美術館のイベントで教養アップ。関東、関西の美術館2018年イベント情報

2018.07.31

美術館の雰囲気や、芸術家の才能を鑑賞する為に、美術館に行くことがあると思います。しかし、ただ鑑賞するだけではなくイベントに参加することで、より深く芸術品を知ることができます。全国の美術館で行われている教養が身に着くイベントを紹介します。

美術館開催のイベントへ参加してみよう

美術館は、偉大な芸術家たちの作品が飾ってあるだけではありません。

多くの美術館では、年齢を問わず、より美術作品に興味を持ってもらえるようなイベントやワークショップが開催されています。

教養が身につくプログラムが目白押し

欧米では古くから、倫理学や修辞学と同等にリベラルアーツ、すなわち美術や音楽が学ばれてきました。

美術作品は、ただ鑑賞するものではなく、その作品を通して見えてくる時代背景や宗教、哲学、価値観などを読み取ることができる貴重なものです。

美術館は、美術品に関しての知識を得る最高の場所です。学芸員やスタッフが行うガイドツアーや、芸術家を招いて行う講演会など、美術館には教養が身につくプログラムが目白押しです。

上野エリアの美術館2018年イベント情報・予定

東京都美術館

『都民の為の美術の復興を測る』目的で1926年に設立された『東京都美術館』は、2012年に完全リニューアルオープンし、ミュージアムショップやアートラウンジ、美術情報室など、美術館を訪れる楽しさを提供しています。

また、東京藝術大学とタッグを組み『とびらプロジェクト』というアートを通じて人との繋がりを育む活動に力を入れています。

東京都美術館では、2018年に『トビカン・ヤカン・カイカン・ツアー』や『建築ツアー』といったツアーを開催しています。『トビカン・ヤカン・カイカン・ツアー』は、夕方にライトアップされた東京都美術館を散策するツアーで、『建築ツアー』は、東京都美術館の建物を紹介するツアーです。

ツアーでは『とびラー』と呼ばれるアートコミュニケータがガイドを務めてくれるため、美術館に詳しくない人でも充実した体験になること間違いなしです。

どちらも定期的に行われているツアーなので、HPから日時の詳細を確認してみてください。

  • 施設名:東京都美術館
  • 住所:東京都台東区上野公園8-36
  • 電話番号:03-3823-6921
  • 開館時間:9:30〜17:30
  • 休館日 : 毎月第1・3月曜日(休日の場合はその翌日)
  • 公式HP

上野の森美術館

日本に最も古くからある美術団体、公益財団法人日本美術協会が運営するのが『上野の森美術館』です。重要文化財の公開や、定期的に開催される現代美術展や企画展など、幅広いジャンルのアートを紹介しています。

8月には美術の『夏期特別講座』が開催され、初心者から上級者まで、自分のレベルに合わせて美術作品を制作できる授業に参加する事ができます。

9月には『世界を変えた書物展』が開催され、ニュートンやダーウィンなどが残した功績を世に伝えた書物が展示されます。

  • 施設名:上野の森美術館
  • 住所:東京都台東区上野公園1-2
  • 電話番号:03-3833-4191
  • 開館時間:10:00〜17:00
  • 休館日:不定休
  • 公式HP

国立西洋美術館

西洋の美術作品を専門に扱っている『国立西洋美術館』は、フランス人建築家の巨匠ル・コルビュジェが設計を行い、彼の建築作品も多く展示されていて、東京で初めて世界遺産に登録されました。

難しそうにも見える西洋のアートですが、金曜日の夜と週末にはボランティアスタッフが1点につき10分程度の説明をしながら一緒に美術館を周れるツアーを行っていたり、水曜日と日曜日にはル・コルビュジェが設計した建物についてもスタッフと一緒に歩きながら楽しんだりする事ができます。

  • 施設名:国立西洋美術館
  • 住所:東京都台東区上野公園7−7
  • 電話番号:03-3828-5131
  • 開館時間: 9:30〜17:30 ※金・土曜日は常設展・企画展とも20:00まで
  • 休館日:月曜日(休日の場合はその翌日)、年末年始
  • 公式HP

東京その他エリアの美術館2018年イベント情報

国立新美術館

『国立新美術館』は、六本木駅から徒歩5分の立地にあり、建築家黒川紀章の設計で、日本最大の延床面積を持つ美術館としてオープンしました。

ここでは、国内の美術団体に作品の発表の場を提供している他、子供向けのワークショップや、国内外から人を招き講演会なども開かれています。

8月には『夏休みこどもたんけんツアー2018』が開催され、建築の構造を子供向けに紹介したり、普段見ることのできない、美術館のバックヤードを見学したりすることができます。

  • 施設名:国立新美術館
  • 住所:東京都港区六本木7-22-2
  • 電話番号:03-5777-8600
  • 開館時間:10:00〜18:00 ※企画展のみ金・土曜日は20:00まで
  • 休館日:火曜日(休日の場合はその翌日)、年末年始
  • 公式HP

東京オペラシティアートギャラリー

近代美術や現代美術を中心に、建築やファッションなどアートを様々な切り口で紹介し、展示しています。空間にもこだわりを持ち、展示室の大きさや天井の高さ、自然光や証明の配置にまでもこだわりをもっています。

7月〜9月には、20世紀を代表する芸術家イサム・ノグチが手がけた彫刻作品をはじめ、ニューヨークのチェイス・マンハッタン銀行プラザのために使った庭園に関わる資料や模型、モダンダンスの開拓者であるマーサ・グラハムと共に制作した舞台関連作品など、合わせて約80点を紹介します。

また、10月〜12月には、エストニア国立博物館の国際コンペに優勝し、今世界的に注目が高まっているフランスを拠点に活動する建築家田根剛による、館内の空間全体を作品として体験させるインスタレーションを展開する予定です。

  • 施設名:東京オペラシティアートギャラリー
  • 住所:東京都新宿区西新宿3-20-2
  • 電話番号:03-5353-0756
  • 開館時間:11:00〜19:00 ※金・土曜日は20:00まで
  • 休館日:月曜日(休日の場合はその翌日)、年末年始、2月第2日曜日と8月第1日曜日
  • 公式HP

森美術館

現代性と国際性を理念に持ち、アジアを中心に世界の現代アートを展示しており、文化や芸術を身近に感じられる環境づくりと、文化や社会についてオープンに話せる場所を提供しています。

8月には、子供向けにiPadで家をデザインする企画や、若者向けにタイの映画監督兼アーティストを招き、彼が日々行っているルーティーンを体験したり、作品制作を行ったりする企画が用意されています。

  • 施設名:森美術館
  • 住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52・53階
  • 電話番号:03-5777-8600
  • 開館時間:月・水〜日曜日10:00〜22:00、火曜日10:00〜17:00
  • 休館日:なし
  • 公式HP

関東エリアの美術館2018年イベント情報

横浜美術館

横浜開港から現代にかけての、日本と欧米の美術作品が1万点以上展示されている他、美術図書や映像資料なども所蔵し閲覧できます。

『子どものアトリエ』や『市民のアトリエ』といった講座やワークショップもあり、2018年も定期的に芸術の体験できる参加型のワークショップが予定されています。

また、学芸員や指導者が様々な作品を解説してくれる『ギャラリートーク』も定期的に行われているので、芸術品の教養を深めたい方にはとてもおすすめです。

  • 横浜美術館
  • 住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
  • 電話番号:045-221-0300
  • 開館時間:10:00〜18:00
  • 休館日:木曜日、年末年始
  • 公式HP

DIC川村記念美術館

広大な庭の中にあり、自然と芸術が同時に楽しめる『DIC川村記念美術館』では、1000点を超える世界の近代と現代の名画や名品が展示されています。

毎日14時から約1時間かけて、ガイドスタッフが展示品の解説をしながら美術館を周るツアーが行われています。

また、毎週第3土曜日には、ガイドと対話をしながら作品を鑑賞する参加型のツアーも行われているので、芸術作品についてより一層深堀できる機会があります。

  • 施設名:DIC川村記念美術館
  • 住所:千葉県佐倉市坂戸631
  • 電話番号:043-498-2131
  • 開館時間:9:30〜17:00
  • 休館日:月曜日(休日の場合はその翌日)、年末年始
  • 公式HP

群馬県立近代美術館

モネやピカソなどの西洋近代美術品や群馬にゆかりのある作家をはじめとする、日本の近現代美術作品が展示されています。

7月21日から8月26日の夏休み期間中は、19世紀後半に木版による美しい壁紙を生み出した『ウィリアム・モリスと英国の壁紙展』で、子供と大人が一緒に参加できるワークショップが行われています。

また同期間、壁紙を使ったオリジナルのコースター作りができるワークショップや、木曜日限定で、ウィリアム・モリスがデザインした布を使ったボタン作りも開催されています。

  • 施設名:群馬県立近代美術館
  • 住所:群馬県高崎市綿貫町992-1
  • 電話番号:027-346-5560
  • 開館時間:9:30〜17:00
  • 休館日:月曜日(休日の場合はその翌日)、年末年始
  • 公式HP

大阪エリアの美術館2018年イベント情報

国立国際美術館

世界の現代美術を中心に、約7000点が展示されている『国立国際美術館』は、外観までもが現代美術の発展を表す、個性的で目を引く建築になっています。

8月から9月にかけて、国立国際美術館副館長や、研究員を講師に招き、講演会やギャラリートークが予定されています。

また、小学生とその保護者を対象に、モスクワのプーシキン美術館に飾られているフランス絵画を題材に子供向けミニ・レクチャーも開催される予定です。

  • 施設名:国立国際美術館
  • 住所:大阪府大阪市北区中之島4-2-55
  • 電話番号:06-6447-4680
  • 開館時間:10:00〜17:00 ※金・土曜日は20:00まで
  • 休館日:月曜日、年末年始
  • 公式HP

あべのハルカス美術館

幅広いジャンルのアートを取り扱い、どんな人でも気軽に芸術や文化を楽しめる環境作りを目指しています。

7月13日から9月2日までの期間、『チームラボ学ぶ!未来遊園地』というウルトラテクノロジーが使われた最先端のデジタルアート展が開催されます。子供から大人まで楽しめる体験型のアートイベントで、創造性を育む新感覚のイベントです。

  • 施設名:あべのハルカス美術館
  • 住所:大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階
  • 電話番号:06-4399-9050
  • 開館時間:火~金10:00〜20:00、月・土日祝日10:00〜18:00
  • 休館日:一部の月曜日、年末年始
  • 公式HP

関西エリアの美術館2018年イベント情報

京都国立近代美術館

ガラス張りのモダン的なデザインが印象的な『京都国立近代美術館』には、京都や関西で活躍した作家の作品を多く集め、その他にも近代美術を中心に様々な芸術品を随時入れ替えで展示しています。

8月の注目イベントは、日本で唯一の国立映画専門機関である『国立映画アーカイブ』とタッグを組んで開催する『MoMAK Films』という映画の定期上映会です。

国立映画アーカイブが保存している約6万本の名作映画の中から、『美術館と映画』を結ぶ貴重な作品を鑑賞することができます。

  • 施設名:京都国立近代美術館
  • 住所:京都市左京区岡崎円勝寺町26-1
  • 電話番号:075-761-4111
  • 開館時間:月〜木・日曜日9:30〜17:00、金・土曜日9:30〜20:00
  • 休館日:月曜日(休日の場合はその翌)、年末年始
  • 公式HP

兵庫県立美術館

西日本最大級の『兵庫県立美術館』には、兵庫にゆかりのある作家の作品を中心に、約9000点の美術作品が展示されています。

教育プログラムとして、学芸員によるレクチャー式の解説会やギャラリートークが行われたり、作家本人を招いた作品の解説会を開かれたりと、多彩なイベントが開催されています。

  • 施設名:兵庫県立美術館
  • 住所:兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1
  • 電話:078-262-0901
  • 開館時間:10:00〜18:00 ※特別展会期中の金・土曜日20:00まで
  • 休館日:月曜日(休日の場合はその翌日)、年末年始
  • 公式HP

アサヒビール大山崎山荘美術館

登録有形文化財に指定された『大山崎山荘』と、世界的に有名な建築家の安藤忠雄が設計した2つの別館を美術館として利用しています。

外観、内観だけでもアートのセンスを感じる美術館には、民藝運動に参加していた作家の作品を中心に、陶磁器や織物、日本画、現代彫刻など約1000点が展示してあり、その大半はアサヒビールの初代社長のコレクションを寄贈されたものです。

展示品の中には、200年前の時計やオルゴールなどのアンティーク品もあり、学芸員にオルゴールの交換実演や演奏が聞けるイベントや、当館の建築を手がけた2人の男の人生をめぐる建築探訪ツアーなども開催されています。

  • 施設名:アサヒビール大山崎山荘美術館
  • 住所:京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3
  • 電話番号:075-957-3123
  • 開館時間:10:00〜17:00
  • 休館日:月曜日(休日の場合はその翌日)、年末年始
  • 公式HP

美術館開催のイベントを気軽に活用する

これまで美術館に行ったことがなかった人も、美術館の敷居が高いと感じていた人も、ガイドツアーや講演会に行って知識を得ることで、美術への関心がより深まることでしょう。

美術作品や芸術家の歴史などに興味が持てなくても、参加型アクティビティ形式のイベントも開催しているので、興味があるイベントを見つけて気軽に教養を身につけに行ってみてください。

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