巻上げ速度が速いことや軽めのルアーを飛ばしやすいことが、スピニングリールの特徴です。ただし、巻く力が弱く、障害物が多い場所には向かず、構造上ラインにねじれが生じやすいので、ラインが絡むトラブル『糸ヨレ』に注意しましょう。

フィールドおよびターゲットを問わず、幅広く釣りに用いられるスピニングリールの基本的な使い方を解説します。

ラインを押さえてベールを起こす

基本動作としては、前述のように、右手の中指と薬指の間でリールを握ります。次にラインを右手の人差し指の第一関節に、押さえる感じで軽くかけます。

これが『フェザーリング』と呼ばれる、ラインの放出を調整する重要な動作でありテクニックです。ベイトリールでいうところの、親指でラインを押さえる『サミング』と同じ役割を果たします。

左手でベールを起こすときに、右手の人差し指にかけているラインを離すとラインが出てしまうので、気をつけましょう。

基本的なキャストの方法

キャストの際は、リールのベールをオープンにして、ラインを人差し指にフェザーリングして、竿をバックスイングして海側にまっすぐに出しつつ振り下ろしましょう。

この際、指にかけたラインを離すタイミングが、キャストのクオリティとして距離にも関わってきます。

『オモリ』が水の底に沈んでいくと、ラインが止まります。先ほど起こしたベールを戻し、ハンドルを回すとラインが巻き取れます。そして、ラインがたるまない状態にして釣りをします。

キャストのポイントは以下の3点です。

  1. 狙う方向へまっすぐに竿を振り下ろす
  2. 飛行角度は45度程度を目安にラインを放つ
  3. 着水するまでは竿を一切動かさない

ベイトリールの使い方

『ベイトリール』はプールが回転してラインを巻き取る機構のリールです。正確には『ベイトキャスティングリール』といいます。ラインにヨリがかからないのがメリットです。両軸リールとも呼ばれます。

ベイトリールでルアーを投げるのは、ビギナーには 難しいところがあります。しかし、 ブラックバス・シーバスにルアーを使う場合には『ベイトタックル』が不可欠です。スピニングタックルに慣れてきたら、ベイト タックルに挑戦してみましょう。

ブレーキシステムの調整

ベイトリールは、キャストの前に念入りにブレーキを調整しておかないと『バックラッシュ』の原因になります。バックラッシュとはスプールが回りすぎて余分なラインが絡んでしまうことで、キャスティング時に起こりやすいトラブルです。

ブレーキの調整さえちゃんとできていれば、初心者でもバックラッシュを恐れずにキャストができます。

ベイトリールには『メカニカルブレーキ』と、サブブレーキとして『マグネットブレーキ』か『遠心ブレーキ』のどちらかが搭載されています。メカニカルブレーキの調節ノブを絞めるとより強いブレーキがかかります。

マグネットブレーキを使っているベイトリールは、ハンドルの逆側の側面に付いている調整ダイヤルで強弱を調整します。

遠心ブレーキはハンドルの反対の方の側面が開くようになっていて、その中のキャップの役目を果たす『シュー』の位置の調節によってブレーキの強弱を調整します。初心者にはマグネットブレーキが扱いやすくでしょう。

キャストの3ステップ

第1ステップは、ベイトロッドのトリガーに人差し指をかけ、スプールに巻かれているラインをサミングしながら竿を握ります。これが基本の持ち方です。

第2ステップは、クラッチを切り、スプールからギアを外します。つまりスプールの動きをフリーにするのです。このときにラインが不必要に出ないようにサミングで押さえておきます。

第3ステップは真上に振りかぶり、1時から2時の方向になった時点でまっすぐに振り下ろします。そしてスプールから指を離してキャストをしますが、完全には離さず、親指でラインの出方を調節します。

これにより、バックラッシュの危険性をかなり減らせるうえに、余分なラインが出ることも防げます。そして着水するのと同時にサミングをすれば、バックラッシュも避けられ、キャストは無事完了です。

ベイトリールは穴釣りにもおすすめ

スピニングリールで穴釣りをすると、足元にある穴に仕掛けを落とし込む折に、頻繁にベールを上げ下げする操作が必要になるため、不向きとされています。

また、狭い穴で力があるロックフィッシュを相手にするには、巻き取りパワーが強いベイトリールの方が、それが弱いスピニングリールよりも断然向いているのです。

リールの基本を押さえよう

2種類のリールの特徴と違いをしっかり把握するのが大切です。初心者は、先にスピニングリールを習得し、次にベイトリールに進めばさほど難しくないでしょう。

基本を押さえて経験を積めば、キャストのクオリティもあがりますので、楽しみながら練習してくださいね。

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