デザインに関わる人が持っておきたい本6選。東京の本屋と図書館まで

2019.03.07

デザインを本から学ぶことには、さまざまな効果があります。デザインに関わる人や、興味がある人には、どのような本がおすすめなのでしょうか? おすすめのデザイン本や、デザイン本を多数そろえている本屋や図書館について紹介していきます。

本から得られることは?

デザインについての知識やインスピレーションを得たいとき、本から得られることはどのようなものなのでしょうか?

本からは、Webサイトや動画とは違った独特の情報を得ることができます。具体的にどのようなメリットがあるのか、いくつかまとめていきます。

土台となる基礎知識が勉強できる

本からは、デザインの土台となる基礎知識が学べます。本ならではの詳細な情報と、作者によって異なる論点から知識を学べるので、非常に参考になります。

実践的な知識に関する本の場合は、前情報がなければ、使われている専門用語の意味がわからない場合があります。しかし、このような本でまず大切なのは、どのようなことができるのかを知ることです。

スキルは、本を読んだだけでは身につきません。スキル本に関しては、まずは簡単に一読して、ある程度知識が身についたらしっかりと中身を理解するようにするのがポイントです。

センスが身につく

本からデザインのインスピレーションを得ようとすると、独自のセンスが身につきます。

もちろん、どんな本でもよいというわけではありません。自分がかっこいいと思うデザインがたくさん載っている本を選び、デザインを学ぶようにしましょう。

わかりやすく書かれている本であっても、掲載されているデザインが自分にとってよいものでなければ、その本から勉強している意味がありません。

自分の学んでいる本に載っているデザインが、自分のデザインの土台となることを意識して、センスがよいと感じる本を選びましょう。

賢い本の選び方とは

自分にあっている本を賢く選ぶためには、何に注目して選べばよいのでしょうか?

さまざまな本の中から自分好みで、ためになる本を選ぶのは大変に思えます。しかし、ポイントをおさえていけば、おのずと購入すべき本が浮かびあがってきます。

失敗しない本の購入の仕方について、知っておきたいポイントを紹介していきます。

自分の実力から選ぶ

まず大切なのは、自分の実力を客観的に把握して、その実力にあった本を選ぶということです。

デザインに関する本の中には、基礎知識を学べる本だけでなく、実践的なスキルが書かれているものも多数あります。

スキル本の中にも、さまざまなレベルに向けた本があります。初心者がいきなり上級者向けの本を購入してしまっては、内容が全くわからないということも起こり得ます。

自分の実力を理解し、現状の自分にとって必要な知識やスキルを学ぶことができる本を選ぶことが、確かなスキルアップへの近道です。

本の系統から選ぶ

デザインの本には、いろいろな系統があります。例えば、実践的なスキルについて紹介されている本や、ひたすらデザインの知識が記載されているものなど、その種類は多種多様です。

さらに、ビジュアル面でも異なる系統があります。文章重視で構成されている本だけでなく、目で見てわかりやすいデザイン本も販売されています。

自分が気になる本を手にして、よりわかりやすいものを選ぶとよいでしょう。

見た目や価格で選ばない

デザインの本だけあって、表紙がとてもおしゃれなものも多数あります。注意したいのが、表紙の見た目だけで購入する『ジャケ買い』をしないということです。

もちろん、表紙のデザインにあわせて、中身も素敵な場合もあります。しかし、表紙しか見ないで購入した後、中身が全然好みじゃないというケースも十分に考えられます。中を確認できる場合は、しっかりと内容も確認して購入しましょう。

もう一つ、デザインの本はほかの書籍に比べると価格が高いことが多いです。イラスト集などで全てがカラーページだと、そのぶん価格も上がります。

逆に、価格が安いからためにならない本である、というわけでもありません。価格によって本の価値を決めるのではなく、自分の感性を大切にして本を選びましょう。

デザイナーが持っておきたい本

ここからは、デザイナーが持っておきたいおすすめの本をまとめていきます。

既にデザイナーとして仕事をしている人だけでなく、これからデザインについて学びたいという人にもおすすめの本なので、どんな本があるのか参考にしてみましょう。

なるほどデザイン

『なるほどデザイン』は、デザインに関することを目で見て楽しむことができるように構成された本です。

デザインに関するヒントを求めている、新人デザイナーに向けて作られている本ですが、イラストや写真が多くて読みやすいため、既にデザイナーとして仕事をしている人だけでなく、デザインと関係ない職種の人でも楽しめる内容になっています。

活字だけは理解しにくいデザインに関する知識をビジュアル的に学ぶことができるので、多くの人から人気を集めている本です。

  • 商品名:なるほどデザイン
  • 価格:2160円(税込)
  • Amazon:商品ページ

ノンデザイナーズ・デザインブック

さまざまな場面に対応できる、本質的なデザインの知識を学ぶことができるのが『ノンデザイナーズ・デザインブック』です。

デザインには、基本原則として『近接・整列・反復・コントラスト』という四つの要素があります。ノンデザイナーズ・デザインブックでは、この基本原則に関する知識を深めることが可能です。

それだけでなく、街で見かける「いいな」と思えるデザインに関して、なぜそれをよいと思うのかを図解と一緒にわかりやすく分析することもできます。

実例からデザインの仕方と可能性を学べるので、持っていて損はない一冊だといえるでしょう。

  • 商品名:ノンデザイナーズ・デザインブック
  • 価格:2354円(税込)
  • Amazon:商品ページ

誰のためのデザイン?

デザイナーとして何かをデザインするとき、その思考を学ぶことができるのが『誰のためのデザイン?』です。

この本は、人間中心設計をインダストリアルデザインの中で広めた名著とされています。

デザインがどのような意図のもと行われるのか、ユーザーが使いやすい設計とはどのようなものなのかといった、ユーザー視点のデザインの考え方が学べます。

本の中では、実際に私たちの身の回りにあるデザインのライが多数取り上げられます。そのため、よいデザインと悪いデザインの実例がわかりやすく、私たちが日常的に使っているものの見方を見直す機会も与えてくれます。

  • 商品名:誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論
  • 価格:3564円(税込)
  • Amazon:商品ページ

東京周辺のデザイナーにおすすめな本屋

デザイナーにおすすめの本は、一般的な本屋などでは置いていないことが多いです。どこに行けば、デザイナーが満足できる少しコアな本を見つけることができるのでしょうか?

東京周辺には、専門的な書籍が集まっている本屋が複数あります。特に人気の高い本屋について紹介するので、早速みていきましょう。

渋谷 BOOK LAB TOKYO

渋谷の道玄坂に位置しているのが『BOOK LAB TOKYO』です。カフェスペースが併設されているため、一休みしながら本を探すことができます。

『つくる人を応援する』というコンセプトで作られたBOOK LAB TOKYOでは、デザイン本だけでなく、IT分野の技術書なども購入できます。

蔵書数も一万冊を越えるため、自分好みのデザイン本がきっと見つかる本屋です。

  • 店舗名:BOOK LAB TOKYO
  • 住所:東京都渋谷区道玄坂 2-10-7 新大宗ビル1号館 2F
  • 営業時間:7:00〜21:00
  • 公式HP

代官山 蔦屋書店

おしゃれスポットとしても人気を集めているのが『代官山 蔦屋書店』です。立地も外観もおしゃれですが、置いてある本は専門職の人でも満足できるものばかりです。

広大な売り場面積には、広告やデザイン関連の本をはじめ、写真集や建築関連の本など、クリエイティブな本が多数そろいます。

スターバックスが併設された一日中満喫できる施設なので、時間を作ってゆっくり本を散策すると気分転換にもなります。

  • 店舗名:代官山 蔦屋書店
  • 住所:東京都渋谷区猿楽町16-15
  • 電話番号:03-3770-2525
  • 営業時間:7:00~26:00
  • 公式HP

目黒 BOOK AND SONS

学芸大学駅から数分歩いた住宅街にあるのが『BOOK AND SONS』です。タイポグラフィを中心としたグラフィックデザインに関する本が厳選して取りそろえられています。

洋書・和書に関わらず、オーナーが一冊ずつ厳選して選ばれた本が並んでいるため、グラフィックデザインに関する通好みな本を見つけたい人におすすめの本屋です。

  • 店舗名:BOOK AND SONS
  • 住所:東京都目黒区鷹番2-13-3 キャトル鷹番
  • 電話番号:03-6451-0845
  • 営業時間:12:00~19:00
  • 定休日: 水曜日
  • 公式HP

デザインの本が充実した図書館

デザイン本を借りることができる図書館についてもみていきましょう。

本屋で購入しなくても、東京には、デザイン本を多数揃えている図書館があります。それぞれの図書館によって、そろえている本のジャンルに微妙な違いがあるので、自分の興味がある分野の本をそろえている図書館に行ってみましょう。

東京都現代美術館 美術図書室

近現代の美術に関する図書資料を多数所蔵しているのが『東京都現代美術館 美術図書室』です。

近現代に関する図書以外にも、展覧会に関するカタログを6万5000冊所蔵しています。

美術館が刊行している雑誌も多数揃えられていて、洋書・和書など国を越えた美術書を閲覧できるため、海外の蔵書を閲覧したい人でも満足できる図書館です。

  • 施設名:東京都現代美術館 美術図書室
  • 住所:東京都江東区三好4-1-1(木場公園内)
  • 電話番号:03-5245-4111
  • 公式HP

国立新美術館 アートライブラリー

『国立新美術館 アートライブラリー』では、美術に関する資料を多数所蔵しています。その領域は多岐にわたり、近現代美術を中心とした書籍や雑誌、現代美術の建築屋メディアアートの資料も閲覧できます。

そのほかにも、1946年以降に刊行された展覧会のカタログや、写真・印刷・デザインに関する多くの書籍や雑誌を揃えており、一日では足りないくらいのデザインに関する本を見ることができる図書館です。

  • 施設名:国立新美術館 アートライブラリー
  • 住所:東京都港区六本木7-22-2
  • 営業時間:10:00-18:00
  • 休館日:火曜日
  • 公式HP

デザインを本から学ぶ

本は、デザインを学ぶ上で欠かせないツールであると言えます。ネットだけでは拾いきれない知識やスキルの数々が、本には詰まっています。

初心者から上級者まで、レベルにあわせて多数のデザイン本が存在します。本屋で見つけるもよし、図書館で借りるもよし、きっとあなたにぴったりの一冊が見つかるはずです。

長い歴史の中で進化し続けているデザインを、本という昔から親しまれてきた媒体で学び、楽しんでみてはいかがでしょうか?

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